養豚場mix 重力に逆らえない。 第5回東方シリーズ人気投票 キャラ部門投票コメント

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養豚場mix 重力に逆らえない

基本的にはPersona4のストーリーや設定が下地になっていますが、部分的には独自の設定が採用されています。 またタイトルからも分かるように、初期のメガテンであるデジタル・デビル物語を意識している為、オカルトやホラー要素が強くなるようにしていきたいと思っています。 かなりぼかしてもいるはずですが、グロい描写が出てきたりする事も考えられますので、苦手な方はご注意を。 本作はにじファンに投稿していた処女作の移転になります。 後になって見返して『これ、変じゃね?』と思ったり、あるいは指摘された部分に関しての修正などが多々出てくるかと思われます。 また、本作品にはPersona4の重大なネタバレ要素を含み、ROUNDABOUTにて事件の犯人が判明します。 また、sky's the limitに以降の話で事件の全容が明かされますが、かなりの部分にオリジナル要素が含まれています。 この小説を読んだ人の何人が、わかっていただけた事やら不安なネタでもあります。 また、オリジナルペルソナも登場します。 ご注意ください。 履歴 2012. 04 にじファン閉鎖のお知らせ 2012. 09 にじファンからarcadiaにお引越し開始 2012. 10 前書き部分修正 2012. 11 EURYTHMIC BATTLE移転により、arcadiaにお引越し完了 2012. 13 神話覚醒にてもう一人の花村、ロキの台詞を『』で統一 2012. 14 A Way of Life投稿 2012. 15 Labyrinth~午前2時の迷宮投稿。 そして友人との男気じゃんけんに勝利したので、『男の世界編』完結までの期間限定でその他板に移動します 2012. 20 にじファン閉鎖。 さようなら。 2012. 02 2012. 16以降繋がり難くなっていたarcadiaが復活。 Death match~死闘を投稿。 一部でアギラオンがアギダインになっていたのを修正。 他にも細かい部分を全話修正 2012. 03 What is it to Live a Life投稿 2012. 05 NEVER MORE~愛情カレーVer. 投稿 2012. 07 Soul Phrase投稿 2012. 10 I'll Face Myself投稿 2012. 11 IF WE BELIEVE投稿 2012. 13 IF WE BELIEVE誤字脱字の修正。 O…ME…GA~XTCver. 投稿 2012. 14 Spirit Of Fountain~光を投稿 2012. 16 OMEGA~聖戦を投稿、はかなき蝶にてアギラオンがアギダインに、マハブフダインがブフダインとなっていた間違いを修正 2012. 17 OMEGA~聖戦を修正、及びバエル戦を追加 2012. 19 OMEGA~聖戦に加筆修正、OMEGA~Communication PlayerVer. 投稿、O…ME…GA~XTCver. に題名変更 2012. 21 窓明かり投稿、OMEGA~聖戦にて中島とバエルの会話部分を変更 2012. を投稿 2012. 27 OMEGA~Strange JourneyVer. 28 Deep inside my mind投稿 2012. 30 MAGNETIC MAGICIAN投稿 2012. 07 OMEGA~Strange JourneyVer. o8 ANFINI~無限宮に出だし部分に追加 2012. 10 Ex~convict~前科者投稿 2012. 13 Fall'n Gods~魔王投稿、Ex~convict~前科者に追加修正 2012. 20 OMEGA~特別捜査隊のお料理地獄!! Ver. 投稿 2012. 22 Time To Make History投稿 2012. 24 Mass Destruction投稿 2012. 30 Burn my Dread投稿 2012. 05 RESET投稿、ジョジョの奇妙な冒険放送開始 2012. 07 Dr. AND MIND投稿 2012. 09 不幸に触れ、それは投稿 2012. 12 …の前の静けさ投稿 2012. 14 Step Up投稿 2012. 17 Jump up投稿 2012. 21 CHASER投稿 2012. 25 カテドラル投稿 2012. 28 Checkman~四大の御使い投稿 2012. 30 Checkman~四大の御使い出だし部分追加、及び一部修正 2012. 07 EVOLUTION投稿 2012. 11 key plus words投稿 2012. 13 EVOLUTION出だし部分追加 2012. 14 ROUNDABOUT投稿、そして遂に50話を突破 2012. 16 ROUNDABOUTにて出だし部分追加、及び犯人の独白部分を若干修正 2012. 11・17 Hallucination~魔界幻想投稿、OMEGA~聖戦をFall'n Gods~魔王に変更、Fall'n Gods~魔王をAn Encounter〜遭遇に変更 2012. 21 Pursuing My True Self投稿 2012. 24 LOVE SICK投稿 2012. 29 Dimensional Trip~時空の道投稿、神話覚醒にてもう一人の花村とロキの台詞が「」になっていたのを『』に修正 2012. 01 LOVE SICK出だし部分追加、一部修正。 ジョジょの奇妙な冒険アニメ版ファントム ブラッド完結 2012. 03 True Story投稿 2012. 09 FLAME・UP・FRAGMENT投稿 2012. 17 Dawn Of The Human Being投稿 2013. 28 Another World~黄泉の扉投稿 2013. 09 ROMANTIC HELL投稿 2013. 14 sky's the limit投稿 2014. 25 IZANAMI投稿。 クリスマス、おめでとうございます。 NAKAJIMA 'EL ELOHIM ELOHO ELOHIM SEBAOTH' 'ELION EIECH ADIER EIECH ADONAI' 'JAH SADAI TETRAGRAMMATON SADAI' 'AGIOS O THEOS ISCHIROS ATHANATON' 'AGLA AMEN' 窓にかけられたカーテンが白く点滅し、落雷を告げる音が聞こえた。 ザーザーと止む事の無い雨音と、異常な頻度の落雷に、少女は僅かに目を細める。 落雷の影響でブレーカーが落ちないか、心配したのだ。 僅かの時間、窓へと視線を向けていたが、ゆっくりと目の前のパソコンへと視線を戻す。 雨音だけが支配していた部屋の静寂に、カタカタとキーボードが叩かれる音が交わる。 遠くから奇声のような鳥の鳴き声が聞こえた。 近くの家でホラー映画を見ているのだろう。 少女は気にする事も無く、キーボードを叩き続ける。 「……ヨッド・ヘー・ヴァウ・ヘー……」 背中から聞こえてきた掠れた声に、体が小さく跳ねた。 「……母さん? 母さん!」 母が帰ってきたのかと、居間に聞こえるように声を張り上げるが、返事は無い。 机の脇に置かれた携帯電話を見る。 深夜と呼べる時間を、携帯電話の画面は写していた。 デザイナーの母は帰りが遅くなる事が多く、この日も少女は夜を一人で過ごしていた。 「気のせい、かな?」 或いは、疲れているのかも知れない。 そう考えて、少女はパソコンから視線を外し、目を閉じて体を伸ばす。 ちょうど、プログラムが完成した所でもあった。 後は、このプログラムを実行するだけ。 それだけだ……それだけの事でしかないのだ。 「……実行して、どうなるんだろう?」 理論としてはプログラム通りに動いたならば、 「……」 しかし、少女にはこのプログラムを実行する動機が無い。 必要性も無い。 或いは何も起こらないのかも知れない。 それならば、それで良いのだろう。 問題は起きてしまった時だ。 「……」 少女は目を閉じたまま、くるりと椅子を回して考える。 閉じた目の奥で、色々な人の姿が浮かんでは消えた。 「考えても、仕方無い」 少女はハンドヘルドコンピュータを起動させ、パソコンと繋いだ。 ハンドヘルドコンピュータとは、持ち運べる程度の小型サイズの携帯情報端末の事で、フルキーボードを備えながらもノートパソコンよりも小型な物を指すのが通常である。 少女の物は、少女自身が独自に作り上げた物で、通常の物よりも小形化されていた。 それこそCD一枚分より、若干大きなサイズしかない。 それでいて、スーパーコンピューターに勝る処理能力を有していた。 「……ふぅ」 プログラムがパソコンから、ハンドヘルドコンピュータに移されたのを確認して、少女はパソコンからプログラムを消去した。 バックアップも、残さなかった。 そこまでして、少女はパソコンの電源を落とした。 ハンドヘルドコンピュータの電源も落とそうとして、動きを止めた。 プログラムには、DEMONと仮の名称が付けられている。 少女は少しだけ考えて、ハンドヘルドコンピュータのキーボードを叩く。 DEMONの文字が消され、新しい名前がハンドヘルドコンピュータの画面に写し出されていた。 悪魔召喚プログラム、と…… 'RUN DEMON' IPL is set devise. IPL is looking for a program from FD0 IPL is loading DIGITAL DEVIL 携帯電話の着信音で、目が覚めた。 ディスプレイには、里中千枝と表示されている。 「……千枝?」 通話ボタンを押して、電話の向こうにいるであろう相手へと話しかける。 今日も雨が降っているのだろう。 窓の外から雨音が聞こえていたし、電話からも聞こえている。 「あ、朱美? ちょっと、どうしたの?」 「……? 何も無いよ? もしかして、声、変になってる?」 寝起きで声が変になっているのか心配したのだが、電話の向こうにいるであろう千枝からは呆れた声が帰ってきた。 「……朱美? 今、起きたんだよね?」 ようやく千枝の言いたい事が理解出来た。 「ああ、ごめん……今日、遅刻するから、先に行ってて」 「はぁー……もー、最近、夜更かしが酷くない? 体に悪いよ?」 「うん、注意するよ。 雪子にも謝っておいてくれる?」 「それはいいけど、後で自分でも謝っておいてよ?」 「もちろん。 それじゃ、また学校で」 「うん、また学校で」 通話を切った。 携帯電話のディスプレイで時間を確認して、溜め息を吐きながら起き上がる。 どれだけ急いでも、遅刻は免れない時間だった。 そして案の定、遅刻した。 雨も降っているし、あまり良い気分では無い。 そんな重い気分のまま2-2の教室に入ろうと、教室の引き戸を開けた。 「……」 教室中の視線が向けられ、僅かに居心地の悪さを感じた。 教壇の前には諸岡と、見覚えの無い男子生徒の姿。 銀髪で、どちらかと言えば大人しそうな草食系美男子に見えた。 「……ちっ、中島か……もういい、転校生は席に着け」 中島を見るなり、舌打ちするモロキン。 そんなモロキンに何か反応を返すでも無く、中島は自分の席へと着く。 と、転校生が自分の前の席へと座った。 他に空いた席も無いので、妥当ではあるのだけれど、いつも人のいない席に人が座ると違和感を感じてしまう。 『全職員・生徒に連絡します。 学区内で事件が発生しました。 通学路に警察官が動員されています。 それに伴い緊急会議を行います。 至急職員室までお戻りください』 突然の校内放送。 『全校生徒は連絡があるまで各自教室で待機するようにお願いします。 連絡、終わります』 「……というわけだ。 お前ら、指示があるまで教室から出るなよ、いいな!」 教室から出ないように注意して、諸岡が教室から出て行く。 一瞬、教室が静寂に包まれて、直ぐに騒がしくなった。 各々が近くの席の生徒と話している。 そんな中で中島へと今朝の電話の主である千枝と、友人の雪子が手を振りながら、話しかけてきた。 里中千枝は緑に黄のラインが入ったジャージ姿で、如何にも活発そうな少女だ。 天城雪子は逆で、赤いガーディガンを羽織った、和風で大人しそうな美人だ。 「おはよー、朱美」 「朱美、おはよう」 「おはよう千枝、雪子……今日は遅れてごめんね」 「いいって……それよりさ、緊急会議だって!」 「ああ、言ってたね……長くなりそうなら、部屋で寝てた方がマシだったかも?」 「あんまり夜更かししてたら、体に悪いよ?」 心配そうな表情の雪子に、中島は肩を竦める。 「注意はするよ……けど、緊急会議ってな……あれ?」 パトカーのサイレン音が鳴っている。 何人かの生徒は窓に駆け寄って、パトカーを見ようと外を凝視していた。 「くっそ、霧で何も見えねー」 外を見ている男子生徒の発言に、中島は首を傾げる。 中島が此処に来るまでの間も雨は降っていたが、霧は出ていなかったからだ。 「結構、近いね」 ポツリと、雪子が漏らす。 それで漸く、合点がいった。 「第一発見者は、この学校の生徒なんだろうね」 千枝と雪子が驚いた表情を見せる。 が、直ぐに納得した表情で頷いた。 「だから緊急会議を開いたのかしら?」 「だろうね」 「……例のバラバラ事件と関係があったりして」 千枝が口にした例のバラバラ事件とは、最近起きた事件で女性が全身をバラバラにされて発見された事件の事だ。 しかも、被害者の体からは血液が全て抜かれていたらしい。 不可解な事件であり、連日ワイドショーを賑わわせている。 「……そうだとしたら、第一発見者には同情するね。 トラウマになりそうだよ」 ただでさえ憂鬱な雨の日に、朝一番にバラバラ死体を発見したら、鬱病を発症させてしまいそうだ。 下降気味な気分を変えようと、視線を窓から前の席へと移す。 転校生と視線があった。 「あ、五月蠅かった? 悪いね……えーと?」 「いや、大丈夫だよ。 初めまして。 俺は鳴神悠、よろしく」 「僕は中島、中島朱美。 一年の間だけどよろしくね」 笑顔で挨拶をかわす。 悠は見た目の印象通りの好青年に、中島には思えた。 「あ、えーと……里中……さん?」 おそるおそる花村と言った様子で、花村陽介が千枝に声をかける。 陽介は悠と同じで、半年程前に都会から稲葉市に……父親がジュネスと言う大型デパートの店長を任され、こちらに引っ越してきたのだ。 ただ、普段は明るい性格なだけに、この反応は怪しい。 「何よ花村。 なんでさんづけよ?」 案の定、千枝も怪しんでいる。 「この前借りたDVD、スゲー面白かったです。 技の繰り出しが、流石の本場でした」 丁寧な言葉を使いながら、カクカクとやたら動きの早い陽介。 すぐさま、回れ右をして教室から撤退を図る。 「ごめんなさい! 事故なんです! 許してください! バイト代入るまで待ってください!」 謝罪の言葉を口にしながら、陽介が教室から逃げようと駆け出す。 「あ、コラ! 逃げるな!」 流石に怪しんでいた千枝の反応は早かった。 「貸したDVDに何した!」 千枝と陽介を挟む位置の机に手を置いて、綺麗に空中で横回転。 旋風脚が花村の側頭部を撃った。 まるで、アクション映画のワンシーンを見ているように中島は感じてしまった。 「カッケー」 近くの男子生徒がポツリと呟いた。 そんな感想を持たれた千枝はと言えば、倒れ伏した陽介に馬乗りになっている。 見方によっては、夢のようなシチュエーションなのかも知れないと、中島は他人事に思った。 「どわっ! 信じらんない、ヒビ入ってんじゃん!」 千枝の驚愕の表情と悲痛な叫び声が、虚しく教室に響いた。 「私の成龍伝説があぁぁ!」 それまで黙っていた鳴神が、ポツリと呟いた。 「楽しそうな友達だね」 悠の呟きに、中島と雪子は苦笑しながら頷いて答えとした。 席に着くなり、後ろの席の女子生徒……遠野瞳から話し掛けられた。 「ああ、女子アナの山野真由美が変死体で見付かったってニュース?」 昨日の晩、ニュースで騒いでいた内容から、瞳が飛び付きそうな内容を頭の中でピックアップして答える。 「そうそう、ソレ! ビックリしたよね、バラバラで、全身の血が一滴残らず抜かれてたって……!」 興奮して、身振り手振りを交えながら話す瞳。 稲葉市で同じ事件が、立て続けに二度も起きたのだ。 それだけでも騒がれそうな内容なのに、今度の被害者は有名人ときたから、騒ぎを煽る結果となった。 第一発見者は、やはりこの学校の女子生徒であった。 もっと言えば、知り合いである。 小西早紀。 中島達の一学年先輩で、実家は商店街の酒屋なのだが、経営が苦しいらしく、小西先輩はジュネスでアルバイトをしている。 TVに映る小西先輩は、やはりと言うか当然というか、青い表情をしていた。 「議員秘書の生田目と、不倫してたんだってね」 確かに、TVではそんな事も言っていた。 「雪子、朱美」 悠、陽介と話していた千枝が、いきなり中島と雪子を呼ぶ。 陽介が嫌そうな表情を見せている。 そんな陽介に、失礼な男だと中島は感想を抱いた。 中島は瞳に謝り、席を離れて転校生御一行の輪に加わる。 「花村が昨日のお詫びにビフテキ奢ってくれるってさ。 二人も一緒にどう?」 昨日はあれから一時間とかからず、学校は休校となっていた。 そのまま何事も無く、全員帰宅したのだ。 「僕も良いの、陽介? 太っ腹だね……その奢る金で、成龍伝説買えよと思わないでも無いけどね」 「朱美は決定ね、雪子は?」 「私は良いよ。 太っちゃうし、今日は旅館の手伝いがあるから」 雪子の実家は天城旅館という、結構立派な旅館を営んでいる。 雪子は一人娘で、将来は天城旅館の女将になるのだろうと、周囲からは思われているのだが、本人としてはどう考えているのかは解らない。 雪子には、雪子のしたい事や夢があるだろうと中島は考えている。 そういえば、件のバラバラ死体で見付かった山野アナも、確か天城旅館に宿泊していた事を中島は覚えていた。 口には出さなかったが、雪子は何か知っているのだろうかと中島は考える。 「ふーん、じゃあ仕方ないね。 雪子はまた今度行こう」 「うん、ごめんね……」 雪子は外れたが、実家の用事では仕方ない。 「放課後が楽しみだね、朱美!」 ウキウキと満面の笑みを浮かべている千枝に、あからさまに肩を落としている陽介がポツリと漏らした。 「……俺がみんなに奢るのは、決定なのな」 「ハナムラのサイフは死んだようだ……南無」 「南無、じゃねーよ! 助けてくれよ、中島さん!」 花村と愉快な仲間達の、朝一番の光景であった。 残念ながら、陽介の財布事情では、三人にビフテキを奢る事は難しかったようだ。 「マヨナカテレビって知ってる?」 世間話をしていた中での、千枝のいきなりの発言である。 話の流れとしては、陽介が今日のバイトを休んだ小西先輩の心配をしている発言をした所で、千枝が一気にヒートアップ。 陽介をからかいだしたのだ。 当然、陽介は否定したのだが、その時の陽介の様子が可笑しくて、中島はつい笑ってしまった。 そこから、先の千枝の発言に繋がるのだから中島も陽介も、ついでに悠も目を丸くしてしまっていた。 「雨の夜、午前0時に消えてるテレビを一人で見るんだって」 何故か稲川淳二風に語り出す千枝。 「……で、画面に映る自分の顔をじーっと見てると、別な人の顔が映るんだ。 それが、自分の運命の人なんだって!」 「あ、ごめん千枝……それってさ、TVじゃないと駄目なの?例えば、テレビが見れるパソコンとか、携帯電話じゃ駄目なのかな?」 「え? ……さあ? 駄目なんじゃない」 「そう、ありがとう」 これは所謂、都市伝説の類だろうと中島は考える。 しかし、なんで雨の日限定でテレビ限定なのだろうかと疑問に思う。 中島が言ったように、例えばパソコンや携帯で無い理由はなんだろうか。 回線の有無の違いはあるが、携帯もパソコンも余所のネットワークを利用しているのは間違い無い。 そんな中で、テレビと限定される理由が中島には思い付かないのだ。 噂なんだから、曖昧なモノと言われればそれで終わりではあるが。 「なんだ、そりゃ? お前、頭の中が温かいんじゃねーの? よくそんな幼稚な噂で盛り上がれんな」 陽介が余計な発言をした。 「よ……幼稚って言った! 信じてないでしょ!? 」 案の定、千枝は顔を真っ赤にして陽介に詰め寄る。 「信じるわけないだろうが!」 千枝と陽介が口論を始めたのを見て、中島の口から自然と溜め息が出た。 そこで、今まで沈黙を保っていた悠と視線が合う。 悠は苦笑しているように、中島には思えた。 「中島さんはどうなの? マヨナカテレビ、信じる?」 悠の質問に、中島は少しだけ考える。 「頭ごなしに否定する気は無いけど、僕自身は信じないかな」 「あ、そうなんだ」 悠は意外そうな顔を見せた。 「……意外そうだけど?」 「あ、ほら……さっき里中さんに質問してたから、興味あるのかなって思ってて」 「ふーん……そういう、鳴神君はどう? 信じる? 信じない?」 「うーん……直接、自分の目で確かめるまでは、正直、信じられないかな?」 中島と悠が呑気に話をしている間に、千枝と陽介の間でマヨナカテレビに関する案件が急速に進展していたようである。 「というわけで、今夜の0時に実行! みんなでやってみよう!! 」 千枝の発言に、中島と悠は顔を見合わせる。 「転校生くん」 「鳴神」 「鳴神くんもいい!? 」 千枝と悠の会話のテンポがおかしくて、中島は吹き出してしまった。 そんな中島に、千枝が不満そうな表情を向ける。 」 いきなり携帯電話が震えだしたので、驚いてしまった。 携帯電話を見ると、23:55にアラームで時間を知らせるように、セットしてあった。 そして、ディスプレイにはマヨナカテレビの文字。 それで千枝との約束を思い出した。 「……マヨナカテレビ、ねぇ?」 パソコンから、電源の入ってないテレビへと視線を移す。 そこで自分の顔が見えていないといけないのだと気付いて、席から立ち上がりテレビの前に座った。 0時までは、あと一分も無い。 しばらく黒い画面に映る自分を見つめる。 携帯電話のアラームが、今度は0時を告げた。 変化は無い。 「それはそうか」 安心したような、残念なような、どちらとも言い切れない気分で中島はテレビから視線を外した。 今夜は寝ようとベッドに向かおうとした中島の背中で、電源のついていないはずのテレビから、砂嵐の音が聞こえた。 「……え?」 テレビの画面が乱れている。 ザーザーと雨音のような砂嵐の音、そして画面が何度か揺れて、鮮明な画面が映し出された。 「こ、小西先輩!」 画面に映し出された人を見て、驚きで声が漏れた。 バラバラ死体の第一発見者で、今は自宅にいるはずの小西先輩が、テレビ画面に映っていたからだ。 小西先輩は何かから怯えるように、逃げているように見えた。 連続して起きている非日常的状況に、頭がついて行かない中島。 「て事は……僕の運命の人は……女っ!」 目眩がして、中島はテレビの画面に倒れるように触れた。 「……え?」 腕の先端がまるで水の中に腕を突っ込むかのような感覚で、テレビに吸い込まれた。 それだけでは無い。 体が引っ張られるのだ。 「……や、ヤバい」 何とか抜け出そうと、体を支えられそうな物を探すが無い。 不安だがテレビの縁を掴んで、体を引き抜こうと試みる。 「……っ! ……このっ!」 少しずつだが、腕がテレビの中から抜けてきた。 が、あと少し、と言う所で…… 「……ひっ!? 」 手首が、何かに、掴まれた。 腕を掴む力は強くは無いが、引っ張る力が段違いに強くなった。 「……っ!」 パニックに陥った頭が何とかしようと、体を動かした。 具体的にはテレビの枠を力の限り蹴ったのだ。 瞬間、手首を掴んでいた感覚が無くなり、蹴られたテレビが勢い良く倒れて画面がひび割れた。 「……な、なんだったんだろう?」 テレビが消える直前、女性の声が聞こえた気がする。 小西先輩の声では無い。 内容は良く聞き取れなかった。 「……夢、じゃないよね……?」 嫌な汗が背中を伝うのを感じながら、中島は何かに掴まれた腕を見る。 手首にはうっすらとだが、何かに腕を掴まれた跡が残っていた。 結果から言えば、4人が同じ内容を見た事になる。 「でも、見えたのが全員同じってのはどうなのよ?」 少なくとも、中島、千枝、陽介は小西先輩で確定した。 悠に関しては断言は出来ないが話を聞く限りでは、小西先輩だろう。 「つか、運命の人が女の人って、どーゆーことよ?」 千枝の発言に、中島は少しだけ考えてから口を開いた。 「まあ、運命の人では無いんだろうね……噂が流れる内に、内容が変わったんだろうけど」 ただ、小西先輩がマヨナカテレビに映った理由は、当然だが中島には解らない。 なにかあるのだろうとは、予想が出来る程度だ。 「あとさ、俺……画面に触ったら、マヨナカテレビの中に吸いこまれそうになったんだ」 悠の発言に、中島は飛び上がりそうになる。 昨日の恐怖を、鮮明に思い出してしまったからだ。 千枝と陽介は信じてはいなかったが、中島としては他人事には思えなかった。 「……あのさ、その……テレビに吸い込まれた時にさ、腕とか、掴まれなかった?」 悠に恐る恐る聞いてみると、悠は不思議そうな表情を見せた。 「腕? ……いや、掴まれなかったよ?」 また疑問が増えてしまった。 果たして中島が特別枠なのか、悠が特別枠だったのか。 どうせなら、か弱い乙女の自分じゃなくて、屈強……かどうかは解らないが、男性の悠の所に行けば良かったのに、と、理不尽な怒りを抱いてしまう中島。 もちろん、悠が悪い訳では無いと理解してはいるのだが…… 「あのさ、中島さん……目にクマが出来てるけど、大丈夫?」 「ダイジョウブダヨ」 あれから、中島はテレビを壊した事を母親から怒髪天を衝く勢いで怒られた。 普段が物静かなだけに、母の怒りは恐ろしいものであり、中島は平伏するしか術が無かったのだ。 悠はと言えば、マヨナカテレビを見た中島が怖がっていると思っているのだろう。 「大丈夫だよ」 優しく言ってくれた。 ……残念ながら、怖いのはマヨナカテレビじゃなくて、母親だったのだが。 「ごめん、私……先帰るね……」 4人から離れた所にいた雪子が、それだけいって帰って行った。 「天城も元気ないっぽいな」 「最近なんか忙しいみたい」 山野アナの一件で、ゴタゴタしているのだろう。 少し気にはなったが、中島は雪子の件は脇に置く事にした。 時間が解決するだろうと、この時はそう思ったのだ。 「しっかし、お前……テレビの中に吸い込まれたってのはどうなんだ?寝ぼけてただけじゃねーの」 陽介の発言に対して、『いや、実は僕もテレビに吸い込まれたんだよ……むしろ、なんか、腕とか掴まれたんだよね! アッハッハ』とは、中島も言い出せなかった。 「けど夢にしても面白い話だね、それ。 テレビが小さいから入れないとか、変にリアルだし。 ジュネスで一番サイズのあるテレビの前に、中島達は来ていた。 「……で、ここまで見に来たわけだけど?」 これは陽介の発言だ。 「つかデカ! 高ッ! こんなの誰が買うの!? 」 千枝が大袈裟に叫ぶ。 「金持ちじゃね?」 千枝に陽介が返す。 会話が途切れ、千枝と陽介が視線を合わせる。 中島と悠は、そんな二人をただボンヤリと見ていた。 「むん!! 」 千枝と陽介が異口同音で気合いを入れ、左手を腰に当て、右手でテレビの画面に触れる。 タイミングもバッチリだ。 相性が良いのだろう。 「アホらし、目が冴えてる時にやる事じゃねーな」 「そうだね」 目が冴えてるかどうかが問題なのでは無く、マヨナカテレビだったから吸い込まれたのだと、中島は思った。 思っただけで、口にはしなかったが。 「あ、そうだ! 今度、私のウチで新しいテレビを買おうって話してるんだけど、何かオススメある?」 「そーだな。 こちらなどいかがでしょうか、お嬢様。 この春発売されたばかりの最新型で……」 「高いよ! 全然ダメ!」 離れてテレビを物色し始めた千枝と陽介に、小さく溜め息。 確かに、実際に体験しないと信じがたい出来事ではあるのだが。 「……そう言えば、僕も新しいテレビを探さないと……」 「テレビがどうかしたの?」 独り言に返答があり、中島は少しだけ反応が遅れた。 「……え、あ……その、テレビ、昨日壊れたんだ」 正確には、壊したのだが。 「……それって、もしかしてマヨナカテレビと何か関係あったりする?」 「んー……秘密」 大有りだが、経緯はどうあれ、蹴って壊したとは中島には言えない。 「そっか……どんなの買うの?」 「詳しくはまだ決めて無いよ」 幾つかの最新型のテレビを、悠と二人で見て回る。 「あ、これ最新型の3Dテレビだ……裸眼でも3Dで見れるんだよね」 このような田舎町でこれだけの最新型を揃えられるのだから、ジュネスは凄い店だと中島は思う。 「あ、本当だ……でもさ、こういったテレビってなんで立体的に見えるんだろうね」 「右目と左目にズレた映像を送り込んでるからだよ。 そうする事で、平面の映像を立体的に見せてるんだ」 悠の疑問に答える中島。 目を丸くする悠に、中島は首を傾げた。 「あ、ごめん。 説明不足だったかな? そもそも、人間が物を立体的に認識するのは、左右の目の映像の違いを脳が処理して、奥行きを認識するからなんだ。 3Dテレビってのはこの仕組みを利用してて、この裸眼で見れる3Dテレビはインテグラルイメージング方式って呼ばれるタイプだね。 説明が難しいんだけど……ガラスの上に水滴みたいな形状のレンズを並べてレンチキュラーシートの背後に液晶パネルを配置してるんだ」 スラスラと説明する中島だが、悠が辛うじて理解出来たのは、人間は両目の認識の違いから立体的に物が見えると言う事だけであった。 それ以外では、レンチキュラーシートって、なに?程度の感想しか持てなかった。 「つーか、お前の安いってのは、どのくらいなんだ?」 「花村のコネで安くしてよ。 そしたら、ここで買うから」 「そーゆーのは無理だって……」 中島達とは反対側でテレビを物色していた千枝と陽介がこちらに来た。 千枝達に目を向け、悠へと戻すと悠はテレビの画面へと手を伸ばしている。 「どうしたの?」 「あ……いや、その……」 少しだけ困ったような顔の悠に、中島も苦笑する。 「大丈夫だよ。 ほら、テレビに触れたって何も……」 テレビに触れようとしていた悠か、悠につられた中島か、どちらが早かったのかは解らないが、二人が触れたテレビの画面が、まるで水のように波紋を広げて揺れた。 多少、警戒していた悠と違い、中島は完全に油断していた。 触れたテレビに引きずり込まれる状況に、一切の対応が出来なかったのだ。 「……えっ、あ……うわっ!」 バランスを崩し中島は、一気に腰まで引きずり込まれる。 挙げ句、中島に腕を掴まれた悠もバランスを崩して肩口までテレビに吸い込まれた。 「そう言えば鳴神、おまえんちのテレビ……て、おい!」 陽介が中島達の状況に気がついた。 「テレビに刺さってない?」 「おー、さすが最新型。 どんな新機能?」 二人の会話の間にも、中島と悠はテレビに吸いこまれている。 そのような状況を目の当たりにして、千枝も陽介も軽くパニックを起こした。 「マジだ……ホントに刺さってる。 すげーよ、どんなイリュージョンだよ!」 「タネは! 仕掛けは! どういう仕組みっ!? 」 「って、そんな事言ってる場合じゃねーよ! 客、客が来るって!」 「つか、すげぇー!! 」 完全にパニック状態の千枝と陽介。 それでも何とかしようと、千枝と陽介はテレビに吸いこまれつつある二人に駆け寄る。 「って、ちょ! まっ!」 助けるはずが、ぶつかり合い、バランスを崩して中島達をテレビに押し込んでしまい、自分達もテレビに吸い込まれる結果となった。 「ぐぇ!」 カエルが押し潰されたような声で、小さく悲鳴を上げたのは陽介だ。 「なんなの、いったい?」 周囲を見渡しながら、呟いたのは千枝。 「……スタジオ?」 何本もの鉄柱と天井から垂れ下がる照明が、中島にスタジオを連想させたのだ。 辺りに自分達以外の人影が無いのを確認して、小さく息を吐く。 「……誰もいない、か。 テレビの中が、スタジオってのも皮肉が効いてるよね」 「そ、そう言えば、ここってテレビの中なんだよね」 中島の言葉に、千枝が非日常的な状況に置かれている事を理解して、怯えた声を出す。 「テレビの中になんでこんなのがあんの! なにかのアトラクション!」 「んなワケねーだろ! つか、どーする?」 千枝の言葉に、ツッコむ陽介。 入り口から元の場所に帰る事が出来れば簡単なのだが、生憎と中島達が入ってきた入り口は、手の届きそうにもない上空にあった。 「取り敢えず、何か無いか探してみるのがいいかも」 周囲を見回していた悠が、落ち着いた声で提案する。 異常な事態にも冷静さを失わない悠の態度は、陽介と千枝を安心させたらしい。 「そうだな、とにかくここから出る事を考えねーと。 霧で周りが良く見えねーけど、行けそうなとこから行ってみようぜ」 陽介の提案に、悠も頷く。 4人がいるホールのような場所からは、左右に橋がかかっている。 どちらに進もうか、悠、陽介、千枝が顔を見合わせて、中島がいない事にようやく気がついた。 「あ、あれ……あ、朱美!」 「な、中島さんは……!」 「うん?呼んだ?」 中島は端の方で、縁から下を覗き込んでいた。 その姿を確認して、中島を除く三人が安堵の息を吐いた。 「ちょっ、もう……朱美! なにやってんの!? 」 「うん? いや、下の方が見えないかなって思ったんだけど……かなり深いね、全然みえない」 見る事を諦めた中島は身を乗り出していた縁から離れて、三人に合流した。 右か、左か。 四人は顔を見合わせる。 「左」 中島が先陣を切って、左に進む。 悠と陽介がそれに続く最後に千枝が追ってきた。 それからしばらくは一本道が続き、その間に何か起こるでも無く、四人は無言で歩き続けた。 「……待って、ドアだ」 突き当たりには、奇妙な渦巻き模様のドアがあった。 黒地に、黄色の渦を巻いたドアだ。 「見るからに怪しいわね」 「入るぞ」 「え、そんな、何の躊躇いもなく!」 陽介の言葉に、千枝が顔をひきつらせる。 「進めそうなとこ、ここしかねーだろ」 「……そうだけどさ」 他の三人がドアを開けて中に入るのを見て、千枝もそれに渋々続く。 「なんだ? 部屋……か?」 女性の部屋のように、中島には見えた。 部屋の隅には観葉植物があり、窓からは夕焼けのような赤い光が差し込んでいる。 それだけならば、或いは変哲の無い部屋であったのかも知れない。 壁には一面にびっしりと、着物を着た女性の写真が顔だけを破られた状態で貼られている。 部屋の中央には椅子と、天井から吊り下げられた縄で作られた輪。 「ポスターに、写真……写ってるのは誰だろうね?」 壁に貼られた写真の一枚を剥がして、ひっくり返す中島。 裏に恨み言が書いてある訳でも無く、中島は再び写真を表に向けた。 「見覚えはあるんだけどね……?」 中島の言葉に悠も写真を覗き込むが、彼にも解らないようで首を捻っていた。 陽介は写真よりも、椅子と縄の方が気になったようだ。 「この椅子とロープ……あからさまに、アレだよな」 怖いものみたさもあったのか、部屋を物色していた三人に、千枝が声を張り上げた。 「戻ろうよ!」 千枝の声に、三人は動きを止める。 千枝は真っ青な表情をしていた。 「戻ろうよ……気分悪くなってきた。 さっきのトコに戻って、違う道を探してみようよ! 私……こんな場所にいたくない!」 中島は部屋をもう一度、見回す。 この部屋には、来た道以外に別な場所へと繋がるドアは見当たらない。 「戻ろう」 「……そうだな。 なんか、この空気っつか分かんねーけど、気持ち悪くなってきたぜ」 これ以上、不安定な千枝の精神に負担をかけるのも良くないと、戻る事を決心した。 来た道を、同じだけの時間をかけて戻る。 「千枝……泣き顔も可愛いよ」 「泣いてねーよ、S島」 千枝を元気づけようと、励ましにもならない励ましをしながら、中島は携帯電話のディスプレイを確かめた。 携帯電話を使って助けを呼ぶ事は出来そうにない。 ハンドヘルドコンピューターがあれば、と中島は思う。 現状をどうにか出来るかもしれないのに、と思うのだ。 「何かいる?」 携帯電話から目を離すと、橋の終わりと中島達が最初にいたホールが見えた。 そのホールの中央に、明らかに人では無い何かがいるのが、中島には見えた。 「何か? 何かって何!」 千枝が一歩後退る。 「……なんだろう? デフォルメされたクマの着ぐるみ?」 頭と足が極端に小さく、胴体が極端に長いドラえもん体型の着ぐるみ。 そのように中島には見えた。 「おい、里中……おまえ行けよ、お得意のカンフーでさ」 「おま、ここは俺に任せろとか言う場面じゃない?」 一番後ろに下がる陽介と、部屋は怖がってた割に謎の相手にはやる気を見せる千枝。 男気の無さを見せ付ける陽介にツッコミながらも、戦闘態勢に入る。 「……ハッ!」 短く息を吐き出し、勢いよく突っ込んでの跳び蹴り。 「グェーッ」 跳び蹴りを顔面に受けた謎の着ぐるみが、叫び声を上げて倒れた。 「なんなんだ、こいつ……」 陽介が洩らした言葉は、この場所にいる全員の気持ちを代弁したものでもあった。 「……き、君らこそ誰クマ?」 「……こいつ……喋るぞ」 悠、千枝、陽介が警戒して僅かに距離を取るが、中島は問題無いのでは無いかと思っていた。 「……起こして」 体型から考えれば、そうなるだろう。 自分で起き上がれない謎の生命体が、彼らに起こしてくれるよう頼んできた。 害は無さそうだと判断した中島と、悠が二人掛かりでクマを起こす。 「えーと、ここは? 君は誰?」 謎の生命体へ、悠が質問を投げる。 「クマはクマだクマ。 ここに一人で住んでるクマ。 ここはクマがずっと住んでるところで、名前なんて無いクマ」 クマと名乗った生命体にも、ここがどこかは解らないようだ。 「キミ達は早くもアッチに帰るクマ」 「だから! こっちもそうしてえんだっつーの!」 「最近、誰かがココに人を放り込むから、クマは迷惑してるクマよ!」 「ちょっと、なんなワケ? いきなり出て来て人を放り込むとか!」 陽介と千枝、クマが口論を始める。 しかし、それよりも中島にはクマの発言に目を細めた。 (誰かが人を放り込んだ……ここに?) 何故、クマが誰かが放り込まれたのか理解出来るのかも疑問だし、本当に誰かが人を放り込んでいるのなら…… 「中島さん、どう思う?」 「どっち? クマ? 放り込んだ誰か?」 「両方かな」 「クマが理解出来るのは、或いは此処にずっといた……と言うか、此処で産まれたのかな?その結果として、感覚的に解るのかも知れない。 でも、誰かが人を此処に放り込むのは、なんなんだろう? ちょっと理由が思い付かないかな?」 この場所に人を放り込む事により生じるメリット、デメリットが中島には見えてこない。 悠もそうなのだろう。 腰に手を当てて、難しい顔をしている。 「だから、クマが外に出すっつってんの! ムッキー!! 」 いつの間にやら、クマが中島達を外に出してくれる流れになっていたらしい。 それはそれで嬉しいが、謎が残ってしまうのが中島には気掛かりであった。 「おわっ!」 クマが足で地面を二度叩くと、いきなり何もなかった空間にテレビが現れた。 「おおー、テレビ! これに入れば、帰れるってワケか」 行きもだが、帰りもテレビなのだから、マヨナカテレビとはやはりテレビで無ければいけないのだろう。 例えば、パソコンのモニターや携帯電話の画面では、何らかの条件を満たせないのか。 「朱美?」 気がつくと千枝の顔が間近にあった。 「……大丈夫?」 「大丈夫、問題ないよ……帰ろうか」 心配そうな表情の千枝に短くソレだけを告げて、中島はテレビの画面に触れた。 気がつけば、中島達はジュネスの家電品売り場にいた。 無事に帰ってこられたらしい。 ジュネスの放送が、山菜のタイムサービスを行う旨を告げている。 「もうそんな時間かよ」 タイムサービスを告げる放送を聞いた陽介の発言だ。 体感としては、そこまで時間が経ったようには思えなかったが、マヨナカテレビの中とココでは時間の流れが違うのだろうか。 或いは、非常事態であったが為に体感する時間が狂っていたのかも知れない。 携帯電話を見た時に、時間を確認しておかなかった事を、中島は少しだけ悔やんだ。 「あ……あれ」 悠が何かを見つけたようで、小さく声を上げた。 残る三人で悠の視線を追う。 そこには、演歌歌手の柊みすずのポスターが貼られていた。 「ああ、あそこにあった写真……柊みすずのか」 柊みすずは先日、バラバラで発見された山野アナが不倫していた元秘書議員の妻である。 「さっきの気味悪い部屋。 山野アナが死んだ件となんか関係あるのかな?」 千枝の言葉に応えられる者はいない。 この場所には。 「やめやめ! やめようぜ、この話! つか今日のこと、まとめて忘れることにするね! 俺は!」 「そうだね……」 「うん」 強がる陽介の言葉に、千枝も悠も同意して……それから、一言も話す事も無く、それぞれの帰路に着いた。 先の二人同様、全身の血を抜かれて…… RESET: SEI CLC XCE CLD X16 M8 LDX 1FFFH TXS STZ NMITIME LDA BLANKING STA INIDSP BJSR A. NAKAJIMA "EL ELOHIM ELOHO ELOHIM SEBAOTH" "ELION EIECH ADIER EIECH ADONAI" "JAH SADAI TETRAGRAMMATON SADAI" "AGIOS O THEOS ISCHIROS ATHANATON" "AGLA AMEN" 「……なあ、お前ら……昨日、マヨナカテレビ見たか?」 学校に登校してきた陽介の第一声が、これであった。 考え方によっては、随分と不謹慎な発言だ。 実際に千枝は目を細めて陽介に突っかかった。 「あのさ……人が死んでるのに、何を言ってるの?」 「わかってるよ、聞いてくれ!! 」 「解ったから、少し声を落としてくれない?」 声を張り上げる陽介に、中島は声を小さくするように頼んだ。 周囲に迷惑だからである。 「昨日のマヨナカテレビにも、やっぱり小西先輩が映ってたんだ。 先輩は、苦しそうにもがいてた。 それで……それでそのまま、画面から消えちまったんだ」 昨日のマヨナカテレビに小西先輩が映っていた事実。 中島は山野アナが発見される前日に、隣のクラスの稲葉政男が山野アナが俺の運命の人だと騒いでいたのを思い出した。 山野アナもバラバラで発見される前にマヨナカテレビに映っていた。 偶然なのか、そうでは無いのか……中島には解らないが、偶然とは考えにくいと判断した。 「先輩と山野アナ、似たような状態で見つかっただろ? お前、この前、山野アナが俺の運命の人だって騒いでた奴がいたって言ってたよな?」 「なによ、それ? 何が言いたいの?」 「どうしても繋がってるようにしか思えないんだよ。 なあ、俺はおかしな事を言ってるって思うか?」 中島は考える。 被害者の三人全員がマヨナカテレビに映っていたと仮定して、三人は何故マヨナカテレビの中に入り込んだのか。 偶然、マヨナカテレビを見た際にテレビ画面に触れてしまったのか。 或いは、クマの言ったように誰かが被害者の三人を引きずり込んだのか。 引きずり込んだとして、それによって生じるメリットとデメリット。 一つだけ思い付くのは、マヨナカテレビの中であるならば他者に見られる心配は無い。 或いは、それが一番のメリットかも知れないが、逃げられた際のデメリットはどうなるのだろう。 「俺、どうしてもあっちの世界に行って、確かめたいんだ! 先輩に関係する場所があったかも知れない。 なんで先輩が死ななきゃならなかったのか、知っときたいんだよ!」 陽介の声で思考に沈んでいた意識が、浮上する。 「俺、お前達の事、ジュネスで待ってるからさ」 陽介は真剣な表情で一方的に告げて、去っていた。 マヨナカテレビの中に行くには、悠か中島が一緒にいる必要がある。 悠はどうするかは解らないが、中島は行く事を決意していた。 「……しかし、これは典型的なパターンかも知れないね」 好奇心は猫をも殺す。 手にゴルフクラブを持ち、腰には命綱にするのであろうロープを巻いている。 「来てくれたのか!」 笑顔を見せる陽介。 多分、この場所に警察がいたら問答無用で捕まるんだろうなと、中島は感想として思った。 「バカを止めに来たの」 千枝の発言に、中島は驚く。 千枝と悠はマヨナカテレビには行かない決心をしたのか。 陽介と二人でマヨナカテレビに突入する事に、正直、かなり不安を覚えてしまう中島。 「あんたの言ってるようなことが仮にマジだったりしたら、あんたの身にも何が起きるか分からないんだよ。 向こうで何があっても、知らないんだからね」 「僕は行くけどね」 話の腰を折るようで千枝には悪いが、先に意思表明をしておく。 陽介の嬉しそうな表情とは反対に、千枝の目が吊り上がった。 「……中島さん」 「朱美! ダメだからね!」 バックからハンドヘルドコンピューターを取り出し、中島お手製の器具を取り付ける。 「大丈夫だよ、一度行って帰ってこれたんだからね。 此処から入れば、あのクマに逢える公算も高い」 一度帰ってきたからと言って、もう一度帰ってこれる保証はどこにも無い。 そんな事は中島も理解していたが、千枝を安心させる為にそれを口にしたのだ。 「……里中、お前はこっちに残ってコイツを持っててくれ。 向こうには俺たちで行く」 陽介はロープの端を千枝に渡す。 映画や漫画のお約束通りならば、無駄になりそうな気もするがどうだろう。 「鳴神くんも、二人になんとか言ってやってよ」 「お前も放っておくことなんて出来ないよな」 陽介と千枝の二人から決断を迫られる悠。 いや、決断を強いられているんだ! 「……解ったよ。 陽介だけじゃ中島さんも不安だろうからね、俺も行くよ」 中島にとって、これは嬉しい参入であった。 陽介は中島と悠に、ゴルフクラブを渡す。 「ああ、バカだ! こいつらバカだ! 朱美はともかく、鳴神くんがそんな人だとは思わなかったよ」 「千枝ちゃん? 朱美はともかくって、それはどぉーゆぅ意味なのかなぁ!」 逃げようとする千枝の頬を摘み、伸ばす。 手触りの良さが、心地良い。 「よし!行こうぜ!! 里中、怪しい奴に見えるかもだけど、留守番よろしく」 言いたく無かったので言わなかったけど、間違い無く陽介の方が怪しかったと中島は思う。 千枝の頬を離して、テレビに向き合うと悠は既にマヨナカテレビへと入っていた。 続いて、陽介がマヨナカテレビに。 最後に中島がマヨナカテレビへと手を伸ばした。 「戻ってきてよ、絶対に!! 」 不安な表情の千枝に、中島は。 「I'll be back」 渾身のドヤ顔と、サムズアップで答えた。 「キ、キミたち……なんでまた来たクマ」 目を丸くするクマに、陽介が答える。 「ちょっと、真実をつかみにね」 陽介の発言を聞いていなかったのか、聞く気は無かったのか、クマが三人を指差す。 「わかったクマ! 犯人はキミたちだクマ」 こうのたまった。 取り敢えず、中島はクマの事は陽介と悠に任せてハンドヘルドコンピューターの電源を入れる。 家で実験した時には使えたが、マヨナカテレビで使える保証は無かった。 ハンドヘルドコンピューターのディスプレイに光が灯り、中島はキーを叩く。 数秒後、ディスプレイに表示された結果に安堵の息を吐く。 (と、言う事はこっちの世界でも電波自体は使えるのか……それなら特定の電波を発する機械と、それを拾う機能を携帯電話に後付けすれば、携帯電話が使えるようになるかな?) 厳密にはもっと細かい調整は必要だし、携帯電話が使えると言っても仲間内の中だけでの事だ。 当然ながら外からの電波も届かなければ、届ける方法も無い以上は外と連絡を取る事は出来ない。 しかし、仲間内だけでも連絡が取れるようになるメリットは大きいと中島は考えていた。 「キミたちはここに入れる! 誰かから放り込まれた感じもしない! だから、キミたちが犯人クマァァア!」 ドヤ顔で言うクマを無視して、中島はハンドヘルドコンピューターを閉じて上着のポケットに仕舞う。 半分以上がポケットから出ていて、多少不格好なのは気になるが仕方無い。 中島は空いた両手で、改めてゴルフクラブを握る。 (えーと、どうやるんだっけ……? 確か、持つ手はリラックスしてあまり力を入れないように握る。 それで、脇を締めてコンパクトに振る。 振る時は振り抜くんじゃなくて、対象に当たる場所に置くような感覚で振るんだよね、確か。 あ、軸足は固定して反対の腰を回転させて振る……こんな感じかな?) 「……な、中島……さん」 「うん! なに?」 悠に呼び掛けられた中島は、素振りを止めて悠達へ顔を向ける。 悠、陽介、クマの三人が何か怖いものでも見たような表情で、中島を凝視していた。 「……中島さん、何を……してるの?」 「犯人に遭遇した時の事を考えて、素振りだけど?」 犯人がどのような人物かは分からないが、人をバラバラにするような相手だ。 刃物くらいは持っている可能性は高いだろうと、中島は推測していた。 「……そうなんだ」 「……そーか」 「……そうかクマ」 なんだか微妙な表情の三人に、中島は首を傾げた。 「……や、やっぱり犯人はキミたちクマ!」 言い切るクマに中島は、ゆっくりとゴルフクラブを構えた。 「もしも僕達が犯人だったら、このゴルフクラブでクマをボッコンボッコンにしてるよ?」 静かに言い切る中島に、クマが怯えて悠の後ろに隠れた。 過剰に怯えられて、中島の口から溜め息が漏れた。 「中島さんの言う通りだよ。 でも、俺達はキミをボコボコにしない。 キミも俺達に危害を加えてこない。 だから信用できる……それじゃ、駄目かな?」 悠の説得にクマは、 「そっか」 いとも簡単に納得した。 中島はそれで良かったが、陽介は不満だったらしい。 「俺の時と態度が違うじゃねぇかよ!本当に納得したのかよ」 「まだ疑いは晴れてないけど、二人はクマの事を起こしてくれたクマ。 信じて良いクマよ」 初めてあった時の事に、クマは恩義を感じていたようだ。 「その代わり、言ってる通りに犯人を捜し出して欲しいクマ。 クマは……ただ、前みたいに静かに暮らしたい……だけ……クマ」 悲しそうな表情のクマに、三人は顔を見合わせる。 「……もし、言ってる事が本当じゃなかったら……ココから出してあげないよ!」 一転、明るい表情のクマに陽介も余裕の笑みを返す。 「……こいつ。 へっ、でも前の俺達とは一味違うぜ! 今回はちゃあんと命綱を……あれ?」 命綱をドヤ顔で手繰り寄せる陽介。 しかし、その命綱は中島の予想通り、お約束の仲間入りを果たしていた。 「くっそ! 言われなくても、犯人くらいちょちょいっと見付けてやるからよっ! きちんとこっから、俺達を出して貰うかんな!! 」 クマは涼しい顔で、陽介の言葉を聞き流していた。 そんな中で、悠が口を開く。 「一つ聞いてもいいかな? あの番組……マヨナカテレビって、ここのスタジオで撮影されてたりする?」 悠の疑問は、中島も考えなかった訳でも無い。 が、違うであろうと結論を出していた。 この場所は山野アナが、マヨナカテレビに入った事で生まれた場所のはずだ。 もちろん元型となった場所か或いは光景があるのだろうが、それは関係無い。 何故ならば、山野アナが来る前にバラバラ死体で見つかったOLもマヨナカテレビに映っていたはずだからだ。 山野アナ、小西先輩だけならばこの場所で撮影されたとも考えられるが、山野アナが来る前……つまり、山野アナによってこの場所が出来上がる前に、マヨナカテレビに映った人がいる以上、この場所はたまたまスタジオであっただけで、あのマヨナカテレビの映像そのものとは関係無いはずだ。 山野アナがマヨナカテレビに入ってきた結果によって、生まれた場所があるとする根拠は、当然ながら柊みすずの写真やポスターの部屋の存在があったからだ。 あの部屋は、山野アナの深層意識が作り出した部屋なのだろう。 なら、表層意識が作り出した場所がある筈だ。 それがこのスタジオなのでは無いだろうか。 ただ、この推察はマヨナカテレビと、先の三件のバラバラ事件が関与している事が前提となっている。 もしかしたら中島の知らない事実があり、間違った推察となっている可能性も少なくは無い。 全てを判断するには、中島達に与えられた判断材料が少なすぎた。 「バングミ?サツエイ?」 クマには、そもそも番組も撮影も理解出来なかったようだが。 「ココは元々こういう世界クマ。 誰かが何かを撮影するとか、そんなのは無いクマ……そうだ! 前に放り込まれた人が消えた場所に案内するから、ついてくるクマ」 「いいか、俺らの世界じゃ人が死んでんだよ! こっちみたく、霧が出るたびに死体が上がってる」 陽介の発言に、中島は首を傾げた。 バラバラ死体が出た日に、霧なんて出ていた記憶は無い。 事件の前後に限らず、霧が出ていた事なんて無かったはずだ。 (……あれ、こっちみたく?) 中島は周囲を見渡す。 霧なんて見えない。 理屈は解らないが、中島にはそもそも霧が見えないのだろう。 (……うん? と言う事は、死体が出ている時の霧とマヨナカテレビで陽介が見てる霧ってのは、同一の物って事なのかな?) 当然ながら、自然現象として起きる霧は中島にも見えている。 マヨナカテレビと、バラバラ死体が見つかった日に出る霧だけが見えないのだから、この二つは同一なのだろう。 ただ、この二つの符合が何を意味するのかは中島には解らない。 「……ほら、中島もコレをかけるクマ」 クマが中島に眼鏡を差し出してきた。 思考に没頭していて、話を聞いていなかった中島は悠に助けを求める視線を送った。 「あ、それをかけると霧が見えなくなるんだ。 中島さんもかけた方が良いよ」 便利な物がある物だ、中島はそう思う。 しかし、中島には最初から霧が見えていない。 そんな状態で眼鏡をかけたら、どうなるのだろう。 「……っ!」 度の合ってない眼鏡をかけた時のように、ぼやけた視界に脳が処理仕切れず体が揺れた。 直ぐに眼鏡を外して、クマに返す。 「ごめん。 ちょっと度が合ってないみたいだ」 「えっ! そうクマか! それは悪いことをしたクマ」 大袈裟に驚き、落ち込むクマ。 中島としては無くても問題は無いのだが、言っても仕方が無い。 と、前に見たのと同じで黒字に黄色の渦巻き模様のドアが見えてきた。 前回と同じならば、此処を潜ると別な場所に繋がっているのだろう。 クマが先導してドアを開ける。 次いで、中島がドアの向こうへと足を踏み入れた。 「……これは?」 そこは中島の見慣れた商店街であった。 いや、中島の見慣れた商店街を元型にした赤い石造りの海であった。 商店街全体が、様々な赤石によって閉鎖されている。 商店街を封鎖する石は小さい物でも中島の身長の三倍はあり、とてもではないが商店街の外を覗く事さえも出来そうにない。 「……なるほど」 要するに小西先輩は商店街を閉鎖された場所と捉えていたのだろうと、中島はこの商店街から推測した。 何故、赤い石なのかは解らないが、或いは小西先輩自身にも理解出来ない意識の中に何かがあったのかも知れない。 全体的に見慣れた商店街でありながら、迫るような赤石の配置は歪な不快感を人に与えるように出来ていた。 「……なんじゃ、こりゃああああ!」 「……っ!」 お約束の陽介の反応に、僅かに不快感を露わにする悠。 「さてと……」 中島はハンドヘルドコンピューターを開く。 画面には中島を示す青い点と、悠と陽介にクマを示す赤い点が点滅していた。 画面には常に丸い波形が流れており、中島達が通ってきた道を中心にしてある程度の地形が表示されている。 その中で赤い線のチェックポイントがついていた、その部分が先ほど中島達が通ったドアを表していた。 「……中島さん?これ、なに?」 いつの間にやら、後ろからハンドヘルドコンピューターのモニターを覗き込んでいた悠が、中島に尋ねる。 「うん? これ? んー……詳しい説明は省くけど、ここに外付けの機械が付いてるでしょ? 此処から、一定の間隔で電波を飛ばしてるんだ。 その飛ばした電波から帰ってくる反応を元にして、僕達が通った場所から近い距離の場所を自動的にマッピングしてるんだよ」 悠は感心したように頷いている。 「最近は便利な物が売ってるんだね」 「んー? 少なくとも、ジュネスには売ってなかったね。 これは僕が作ったから」 オートマッピングの動作が正常に続いているのを確認して、中島は再びハンドヘルドコンピューターをポケットに戻した。 「……最近、ここみたいなおかしな場所が出現しだしたクマ。 ただ言える事は、今ココにいるものにとって、ココは紛れもない現実クマ」 「現実? よくわかんねーな。 けど、ここが商店街と場所が変わってねーなら、この先は……」 コニシ酒屋。 三人目の被害者、小西先輩の実家が営む酒屋さん。 最近はジュネスにおされ、客足も遠のいていると噂されている。 そして、このコニシ酒屋のドアも渦巻き模様のドアであった。 この先の部屋が中島の推測通りならば、小西先輩の深層意識が作り出した部屋となる。 (……陽介の顔がグチャグチャに切り刻まれた写真とかあったりしたら、どうしよう?) 先の山野アナの部屋を思い出し、嫌な想像をしてしまう中島。 「……ここで、小西先輩が……!」 陽介が苛立った様子でドアに触れる。 ドアがまるで水のように波打ち、波紋が走った。 「……ま、待つクマ! やっぱり襲ってくるクマよ!」 焦ったようなクマの様子に、陽介も様子のおかしいドアから離れる。 「い、いるって……何がだよ」 陽介の問い掛けに、クマは短く答えた。 「悪魔」 コニシ酒屋のドアの波紋が、徐々に早く強くなっていく。 明らかに危険を感じさせる物だが、クマの方を向いている陽介は気付いていないようであった。 何かが臨界点を超えたかのように波紋が止まり、ドア全体が軟体のようにグニャグニャと動き始めた。 「花村っ!」 悠が声を張り上げながら動き、中島も声を出しはしなかったが動いた。 二人で陽介の襟首を掴むと、後ろに倒れる程の勢いで強引に陽介をドアの近くから引き離した。 「ってぇ! なにすんだよ!? 」 抗議の声を上げたのに僅かに遅れて、陽介の頭上を何かが掠めて通り過ぎた。 「……な、なんだ?」 陽介が頭上を通り過ぎた何かへと、倒れたままの姿勢で視線を向けた。 そこには異形の存在がいた。 全身に赤いスカーフを巻いた白のパンツスーツの、指のサイズしかない少女。 おかっぱ頭のカッパのような生物。 全身が青く、空洞のような目と鼻しかない生き物。 後半二つは、フォルムだけは人間だが、明らかに人間では無い化け物だ。 (……な、なにアレ! 悪魔? 悪魔……え、は? アレが小西先輩を殺した? と言うか、悪魔なんて……違う。 もしかして、僕達も狙われてる?) 軽いパニック状態に陥った中島の頭の中で、要領を得ない思考がグルグルと回っていた。 「ピクシーにオバリオン、ポルターガイストだクマ」 クマの叫び声。 ピクシーは何となく解ったが、オバリオンとポルターガイストはどちらがそうなのかは、中島には解らない。 「花村、中島さん! 逃げよう!!」 悠の声で我に返る。 全身のバネを使って、中島も陽介も体を起こした。 「あー、逃がさないよ!ジオ」 ピクシーが指で中島をさす。 その指先から小さく放電が起こり、次には電撃が中島に向けて飛んできた。 ギリギリで体を横にずらして電撃から逃れる。 その電撃は中島の制服を掠めて、後ろにあった人の二倍近い大きさの赤石を吹き飛ばした。 「……うそ」 どう楽観的にみても人間が直撃を受けたら即死する破壊力に、中島は笑いたくなった。 人間とは非現実的すぎる恐怖を目の当たりにすると、自己防衛の為に笑いが出てくると言うが、その意味を初めて中島は実感した。 そこで、初めて中島は自分が地面に倒れていた事に気が付いた。 先ほどの電撃が赤石を吹き飛ばした時の衝撃で倒れたのだろう。 自覚した途端に全身が痛み、視界がぼやけた。 そのぼやけた視界の中に、制服から落ちたらしいハンドヘルドコンピューターが映った。 (……体……痛い、死ぬ? 死んで……しまう? 痛い、苦しい……苦しいのは……怖い……から……痛い、怖い……死にたくない…………悪魔……殺され……プログラム……使えないかな……) ぼやけた視界と、雑多で上手く焦点を合わせてくれない思考の中で、中島は少しだけ体を引きずってハンドヘルドコンピューターに触れた。 幸い、ハンドヘルドコンピューターは故障はしていない。 中島は震える指でキーボードを叩く。 悪魔召喚プログラムの実行。 ハンドヘルドコンピューターの画面に凄まじい量の……とても目では追いきれない程の速さと量でデータが読み込まれては実行される。 画面には複数のウィンドウが開き、複雑な図形や数式、言語が画面に刹那と表示されては消えていく。 プログラムの中で、悪魔召喚の儀式をエミュレートして実行しているのだ。 画面上にテトラグラムマトンが表示される。 (……なにも……起きない……? 失敗? ……なん、で……? ……プログラムに、使った……やり方が……間違って……た?) 散り散りになった思考の中で、中島は再度悪魔召喚プログラムを実行した。 瞬時に悪魔召喚プログラムが実行されたが、やはり何も起きない。 「なんだ、人間……もう終わり?」 ピクシーの声。 中島はもう一度だけ、悪魔召喚プログラムを実行しようとプログラムを起動させた。 「それじゃー、トドメさしちゃうよー」 間延びした声に、中島は足元まで這い上がってきた死への恐怖に、 「……っ!!!」 ハンドヘルドコンピューターのキーを叩いた。 三度目の悪魔召喚プログラムの実行。 ハンドヘルドコンピューター内で、悪魔召喚の儀式がエミュレートされる。 その間にも、ピクシーは中島に指先を向けて先ほどの電撃を放とうとしていた。 指先からは、放電が始まっている。 「ジオ!」 ピクシーの声と、悪魔召喚プログラムの実行が完了して、画面上にテトラグラムマトンが表示されたのは同時の事だった。 ピクシーの指先から走った電撃に向かって、ハンドヘルドコンピューターから光の塊が飛び出した。 光の塊は電撃を弾いて地面に落ち、徐々に輪郭を現していく。 全体的に青い毛並みの中に、所々に白の混じった四足歩行のソレは狼のようだと、中島に思わせた。 しかし、体の半分近くは黒色の機械のような物に覆われている。 「……な、なによ! コイツ~」 怯えながらも、間延びしたピクシーの声。 そんなピクシーを意にもしていないのか、狼のような悪魔は中島へと視線を向ける。 「……我を呼んだのはお前か? 我は魔獣ケルベロス……今後ともヨロシク」 ケルベロスと名乗った悪魔はそう言って、中島からピクシーと青い人型の悪魔へと向き直る。 中島はまだ痛みの引かない体を、強引に地面に立たせた。 「ケルベロス……だったよね? やれる?」 中島の問いにケルベロスは目を細めて笑った……ように見えた。 「任せろ」 ケルベロスのその言葉を信じる事にした。 ゆっくりと息を吐いて、体の様子を確認する。 制服の端が焦げ、所々が擦り切れてはいたが、骨折はしていない。 非現実的な状況と、体の痛みでパニック状態だったのだろう。 「う~、やっちゃうよぉー! ジオ!」 ピクシーが電撃を放ち、青い人型の悪魔がケルベロスへと突っ込む。 「アギラオン!」 電撃を機械で覆われた尻尾で弾き、青い人型の悪魔とピクシーへと向けて、ケルベロスが口を大きく開く。 直後、バスケットボールほどのサイズはありそうな火球がケルベロスの口から放たれ、ちょうど青い人型の悪魔とピクシーを結ぶ中央地点の地面で爆発を起こした。 爆発の直撃を受けた青い人型の悪魔が断末魔の悲鳴を上げながら消え、ピクシーは火球に対して上空に飛んだ為か直撃は受けなかったものの、爆発の余波を受けて地面に落下。 「あいたたた~」 目を回しながらも体を起こそうとした所で、ケルベロスの前足に踏み潰された。 「むぎゃっ! な、なにするのよ、馬鹿犬っ! これ、お気に入りの服なんだからね! 離しなさいよ!」 踏まれたピクシーは悲鳴を上げた後、ケルベロスに有らん限りの罵声を浴びせている。 が、ケルベロスはどこ吹く風といった様子で中島に向き直った。 「……これで満足か、主よ」 「うん……と言うか、ここまで凄いと思ってなかったから驚いたよ」 中島の言葉に、ケルベロスは満足そうに頷いている。 そのケルベロスの足元では、捕らえられたピクシーが何かを喚いていた。 「中島さん! 大丈夫!」 陽介の中島を呼ぶ声が聞こえた。 そちらを向くと、悠と陽介がこちらに向かって走ってきている。 見た様子では、二人とも怪我は無さそうであったので中島も安堵の息を吐いた。 (……そういえば、もう一体のカッパみたいな奴はどうしたんだろう) 周りを見回しても、姿が見当たらない。 と、悠と陽介は緊張した表情で中島を見ていた。 いや、正確には中島の足元のケルベロスを、だ。 「中島さん! 直ぐにソイツから離れて!」 叫ぶやいなや、悠の手元に青白いカードが光の粒を散らしながら現れた。 「……ペルソナ使いか」 それを見たケルベロスは、確かにそう言った。 中島はと言えば急な展開に頭がついていかず、反応が出来ない。 悠を囲むように円形に青白い炎が吹き出し、その背中に2mは高さのあるだろう人型のヴィジョンが現れた。 「いけ、イザナギ!」 「……ムウッ!」 そこでようやく、中島も状況に追いついた。 悠とケルベロスの間に体を割り込ませる。 「ま、待って!」 イザナギの振り下ろした矛の切っ先が目の前に止まり、嫌な汗が中島の背中に落ちた。 「……コイツは大丈夫なんだ。 味方だから」 「み、味方って……なんなんだよ、そいつ」 「詳しくは後で話すよ、それより……」 中島は何かを喚いているピクシーの羽を掴み、顔の前まで持ってきた。 「……お前だよなァ~……どうしてくれようか」 「な、なによ! 私は食べても美味しく無いわよ!! 」 「……まあ、確かに美味しそうには見えないけどな」 ピクシーにどう思われたのかは知らないが、どうも中島の表情はピクシーを怯えさせるには充分な物だったようだ。 自分でも意地の悪い表情を自覚はしていたので、成功と言えば成功なのかも知れないのだけれど。 「……一つだけ、質問に正直に話してくれたら、助けてやっても良いよ」 「ほんと!」 中島の言葉に、ピクシーの表情が明るくなる。 「ほんと……昨日、此処に小西先輩が来ただろ?」 「コニシセンパイ?」 ピクシーがキョトンとした表情を見せる。 中島も、それで固有名詞を出しても通じないと気付いた。 「えーっと、そうだな……緩いウェーブの髪の、僕と同じ服を着た女性。 分かる?」 「あー、あの人! うん、見たよ!」 中島の説明でピクシーにも通じたらしい。 陽介の表情に緊張が走る。 「その人を殺したのは、お前達か?」 中島の問い掛けに、悠の表情にも緊張が見えた。 しかし、ピクシーはそんな周囲の状況など気にしていないのだろう。 「違うよ~」 間延びした声でピクシーが答えた。 「んなワケねぇーだろっ! じゃあ、誰が小西先輩を殺したんだよ!! 」 「落ち着け、陽介」 激昂して詰め寄る陽介の肩を掴んで悠が止める。 ピクシーが嘘を付いている可能性と、他に犯人がいる可能性はどちらが高いのかを中島は考えながら、次の言葉を口にした。 「もう一つ、質問を追加するぞ? 昨日の女の人を殺したのが誰か、解るか?」 「あ~、それはね……」 ピクシーが問い掛けに答えようとした時、どこからかエコーのかかった声が聞こえてきた。 誰の声かは中島には解らないが、聞き覚えのある声だ。 『ジュネスなんて潰れればいいのに……』 突然の声に陽介は絶句する。 『ジュネスのせいで……』 『そう言えば、小西さんちの早紀ちゃんがジュネスでバイトしてるんですって』 『まあ……お家が大変だって時に……ねぇ』 『ジュネスのせいでこのところ売上も良くないって言うし』 『娘さんがジュネスで働いてるなんて、ご主人も苦労するわねぇ』 『困った子よねぇ……』 『お前が近所からどういわれているか、知らない訳じゃないだろ!代々続いたこの店の長女として、恥ずかしくないのか!』 「なんだよ、これ……」 コニシ酒屋から響く声の内容にショックを覚えたのか、陽介は掠れた声を出した。 ふらふらとコニシ酒屋の中に足を踏み入れる。 悠はそんな陽介の後ろに付いていた。 陽介の事は悠に任せて、中島はコニシ酒屋の内部に見渡す。 現実のコニシ酒屋と見た目での変化は、特には中島には感じられない。 コニシ酒屋の壁一面に呪詛が書いてあったり、妙な写真が貼ってある訳でも無い。 「バイト……楽しそうだったし、俺にはこんな……一言も……こんなのが……こんなのが、ホントに先輩の現実だってのかよ!」 悠が陽介の肩を叩く。 誰だって実家の問題は口にはしたくないものだし、陽介に一言も無かったとしても仕方の無い事だろうと中島は思う。 酒屋の内部……多分、居間として使っている部屋だろう。 居間の中央のテーブルには、幾つかの写真が置かれていた。 遂に来たか……と、思ってしまう中島。 「これ……前にバイト仲間で撮った写真じゃんか……先輩、こんとき全然乗り気じゃなかったのにな」 陽介はその中の一枚を手に取る。 見覚えがあるらしい。 陽介の背中から、その写真を覗き込む。 ジュネスで働いている皆で撮った写真だろう。 陽介の隣に写った小西先輩は、幸せそうに写っていた。 予想とは違い、幸せそうな風景の写真だ。 『……ずっと……ずっと言えなかった……』 エコーのかかった声。 今度のは小西先輩の声だ。 『本当の気持ち、伝えたい……私……ずっと花ちゃんのこと……』 エコーのかかった小西先輩の声に、陽介が顔を赤らめる。 残念だが、陽介の期待している内容では無いのだろうと想像しながらも、中島は考える。 (……なんで花村君なんだろう?) ここが小西先輩の世界であり、深層心理ならば陽介よりももっと別な誰かが出てきても良さそうなものである。 例えば、それこそ先ほど小西先輩へと怒鳴り散らしていた小西先輩の父親でも良い訳だ。 そうでない理由はなんなのだろうか、中島は考える。 『花ちゃんのこと……ウザイと思ってた』 「…………え?」 小西先輩の声に、陽介が笑顔のままで固まる。 『仲良くしてたの、店長の息子だから都合いいってだけだったのに……勘違いして、盛り上がって……ほんと、ウザイ』 『ジュネスなんてどうだっていい……あんなののせいで潰れそうなウチの店も!怒鳴る親も! 好き勝手言う近所の人も……!』 陽介の持つ写真に、中央から切れ目が入る。 『全部……全部! 全部、無くなればいい!! 』 写真が切れ、陽介の手から離れて散り散りになった。 陽介は目を見開いて絶句しているが、中島は冷静に思考する事が出来た。 陽介と違い小西先輩から直接言われた訳では無いのが、理由だろう。 (要点は一つなんだよな……自分を取り巻く環境への不満) その不満を極端に表現したものが、今の小西先輩の声では無いだろうかと、中島は推測する。 今の声の気持ちも、陽介を可愛がるのも、どちらも小西先輩の中にはあったのだろうと、中島は思う。 「う……ウソだ……こんなの……小西先輩は……先輩は……! 先輩は……そんな人じゃないだろ!! 」 陽介が叫び、テーブルに腕を叩き付けた。 『悲しいなぁ』 そんな陽介に、後ろから声がかけられる。 陽介自身とまったく同じ声。 『可哀想だなぁ、俺……でも、何もかもウザイと思ってるのは、自分の方だっつーの! あははははは……!』 そこには、陽介自身とまったく同じ姿をした陽介自身がいた。 気が付けば、悠は全体を青で統一された部屋にいた。 部屋にはピアノの音と、オペラ歌手を思わせる女性の歌声が響いており、中央には長い鼻と白髪の怪人が椅子に腰掛け、その傍らには青い服と金髪の清楚なイメージを持たせる美女。 隅には目を布で閉じたピアノ弾きと、盲目の歌姫の姿があった。 「ようこそ……我がベルベットルームへ。 私はイゴール……お初にお目にかかります」 イゴールと名乗ったのは、部屋の中央の怪人であった。 「ここは契約を果たされた方のみが訪れる部屋……今、貴方の運命は節目にあり、もしこのまま謎が解かれねば、未来は閉ざされてしまうやもしれません。 私の役目は客人がそうならぬよう、手助けをさせていただく事でございます。 それでは、少々失礼します」 イゴールが悠へと手を伸ばす。 咄嗟の事に動けない悠を余所に、イゴールの手は悠の体の中へ抵抗も無く入り込む。 悠の体からイゴールの手が引き抜かれた時、そこには青白く輝く一枚のカードがあった。 カードの裏面には、テトラグラムマトンが描かれている。 「……おやおや、これは面白いカードをお持ちのようだ。 アルカナの0、自由あるいは可能性の象徴ですな」 イゴールから、隣の美女へとカードが渡される。 「願わくば……貴方が何事にも、惑わされず前に進めるように」 美女はカードを、悠へと渡した。 意識が現実へと戻る。 目の前には、全身が緑のおかっぱ頭の悪魔。 手元には、青白く輝くカード。 「なっんだああっ!? 」 陽介の叫び声が遠くに聞こえる。 「…………ぺ……ル……ソ……ナ」 カードを握り潰す。 深く暗い水の底から、浮かび上がり、全身を満たしていく。 悠を囲むように青白い炎が吹き上がり、力が具現化した。 2mはあろうかと言う全長に、裾の長い学生服を思わせる服装。 手には自身と同サイズの長大な矛を持っている。 誰かから聞いた訳でも無いのに、悠にはヴィジョンの名前が理解出来ていた。 イザナギ。 日本神話に記された男神。 イザナギは悠の目の前に迫るおかっぱ頭の悪魔の前に立ちふさがると、手に持った矛でおかっぱ頭の悪魔を一刀両断した。 『我は汝……汝は我……。 我は汝の心の海より出でしもの。 力を貸そうぞ……』 悠の中にイザナギの声が響いた。 突然現れたもう一人の陽介。 見た目も声も陽介と変わらない。 唯一、違うのは後ろから現れた陽介の瞳は金色をしていた。 『いつまで媚びへつらって、良いヤツ面して生きてんだよ。 商店街もジュネスも全部ウゼーんだろ! そもそも……今の退屈な生活……田舎暮らしがウゼーんだよな!? 』 「な、何言ってんだ……?お、俺は……俺はそんな事は思ってない!」 焦ったように、もう一人の陽介へと怒鳴り返す陽介。 先ほど小西先輩の声で陽介を狙ったのはこの為だったのかと、中島は納得する。 陽介は明らかに動揺している。 強引にでも止めるべきなのかも知れないが、何が引き金なのか解らない中島には止めようが無い。 慎重に両者を見守るしかないと中島は判断した。 『何、焦ってんだよ! 俺には全部お見通しなんだぜ? なんせ俺は……お前なんだからな! ここに来たのも、お前は単にワクワクしてたんだ! 小西先輩の為なんてのは、ただの口実さ! 大好きな先輩が死んだって言うのにな」 もう一人の陽介の言葉に、陽介は絶句している。 「さっきのセンセイみたいな力を感じるクマ」 もう一人の陽介を、そう評するクマ。 センセイと言うのは、悠の事だろうと中島は当たりをつける。 クマの言葉が正しいならば、もう一人の陽介は先ほどの悠が出したヴィジョンと同一の存在か、或いはそれに等しい存在という事になる。 「違う!! お前はなんなんだ! 誰なんだよ!? 」 『違わないさ!! 俺はお前だって、何度も言わせんなよ』 「ふざけんなっ! お前は……お前なんか……俺じゃない!! 」 『いいぜぇ、もっとだ……もっと言いな!』 陽介と、もう一人の陽介の言い争いは続いている。 その様子に中島は違和感を感じる。 もう一人の陽介は、陽介から自分とは違う存在だと否定されたがっているように見えた。 「花村君、ちょっと落ち着い……」 声をかけて中島が止めるより先に、 「おまえなんて……お前なんて、俺じゃない!!!」 陽介が言う方が早かった。 もう一人の陽介は、陽介の言葉に不敵な笑みを浮かべる。 『ああ、そうさ。 もう……俺は俺だ! お前なんかじゃない! 俺は俺の好きなようにする……だから、ここも! この商店街も! ジュネスも! お前らも! 全部ぶっこわしてやんよぉぉおー!』 もう一人の陽介の体から、霧のように黒い光に包まれ始める。 「凄いエネルギーだクマ! 待避! 待避クマー!」 「逃げるぞ……陽介!」 クマが殿を務め、悠が茫然とする陽介の背中を押して外に待避する。 「だいじょうぶかなぁ~」 「……さてな」 その頃、コニシ酒屋の外では店舗の周囲を警戒していたケルベロスと、その頭に乗っかるピクシーが呑気な会話を繰り広げていた。 そこへ陽介を連れた悠、中島、クマがコニシ酒屋から飛び出して来たのだ。 「あ、きたきた……どうしたの~」 ピクシーが相変わらずの間延びした声で中島に問い掛ける。 中島はと言えばそんなピクシーに、 「いや、ちょっと不味い事に……って、お前、まだいたのか?」 目を丸くして、逆に問い掛ける。 その言葉は心外だったようで、ピクシーは頬を膨らませた。 「ひっどーい! 私だってもう仲魔なんだからね~」 何時の間にかそうなったのかは、中島には見当もつかないが、ケルベロスと何かあったのかも知れない。 ケルベロスが何か言おうとしたのだろう、口を開いた時に爆発が起きた。 コニシ酒屋の店舗が跡形も無く吹き飛ぶ。 パラパラと、その残骸が空から降り注いだ。 吹き飛ばされたコニシ酒屋から、ゆっくりと人影が現れる。 『はっはっはっは。 私の名は魔王ロキ! 此処まで来たことを後悔させてやる!』 全身が青く輝いた筋肉質な体つきと、腰まである銀髪の悪魔。 それが魔王ロキと名乗った悪魔だ。 「ピクシー? 小西先輩を殺したのは、アイツと考えていいんだよな?」 中島の問いに、ピクシーは首を傾げたものの、 「う~ん、似てるけど少し違う!」 すぐに答えた。 少し違うのは多分、陽介から生じたのか、小西先輩から生じたかの違いだろう。 「ケルベロス! さっきのアギラオンってヤツ!」 「解った」 中島の指示に簡潔に答えたケルベロスが、すぐさま先ほどの火球をロキに放つ。 直撃を受けたロキの体が炎に包まれる。 しかし、ロキは不敵な笑みを浮かべたまま微動だにしない。 『この程度か……ならば、次はこちらからいくぞ! ザンダイン!』 衝撃波のような不可視の風が中島達のすぐ横を吹き抜ける。 背後の店舗が、綺麗に横に真っ二つに斬られて倒壊した。 「……くそっ……頼む、イザナギッ!」 ロキの放った不可視の斬撃に対して、悠が驚きに目の色を変えてイザナギを喚ぶ。 イザナギは一直線にロキへと突進し、その手に持った長大な矛を振り下ろす。 全身を焼かれながらも、余裕の笑みを崩さないロキは、イザナギの斬撃を左腕で軽く受け止めた。 「……くっ!」 悠が僅かに、表情を苦しそうに歪める。 イザナギが振り下ろした矛を引き、今度は横凪ぎに振るう。 これも、ロキに左腕で受け止められた。 が、イザナギの斬撃を受け止めたロキの左脇腹に、すかさずケルベロスが全力で体当たりを仕掛けた。 「……ふん」 しかし、ケルベロスの体はロキに触れてもいないのに吹き飛ばされ、近くにあった電柱の一つと衝突した。 あまりの衝撃に電柱が崩れる。 「……花村君! なんとかならない!! 」 完全にこちらが圧されている状況を打開できないかと、地面にへたり込んでいる陽介に声を張り上げる。 陽介からの反応は無い。 そう言えばピクシーはどうしたのかと周囲を見回してみれば、ピクシーはケルベロスの頭の上にいた。 「ディア」 ピクシーの指先が光り、傷だらけだったケルベロスの体から傷が消えていく。 少しは時間を稼げそうだが、それ以上の事でも無い。 呆けている陽介には期待出来ない。 残ったのはクマだけだ。 「クマ! なんとかならないのか!」 「無理クマ」 即答であった。 中島にしても、その答えは予想の範疇ではあったが。 「俺と先輩って似てたのかも知れないな……だから……惹かれたりしたのかな……」 「はあ! 何をいきなり言い出してるんだ、お前は!」 突然の陽介の告白に、中島は苛立った声で返した。 遠くの店舗が、不可視の斬撃で吹き飛ばされる。 状況は悪化する一方だ。 「先輩も……こんな風に自分に殺されたりしたのかな……あわよくば、鳴神みてーにヒーローみたくなれんじゃねーのかって、思ってたのにな……」 落ち込む陽介。 中島としては、陽介のヒーローになりたいとの願望に文句をつける気は無い。 ただ、反省会は現在進行形で起きている危機を脱してからにして欲しかった。 「……やっぱ、俺……先輩の事なんて……なんにも考えて無かったのかもな……」 「……花村」 「え」 いつの間にか来たのか、陽介の目の前に悠が立っていた。 「歯ぁ食いしばれ!」 陽介の頬に、悠の拳が唸りを上げて突き刺さった。 鈍い音が中島にも聞こえた程だ。 「おまえ、このままアイツに殺されるつもりか! そうしたかったのか! そうなって欲しかったのか!! 」 仁王立ちで陽介に吼える悠。 そんな悠を、陽介が目を見開いて見つめている。 「このまま、アイツにやられるつもりなら……俺がお前を倒してやる」 陽介に言い放った悠は、そのままロキへと向き直り睨みつける。 「かっこよかったよ、鳴神君」 悠の背中を叩いて、中島もロキへと視線を向けなおす。 「余裕だね、中島さん……もしかして、起死回生の作戦でも思い付いた?」 「作戦ね、とっておきのヤツがあるよ。 その前に一つ聞きたいんだけど、イザナギと鳴神君って、ダメージがリンクしてるんじゃない?」 悠が驚いた表情で、中島を見る。 それが答えになった。 「それじゃ、とっておきの作戦を伝えるよ。 やるべき事は一つしか無い簡単な作戦だけどね……ロキの隙を見つけて、体力が切れるまで全速力で逃げる!簡単じゃない?」 問題は一つ、どうやってロキの隙をつくかだ。 遠くで爆発の音が聞こえる。 「……ケルベロス、ピクシー! ロキは直接叩かなくて良い! 距離を取りながら戦うんだ」 仲魔に指示を出して、中島自身もロキから距離を取りながら何時でも逃げられるように注意を払う。 イザナギも距離を取り、アンダースローで電撃を飛ばす。 「……ふん」 左手で電撃を弾き飛ばしたロキに、イザナギが滑るように突進して矛で突きだす。 鉄と鉄がぶつかる音が響き、ロキとの力比べに負けたイザナギの体が赤石の一つを吹き飛ばす。 同時にイザナギの手から離れた矛が、中島へと回転しながら飛んだ。 「……え?」 簡単に自分の体を切り裂くだろう矛に対して、中島は動く事が出来ない。 中島の認識する世界の中で、矛が驚くくらいにゆっくりと自分へと飛んでくるのに、体は意思に反して少しも動いてはくれなかった。 「……っあああぁあああ!」 隣から絶叫と共に、特撮ヒーローとダンサーを足して2つで割ったようなヴィジョンが矛を弾く。 弾かれた矛は澄んだ音を立てて上空を舞って、地面に突き刺さった。 「……は、な……むら君?」 絶叫の主は陽介だ。 「……なんか、みっともねーとこ見せちまったけど……強くなりてぇ、じゃなくてなれるんだよな……」 陽介は吹っ切れたのか、穏やかな笑みを浮かべていた。 「自分の心次第で、いくらだって強くなれんじゃねーかってな!」 陽介がヴィジョンと共に、ロキへと突っ込んでいく。 悠はどうしたのかと、中島は辺りを見回す。 どこかを打ったのか、地面に手を付いた悠は苦しげに顔を歪めながらも立ち上がる。 それに呼応するかのように、イザナギも崩れた赤石の山の中から立ち上がるが、そのヴィジョンには僅かにヒビが入っていた。 「……?」 イザナギと視線が合った気がして、中島は目を細める。 微かに震えるイザナギの指が、地面に突き刺さった矛を差したように中島には見えた。 「……このっ!」 中島は地面に突き刺さった矛に手をかけ、引き抜こうと力を込める。 矛は中島の身長の二倍近い大きさだ。 持ち上げる事は難しい。 これを使っての戦闘なんてのは不可能だ。 「中島さん、早く逃げて!? 」 悠の焦った声を無視して、中島は矛を引き抜こうと力を込める。 実のところ、中島は悠以上に焦っていた。 自分の行動には、何の根拠も無いと理解していたからだ。 イザナギが本当に自分を見ていたのか、本当に矛を指差したのか、それら全てが正しかったとしても自分の取った行動が正しいものなのかの確証が、中島には無い。 それでも中島は矛を引き抜こうと、全身に力を込めた。 僅かにだが、矛が動く。 中島が思ったよりも、深くは突き刺さってはいないらしい。 あと少し動かす事が出来れば、矛を抜く事が出来る。 「中島さんっ!」 悠が駆け寄ってくる。 「……あと、少し……」 引き抜こうとする手に、悠の手が重なる。 悠と、中島の視線が重なった。 「……これを抜けばいいんだねっ!? 」 悠と二人がかりで力を込める。 突然、抵抗が無くなり悠と中島は後ろに転がった。 矛が抜けたのだ。 「……っつ!」 「中島さん、だいじょう……ぶ?」 悠は中島の手元を見て、固まっている。 中島も悠の視線を追って、左手を見た。 そこには先ほどまで中島が握っていた矛は影も形も無く、両刃の剣があった。 見た目は西洋の剣と言った感じだが、刀身から赤々と炎が噴き上がっている。 「……な、中島……さん?」 悠は絶句している。 中島も悠と同じ気持ちだ。 この世界に来てから、何度驚かされたのか解らない。 「そ、そう言えば、イザナギはっ!」 矛が中島の持つ剣に変わったのなら、イザナギはどうなったのか。 気になった中島と悠が見ると、イザナギはいつの間にか先ほどまでと変わらない矛を構えていた。 「中島さん、その……それ」 「ヒノカグツチ」 「……え?」 何故だか、中島自身にも解らないが、この剣の名前が中島には理解出来た。 いや、これは剣じゃない。 剣の形をしてはいるが、これは……。 「鳴神君、援護して」 「……え?」 「僕が、やる」 ヒノカグツチを構える。 ケルベロスの吐く炎に再度焼かれたロキだが、効いている様子は無い。 ピクシーの電撃も、陽介の出したヴィジョンの攻撃も、ロキには通じていそうに無かった。 一度、大きく息を吸って吐いてロキを睨みつける。 「やぁああああああああああ!!!」 中島は出せる声の限りで叫んで、ヒノカグツチを大きく振りかぶりながら、ロキへとただ一直線に走った。 中島に気付いたロキが、光を放つ。 光がすぐ横の赤石に当たり、爆発を起こして中島の体に擦り傷が出来る。 「なにやってるのよ、バカ~! ディア」 即座にピクシーがディアを唱えて、中島の傷を癒やす。 次々とロキが光を放ち、中島に直撃はしなかったものの、少しずつ中島を傷つけていく。 「ディア、ディア、ディア! ディアディアディアディアディア!」 しかし、間断無く唱えられるピクシーのディアは、中島にダメージを残さない。 『……小娘がっ……! 死ぬがいい、ザンダイン!』 ロキが見えない斬撃を飛ばそうと、力を込める。 そこへ、ロキと中島の間にイザナギが割り込む。 イザナギが構えた矛に、中島が足を乗せたのと同時にイザナギが矛を振り上げてロキへと中島の体を放り投げた。 空中へと放り投げられた中島は、勢いを殺さないように体勢を整え、ロキへとヒノカグツチを振り下ろす。 ロキは余裕のまま両手をかざして、中島の攻撃を止めようとした。 逃げるには、もう遅すぎる。 ロキの両手を切り裂いたヒノカグツチが、そのままの勢いでロキを頭から切り裂いていく。 『……ば、バカなっ』 驚愕の表情を残して、ロキの肉体がヒノカグツチの炎に焼かれて消えていく。 後には、ロキがいた事など何も残さなかった。 「……おわった、のか?」 陽介が地面にへたり込む。 悠も目を閉じて、肩で息をしていた。 「……?」 いつの間にか、ヒノカグツチは無くなっていた。 周囲を見回すが、どこにも無い。 「……ヨースケ」 クマがヨースケに近寄る。 その声は暗い。 「あれは元々ヨースケの中にいたものが元になってるクマ。 ヨースケが受け入れなかったら、また同じ事が起きるかも知れないクマ」 クマの言葉に陽介は立ち上がり天井を見上げる。 「わかってるよ、わかってるけどよ……自分と向き合うって、ホントに難しいんだな。 みっともねーし、自分でもどうしようもなくて……認めたくなかったんだ。 でも、そういうのもひっくるめて俺ってことなんだな」 静かに言う陽介。 苦しいのか、後悔もしているのか、その表情には痛みが伴っている。 それでも、悠と中島を見る目には力があった。 だから、大丈夫なのだろうと中島は信じた。 「なあ……犯人、絶対見つけよーぜ。 放っといたら、この先誰か犠牲になっちまうかも知んねーだろ? 俺らなら、また誰かが放り込まれても、なんとか出来るかもしれねーし……それに、お前達となら……犯人を見つけてこの事件を解決できそうな気がするんだ」 中島としても、自分の住む街に殺人犯が潜んでいるのでは、気が気でない。 まして、人をテレビに入れてる殺人犯など警察に捕まえられるはずもない。 「……クマとも約束したしね」 陽介に返した中島の答えに、クマが驚く。 「……約束、守ってくれるのクマ」 「なに言ってんだよ、この世界を元通りにするんだろ? そうじゃなきゃ、俺たちをここから出さねーって、お前が言ったんだぜ」 「あ~ズルい~! 私も仲魔だよ~」 ケルベロスの頭に乗っていたピクシーが、中島に主張する。 「……はいはい、ちゃーんと仲魔だよ」 「せーいがこもってない~」 「……コンゴトモヨロシク」 中島とピクシーの会話に、ケルベロスは気怠げに欠伸をしていた。 「……か、がえっでぎだぁ」 マヨナカテレビからの帰還を果たした中島達を待っていたのは、涙目の千枝だった。 鼻声になっている。 相当不安だったのだろう。 「あ、里中? うっわ、顔ぐちゃぐちゃじゃん! 俺らも人のことは言えねーけどな」 軽快に笑う陽介の顔に、千枝がロープを投げつける。 「うっわ、なにすんだ!」 「……心配したんだから、ロープも切れちゃうし、どうしていいか分かんないし!」 「……千枝、ごめん」 千枝は涙目で、三人を睨んで吠えた。 「……スッゲー心配したんだから! あーもう、スッゲー腹立つ!」 そんな千枝を三人は黙って見ていた。 「だから、花村っ! 一発殴らせろ!」 「なんで俺限定なのっ!」 陽介は顔を庇いながら、身を縮こまらせる。 「……陽介、何か……あった?」 千枝は何か感じたのか、陽介の表情を見てそう言った。 陽介も少し驚き、それから笑った。 「……まあな、色々あったけど……今日はゆっくり眠れそうなんだ」 穏やかに笑う陽介に、千枝も安心したのか笑う。 悠も中島も、笑顔で陽介を見る。 陽介は照れくさそうに頭をかきながら、ゆっくりと手を振った。 「もー今日はヘトヘトだし、俺、帰るわ。 じゃ、また明日な」 「バイバイ」 「またな」 「……また明日」 明日も会う約束を兼ねた別れの言葉を口にして、四人はそれぞれの家路についた。 ヒノカグツチとは、火之迦具土あるいは火之迦倶槌と書く。 伊邪那岐神と伊邪那美神の間に産まれた火の神だ。 産まれた時に伊邪那美神の体を焼き、死に至らしめた事から父である伊邪那岐神の怒りを買い、十握剣で首を跳ねられたと神話には記されている。 その死体からは多くの神が誕生したとも。 また防火、鎮火、鍛治の神でもある。 余談だが十握剣とは柄の部分が十束(束は長さの単位で、拳1つ分の幅)の長さを持つ剣といった意味で、剣の固有名詞ではなく、長剣の一般名詞のようだ。 極端な話、ヒノカグツチも十握剣と言えなくも無いのだ。 ちなみに伊邪那岐神が火之迦具土を斬り殺した十握剣の固有名詞は、天之尾羽張剣である。 「イザナギのペルソナから、ヒノカグツチが産まれた……か」 特におかしい点は無いのだが、何か中島には引っかかった。 雨雲を睨むように空を見上げて、思考に没頭するが答えは出そうに無い。 中島は思考を切り替える。 (イザナギと言えば、日本神話の主要な男神で……確か天照大神、月夜見尊、素戔嗚尊を産んだ神だったかな? 天之御中主神を筆頭とする造化三神に次ぐ神の一柱か) 結構な大物だ。 あれがもう一つの自分だと言うのだから、鳴神悠とは大した人物なのだろう。 (花村のペルソナはジライヤって言ってたかな? ジライヤって、自来也の事かな? なんだっけ……確か、歌舞伎の登場人物だったかな? 感和亭鬼武の自来也物語の忍者?) 陽介のペルソナは、忍者と言うよりは特撮に出てくるヒーローに近い気もしたが、要するに陽介はジライヤを義賊=ヒーローと認識したのだろう。

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一緒にお茶を飲みたい。 でも霊夢のほうがもっと大好きです・・・。 腋よりも個人的には肩。 腋最高!! 誰に対しても平等に見る所も好き。 ある種、最強のカリスマ持ちかも。 嫁なので一押し。 彼女なくして東方は語れず。 自分の原点でもあります。 なのに自分の神社の神様のことは知ろうとしないとことかも。 すべてにおいて好きです。 腋最高。 ここを見るヤツみんな分かってる。 腋と巫女。 東方で一番表情をコロコロ変えるキャラですよ。 あ、抱き枕予約しました。 腋だけじゃないけど。 巫女だから。 紅白なんだから。 マジで。 容姿が好き。 霊夢が大好き。 憧れている。 無愛想でも腹黒でも貧乏でもないってのに。 本家設定無視され過ぎ。 あ、魔理沙はセットで。 霊夢受けで。 その何もかもに。 天才肌で誰も寄せ付けない印象ですが、努力で必死に追いすがり親友=ライバルになろうとする魔理沙を実は必要としている…という脳内妄想。 愛してるんだ。 魔理沙もいいけど、やっぱり霊夢ですね。 針巫女は使いやすいし永4面ボスとして行く手を阻んだり三月精では頭の良さも見せてくれた。 素敵な巫女は不滅です。 彼女は一体どんな運命を負って生きているのでしょうか。 霊夢がいないと東方ができないくらい。 やはり東方の本体。 ゲーム中以外では結構女の子っぽくてそこも魅力的。 断じて。 困っている顔が一番可愛いと思うのだがどうか? U. お賽銭は全財産だ。 天才肌、腋出し巫女服、常にお茶飲んでるスタイルがいいです。 おまけテキストの「本人はまっすぐ動いているつもり。 」って文が好きです。 針巫女の強さ、初心者から上級者まで幅広く使える座布団巫女に痺れます。 魔理沙の後に使うと足の遅さが際立って歯がゆい感覚がたまりません。 ストレートで表裏なく毒舌な性格に萌えます。 誰か助けてください。 キャラも使いやすくて良い。 紅白最高。 テーマ曲最高。 あと腋とか。 siero どんなに経とうと、なんだかんだで彼女が東方の主人公ですね。 Rei 霊夢かわいいよ霊夢 なんだかんだで主役。 shige ずーっと前から俺の嫁! tek やっぱ腋(笑) ネタ寿司 霊夢の腋でにぎったおにぎり食べたい 名前は無いようだ 霊夢いいよ霊夢 オパンツ 東方の象徴 yos みこ あたゐ 彼女には1票入れとかないと レア 博麗神社にお賽銭いれるフリしたい Sitori 毎作品の針巫女+萃夢想でいつも自機としてお世話になってる縁で。 本家主人公応援! Syn 霊夢がいなきゃ東方じゃない!!!! JB 霊夢の可愛さは異常 その無謬っぷりと無造作っぷりに乾杯。 個人的には紫とベストカップル。 彼女の最大の理解者のような気がします。 索子 のんびり、まったりが一番です。 ひこにゃん 巫女大好き ハードシューターy 床下に住まわせてください だいがくせい 打倒魔理沙の為、1票投じます fujisakin 針巫女にはいつもお世話になってます。 hide やる気ない霊夢がいいな しゃっちー よく使うから カニ 主役!! もっとがんばってみてください・・・ クラ 腋 猫嵐 腋に挟まれて死にたい 希一 主人公 何気に不思議な人。 三月精で歌いながら雪かきや料理してるのが可愛かった。 ががわ なんだかんだで霊夢スキー Ohk ホーミングは初心者用?知るか! 彼女が居ないとはじまりません。 kaduki 自機では一番使ってる気がするので m na いつも自機でお世話になっております。 シリーズ通して好きですね。 彼女のキャラ性というかなんと言うか全部がイイw 水紀悠 素敵過ぎる巫女。 その黒さまで大好きです。 わきみk(ry 何だかんだで霊夢は外せない! いっぱピチューンしてごめんな epcs 自機として。 誘導万歳 名前が書けない程度の能力 とりあえず主人公。 むらさきゆうじ 腋役ははずせない listless 霊夢! ttt 針巫女使いやすいよ針巫女 サラシなんて飾りです。 エロい人にしかそれはわからんのです。 伊トけーご やっぱ主人公。 自機としてもいつもお世話になってるので… yoka 知り合いに洗脳されました。 霊夢かっこかわいいよ。 月影諏訪子 三月精で、マフラーは巻いても脇は出すその根性に平伏。 やっぱ主人公でしょ。 強いです。 楽園の素敵な腋 月宮あゆ 愛機を外さずにはいられませんし せった 主人公にして腋巫女と言うエロさがだな… 腋 twcir 結局主人公といえばこの人なんだ やっぱり主人公ですし、巫女ですし。 サルゴリラ テーマ曲全部にいれたい分をキャラに投票という形で昇華した がうそ 主人公だし 永劫 巫女w エン 全編通しての相棒。 霊夢がいなきゃ始まらない。 つっきー いつも使っているキャラなので…。 豪徳寺 光 頑張れ主人公! nalkana 腋をガードしつくしたいなぁ… 神社で一緒にお茶を飲むのが夢 noriP 今回こそ1位! ヒロタ 元祖腋巫女 kyou やっぱり巫女さんが俺のジャスティス! 早苗さんに負けることを考えてるけど杞憂であって欲しい。 やっぱり主人公は必須で 幻想郷で巫女には逆らえねーぜ・・・ mirato がんばれ主人公! 味噌 入れたらなでなでしてくれるらしいのでこいつに投票してやりたいんですがかまいませんねっ ZYOU太郎 やっぱり、これははずせない 外道主人公大好きです 今年が霊夢にとってよい年になりますように、つミ[壱万円] ドライ人 巫女だし腋だし rce やっぱり我等の主人公。 たまらん k-san 腋より巫女にポイント。 エリー 楽園の素敵な腋巫女にお賽銭を らぶーマコ がんばれ主人公 その孤独感とか、それでいて人当たりのいい性格に惚れこんできた最近 稜乃 存在がもはや神。 貧乏でマイペースで異常に強いところ。 manzi ルーミアとちょっとだけ接点がある人なので ひゃらー 霊夢と一緒に縁側でぼーっとしたいです 主役だしな いいとおもいます。 御粥 幻想郷の素敵な巫女さんに一票、ホーミングは便利だけどもう少し威力欲しい 幻想郷に行きたい人 主人公無くして東方も無いだろうから、一応。 竹林月兎 小馬鹿にされたい 可愛い。 ちる なんにでも平等という、距離感がいいと思う 腋巫女ー かわいいよ霊夢かわいいよ ふらっしゅ 腋巫女!腋巫女! 鷲宮ひろ 巫女に萌えない日本人はいない razgriz 霊夢はそろそろ髪を切るべき。 紅妖位の長さだったら一押しキャラでしたw dot 良いっすねもう!とにかく NATIVE 頑張れ主人公 可愛い顔して意外と毒舌というギャップがいい。 せせらぎ or2 魔王S君 不真面目な秀才っぽい雰囲気が大好き 超シンジ領域 紅魔郷からホーミング愛用してます。 kiry 頑張れ主人公 食符「ゆゆ様に食べられたい」 主人公だし1票。 ので一票。 伽 やっぱり主人公だし 穴菌 東方は彼女がいないと始まらない! いつでもどこでもアンチェインな感じがいいですね。 狼網 応援します!! SeNa 幻想郷は霊夢がいないと始まらない うろん 彼女が巫女を辞めた後、妖怪に殺されないか心配です・・・ 普段から妖怪を退治しまくっているため 東方新参野郎 やはり主人公はww パクチー 頑張れ主人公! 受推奨 白日 巫女みこ霊夢!巫女みこ霊夢! ひね 楽園の素敵な巫女さんなので ていっしゅ 愛すべき主人公かと 名無しの毛玉 脇以外も見てあげてくださいよちょっとだけ見える二の腕とか キアリク 自機ではいつもお世話になってます!霊夢可愛いよ霊夢!! CoA 脇巫女 やっぱ彼女の存在あってこそ今があるわけで。 ゆいち 頑張れ主人公 くべゆり 主人公、素っ気ない達観した少女は今日も不思議な毎日を送るだろう 俺だぞ俺 適当さと黒髪が魅力。 紅白よりも青白衣装の方がより好き。 人生適当。 高屋敷天空 \腋巫女!! / 狂乱 ホーミングで楽チンw 不人気なのが人気!? 紅魔館に行き隊 主役は必要だ。 霊夢が、必要なんだ! 驟雨 わきがたまんねぇえええ えこ 百合 幻想郷の住人のように、私も不思議な魅力に惹かれた一人です。 アイル 博麗神社でいっしょにお茶を飲みたい。 あと、腋の素晴らしさに目覚めさせられたので。 ペトラルカP 元祖腋巫女ぉぉぉぉぉおおおおおおOOOOOOO!! コマ 主人公は外せませんね 名無し 腋巫女!腋巫女!貧乏巫女! シグ やはし東方といえばこの方 ななし 昼行灯巫女、おしかける時は魔理沙と似たり寄ったりな性格、でも憎めない しるば 腋巫女だもんね 十六夜 まぁ自機だし、巫女だし・・・ 蒼 超巫女。 腋に挟まれたら、色んな意味でPhantasm. 八雲 碧 やっぱ主人公抜きには語れない tink 折角だから俺はこの紅白を選ぶぜ! 腋巫女は譲れん 腋巫女 ユーゴ 特殊、特別を以て強者。 格が違う次元が違う。 故に畏敬の念をもって一票。 あと、月夜(わき)も。 テュルフング わき ケツワレ 全てに無重力の素敵な巫女さんに一票 珍しく好きになった主人公です やっぱ主人公ですし 主人公なので一応 sura 地上最強のツッコミ。 館川 あの気怠そうな感じが何とも・・・・wあと守銭奴というイメージも最高でしてww天才型の主人公って凄く好きですw わすれ ここらで一丁、主人公としての意地を…。 TOS 花と永以外ではずっと針巫女メインなので。 それと花映塚のもさもさヘアーと青スカーフはとても可愛いと思う! 春寧史未 腋とか腋とか腋とか大好きだカラー ハルジオン 全てにおいて平坦な巫女。 そんな貴方に憧れる。 エイジス 瑞瑞しい黒髪が好きだ!! サニー 俺の1ポイントで今度こそ1位へ! モル助 主人公には頑張ってほしい! 東方スキー 脇巫女!脇巫女!後ホーミング最高! 仁乃助 何故か解らないが惹かれるものがある、なんでだろう sakage 神社を手伝いたいですw 食事に掃除、宴会の準備までなんでもござれ インスタントコーヒー 性格が好き クラ いよいよ5人じゃ足りなくなってきた…。 ヤマアラシ やっぱり彼女在っての東方、幻想郷の留まらぬ枠は此処に在り 禁名 宵@Mika いつもおせわになっています ちんぺー 霊夢かわいいよ霊夢 名無師父 俺の嫁だから 夢 お賽銭を入れてあげたい かろりせろり その特徴的すぎる服装とのんきな所と、そのくせアグレッシブ極まるところが好き。 astelight やっぱ主人公だし… kita 青巫女に負けるな! 神崎 腋舐めたいです バるきス 脇巫女ww nexus 主人公。 やっぱりこの人がいないと始まりません。 きっと一番可愛い。 新婚ホヤホヤです。 ともろー 脇っていいよね 何事にも捕らわれない生き方、尊敬します ぺそぎん 腋命ッス!! mmm なんだかんだ言いながらも、好きなキャラ。 霊夢愛してるーー!1!!1! 真白茶飴 何はともあれお世話様。 本編の性能と超越っぷりから、日常のまったりした佇まいのギャップがイイね。 茶しばきたい。 あと口噛み酒。 蝦夷の人 主人公だし。 愛機だし。 腋だし。 巫女だし。 蒼い人 がんばれ主人公!! 魅惑の腋 きえん 腋ギロチンされたいww sin なんだかんだいって一番弄られてますね?w 氷室明日 性能 あいお 脇にやられました。 さぼはにボーズ 霊夢にはお世話になりました 性的な意味で ショボン 自機としていつもお世話に。。。 黒霞 主人公だしね、うん。 巫女キャラでは一番。 つ【100円】 木刀 魔理沙とのカップリング的な意味で シン 色んなキャラに熱くなってても、なんだかんだで霊夢の顔を見たくなる。 Looser お賽銭の代わりに一票。 KY ミコミコレイムッ!ミコミコレイムッ! 票を入れる程度の能力 主人公にはやはり一票を。 猫 仮 腋巫女です コノ 主人公とかスタンダードな性能とかいう言葉に弱い じほ わっき腋にしてやんよ lol 腋に宿る無限のファンタジー so 結界組は最高です hoho 霊夢がいないと東方は始まらない! T2 やはり東方シリーズの主人公ですしね。 さかりゅ〜 は〜く〜れ〜い〜じんじゃ〜の〜貧乏巫女! はい正解! L. (と・てノ) 今度こそ首位に!! いつも自機でお世話になってます。 つんでれーむ、可愛すぎます。 ロゼ 何事にも縛られず、だが幻想郷を守る為に在り続けなければならない永遠の巫女。 彼女がいるからこそ、幻想郷は幻想のままにあり続ける……というか、文々。 新聞で酒を片手に満面の笑みを浮かべる霊夢が素敵過ぎるのだが。 2S 使いやすいキャラ 幽玄 脇巫女サイコ〜ww ブル 彼の人の意も込めてb 五十嵐 こいつがいなきゃ始まらないよね ple 主人公ははずせませんよねー 朱 移動速度が合ってるから まかろにさらだ 冷静なのか怒りっぽいのかイマイチ掴めないキャラが気に入ってます。 樋口 透 主人公2人組みはとても大好きなので 名無し妖精 霊夢は描きやすいです!とにかく描きやすい!そして可愛い! 神月悠 ミコミコれいむ!ミコミコれいむ!ミコミコれいむ!! eVn 俺の中で最強伝説!! にぃやぁ〜 やっぱ主人公だし POKI 一番思い入れがあるキャラ UNO 霊夢かわいいよ霊夢!! 主人公だし・・黒髪だし・・ kazu 脇はいいね 脇は JUN 技(or術)を手に入れるまでの期間に、目安が付けられる修行は、努力とは言わない・・・>儚月抄。 TAFXXX 結界組はガチ。 霊夢かわいいよ霊夢 ふーやん 霊夢可愛いよ、可愛いよ霊夢 G 腋 魔理沙の夫 脇!!!!ハアハア 二ビル 座布団巫女最高。 ayane 常に直球、のつもりだけど勝手にホーミング。 性格も弾幕も。 春ですよー 歴代通しての自機 針巫女をよく使ったので。 一応主役だし たろう やっぱ霊夢は必要だNE! yar 主役だし、かわいいし、強いし。 テイカー 腋かわいいよ腋 janome 神様? 知ったこっちゃねぇ! な彼女が素敵です。 七氏 かっこいい生き方だよね DEPA 腋巫女最高です。 aya 巫女最高 ロスト 巫女さんはいいものです メル 霊夢が主人公じゃなかったら東方シリーズに触れていなかったかもしれません 名前など消し飛んだ 空飛ぶ巫女さん素敵です! じぇばん いや、まぁ、うん A,OVER 腋巫女! TN 脇! スバル 最強設定の割にどうも不遇なのでココは一つ kazune 主人公なので ニコ厨見習い 巫女いいねぇー kirinn 愛すべき腋出しリボン巫女主人公。 綺想曲も大好きです それなり わが道突き進む、頭の春さが! zym 腋 dd103 やはり主人公。 安定して萌えるんだよこれがw ててぅ 東方にはまるきっかけの一人だから 魔理沙もいいけど、霊夢のほうがちょっと好き・・・ 赤色好き。 すごく・・・脇巫女です・・・。 exe 腋・・・エロすぎる・・・ うどん 存在感が大好き 3D トップ5には入ってほしい しゅう ゆっくりしていってね、と言われたい ぶい レイマリ エヴァ かわいいよね てぃんk 脇汁なめたい micheal 腋はよいものだ villain 巫女とか、好きだから ま〜れお 腋巫女 適当 なんだかんだで主人公ですし腋ですし 鮫亀 腋は永遠 髭 三国志動画の農夢に惹かれた いちファン 主人公最高 まあ主人公だし 本家弾幕シューティングではいつもお世話になってます 毛玉19号 針巫女にはいつもお世話になってます Thank やっぱ主人公ですし。 霊夢は可愛くない。 格好良い。 bit 我らが主人公!やはり巫女さんははずせないぜ 葡萄風味 封魔陣は夢のお札だと思います。 しらたま 貧乏巫女 ふらん 腋巫女。 袖!! いしだて 東方といえばねぇ スカーレット 霊夢はなぜかはずせない KAZU 主人公を忘れちゃいけない ジャックスコア 腋巫女といったら彼女なんで トマト エロい。 びょーいん 飛べない巫女はただの巫女 双六祭 いや、主人公は必要だろ わたる 主人公だし。 一番強いし。 maho いつも中心のそんなあなたに。 廿秒 腋が良い。 腋巫女も好きだけどやっぱり俺の中では次点 澪月暁 やっぱ霊夢がいないとはじまりません とも 脳内で勝手に非道キャラになってますが、好きです。 幸せかどうかは置いておいて。 でもどうか幸せであってほしい。 ロバート 頑張れ主人公…。 不人気とは言わせないように… 主人公補正 いつも針にお世話になってます 740 腋を枕にして永遠の眠りにつきたい けんちゅ 最近無性に可愛くて仕方がない。 巫女さんじゃなかったら、ここに来てなかった。 やはり主人公は外せない 脇々イェィイェーイ 蒼馬 腋がセクシー ケビン田中 やっぱり、主人公ですから エド(不死城) 何といっても東方のシンボル。 今度こそ1位に! 嘘か真か なんだかんだで最強だから SN8 霊夢みたいな姉が欲しかった・・・ 内 腋巫女! バファリン 東方といえばこの人 みさおは俺の嫁 全作品で、一番プレイ回数が多い ペンペン みこみこれいむ! えいき 腋。 腋がいいよね 腋!巫女!貧乳!黒髪! 鳥羽 早苗には負けません tyesyacat シリーズ通しての愛機に1票。 icenon 性格とか ポチ 当たり前だ。 霊夢はかわいいんだ。 最近は魔理沙が目立ってて日陰者っぽいイメージが。 守凰 霊夢って普通なのに不思議なキャラですよね FrS なんかもう底が見えないトコが好き。 一番描いてるキャラなのでw 徹魔 言わずもがな リンゴ酸 腋もいいけどお賽銭への執着心がサイコー 巫女さんというステータスは最強です Lespedeza なんかもう見てるだけでお賽銭をあげたい気持ちになってきます。 カイン Reimu still have charm point :P Vivin 腋巫女!腋巫女! 潮来屋 この人がいないと始まらない syas 腋巫女腋巫女 せな 腋 主人公なのにあの扱い…そこがいいのです 碧 脇巫女の 想いはいつも お賽銭 李桃 楽園の素敵な巫女さんが好き。 月夜は正義! いぬっころ 腋巫女かわいいよ腋巫女 うp 低火力のホーミングから高火力の集中攻撃、格闘もこなす素敵な巫女さんだー ねるぽ 僕をこの美しき幻想郷に連れ込んだ一番の功労者、彼女がいなければ、僕はこの世界の素晴らしさを知るはずがない 水無月翔 主役としてより敵として出てきた時の印象が強い。 かかし がんばれ腋巫女! POYO 巫女がんばって・・・ 朱シオ 散々迷って霊夢に決めました。 zz おさーいせーん! 適当ばんざい ギリギリシューター よくみられる、知識の豊富さが好き。 OKK SP 腋巫女だったりネコ巫女だったり貧乏巫女だったりライバル(主に腋の)現れたり神社つぶれたり散々だが頑張ってくれ。 mu 腋巫女!腋巫女! しょーきん 緑のほうが自機に昇格してもめげないでください。 霊夢も頑張って欲しい ジョニー 貧乏巫女 zzz zzzz やっぱ霊夢がいないとしまらない 7esion 賽銭やるから真面目に働け。 針巫女あっての東方というのが自分の所感。 mk5 妖怪バスターに光有れ。 hrm わき巫女の二の腕プニプニしてぇ 酒豪 霊夢にk(夢想封印 のあ 腋っていいよね 東方の人 よく考えると可愛らしい娘さん トーキック 親近感が湧く 巫女兎 腋 壁 腋巫女ハァハァ garnet 腋 旦那様 やっぱこの人は外せない びんぼぉぉぉーーー巫女ーーーー!! みねけん 紅白 主人公にしては腹黒い性格が大好きです。 夢祈 主人公なので1票 明 行雲流水。 彼女のように生きてみたい。 may-tea 腋巫女霊夢!!!!! つるぺったん やっぱ主人公だし腋巫女だし! シロデン シリーズが増す毎に髪形が変わってる…やっぱ黒髪がいい 塩100% のんびりしつつもサバサバした性格に惹かれます。 具体的に言うと腋が好k ry なんか最近妙に可愛く見えるんだ…… ハラキリ さーせん りょうちん 主人公ですから める 脇と聞いてやってきました。 スタミナ 巫女さーーーーーーーーーーーーん てつや 今夜はこんなにも腋が眩しいので コケモモ 東方での紅・風でのマイキャラかな霊夢は。 針をよく使用してます。 誰とでも平等に接っする所も好きかなwやっぱw中々かわいいしさw 戦鬼 主人公です shigs 御賽銭あげたくなります。 ささげ やっぱり主人公だよね とめしばうしひこ 針巫女最高 yoi やっぱり昔からのmy自機キャラなので lo 霊夢可愛いです。 巫女たまらん amakusa 霊夢かわいいよ! 世界 わき!わき! tail レイマリに目覚めた nino 脇が萌えすぎです。。。 白夜 腋巫女デスカラ! ワタワタ \脇巫女/\脇巫女/\脇巫女/\脇巫女/\PAD長/\脇巫女/ 嫁です でうす なんと言っても主人公ですし。 源五郎 かわいい あwせdrftgyふじこlp; ホーミング巫女は愛機です。 紅の針巫女ENDは原点 夕姫 巫女が好きです。 ヴァッフィン 今日もコタツでお茶と煎餅。 まだ外は寒いわね。 TAK 固有結界「巫女みこ天国・愛のカタリ」w MooN-GatE ほら・・・主人公だし・・・枠外ってのは ry 穂村 なんだかんだ言って、何時もお世話になってるからね u 巫女巫女 ぽち 正規脇巫女だから ZATOK 幻想郷の赤きサイクロン!くらえファイナルアトミック妖怪バスター!! Hi34 なにげに霊夢のデザインって秀逸だと思う あじぽん 腋巫女!! 白き流星 憧れるなあマイペース最強人間 EST 全体的ににじみ出るそこはかとないぇろさ!かわいらしさ! ペテン師 主人公だしねえ トシヒロ 何にも知らないのにずるいや。 マンタ 奉納箱に投票紙を! Maykai おめでたい人に一票 アルオ かぁいいです。 お持ち帰りぃ〜 お茶とお酒の似合う巫女。 観空 腋サイコー 名無し わきみこわっきわきわきみこわっきわき 普段は面倒くさがってて頼りなくても、いざという時には信頼のおける最強の巫女。 友人になって欲しいものである。 絶対の無敵、博麗の巫女。 くるい やっぱ最強 たると \腋巫女/ 罪袋 やはり主人公、霊夢で東方を知った テラみつ なんだかんだでやっぱり良い腋 レイマリが俺の(ry 楓りょ 毎日でも賽銭持って神社に通いたい 風雷 なんだかんだで、ホーミングにはお世話になりますね。 紅魔郷 風神録 雪花 いつも針巫女使ってるから巫女支援 主人公だなやっぱり 東方ファン やっぱ腋の力は強いでしょ Waza fire 巫女ありがたい。 色々な意味で。 esp 主人公ですし れぜん やはり霊夢がいてこその東方でしょう 尋常 腋巫女は外せない! 修破 腋 ho 腋に惚れた! midoridama いい巫女だ 609 一応 じぃる 東方で最初に好きになった思い出深いキャラ。 とむ 嫁2 baro 脇巫女! かなた 腋が違うのだよ、腋が! くろねこ マイナーに。 萌 わき巫女の開祖にして完成体。 宮本シュン 脇巫女脇巫女w PQ やっぱり腋巫女は外せない タコイカ 巫女 ry るしふぁ 金運以外は最強なとことか こちゃー 一応主人公? max また人気2位だったりして・・・ 蝉たん 素敵な腋をお持ちで・・・・ TBK 最後は主人公を。 魔理沙にいれようか迷った。 仄月りね 巫女で腋で横乳!早苗に人気奪われそうだが霊夢を支援する!!! レスティーナ 腋 mita やっぱり腋はガチ D36M22 いや・・・・・・・自然と投票してた ノリ ラスボス時のハッチャケ弾幕ぶりがもうね。 さんざば 腋。 ホーミングアミュレットが使いやすい。 永夜抄のボス戦時のBGMも好き クライト 可愛いねー君達 あきひろ 東方シリーズに踏み込む理由になったきっかけのキャラなので 脇巫女かわいいよ脇巫女 ろろこ 行雲流水の精神が良い。 楽園の、おそらくもっとも孤独な主役 箱島くのぎ やる気ないのに「しょうがないわねえ」と言ってなんだかんだで色々やってくれる実力者、好きだ。 エロい。 LABOLABO 異変時の凛々しい霊夢も良いけど、縁側で茶を飲んで日和るいつもの霊夢が好き。 眩しい腋 ロの人 卑怯だと罵られようが、僕はっ、自機でっ、彼女を使うのを止めないっ! 絵描人 がんばれいむ moepic 腋!! 萌え萌え酒豪 紅白の巫女、東方起源の霊夢が好きです! かぐやひめ 皆知らないんだ。 れいむはかわいいんだ。 れいむかわいいよれいむ かてかて 原点でしょ。 幽香とか紫とかアリスとか咲夜とか魅魔様とか一緒だと凄い攻撃力w ぎん 一体何機の霊夢が僕らのせいで堕ちていったことだろう… 頑張れ、主人公 ペンギン太郎 全ての中心に居るが故に孤独と言う設定はなかなかにツボ。 kano 花映塚以外のゲームで俺の不動の持ちキャラ。 彼女があってこその東方だぜ。 腋? 常世の咎人 なんだかんだ言ってもやっぱり霊夢で。 いつも最初にお世話になるので投票! ドンタコス 主人公だもの 定番、座布団6枚ほど ccn1x 腋役の主人公 泡沫 Nice. waki めろ 私が愛した初めての人。 tgm ま、主人公だし・・・・・ yuh 素敵です。 ta 主人公ですから。 ふぃあ れいむー はうはう ある意味東方と言えばこの人。 rigel 東方と言ったらこの方ですね。 彼女と神社の縁でお茶を飲みながらゆったりとした時間を過ごしたいです。 萌えるゴミ 巫女巫女レイム。 やっぱり主人公! 小石川初音 俺に腋属性を教えてくれた人。 妖怪相手にドSなとこもイイ! 紀作 やっぱり自機キャラだから ぴかてう 巫女さんははずせない まこと お賽銭を入れに行きたい 伽藍の華 腋は正義。 やとさき 針にはいつもお世話になってます。 腋も良い。 ブラフ丸 わき k やはり主人公、って事で。 NOY ふわふわ うきぐも ゆっくりでいいのゆっくりで。 いつもありがとう。 戦隊でいえばレッドか。 何気に東方で最初に好きになった腋巫女。 腋に釣られてみる? アークセイバー いつも世話になってます。 かー 腋巫女! あざらし ゲームでは一番使ってるのが霊夢です。 紅茶 ワキ inopia the 主役。 すべてを受け入れる幻想郷の象徴。 いっしょにのんびりお茶飲みたい。 yam やっぱ主人公だし。 pome 無重力で平等な霊夢にはいつも惑わされます。 まさに不思議な魅力。 2次のスレた巫女も好き わっきわき 道標 主人公だし おがら婦人 東方やるときはいつも腋巫女。 メガネ 腋。 くろ わきみこ!!! はね 俺、れーむのおかげて腋フェチになれたんだ。 KAT 一緒にお茶飲みたい。 あらゆる意味で。 滅多にない私服が好き。 風では針巫女派。 貧乏でもいいじゃないか 巫女だもの yukky みこみこスキー FORCE なくてはならない存在 nh 貧乏だけどのんきな靈夢でいてください。 あーべると 腋。 この一言に尽きる。 s 腋巫女〜 かなぽこ とりあえず霊夢は外せない 某ひかり 東方=霊夢って感じ T3 ごめんよ。 今回だけは本命じゃないんだ・・・だが必ず入れる! 楽園の素敵な巫女さん。 主人公といえば、彼女v 優しく厳しい性格。 自分自身には甘い? 楽園の素敵なお賽銭箱 腋意外にもとっても魅力的なキャラだと思いますよ普通に。 完璧超人みたいに言われることが多いけど実は結構普通の女の子だと思う。 むしろ感情豊かで気まぐれな年頃の女の子だけど、どんな人妖でも受け入れられる器の大きさを持ってるっていうのが魅力かなぁと感じているんだがどうだろう。 悠 紅が一番かわいいよ。 m2k まさに外道 p 愛されて当然!! 一般人になったkugeyasu 腋 やつれてそうな彼女が心配です kt2 どう考えても霊夢です。 というより腋(ry ブンチャン 母性備えたら大化けする 霧華 存在自体がエロいよ ね やっぱり主人公なので。 彼女がいてこその幻想郷な気がします。 名無しの37番 がんばれー 異変解決時の問答無用っぷりと、EDやエキストラストーリーののらくらさのギャップが凄く好き。 嬉しそうな時の表情が可愛いのも良い。 そして霊符最高! 巫女服乖離す博麗の腋 OSM 頑張れ主人公。 早苗さんに負けるな しろん やっぱり、霊夢が居てこその巫女さんSTG。 淵明 やっぱり主人公ですから なぞ 惜敗。 623 やっぱり主人公!飄々としたところが好き ez わき要員 ㌦「」 脇 エスケープ 主人公が1位になってないキャラ投票を見るのが悲しいので一票。 頑張れ紅白! gouryella レイマリが好きです 霊夢の腋って良い匂いしそうだよね クンクンしてぇ パチェの犬 腋! ventus とりあえず、可愛いかと。 針巫女の使いやすさも彼女の魅力の一つ。 霊夢は性徴すると意外におっぱい大きいよ派の同志求ム 普通にかわいいと思う ゚-゚ ノ レイブン 俺の従兄弟の再従姉妹の嫁さん マサト・マーガトロイド 彼女がいないと東方は始まらない 小鳥遊すずめ 夢想封印! d3212d 東方という不思議な世界の主人公はやっぱり不思議な彼女じゃないと。 こんなキャラが主人公なんて他には無い。 だって楽やし、主役やし、巫女かわいいよ巫女。 がんばれ腋巫女。 そうなんです。 せぶん。 恋符は無くなったけど、やっぱり魔理沙にはレーザーが一番良く似合う。 oil... 大好きです。 初プレイからずっとレザマリです。 俺、いつかマスタースパークが打てるって信じてるんだ。 そこに惚れた。 なにからなにまでシャレにならんキャラ構築が為されてます。 ズルいっ。 叶うならいつまでもそのままで……。 隠れた努力家な魔理沙が好きです。 「恋符」「恋心」なんてつけちゃう乙女な魔理沙がすきです。 才能に満ち溢れている霊夢に嫉妬しつつも、霊夢がいないとつまらなくて死んじゃうくらい寂しがる魔理沙が好きです。 僕は、霧雨魔理沙が大好きです。 ありがとう。 弾幕はパワーだと言いつつ、そうしないスタイルが好きなんだ。 いちばん大好き。 やっぱり弾幕(自機ショット)はパワー。 今回も一位だ。 魔砲少女万歳。 魔理沙サイコー!! 魔理沙にかけられた恋の魔法は一生解けないぜ!! 愛してる!!! 東方projectはこの先まだまだ続くだろうけど、魔理沙にはこれからもずっと突っ走っていって欲しい。 風神録ではマスタースパーク撃てなくて残念だった・・・。 特に某魔砲はSTG最凶の破壊力!! shige 鉄板ですが好きです suu 主人公だから キット なんといってもマスタースパーク。 少女が体現しようとするダンディズムが相も変わらず魅力的。 レザマリが辛くなくなったのは喜ぶべきか寂寥を感じるべきか。 当方無記名 魔法使いが好きなんです ビタミン ヒロインでなく、ヒーローなところがよい。 頑張れ麓のヒーロー、ガンガン勇者! tuwjy だぜがかわいいです あゆむ 魔理沙ちゃーん! マ、マーっ、マアアーッ!! マアーッ!! 月光 「だぜ」口調で一人称が「私」なのがツボ nomal限定シューターもどき やっぱり弾幕はパワーだぜ。 ですよね cube 元気!(元気!)勇気!(勇気!)火力が命!(命!) ばいす 主人公は外せない! 支援の必要はあるんですか?最強キャラですよね? M-dy 画面揺らすのどうにかしてくれ 火力だぜ マスパにはお世話になりました K おれのハートにマスタースパーク ぶっそれんれ 男女問わず好かれるタイプだと思う。 お友達になりたい。 マスタースパーク復活希望。 ULIM 弾幕は火力!何度落とされたことやら… sabo 自機として一番長く使ってるので愛着が たまにはイジられる魔理沙も見てみたい。 aka マスタースパークに惚れてます。 newボーイ パチュマリ派! utushi 実は本当の主人公たぜ! ディーです。 nalkana 弾幕はパワーだぜ ぬ。 だぜ Dy 弾幕はパワーだぜ アッシマ 主人公で、女の子らしいとこもあり男らしいとこがいい ドナルド 一時期凄く好きだった 弾幕はパワーだぜ!! Aji だぜ。 bear 男勝りな口調だけど実は女の子っぽいところに萌え GALLOP! H29 だぜだぜは男前すぎw 渡部凪 んー、なんか好き ひゃらー 魔理沙に入れるのは普通だぜ Sミュ いつでもどこでも全力全開。 そんな魔理沙は凄い子だと思います。 メルミ まりさの全てがすきだ! Dsuke 影で努力するあなたがステキだぜ。 主人公はやっぱり強い マドウクシャ やっぱり弾幕はパワーですよね。 cAMP まりさ〜 OTO マリサラ!! 光雪 彼方 弾幕はパワーだぜっ!! 速瀬水月 だぜ 舞凰 言葉遣いがいい。 コスプレしてみたい。 でも頑張ってる姿を誰にも見せない魔理沙! そこが良い!! 弾幕はパワーだぜ! 魅力は溢れかえってます。 SUNAO 弾幕はパワーだぜ!! マスタースパークにはいつもお世話になっております。 razgriz 語尾が気に入ってます。 TankMan マリ霖でw 口調と性格がいい!! ミスタ 太陽みたいな眩しい笑顔に惚れました。 かっこよくて可愛くて大好き! せせらぎ orz 魔王S君 はすっぱなようで女の子っぽいところが好き。 TAR いつも自機キャラお疲れ様です。 クレセント まぁ主人公だし1票。 魔理沙は私の夫。 すずみくら 魔理沙に1票入れさせていただきます。 きよ 口調、性格、すべて好きだ! 海水塩湖 レザマリでも辛くなかった。 朱璃 やっぱり普通が最強、だぜ。 HiRO 鉄壁!魔理沙ははずせません! dokuro 自分の夢の中に出てきたときはピカチュウみたいな声だった。 案外この声が合うかもね。 可愛らしさとボーイッシュな面からw マリアリがオレのジャスティス!! Aadd9 やっぱり外せませんよね〜。 キャラとして大好きです。 もちろんマスパも。 影の人 やっぱり彼女がいないと始まらない ものポーラー 魔理沙と一緒にスマブラやりたい キアリク まぁ魔理沙ですし 紫 最初にプレイする時は必ず彼女にしてます!! 弾幕はパワーDAZE!! リック だぜ! F 紅から始めたので、この、二人がいなきゃ 嫁の多い俺の嫁 紅魔館に行き隊 だぜ口調だけど一番の乙女 nothanks レザマリでも辛くない toshiki 霊夢よりも咲夜よりも魔理沙なんだ Minami レザマリでもつらくな(ry 派手な弾幕に惚れた。 のぶ 魔理沙!魔理沙! げんずむ 人気投票もパワーだってことを証明してやるぜ! はるむ 百合 恋色聞いてからますます好きになった さいたま 太くて熱い(レーザー)がいい。 myon 東方のキャラで一番最初に好きになったのも魔理沙だしね クー 応援したくなる存在 KTH 金髪魔女はご褒美です まつ 弾幕はパワー。 そのパワーに憧れます。 TAKU 弾幕は(ry pp マスタースパークがないとなんかさびしい 0516-Ruhenheim あの性格と口調がすごく好きです。 蒼 特別でもない特殊でもない、普通でありながら強者。 格が違うなら無理矢理にでも格を揃える。 越えられない壁ならその壁を貫く。 そんなひた向きさに憧憬の念をもって一票。 あとマスタースパーク。 テュルフング 弾幕はパワーだぜ 筋金入りの魔理霖派でございます。 館川 このキャラだろ 恭 弾幕はパワーだぜ!! 咲夜さんの絶対領域 皮肉屋で努力屋。 ある意味あの中では人間らしい人間ではないでしょうか アルトレット きのこ? IREUL マスタースパークでハートを焦がされたぜ!! 弾幕はパワーだぜ 名前なんて飾りです このキャラだけは外せない!! 空 紅、風共に自機として愛用しています。 私的に東方の主人公は魔理沙。 自分のプレイスタイルに合ってる。 とりにとろ 家のもの好きなだけ持っていってくれ!俺も! リン だぜっ 蒼也 弾幕はパワーだぜ 弾幕は頭脳?バカじゃないのか? うなぎ マスタースパーク!! でも最近触発されてきt(ry アテナ うふ、うふふふふふふふ ayase 努力家なのにそれを見せないところが ぐら 新婚ホヤホヤです。 ともろー やっぱり 猫猫 その生き様に憧れるぜ ujo 魔理沙は外せないだろうwwwwとりあえずマリアリ。 誰よりも、ずっと。 銀の夢 中性的な感じが好きです!! 闇滋 やっぱりこの人がいないと始まらない。 だぜ口調がいい。 陰で努力をしているらしいから、半ば尊敬の眼差しで見ています。 レザマリでもつらくない! 叢雲 火力 男勝りな辺りがね! えんがちょ 「逃すぜ」はやっぱインパクトありました。 逃すのかよ!って思いましたもんw kohshi 服装とくるくるウェーブ金髪。 あと口調が素敵なので一票w 肉 基本ですねー パキスタン かっこいいぜ! RYO かっこいい 「弾幕はパワーだぜ!」いやまさにその通りで御座います。 あの性格が大好きですw 樹 桃クモ このこがいなきゃだめだわ^^^ 月雲紅夜 だぜだぜ! 額縁 レザマリでも辛くなかったので1票。 あと、「だぜ」。 TAFXXX マスタースパークに惚れました。 名無しさん 東方に入ったキッカケのキャラなので TAP さっぱりしてて気持ちの良い性格。 偶に見せる乙女な部分も可愛いです。 魔理沙はみんなの婿。 春ですよー やっぱり魔理沙はあり! 木乃戸 だぜだぜだぜだぜだぜ 韓国のFan 魔理沙ゆえに一票 気を引く為に紅葉を乗っけてくるとか、恋する乙女ぶりにクラクラ 君に一票入れざるを得ない ずももも 弾幕は火力だぜ! まちこ 口調といいキャラといい火力といいw 春日 金髪が好き!口調も好き! ライチ 弾幕はパワーだぜ! ばろん 弾幕は火力だぜ ymg レーザーよりミサイル派。 主人公は人気で当たり前なんだぜ! 豆腐 カッコイイ Salad 今回も力押しで優勝、投票はパワー 字一色 白黒 LAICA みんなのヒーロー。 日陰の音楽家 弾幕はパワーですね。 S だぜ 15番目の過ち 影で努力する人間っていいよね。 マサヒロ アリスとセットで好き ゆー マリサー KiT 狂ってる!いろいろと狂ってる! 名無シン 弾幕はパワーだぜ? 螺旋 なんつーか、友達になりたいよね いえやす 東方にはまるきっかけの一人だから 魔理沙はオレのジャスティス totugi 弾幕はパワーだぜ!! 弾幕はパワーだぜ!が大好きです。 あずさ 「だぜ」だけど「私」なところがいい。 ぴゆ 魔砲少女は伊達じゃない! 藤原 妹紅 さっぱりした性格もパワー全開の弾幕も、何もかもかっこいいです。 R 脇巫女 てぃんk パワーが正義です。 いい性格だよ(すごくいい意味で 柳 きのこうめえ。 月見だんご 東方といえば魔理沙。 彼女がいない東方なんて考えられませんっ。 ドクター 普段は男前なのに自分の不利な部分(努力)を隠そうとするいじらしさのギャップがもう、ね。 wristlet れーざーかっこいい おp 王道。 文句なしにかっこいい。 さぼてん 使いこなせないって分かってても何故か惹かれるそのパワー。 これが魅力か。 オニ 東方シリーズに欠かせないもう一人の主人公だもんな ffkyu レーザーは漢の浪漫! 黒鮭 レザマリいいよ。 レザマリ。 龍製 弾幕は火力です。 たゆ やっぱねw どくろん 表に出している自身は努力によるものだと思うと抱きしめたくなる可愛さ 郵便 元気で陽気ですばらしい! もう一人の主人公ということで だぜっ! REDFAKE 魔理沙は俺の友達。 箒の後ろに乗っけてもらってどっか一緒に遊びに行きたい 迂也 努力家という設定がいい 天津 弘樹 だぜの神様 トマト 嫁としか言いようが無い 豪快でいいぜ 麻呂でおじゃる 白黒 おはる フラマリ派から支援 Kazui だぜ ゆっくりしてってね!! hakuawwww 「〜だぜ」はイイネ! メルミ 真っすぐ感が、いい。 リース アリマリが俺のジャスティス! カサナラ変 あの何でもありなノリがなんとも。 ああそうかい カッコ良いしかわいい。 GNY 弾幕はパワーだぜ 梨紅 我らが親友。 黒 まりまり〜 SHAAK なんだかんだいって魔理沙は良い。 丸 マスタースパークで今日も魔理沙は薙ぎ祓う。 弾幕はパワーだぜ! 夕月しずく 師弟関係いいです 漢気溢れる性格が堪らない。 アラブ だけど自分はパン派です 二割八分六厘 ツチノコを可愛いがるところに惚れました アヒルの人 パチュリーとセットで好きです。 性格とか ポチ 魔理沙しかいないっしょ シャリア 主人公補正。 ニコニコ動画でかなり有名になった感じがあります。 守凰 俺にいろんなジャスティスを教えてくれたw 565 魔理沙いいよ魔理沙 wais 男らしい口調がたまらん まりさかわいいよ。 プリ 幻想郷のモテ女 tta 性格が好きです。 非常に。 徹魔 魔理沙といると何かと楽しそうですよね。 語尾がうつったぜ 俺 撃つと動くだ。 カレー 弾幕は、パワーだぜ。 総受け syas 昼だけに限ればNo1 きしだ 投票は勢いだぜ!! リョウ 口調と見た目にやられました 碧 だぜ! ケロリッタ 弾幕はパワーだぜ こさよん 魔理沙!!!!!!!1111111 kj とにかく気に入ったぜ!一票あげないと気がすまないぜ! 水無月翔 話し方とか性格とかかなり好きなキャラですっ 優希 口癖に惚れた R 支援はアリスでしたが魂は魔理沙と繋がっているようです 朱シオ 弾幕はパワーだぜ! 理由はないけど最高でしょう まっちー バランスよくどこをとっても俺の嫁 霧雨魔理沙は好きかー! Seth ファイナルマスタースパーク!! matti なんだかんだ言って紅時代からお世話になってる弾幕はパワーな彼女に1票。 うふ、うふ、うふふふふふふふ… YYY 投票はパワーだZE!! ユベル どんな苦境でも、それでも魔理沙なら…魔理沙ならなんとかしてくれる…!と思えます。 他者をほっとけない性格設定(2次)も好き。 夢想伝から入ってきた人間なんでスンマセン… やってやろうぜ! マスタァァァァァァスパァァァァァァク! モリャ 口調が大好きだぜ! らるく あれ?最初はそんな好きなキャラでもなかったのに。 いつの間にか・・・ OKK SP 天邪鬼な発言の奥に一本筋が通った純粋さを感じさせるのが魅力。 TETZ 誰より乙女チックだと信じています。 月影のあ 俺も魔理沙と同じ、弾幕は火力と思っています! しゅん 魔理沙のかっこよさは異常 へっきょ マリアリはジャスティス!!これははずせない 豆腐神 だぜ。 ゆあきん!!! 反面ライダー ババァ、結婚(ry のす ゆゆゆかはセット モルヒネ ゆかりん!ゆっかゆかりん! Rusty ゆかりん、ゆかりん、ゆかりん アロエちゃん この人が背負ってるのは悲劇だと信じてる。 只の野心家じゃないはず。 長時間睡眠が必要なのは多分、過去に大怪我でもしたからかと。 Se 入れないと神隠しにあいそう 私ロリコンだけど、ゆかりんはえろかわいいと思う。 書者 彼女は外せないでしょ、幻想郷の良心 ? だし 少女臭 今年の元旦にあなたを初めて倒せました 笑 Koji ババア結婚してくれ! 誰ジャン ばばあとか言うなよ! チナ 弾幕結界のラストがかっこよすぎる TOMとむ ちょっとやる気の無さそうにしてるぐらいが丁度良い素敵お姉さん・・・だと思ってる! ぺーたん 何を喋らせても凄みがあるその圧倒的存在感、痺れます。 okari スキマ!八雲一家おもしろすぎw akira ゆっかりんりん! あわげ 最初見た時に、曲とキャラクターのカリスマにしびれました。 大好きです。 少女臭だ!! 青っ恥 ぐうたらバb(スキマ 不思議な貴女に一票を。 veru 可愛いと思うんだ その余裕っぷりがたまらない 猫庭 胡散臭さを含めて、存在自体が彼女の魅力。 彼女抜きに東方は語れません。 コウシ 色気 旦那様 昔からずっと大好きです。 一押しにするか悩んだくらいに。 天蒼 啓 胡散臭いからこそいい。 いいぞ、もっとやれー! みねけん オバサンじゃなくてまだまだ少女です。 塩 Phantasmaにて初遭遇した時は痺れた。 だーらずー。 さつき 綺麗なオバサンの少女臭を鼻に入れてみたいみたいみたいなぁ〜!! ふぁ〜〜! 他の追随を許さない圧倒的なカリスマ。 やはりパラソルのせいか。 メリーとの関係も気になって面白いので一票。 京終東雲 むしろスキマ送りにされたい。 teke。 ミステリアスなところがまた良い。 灰色 ゆかりんかわいいよゆかりん 伊吹 司 胡散臭いところも含めてあんたは最高だw かっわいっいよっかっわ(ry げtぜn ゆーかーりーんりーん マヨヒガの森近 加齢臭じゃねぇー 少女臭だ! やもりともり かっわいいっよ、かっわいいっよ、ゆっかり〜んり〜ん J・Ex 無敵な感じが VENI ばばあ萌える lo 身にまとっている雰囲気が好きです らんマニ マージナルな存在には色々考えさせられます トマト煮込み 胡散臭いところがもうね 蒼天の覇者 ゆかりん可愛いよゆかりん なとりうむ ババァ!結婚してくれ!!!! WTM 嫁です でうす 少女臭と何度いったらw れのん ゆかりんは永遠の少女って信じてます でる あふれるカリスマ るりぼー 眠い・・・・w K ゆっかりりんりん karasu 初見の時の恐さといったら。 アルオ 大人の魅力 カケル 書籍が出るたびに評価が上がってるような。 今じゃ最強の妖怪に。 ひたすらに最凶です。 観空 ばばあ結婚してくれ! ゆかりんまじカリスマ 好きだっ! yuki ゆかりんからは加齢臭なんてしないよ。 少女の魅力あふれるフローラルな香りがするよ。 hetare ゆかゆかゆかりん htj Yukariでさらに堕ちました。 胡散臭さでころころと…。 MIKAMO 加齢臭じゃねぇ!少女臭だ!!!!!!! バタ子 昼行灯で胡散臭い東方最強妖怪 ゆかりさまー たかち 要介護妖怪。 MODEL:DPN マエリベリーとの関係が気になるところ。 同一人物? ゆかりんかわいいよゆかりん バカ野郎 ババアかわいいよババ(スキマ 双六 某所の某企画で悩みました。 結果、ここに帰着。 腐った死体 ゆかりんかわいいよ、ゆかりん YUKI. A なんだかんだで実はスゲー優しいんだぜ、きっと 寿 最も強く、最も美しく、最も胡散臭い。 大好きです。 kamai 辺りに漂う少女臭 名前が無い程度の・・・ ゆかりんに投票しないわけが 熟女最高! Gマリオ ゆかりんゆかりん おぶさん すごい美人だと思う 何故か1番優しい人に見えてしまう 庶民 曲と合ってる 歳月不流人 弾幕結界は衝撃過ぎた はま 個人的には不動の最強の敵役。 敵役びいきのハートをがっちり掴まれました。 萌 どこぞの神様より神様っぽい妖怪に、お賽銭代わりに一票。 胡散臭さかわいいよ胡散臭さ ろー ゆかりんは永遠の17歳だから! カレーの臭いなんかしないから! nkm 生前の幽々子と色々あったんだろうなと。 幻想郷最強の一人にして、ぐーたらで美しい。 ノリ ドS最高加齢臭! 三月優 東方で数少ない、大人の余裕を感じさせるお方。 ヤス 冬眠中でしょうか? 黒鍵 あっががが。 うぎぎ。 八雲一家LOVE ろろこ ゆかりんあいしてるうううううううううううううううううううううううううう ろりこん伝道 少女臭! or2 ボス格としては相変わらず鉄板なお方。 でも、そんなところが素敵 yas 遊惰なお色気ー。 sand man 私を幻想郷につれてって ムツキ PHでお世話になりました…。 二重黒死蝶は未だに避け切れません Nightmare この人に投票しなければ誰に投票する TK ゆかりん!ゆかりん! LORD 最強クラスの実力を持ちながら胡散臭さと人間臭さに満ち溢れてるとこに惹かれます あっがが 由 幻想郷随一のカリスマ! あの胡散臭さとか、不気味さとか、禍々しさとか、そして何よりも圧倒的な存在感に。 keiq ゆかりんいとしいよゆかりん syr. tmk 徒歩二分での幽香との関係は凄いと思ふ。 おのけい氏のが一番いい。 ふとまゆ派 いくはら スキマ送りにされたいネ めろ そこはかとなく溢れ出るエロス。 tgm つながりでw 黒鷹 ネクロファンタジアとの組み合わせでやられました。 でも真実だと思いたい たらばがに ミステリアスで素敵。 底が知れない。 ブラフ丸 ゆ、ゆかりんの少女臭にやられ…しょ、少女臭がー!! 島戸りる 最強っしょ(色々な意味で) 81 うじゃりんかわいいよぴゅかいん ayakat 大切な家族! まだまだ若いんだぞ!! 冴月 少女冬眠中... U. オーエンは俺じゃないよ? ゆかりんは胡散臭いくせに以外と理論派で幽々子の押さえ役っぽいポジションだといいw 最初に言っておく、金髪、巨乳お姉さん(?)大好きだ!! ギャグにシリアスになんだかんだで重要な役割を担う立場。 アークセイバー 俺もスキマ使いてー すっきー 胡散臭く、美しく、かっこよく、そして強く。 吉鷹 あのうさんくさい弾幕がカッコ良過ぎる inagi 妖しさが魅力 k 境界を操る能力が素敵 やまえ ゆかりんりん 如耶 ゆかりんかわいいよ! 私的に幻想郷で最も強いのではないかと思う。 四季 友人のゆかりん好きに侵食された感じだが結界組の主力 ミラクル スキマいいよスキマっ! ミョンノジ 最も幻想郷を愛してる存在。 氷 あなたは一体何回私をピチューンさせれば気が済むんだ!でもそんな紫様が素敵です がらくた とある絵師さんのゆかりんが 笑 のツボで(ぇ すう 順位と得票の境界を弄っちゃおうかしら 虹階 好きに意味は無い ファル かーわい〜いよ!かーわい〜いよ!ゆっかりん!りん! Aka うじゃりん 紅茶 例大祭新刊の主役です。 おうぎかれん ゆかりん!ゆかりん! 火乃 紫様バンザーイ! スキマ 胡散臭さがたまらない hiro 少女臭w Lunar 髮まとめては大好き marine1999 パッとめくったページに写ってた バティ 不敵な感じが。。。。 意外と深い。 JW 胡散臭い幻想郷の主に一票 mantrapri 少女でもばばぁでもいいじゃない chikage 強いし良い! しろ 私が大好きな幻想郷を最も愛した妖怪がいるのならどうして好きにならずにいられるだろうか あーべると この人が最強! コタツで寝る 幻想郷Love k. s 少女臭が!少女臭が! ハゲタイガー 【大好評】ゆかりんの華麗なる香水【発売中】 ゆにこ 神隠しの主犯。 うさんくさい妖々夢のEXボス。 綺麗? 楽園の素敵なお賽銭箱 少女臭が少女臭が ラキラ やはり最も幻想郷を愛している者というトコに惹かれます。 七篠創太 ゆかりんのカッコよさにはびっくりです。 強いし 白桜 ババアだから susi ゆゆさまとの胡散臭いコンビが大好きです。 white 少女臭がたまりません hikumo 踏んで下s ry 晰兎 ババァ結婚してくれ スキマオナヌー たまかえる ボーダー商事で働きてぇ… シメオン 年増萌え 霧華 その美しい金髪と胡散臭さがステキ 理 tin スキマだし 名前が無い程度の能力 変わらぬ胡散臭さを・・・ 魔宮 加齢臭と胡散臭さの中に母性が光る。 とりあえずゆかれいむはジャスティス。 東壱 ゆかりんかわいいよゆかりん ゆかりんは可愛いよ りっく 香霖堂での幼女スタイルで他の作品に登場して欲しい maximum 八雲一家最強。 カリスマ溢れる一家の長ですよ。 CircleK ゆかりんかわいいよ,ゆかりん 三鏡かをる 幻想卿の二大カリスマ!怒らせると怖そうだけど、一緒にいて退屈はしない・・・と思う。 底の見えない不気味さがいいですね。 元々こういうトリックスター的なキャラは大好きなんです。 時計屋 橙と藍セットで。 荘 Phをクリアしてから一層好きになりました。 何もかもが。 緋想天の活躍にも期待。 ちなみに操人形で惚れたクチ。 あとカラフルな弾幕と、人形遣いな所が好きだ。 なんであれ可愛い。 マリアリ!! マリアリはジャスティスなんです!! うわあああああん!! 魔法使いっていうのも個人的にクリーンヒット。 と言うか神主様。 彼女にもっと活躍を!! 弄られて欲しいけど最後は笑顔で居て欲しい子。 東方最愛のキャラ。 それが好き。 アリスの幸せをいつでも願っています。 あえて語る必要すらない。 魔理沙との掛け合いが楽しー。 下手をすると魔理沙よりも好戦的で、多分最も弾幕を楽しんでいる人物だと思う。 多くを語るまでも無く可愛いゴスロリ人形遣いさん。 今回こそアリスが上位に入りますように。 迷うことなんてない。 きみに決めた! てへw 雪花 永遠を生きる少女。 その不死の炎に包まれて、彼女は何を思い願うのか? 古家ゆきと 初のシリーズエキストラ撃破がもこたんなので。 これからも幻想郷で良き人生を。 それと炎を含めた見た目の色合いが。 ヨロズナ ほっぺをぷにぷにしたい 昭和三色 フルモッコにされたから うまこまの人 もこたんかわいいよもこたん! ほーよくてんしょー きのえ もっこもこにされた mako もこたん何気に名前可愛いよね SHINNJI あうので精一杯です 戦闘開始直前のセリフのかっこよさは異常(特に冥界組 M. M ウホッ!いいもこたん。 や ら な い くぅわやめろなにをすCAVED!! 友情出演。 おにぎり神 球聞史紀で評価が急上昇。 投票の理由は一番お世話になったキャラだから…ですかね。 何百回やったかわからないぜ永夜抄EX Nightmare 「まんじゅうこわい〜」に萌えるw LORD 容姿と性格、雰囲気が好き ぶっきらぼうだけどいい人、って感じがいい つな。 かっこいい 由 いじられているもこたんが好き。 最近いじられキャラとしか見れなくなってきた。 ないん's ウマウマー しんじ@恋色MS その壮麗なる出で立ちを見よ! 限りなく続く人の生 ボノ もこたん nk-1152 今日も、もこたんINするお 天翔 物静かだが、心の奥に秘めた強い意志の炎。 かっこいいじゃあないですか! 草壁 EXで一番パターン作成した人。 炎系のスペルはどれも印象強かった・・・ 背負わされた宿命、誰かが一緒に背負ってくれるさ dai もっこもこにされました。 格好いい!その一言に尽きます。 もう一目見たときからホレますってw KTK 男前で意外と庶民的?なとこが好き。 彼女が火を纏う様は本当絵になると思います。 ちょっと狂ってそうなとこがいい もっこもこにされた もtt 永夜抄が初プレイなので、Ex初プレイは当然もこたん。 STG初心者の俺は何度焼かれても挫けずにプレイして、4ヶ月かけてようやくクリア。 今は他作品のExもクリアできるようになったけど、これももこたんのおかげ。 ありがとうもこたん!設定面ではかなり重い設定ですが、そんなこと気にせず今日も慧音とまったりしたり輝夜と何だかんだで仲がいいもこたんかわいいよ。 もっこもっこにされてみたい(駄 蒼孔雀 とある絵描きの絵に打たれて もじゃ 是非とも緋想天に出演を熱望。 つか中国がでてるのに出れないはずないだろ。 hikuro もっこもこにしてほしい 本編で切なくなった。。 もっこもこにしてくださいw まはん。 もこかっこいい。 tgm もこーん nanashishi 白髪好きなんだよ。 (何だその理由) るれ 妹紅に火葬されたいよー にじすけ ぱちゅコンで大活躍だった。 高いけど・・・。 てっつ もこたんINしたお 設定が重いけれど、だからこそ大好きです。 慧音とセットだとなおb 言い表せない可愛さがあるもこたん。 metron もっこもっこにしてやんよ〜www 堕天使レム 唯一「かっこいい」と思った東方キャラ。 台詞と曲が最高。 ぴかてう もこもこにされました 伽藍の華 もこがんばれ もこかわいいよもこ あげだま もっこもこにされたいです 名も無きけーねファン V502Svj2q 台詞が格好良すぎる K もっこもこ!強すぎます。 やとさき 生きてるって、なんて素晴らしい。 SDK inするぉ〜 81 弾幕とか格好よすぎ。 自機として使ってみたいなぁ。 LAG 弾幕のかっこよさに惚れました EIJI 彼女ほどヤンキーファッションが似合うキャラはそうは居るまいw ヴォルケイノが取れません。 まる公 俺より何倍も生きてて、ちょっと説教くさくなったりするんじゃないかな。 一度は昔の話を聞いてみたいな。 ねく 永夜抄の一番の良識人。 mine ゲーム内で見たことがないけど、色々とツボです 笑 にゅーくれらっぷ \よあけだー!/ 不死なのに生命力弱そうな見た目がとってももこもこです。 朝マッグ もこたん愛してる。 mika 死んでも死ねない・・・そんなあなたに「乙。 」と言いたい colt クレラップがいい!! Lunar スペカ時背景の絵が素敵すぎる! きーの もこもこ sirius 紅目、白髪、ポニテ ? とストライクゾーンが多すぎ 佐藤高雄 インしたお おがら婦人 焼き鳥喰いたい ぬめり 台詞に惚れました。 cs56 私も蓬莱の薬を是非飲んでみたい!! nh ハンドポケット萌え shikosan Cool character, immortal and powerful TwinImage00 ry カロ 人間として『辿り着いた』其の姿は美しい。 kin もこてるが俺の星義 ハゲタイガー 妹紅に入れないとcaved!されそうだったから。 ゆにこ ゲーム本編でまだ会ってない・・・。 schierling あーれー・・・スペカ名がかっこよすぎ 白桜 もこもこだから susi もっこもこにされました 狐楼 もっこもっこにされました hikumo ヘタレかっこいい 笑 つばき ヴォルケイノかわいい ロサ もこたーーーーーーん ragna もっこもっこにしてやんよ。 フ、フーっ、フアアーッ!! フアーッ!! フランかわいいよフラン。 姉と比べ出番が少ないので今後の活躍に期待。 僕の心です。 あの狂気には惹かれる。 八上詩文 Nice 妹様 AGUZE 好きです。 リイン 恋の迷路にはまりました 筧 樹 いろんな意味で私を虜にしている娘。 闇光 レバ剣に惚れた!! ドライ フランちゃんかわいいよ!!!! アリスシャイン 弾幕ごっこっつーレベルじゃねーぞ! 5150 フラン嬢なかなか勝てなかった EXで一番撃ちあった相手です お気に入り 炉 どろわーずのおしりのANA付近の匂いくんかくんかしたいね〜 sem 妹様の再来を願っています。 未だにあの弾幕が目に焼きついている フランちゃんかわいいようふふ。 枝 描いてて楽しい妹様 シン フランちゃん乳臭いよウフフ 東方を始めるきっかけになった妹様。 今だに勝てません ウフフせざるを得ない 暇川 文花帖のドット絵の可愛さは異常。 Jun 妹様大好きです。 S やっぱり妹様は素晴らしいと思うので 未だに波紋取れません 魔理沙で倒した後の会話が好き。 ハッピーエンドって感じで。 卜部征路 妹 そーなの 戯れるとはこの娘とだ ぽむぽむ フランになら壊されてもいい! 永遠亭のイナバ ふらんにキュッとしてボーンされたいです。 kou レーヴァテインに惚れました FUNNY 幾多もの弾幕を越え、彼女の心の声を知ることができただろうか…。 名無し あの不思議な羽!カラフルだし!! モリス-5 もう2度と出番はないのかもしれない…それでも再登場を願って支援し続ける 東の方 うふふ フランちゃん可愛いようふふ! 妹様パワー 山葵 まだ倒せません 曲が好きすぎます ヒロタ 元祖カリスマ Ryo 妹様ヤバイですすきすぎる。 ゆっこ フランちゃんかわいいようふふ ぁぅ はやくフランドール様に殺されたーい まちがいなく僕と同じB型 tabris 妹様に一票 罪袋A 俺の妹だ。 暴れっぷりは俺以上に凶暴だぜ? Dy いまだに最後のスペルが取れない Mr. カラテ 鬼畜っぷりがたまんない アッシマ 魔理沙との会話が秀逸すぐる。 たまらん k-san 理由などはない!ただ可愛いだけですww ドナルド あのBGMの中繰り出される弾幕の数々に、緊張しながら戦ったのもいい思い出。 mercury 無邪気にすべてを破壊するところがたまらない やっぱり ふらんちゃんは かわいい な 炎龍凪 フランちゃんうふふ テンキー 狂気 ゆゆぽ かっこいい み 弾幕苦手だけど・・;フランは大好き! ちょん 紅魔EXは一番苦労しました。 いろんな意味で大好きです。 可愛さと怖さをかね揃えた最強キャラやね。 カズサ U. Nオーエンとあわせてサイコー。 レーヴァテインでぶった切られたのはいい思い出。 可愛さも異常。 kr いつになったら勝てるんだろう…? HiRO フランかわいいよフラン dokuro あのカリスマ性とテーマ曲に惚れました 東方新参野郎 フランちゃんはキチガイかわいい 魔理沙との対話がすき。 てぃあ 妹様ww パクチー 萌えフランもいいけど僕は発狂フランが大好きだぜ! 隕石 「コインいっこ」の一言で好きになりました。 495年も閉じ込められたらと共感もしましたね〜。 てるる 曲もスペルも格好良過ぎ! まぁフランですし 紫 妹様可愛いいよギュッとしたい! CoA すべてを破壊しつくす力には憧れる バベル ハハッ! こいつ乳臭ぇな! ハハハ! 虚弱海藻 あんたがコンティニューできないのさ! 高屋敷天空 妹様になら喰われても・・・w 組長 フランちゃんかわいいようぎぎ 紅魔館に行き隊 紅Exは会話、音楽、弾幕全てが心に刻まれるものでした。 フランかわいいよフラン ran-ce 妹様にコインいっこ mas か? か……かわいい リモコン 知性的なところに惚れる! ちんちん フランかわいいよフラン マリス砲愛好者 年上属性ですから。 魔中 原作でのあの憎たらしい半目が好きです。 台詞もかっけー kuro フランちゃんうふふ、可愛いなぁもうw 白鴎 曲補正高すぎ ピッコロ 妹様うつくしいよ 0516-Ruhenheim うふふ ほーらい うふふ くまだ あの羽最高〜 十六夜 いたづらはいやづら ケツワレ 溢れ出るカリスマと少女臭がたまりません 妹最高 恭 らめぇぇぇぇぇぇ まぬ キチガイだがそれがいい 妹サマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー IREUL かっこいい! yoshinico 最凶の妹様 chokobo キレてる妹様、かわいい Ryu 狂気状態と無垢な状態のギャップがィィ K BGMの最終鬼畜妹の最後にある笑いに発狂。 ジト目が好き 狂気も無邪気もどっちも好きです。 跳ね狐 いよいよ5人じゃ足りなくなってきた…。 ヤマアラシ 狂気と無邪気。 羽が綺麗で好きだ!! トロ子 フランかわいいよフラン 12 狂気の妹様が好きw アテナ フランちゃんかわいいよウフフ 妹様。 いまだに倒せませんorz ルーク うー ayase あなたと遊ぶ時間が一番楽しい。 狂気系妹 ヤンデレとはまた違った魅力の妹様は崇拝できる!! とんぷぅ 今年で結婚生活2年目になります。 ともろー こういうのってありなんかな 猫猫 妹様は最強すぎるぜ・・・ ujo 狂気のようじょ!なんてつるぺったん!………羽が好きなんです。 最初見た時、なんてお洒落な羽だろうって思った。 フラン>>>越えられる壁w>>>その他キャラ R. Benboy もっと暴走して欲しいです。 フランになら殺されてもいい ジャケットのシルエットは彼女なのかと分かったときの感動といったらもう… 翠鈴 まだゲームでフランまで行けたことないけど・・・好きなものは好きなのさ keel ゲーム本編ではまだ会えませんw アリス・魔理沙・パチェに投票してこの娘を外すわけにはいかない 龍の人 保護者になりたい…… 水星 初めて弾幕を見て感動したのはフランちゃんだったなぁ。 ミナト 美しい狂気 jyu 妹様かっこかわいい ま〜こ フランちゃんかわいいよフランちゃん 韮 レバ剣?なぞりにいってやんyピチューン 純粋な狂気という言葉が似合うのがまた良いよね。 ジンじてこ 出番が少ない! もっと妹様の勇姿が見たいぞ!!! ・・・個人的には紅魔郷での魔理沙との会話の場面が好き。 thomas 無邪気な妹様が好きです えくやすEx 幸せにおなり 分身されていたづらされたい・・・ mon フランちゃんへ感じる感情は、全東方キャラ中でも一番の異質。 他のキャラとは一線を隔してます。 Tenyahara 俺の妹だから投票しなきゃ C級ライセンス 妹様の鬼畜っぷりがたまらない みっちゃん 一緒に遊びたいw らじがく 妹様可愛いよ妹様 腐葉土 未だに倒せない(泣) ぴかぴか 緋想天での登場を願って。 あと狂気なところがツボ 伍籐涼夜 フランちゃんうふふ のあ ヤンデルの妹様LOVE。 春山 あのデザインが曲と相まってとても好きです。 もう少しお姉様と距離が縮まればいいのですが。 ayane これ以上に何を望むと申すか ロゼ 最終鬼畜全部妹様 あの弾幕の鬼畜具合がだんだん気持ちよく… KANZUME 初EXだったので、苦戦の数だけ愛が増えるぜ…! 日陰の音楽家 妹様でしょう〜^^ パプア大佐 自機キャラになって欲しいです妹様。 ポルカ 妹様〜〜!!! ミッツ だって可愛いじゃない 圧倒的破壊力で心が折れる 邪魔口 妹様 文花帖でも出演したし、緋想天でも、どうかフランちゃんを…… yui 自分の妹より妹様を取りたい…いやマジで。 レーヴァテイン喰らってもいいから。 奈々氏 彼女を見ただけでうぎぎ rpast 妹様ー!! 妹様可愛い。 がち 狂キャラ キャラを掘り下げてほしい人NO.1。 あうこ 個人的には、フランはかなり頭いい方だと思うんだけどねぇ…… らいりゅう 緋想天出て欲しいなあ みーてあ 気がふれてるようじょ可愛い ehehe アハハ 爆笑自衛隊 純真と狂気の塊。 ある意味もっとも東方の世界観にふさわしいキャラかと 名もなき猫 あなたが、コンティニュー出来ないのさ! もるる 破壊されたい 習志野なめ子 妹様〜!! うめきち 妹にしたいです。 すごくしたいです。 大好き。 そこがいい! Q〜ず 俺の妹 Few あの乳臭さは異常です 内 妹様ああああああああああああああああああああああああ hiiragi 妹様!妹様! バファリン 最強さにほれた 名前がない程度の能力 可愛いすぎる・・・ カシラム 妹様可愛いよ妹様 鼓ノ舞 何この萌えの塊みたいな東方Goodデザイン賞最優秀キャラ!ビジュアルだけに留まらず危なっかしい性格や能力、さらにスペカやBGMまで全てが魅力的すぎるよ!! うぎぎ… 八栄 怜 レーバティンと攻撃的な弾幕が好き いもさま。 as 出番が少ないのが悲しい… 七色の羽が綺麗 茶葉 そ の か わ い さ に ぐ ぎ ぎ Tolcco 姉妹揃うと愛情も2乗です。 kesapan 妹様最高! パフネリ 妹様の弾幕は避けてて楽しい。 その素敵な弾幕使いに一票。 カレー おぜうさまの妹様ですから メイド長 投票いっこ 0706 マリフラ!マリフラ! あれ逆だっけ? Tomohiro 好きなんだけど,いまだに紅魔EXがクリアできない・・・ こさよん 公式登場が1作品だけだなんて悲しすぎる。 remon 愛されてるよね。 いろんな人から。 かかし 気がふれてる妹様が素敵w あわげ 妹様!妹様っ! モンゴ ウ フ フ 緋想天出場を今でも祈ってるキャラ。 zz ドット絵の可愛さと弾幕の奇抜さ美しさ鬼畜さは異常。 再登場してほしいNo. 緋想天とか。 テラカオス ギリギリシューター フランに一票 kajar まず曲 UNオーエン を聴いてしびれました。 そのまま妹さまにパチューン… よっこん 無邪気で狂気で幼気な妹様が大好きです。 留吉 緋想天出場しないかしらん。 乳臭い495歳は素晴らしい ぶるかび 彼女の弾幕が俺の心にry みねけん 今後の活躍に期待 塩 妹様可愛いよ、妹様・・・! 緋月 妹様かわいいよ妹様 Grablo フランちゃんかわいいよ odio こいんいっこ入れる puppe 妹様は入れとかなきゃまずいだろっ・・・ くまぞー 姉より妹が良い R この可愛さわからんやついるのか? アウアウ 妹様も支援いたしますです ほのぼの弾幕 妹様最高! rance 妹様。 ムスカ 彼女の持つ非常に独特なビジュアルがまず嗜好にはまりました。 彼女の遊び相手に適うような、そういうものに、わたしはなりたい。 みんなもそう思いますよね!! スタミナ 妹様は無邪気さと狂気のギャップがいいね。 にゃも EXまでたどり着いたこと無いので、会ったことはありませんが。 あのキャラは好きです なとりうむ 定番です saifu 強いのに無邪気なとことかが好きです 唯希 紅では一番好きなキャラです。 情緒不安定とか、一癖も二癖もあるのが好きです。 鍬 最凶幼女は抜かせません 背後霊 他に類を見ない、そのステンドグラスのような羽が大好きだ! ミサネ くぁいい過ぎる、一緒に遊びたいNO. ka 妹様、お慕い申しております。 海鳴マヒル フランちゃんのレーヴァテインで振り回されるの楽しいよ! レーヴァテイン! 乳臭いフランちゃんが大好きうぎぎ hetare ほとばしるカリスマ oce 破壊されたい。 htj 最近急に好きになったw nest フリーダム 紅魔郷の住人 妹様かわいいよ妹様 妹様最高だろJK 少し壊れ目なところに一票。 今は多少なりとも外に出れてるのだろうか。 BONY 箱入り娘。 ちょっとちがうか。 esp 妹様 妹様もかぁいいよ!BGMも大ハマリw TIM かわいければ性格に少し問題があってもいいじゃない でも俺はロリコンではないです YUKI. A 文花帖のドット絵がかわいすぎたので。 Kan 東方にハマるきっかけをくれたキャラ。 音楽も大好き かわいい。 何気に言葉遣いは悪くないし ソノ 迷ったけどランクインさせちゃいましたw 妹様〜w nobori 妹様 歳月不流人 フォーオブアカインドでいつもぴちゅーん Na-B もっと出てきて欲しいキャラNo. 1です。 狂気っていいよね。 コインいっこw shin すべてが可愛い マンマー この可愛さは以上www Aru 可愛すぎる 霰 あの性格がかっこ良すぎです!! sai 妹様!! Nightea 妹様も 仄月りね どう見ても姉よりカリスマ溢れてる様な。 あとBGMが素敵すぎるw キュッとしてドカーン。 ちょっと病んでるくらいが好き。 kudzu 妹様かわいいよ妹様 くう はい。 もう煙もでません。 QEDといいいつ取れるのだ?) S. R 妹派ですww しんじ@恋色MS なんとなくあの羽とかスペカが好き。 レーヴァテインに撃墜されるなら本望です。 keiq コンティニューさせて下さい あおあお この前初めてEXクリアした記念 おカズ 狂気じみたキャラと言うのは元々好きだったのですが、デザイン・台詞回しもあいまって1ポイント。 もっと活躍を見たいなぁ。 なぜかふらんちゃんだけ理由なしに好き ・・・一目惚れ? 常世の咎人 自分のなかのフランは超カリスマだぜ 9000 フランは俺の妹 ネッシー 粉砕!!玉砕!!大喝采ー!! クード 妹様は可愛すぎるwww 蒼孔雀 一度も勝てないんですけど好きだなんて言っていいんですかね。 hikuro 魔剣の一振りの容赦なさが素晴らしい。 永瀬望 妹様支援。 HS b ㌢㌧㌢㌧ 495年だけ取らしてくれません。 MSC ぶっこわされたい 全 かあいい とっぽ 毎日毎日会いにいきますがまだクリアできないんですよね、ラヴ 壱 監禁とか歪な羽とか、色々好きです! 黄昏院 黎 レーヴァにぶった切られて死にたい 草薙昨日 言うべき言葉はただ一つ「フランちゃん、うふふ!」 dasiyo この子の未来が明るいものでありますように 冴月 ウフフ 妹可愛いよ妹 芋の乱 お姉様も好きだけど妹様も好きだ!! 漆黒の銃使いホワイト レーヴァンテインで真っ二つ〜 redline 妹様との弾幕ごっこは至福のとき…。 吉鷹 妹として本当に欲しいです。 snow なかったことにはさせないよ? kebin 妹様との弾幕ごっこは楽しすぎて脳がとろける(昇天 狐狗狸3 かわいこちゃん 妹様〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!! Sin 妹様の狂気の裏にあるものは...。 魔理沙とのやり取りが大好きです がらくた 純粋な狂気・・・そんな妹様に1票。 霊銀 フランちゃんの吸血鬼臭ドロワーズフンハツフンハツヒェッヘヘ うふふ prontera わたしより上なヤツは、み〜んな破壊してあげるっ 虹階 茶目っ気と無茶苦茶な強さとかわいい外見 主に靴下に意識が行く 不可視のアイギス スペル使用時のジト目がかわいい。 たまには館の外にも出てきて欲しい! バビントン 羽の仕組みがわからない ハードシューター止まり フランたんかわいいよかわいいよフランたん! Aka ドット絵の羽パタパタが妙に可愛い 笑 妹様! 青蛙 直接会ったことはないorz その可愛らしい外見と破壊的な凶暴さがものすごくマッチしてて壊されてもいいかな、とか思(ry 羽 魔 フランちゃんかわいいよ pome 妹様 道標 ふらんちゃんうふふww sirius 妹いいよ 川城 ゆとり 幼女萌えwww コイン センスが堪らないです>< たると 音楽とも相まって、未だに出会うと心の底からぞわぞわと滾るものを感じさせてくれるフランちゃん。 蒼破 初見恋の迷路の衝撃は忘れない。 フランちゃん可愛いよ可愛いよフランちゃんウフフフフフ 狂気+ロリ=可愛い。 妹様かわいいよ妹様 鬼畜 赤い毛玉 妹様 高速で飛行可能 この娘の靴下すきなんですよね。 妹様に落とされたのは数知れず。 フランちゃんは人懐っこい。 俺の妄想。 しろん 神主様、もっと出番を増やしてあげて! 淵明 少々気がふれているので ああああ UNオーエンとそして誰もいなくなった・・・ 魔理沙とのクリア後の会話で思わずニヤリ・・・ スーさん ハァハァハァハァハァハァキュッとしてどかーんってやられたい 名無 とうもいのれおはんらふ ゆっくりしていかないよ!! フォーオブアカインド絡みの二次創作は何故かみんな大好きです。 コイン何個でもどうぞ karasu.

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養豚場mix 重力に逆らえない

基本的にはPersona4のストーリーや設定が下地になっていますが、部分的には独自の設定が採用されています。 またタイトルからも分かるように、初期のメガテンであるデジタル・デビル物語を意識している為、オカルトやホラー要素が強くなるようにしていきたいと思っています。 かなりぼかしてもいるはずですが、グロい描写が出てきたりする事も考えられますので、苦手な方はご注意を。 本作はにじファンに投稿していた処女作の移転になります。 後になって見返して『これ、変じゃね?』と思ったり、あるいは指摘された部分に関しての修正などが多々出てくるかと思われます。 また、本作品にはPersona4の重大なネタバレ要素を含み、ROUNDABOUTにて事件の犯人が判明します。 また、sky's the limitに以降の話で事件の全容が明かされますが、かなりの部分にオリジナル要素が含まれています。 この小説を読んだ人の何人が、わかっていただけた事やら不安なネタでもあります。 また、オリジナルペルソナも登場します。 ご注意ください。 履歴 2012. 04 にじファン閉鎖のお知らせ 2012. 09 にじファンからarcadiaにお引越し開始 2012. 10 前書き部分修正 2012. 11 EURYTHMIC BATTLE移転により、arcadiaにお引越し完了 2012. 13 神話覚醒にてもう一人の花村、ロキの台詞を『』で統一 2012. 14 A Way of Life投稿 2012. 15 Labyrinth~午前2時の迷宮投稿。 そして友人との男気じゃんけんに勝利したので、『男の世界編』完結までの期間限定でその他板に移動します 2012. 20 にじファン閉鎖。 さようなら。 2012. 02 2012. 16以降繋がり難くなっていたarcadiaが復活。 Death match~死闘を投稿。 一部でアギラオンがアギダインになっていたのを修正。 他にも細かい部分を全話修正 2012. 03 What is it to Live a Life投稿 2012. 05 NEVER MORE~愛情カレーVer. 投稿 2012. 07 Soul Phrase投稿 2012. 10 I'll Face Myself投稿 2012. 11 IF WE BELIEVE投稿 2012. 13 IF WE BELIEVE誤字脱字の修正。 O…ME…GA~XTCver. 投稿 2012. 14 Spirit Of Fountain~光を投稿 2012. 16 OMEGA~聖戦を投稿、はかなき蝶にてアギラオンがアギダインに、マハブフダインがブフダインとなっていた間違いを修正 2012. 17 OMEGA~聖戦を修正、及びバエル戦を追加 2012. 19 OMEGA~聖戦に加筆修正、OMEGA~Communication PlayerVer. 投稿、O…ME…GA~XTCver. に題名変更 2012. 21 窓明かり投稿、OMEGA~聖戦にて中島とバエルの会話部分を変更 2012. を投稿 2012. 27 OMEGA~Strange JourneyVer. 28 Deep inside my mind投稿 2012. 30 MAGNETIC MAGICIAN投稿 2012. 07 OMEGA~Strange JourneyVer. o8 ANFINI~無限宮に出だし部分に追加 2012. 10 Ex~convict~前科者投稿 2012. 13 Fall'n Gods~魔王投稿、Ex~convict~前科者に追加修正 2012. 20 OMEGA~特別捜査隊のお料理地獄!! Ver. 投稿 2012. 22 Time To Make History投稿 2012. 24 Mass Destruction投稿 2012. 30 Burn my Dread投稿 2012. 05 RESET投稿、ジョジョの奇妙な冒険放送開始 2012. 07 Dr. AND MIND投稿 2012. 09 不幸に触れ、それは投稿 2012. 12 …の前の静けさ投稿 2012. 14 Step Up投稿 2012. 17 Jump up投稿 2012. 21 CHASER投稿 2012. 25 カテドラル投稿 2012. 28 Checkman~四大の御使い投稿 2012. 30 Checkman~四大の御使い出だし部分追加、及び一部修正 2012. 07 EVOLUTION投稿 2012. 11 key plus words投稿 2012. 13 EVOLUTION出だし部分追加 2012. 14 ROUNDABOUT投稿、そして遂に50話を突破 2012. 16 ROUNDABOUTにて出だし部分追加、及び犯人の独白部分を若干修正 2012. 11・17 Hallucination~魔界幻想投稿、OMEGA~聖戦をFall'n Gods~魔王に変更、Fall'n Gods~魔王をAn Encounter〜遭遇に変更 2012. 21 Pursuing My True Self投稿 2012. 24 LOVE SICK投稿 2012. 29 Dimensional Trip~時空の道投稿、神話覚醒にてもう一人の花村とロキの台詞が「」になっていたのを『』に修正 2012. 01 LOVE SICK出だし部分追加、一部修正。 ジョジょの奇妙な冒険アニメ版ファントム ブラッド完結 2012. 03 True Story投稿 2012. 09 FLAME・UP・FRAGMENT投稿 2012. 17 Dawn Of The Human Being投稿 2013. 28 Another World~黄泉の扉投稿 2013. 09 ROMANTIC HELL投稿 2013. 14 sky's the limit投稿 2014. 25 IZANAMI投稿。 クリスマス、おめでとうございます。 NAKAJIMA 'EL ELOHIM ELOHO ELOHIM SEBAOTH' 'ELION EIECH ADIER EIECH ADONAI' 'JAH SADAI TETRAGRAMMATON SADAI' 'AGIOS O THEOS ISCHIROS ATHANATON' 'AGLA AMEN' 窓にかけられたカーテンが白く点滅し、落雷を告げる音が聞こえた。 ザーザーと止む事の無い雨音と、異常な頻度の落雷に、少女は僅かに目を細める。 落雷の影響でブレーカーが落ちないか、心配したのだ。 僅かの時間、窓へと視線を向けていたが、ゆっくりと目の前のパソコンへと視線を戻す。 雨音だけが支配していた部屋の静寂に、カタカタとキーボードが叩かれる音が交わる。 遠くから奇声のような鳥の鳴き声が聞こえた。 近くの家でホラー映画を見ているのだろう。 少女は気にする事も無く、キーボードを叩き続ける。 「……ヨッド・ヘー・ヴァウ・ヘー……」 背中から聞こえてきた掠れた声に、体が小さく跳ねた。 「……母さん? 母さん!」 母が帰ってきたのかと、居間に聞こえるように声を張り上げるが、返事は無い。 机の脇に置かれた携帯電話を見る。 深夜と呼べる時間を、携帯電話の画面は写していた。 デザイナーの母は帰りが遅くなる事が多く、この日も少女は夜を一人で過ごしていた。 「気のせい、かな?」 或いは、疲れているのかも知れない。 そう考えて、少女はパソコンから視線を外し、目を閉じて体を伸ばす。 ちょうど、プログラムが完成した所でもあった。 後は、このプログラムを実行するだけ。 それだけだ……それだけの事でしかないのだ。 「……実行して、どうなるんだろう?」 理論としてはプログラム通りに動いたならば、 「……」 しかし、少女にはこのプログラムを実行する動機が無い。 必要性も無い。 或いは何も起こらないのかも知れない。 それならば、それで良いのだろう。 問題は起きてしまった時だ。 「……」 少女は目を閉じたまま、くるりと椅子を回して考える。 閉じた目の奥で、色々な人の姿が浮かんでは消えた。 「考えても、仕方無い」 少女はハンドヘルドコンピュータを起動させ、パソコンと繋いだ。 ハンドヘルドコンピュータとは、持ち運べる程度の小型サイズの携帯情報端末の事で、フルキーボードを備えながらもノートパソコンよりも小型な物を指すのが通常である。 少女の物は、少女自身が独自に作り上げた物で、通常の物よりも小形化されていた。 それこそCD一枚分より、若干大きなサイズしかない。 それでいて、スーパーコンピューターに勝る処理能力を有していた。 「……ふぅ」 プログラムがパソコンから、ハンドヘルドコンピュータに移されたのを確認して、少女はパソコンからプログラムを消去した。 バックアップも、残さなかった。 そこまでして、少女はパソコンの電源を落とした。 ハンドヘルドコンピュータの電源も落とそうとして、動きを止めた。 プログラムには、DEMONと仮の名称が付けられている。 少女は少しだけ考えて、ハンドヘルドコンピュータのキーボードを叩く。 DEMONの文字が消され、新しい名前がハンドヘルドコンピュータの画面に写し出されていた。 悪魔召喚プログラム、と…… 'RUN DEMON' IPL is set devise. IPL is looking for a program from FD0 IPL is loading DIGITAL DEVIL 携帯電話の着信音で、目が覚めた。 ディスプレイには、里中千枝と表示されている。 「……千枝?」 通話ボタンを押して、電話の向こうにいるであろう相手へと話しかける。 今日も雨が降っているのだろう。 窓の外から雨音が聞こえていたし、電話からも聞こえている。 「あ、朱美? ちょっと、どうしたの?」 「……? 何も無いよ? もしかして、声、変になってる?」 寝起きで声が変になっているのか心配したのだが、電話の向こうにいるであろう千枝からは呆れた声が帰ってきた。 「……朱美? 今、起きたんだよね?」 ようやく千枝の言いたい事が理解出来た。 「ああ、ごめん……今日、遅刻するから、先に行ってて」 「はぁー……もー、最近、夜更かしが酷くない? 体に悪いよ?」 「うん、注意するよ。 雪子にも謝っておいてくれる?」 「それはいいけど、後で自分でも謝っておいてよ?」 「もちろん。 それじゃ、また学校で」 「うん、また学校で」 通話を切った。 携帯電話のディスプレイで時間を確認して、溜め息を吐きながら起き上がる。 どれだけ急いでも、遅刻は免れない時間だった。 そして案の定、遅刻した。 雨も降っているし、あまり良い気分では無い。 そんな重い気分のまま2-2の教室に入ろうと、教室の引き戸を開けた。 「……」 教室中の視線が向けられ、僅かに居心地の悪さを感じた。 教壇の前には諸岡と、見覚えの無い男子生徒の姿。 銀髪で、どちらかと言えば大人しそうな草食系美男子に見えた。 「……ちっ、中島か……もういい、転校生は席に着け」 中島を見るなり、舌打ちするモロキン。 そんなモロキンに何か反応を返すでも無く、中島は自分の席へと着く。 と、転校生が自分の前の席へと座った。 他に空いた席も無いので、妥当ではあるのだけれど、いつも人のいない席に人が座ると違和感を感じてしまう。 『全職員・生徒に連絡します。 学区内で事件が発生しました。 通学路に警察官が動員されています。 それに伴い緊急会議を行います。 至急職員室までお戻りください』 突然の校内放送。 『全校生徒は連絡があるまで各自教室で待機するようにお願いします。 連絡、終わります』 「……というわけだ。 お前ら、指示があるまで教室から出るなよ、いいな!」 教室から出ないように注意して、諸岡が教室から出て行く。 一瞬、教室が静寂に包まれて、直ぐに騒がしくなった。 各々が近くの席の生徒と話している。 そんな中で中島へと今朝の電話の主である千枝と、友人の雪子が手を振りながら、話しかけてきた。 里中千枝は緑に黄のラインが入ったジャージ姿で、如何にも活発そうな少女だ。 天城雪子は逆で、赤いガーディガンを羽織った、和風で大人しそうな美人だ。 「おはよー、朱美」 「朱美、おはよう」 「おはよう千枝、雪子……今日は遅れてごめんね」 「いいって……それよりさ、緊急会議だって!」 「ああ、言ってたね……長くなりそうなら、部屋で寝てた方がマシだったかも?」 「あんまり夜更かししてたら、体に悪いよ?」 心配そうな表情の雪子に、中島は肩を竦める。 「注意はするよ……けど、緊急会議ってな……あれ?」 パトカーのサイレン音が鳴っている。 何人かの生徒は窓に駆け寄って、パトカーを見ようと外を凝視していた。 「くっそ、霧で何も見えねー」 外を見ている男子生徒の発言に、中島は首を傾げる。 中島が此処に来るまでの間も雨は降っていたが、霧は出ていなかったからだ。 「結構、近いね」 ポツリと、雪子が漏らす。 それで漸く、合点がいった。 「第一発見者は、この学校の生徒なんだろうね」 千枝と雪子が驚いた表情を見せる。 が、直ぐに納得した表情で頷いた。 「だから緊急会議を開いたのかしら?」 「だろうね」 「……例のバラバラ事件と関係があったりして」 千枝が口にした例のバラバラ事件とは、最近起きた事件で女性が全身をバラバラにされて発見された事件の事だ。 しかも、被害者の体からは血液が全て抜かれていたらしい。 不可解な事件であり、連日ワイドショーを賑わわせている。 「……そうだとしたら、第一発見者には同情するね。 トラウマになりそうだよ」 ただでさえ憂鬱な雨の日に、朝一番にバラバラ死体を発見したら、鬱病を発症させてしまいそうだ。 下降気味な気分を変えようと、視線を窓から前の席へと移す。 転校生と視線があった。 「あ、五月蠅かった? 悪いね……えーと?」 「いや、大丈夫だよ。 初めまして。 俺は鳴神悠、よろしく」 「僕は中島、中島朱美。 一年の間だけどよろしくね」 笑顔で挨拶をかわす。 悠は見た目の印象通りの好青年に、中島には思えた。 「あ、えーと……里中……さん?」 おそるおそる花村と言った様子で、花村陽介が千枝に声をかける。 陽介は悠と同じで、半年程前に都会から稲葉市に……父親がジュネスと言う大型デパートの店長を任され、こちらに引っ越してきたのだ。 ただ、普段は明るい性格なだけに、この反応は怪しい。 「何よ花村。 なんでさんづけよ?」 案の定、千枝も怪しんでいる。 「この前借りたDVD、スゲー面白かったです。 技の繰り出しが、流石の本場でした」 丁寧な言葉を使いながら、カクカクとやたら動きの早い陽介。 すぐさま、回れ右をして教室から撤退を図る。 「ごめんなさい! 事故なんです! 許してください! バイト代入るまで待ってください!」 謝罪の言葉を口にしながら、陽介が教室から逃げようと駆け出す。 「あ、コラ! 逃げるな!」 流石に怪しんでいた千枝の反応は早かった。 「貸したDVDに何した!」 千枝と陽介を挟む位置の机に手を置いて、綺麗に空中で横回転。 旋風脚が花村の側頭部を撃った。 まるで、アクション映画のワンシーンを見ているように中島は感じてしまった。 「カッケー」 近くの男子生徒がポツリと呟いた。 そんな感想を持たれた千枝はと言えば、倒れ伏した陽介に馬乗りになっている。 見方によっては、夢のようなシチュエーションなのかも知れないと、中島は他人事に思った。 「どわっ! 信じらんない、ヒビ入ってんじゃん!」 千枝の驚愕の表情と悲痛な叫び声が、虚しく教室に響いた。 「私の成龍伝説があぁぁ!」 それまで黙っていた鳴神が、ポツリと呟いた。 「楽しそうな友達だね」 悠の呟きに、中島と雪子は苦笑しながら頷いて答えとした。 席に着くなり、後ろの席の女子生徒……遠野瞳から話し掛けられた。 「ああ、女子アナの山野真由美が変死体で見付かったってニュース?」 昨日の晩、ニュースで騒いでいた内容から、瞳が飛び付きそうな内容を頭の中でピックアップして答える。 「そうそう、ソレ! ビックリしたよね、バラバラで、全身の血が一滴残らず抜かれてたって……!」 興奮して、身振り手振りを交えながら話す瞳。 稲葉市で同じ事件が、立て続けに二度も起きたのだ。 それだけでも騒がれそうな内容なのに、今度の被害者は有名人ときたから、騒ぎを煽る結果となった。 第一発見者は、やはりこの学校の女子生徒であった。 もっと言えば、知り合いである。 小西早紀。 中島達の一学年先輩で、実家は商店街の酒屋なのだが、経営が苦しいらしく、小西先輩はジュネスでアルバイトをしている。 TVに映る小西先輩は、やはりと言うか当然というか、青い表情をしていた。 「議員秘書の生田目と、不倫してたんだってね」 確かに、TVではそんな事も言っていた。 「雪子、朱美」 悠、陽介と話していた千枝が、いきなり中島と雪子を呼ぶ。 陽介が嫌そうな表情を見せている。 そんな陽介に、失礼な男だと中島は感想を抱いた。 中島は瞳に謝り、席を離れて転校生御一行の輪に加わる。 「花村が昨日のお詫びにビフテキ奢ってくれるってさ。 二人も一緒にどう?」 昨日はあれから一時間とかからず、学校は休校となっていた。 そのまま何事も無く、全員帰宅したのだ。 「僕も良いの、陽介? 太っ腹だね……その奢る金で、成龍伝説買えよと思わないでも無いけどね」 「朱美は決定ね、雪子は?」 「私は良いよ。 太っちゃうし、今日は旅館の手伝いがあるから」 雪子の実家は天城旅館という、結構立派な旅館を営んでいる。 雪子は一人娘で、将来は天城旅館の女将になるのだろうと、周囲からは思われているのだが、本人としてはどう考えているのかは解らない。 雪子には、雪子のしたい事や夢があるだろうと中島は考えている。 そういえば、件のバラバラ死体で見付かった山野アナも、確か天城旅館に宿泊していた事を中島は覚えていた。 口には出さなかったが、雪子は何か知っているのだろうかと中島は考える。 「ふーん、じゃあ仕方ないね。 雪子はまた今度行こう」 「うん、ごめんね……」 雪子は外れたが、実家の用事では仕方ない。 「放課後が楽しみだね、朱美!」 ウキウキと満面の笑みを浮かべている千枝に、あからさまに肩を落としている陽介がポツリと漏らした。 「……俺がみんなに奢るのは、決定なのな」 「ハナムラのサイフは死んだようだ……南無」 「南無、じゃねーよ! 助けてくれよ、中島さん!」 花村と愉快な仲間達の、朝一番の光景であった。 残念ながら、陽介の財布事情では、三人にビフテキを奢る事は難しかったようだ。 「マヨナカテレビって知ってる?」 世間話をしていた中での、千枝のいきなりの発言である。 話の流れとしては、陽介が今日のバイトを休んだ小西先輩の心配をしている発言をした所で、千枝が一気にヒートアップ。 陽介をからかいだしたのだ。 当然、陽介は否定したのだが、その時の陽介の様子が可笑しくて、中島はつい笑ってしまった。 そこから、先の千枝の発言に繋がるのだから中島も陽介も、ついでに悠も目を丸くしてしまっていた。 「雨の夜、午前0時に消えてるテレビを一人で見るんだって」 何故か稲川淳二風に語り出す千枝。 「……で、画面に映る自分の顔をじーっと見てると、別な人の顔が映るんだ。 それが、自分の運命の人なんだって!」 「あ、ごめん千枝……それってさ、TVじゃないと駄目なの?例えば、テレビが見れるパソコンとか、携帯電話じゃ駄目なのかな?」 「え? ……さあ? 駄目なんじゃない」 「そう、ありがとう」 これは所謂、都市伝説の類だろうと中島は考える。 しかし、なんで雨の日限定でテレビ限定なのだろうかと疑問に思う。 中島が言ったように、例えばパソコンや携帯で無い理由はなんだろうか。 回線の有無の違いはあるが、携帯もパソコンも余所のネットワークを利用しているのは間違い無い。 そんな中で、テレビと限定される理由が中島には思い付かないのだ。 噂なんだから、曖昧なモノと言われればそれで終わりではあるが。 「なんだ、そりゃ? お前、頭の中が温かいんじゃねーの? よくそんな幼稚な噂で盛り上がれんな」 陽介が余計な発言をした。 「よ……幼稚って言った! 信じてないでしょ!? 」 案の定、千枝は顔を真っ赤にして陽介に詰め寄る。 「信じるわけないだろうが!」 千枝と陽介が口論を始めたのを見て、中島の口から自然と溜め息が出た。 そこで、今まで沈黙を保っていた悠と視線が合う。 悠は苦笑しているように、中島には思えた。 「中島さんはどうなの? マヨナカテレビ、信じる?」 悠の質問に、中島は少しだけ考える。 「頭ごなしに否定する気は無いけど、僕自身は信じないかな」 「あ、そうなんだ」 悠は意外そうな顔を見せた。 「……意外そうだけど?」 「あ、ほら……さっき里中さんに質問してたから、興味あるのかなって思ってて」 「ふーん……そういう、鳴神君はどう? 信じる? 信じない?」 「うーん……直接、自分の目で確かめるまでは、正直、信じられないかな?」 中島と悠が呑気に話をしている間に、千枝と陽介の間でマヨナカテレビに関する案件が急速に進展していたようである。 「というわけで、今夜の0時に実行! みんなでやってみよう!! 」 千枝の発言に、中島と悠は顔を見合わせる。 「転校生くん」 「鳴神」 「鳴神くんもいい!? 」 千枝と悠の会話のテンポがおかしくて、中島は吹き出してしまった。 そんな中島に、千枝が不満そうな表情を向ける。 」 いきなり携帯電話が震えだしたので、驚いてしまった。 携帯電話を見ると、23:55にアラームで時間を知らせるように、セットしてあった。 そして、ディスプレイにはマヨナカテレビの文字。 それで千枝との約束を思い出した。 「……マヨナカテレビ、ねぇ?」 パソコンから、電源の入ってないテレビへと視線を移す。 そこで自分の顔が見えていないといけないのだと気付いて、席から立ち上がりテレビの前に座った。 0時までは、あと一分も無い。 しばらく黒い画面に映る自分を見つめる。 携帯電話のアラームが、今度は0時を告げた。 変化は無い。 「それはそうか」 安心したような、残念なような、どちらとも言い切れない気分で中島はテレビから視線を外した。 今夜は寝ようとベッドに向かおうとした中島の背中で、電源のついていないはずのテレビから、砂嵐の音が聞こえた。 「……え?」 テレビの画面が乱れている。 ザーザーと雨音のような砂嵐の音、そして画面が何度か揺れて、鮮明な画面が映し出された。 「こ、小西先輩!」 画面に映し出された人を見て、驚きで声が漏れた。 バラバラ死体の第一発見者で、今は自宅にいるはずの小西先輩が、テレビ画面に映っていたからだ。 小西先輩は何かから怯えるように、逃げているように見えた。 連続して起きている非日常的状況に、頭がついて行かない中島。 「て事は……僕の運命の人は……女っ!」 目眩がして、中島はテレビの画面に倒れるように触れた。 「……え?」 腕の先端がまるで水の中に腕を突っ込むかのような感覚で、テレビに吸い込まれた。 それだけでは無い。 体が引っ張られるのだ。 「……や、ヤバい」 何とか抜け出そうと、体を支えられそうな物を探すが無い。 不安だがテレビの縁を掴んで、体を引き抜こうと試みる。 「……っ! ……このっ!」 少しずつだが、腕がテレビの中から抜けてきた。 が、あと少し、と言う所で…… 「……ひっ!? 」 手首が、何かに、掴まれた。 腕を掴む力は強くは無いが、引っ張る力が段違いに強くなった。 「……っ!」 パニックに陥った頭が何とかしようと、体を動かした。 具体的にはテレビの枠を力の限り蹴ったのだ。 瞬間、手首を掴んでいた感覚が無くなり、蹴られたテレビが勢い良く倒れて画面がひび割れた。 「……な、なんだったんだろう?」 テレビが消える直前、女性の声が聞こえた気がする。 小西先輩の声では無い。 内容は良く聞き取れなかった。 「……夢、じゃないよね……?」 嫌な汗が背中を伝うのを感じながら、中島は何かに掴まれた腕を見る。 手首にはうっすらとだが、何かに腕を掴まれた跡が残っていた。 結果から言えば、4人が同じ内容を見た事になる。 「でも、見えたのが全員同じってのはどうなのよ?」 少なくとも、中島、千枝、陽介は小西先輩で確定した。 悠に関しては断言は出来ないが話を聞く限りでは、小西先輩だろう。 「つか、運命の人が女の人って、どーゆーことよ?」 千枝の発言に、中島は少しだけ考えてから口を開いた。 「まあ、運命の人では無いんだろうね……噂が流れる内に、内容が変わったんだろうけど」 ただ、小西先輩がマヨナカテレビに映った理由は、当然だが中島には解らない。 なにかあるのだろうとは、予想が出来る程度だ。 「あとさ、俺……画面に触ったら、マヨナカテレビの中に吸いこまれそうになったんだ」 悠の発言に、中島は飛び上がりそうになる。 昨日の恐怖を、鮮明に思い出してしまったからだ。 千枝と陽介は信じてはいなかったが、中島としては他人事には思えなかった。 「……あのさ、その……テレビに吸い込まれた時にさ、腕とか、掴まれなかった?」 悠に恐る恐る聞いてみると、悠は不思議そうな表情を見せた。 「腕? ……いや、掴まれなかったよ?」 また疑問が増えてしまった。 果たして中島が特別枠なのか、悠が特別枠だったのか。 どうせなら、か弱い乙女の自分じゃなくて、屈強……かどうかは解らないが、男性の悠の所に行けば良かったのに、と、理不尽な怒りを抱いてしまう中島。 もちろん、悠が悪い訳では無いと理解してはいるのだが…… 「あのさ、中島さん……目にクマが出来てるけど、大丈夫?」 「ダイジョウブダヨ」 あれから、中島はテレビを壊した事を母親から怒髪天を衝く勢いで怒られた。 普段が物静かなだけに、母の怒りは恐ろしいものであり、中島は平伏するしか術が無かったのだ。 悠はと言えば、マヨナカテレビを見た中島が怖がっていると思っているのだろう。 「大丈夫だよ」 優しく言ってくれた。 ……残念ながら、怖いのはマヨナカテレビじゃなくて、母親だったのだが。 「ごめん、私……先帰るね……」 4人から離れた所にいた雪子が、それだけいって帰って行った。 「天城も元気ないっぽいな」 「最近なんか忙しいみたい」 山野アナの一件で、ゴタゴタしているのだろう。 少し気にはなったが、中島は雪子の件は脇に置く事にした。 時間が解決するだろうと、この時はそう思ったのだ。 「しっかし、お前……テレビの中に吸い込まれたってのはどうなんだ?寝ぼけてただけじゃねーの」 陽介の発言に対して、『いや、実は僕もテレビに吸い込まれたんだよ……むしろ、なんか、腕とか掴まれたんだよね! アッハッハ』とは、中島も言い出せなかった。 「けど夢にしても面白い話だね、それ。 テレビが小さいから入れないとか、変にリアルだし。 ジュネスで一番サイズのあるテレビの前に、中島達は来ていた。 「……で、ここまで見に来たわけだけど?」 これは陽介の発言だ。 「つかデカ! 高ッ! こんなの誰が買うの!? 」 千枝が大袈裟に叫ぶ。 「金持ちじゃね?」 千枝に陽介が返す。 会話が途切れ、千枝と陽介が視線を合わせる。 中島と悠は、そんな二人をただボンヤリと見ていた。 「むん!! 」 千枝と陽介が異口同音で気合いを入れ、左手を腰に当て、右手でテレビの画面に触れる。 タイミングもバッチリだ。 相性が良いのだろう。 「アホらし、目が冴えてる時にやる事じゃねーな」 「そうだね」 目が冴えてるかどうかが問題なのでは無く、マヨナカテレビだったから吸い込まれたのだと、中島は思った。 思っただけで、口にはしなかったが。 「あ、そうだ! 今度、私のウチで新しいテレビを買おうって話してるんだけど、何かオススメある?」 「そーだな。 こちらなどいかがでしょうか、お嬢様。 この春発売されたばかりの最新型で……」 「高いよ! 全然ダメ!」 離れてテレビを物色し始めた千枝と陽介に、小さく溜め息。 確かに、実際に体験しないと信じがたい出来事ではあるのだが。 「……そう言えば、僕も新しいテレビを探さないと……」 「テレビがどうかしたの?」 独り言に返答があり、中島は少しだけ反応が遅れた。 「……え、あ……その、テレビ、昨日壊れたんだ」 正確には、壊したのだが。 「……それって、もしかしてマヨナカテレビと何か関係あったりする?」 「んー……秘密」 大有りだが、経緯はどうあれ、蹴って壊したとは中島には言えない。 「そっか……どんなの買うの?」 「詳しくはまだ決めて無いよ」 幾つかの最新型のテレビを、悠と二人で見て回る。 「あ、これ最新型の3Dテレビだ……裸眼でも3Dで見れるんだよね」 このような田舎町でこれだけの最新型を揃えられるのだから、ジュネスは凄い店だと中島は思う。 「あ、本当だ……でもさ、こういったテレビってなんで立体的に見えるんだろうね」 「右目と左目にズレた映像を送り込んでるからだよ。 そうする事で、平面の映像を立体的に見せてるんだ」 悠の疑問に答える中島。 目を丸くする悠に、中島は首を傾げた。 「あ、ごめん。 説明不足だったかな? そもそも、人間が物を立体的に認識するのは、左右の目の映像の違いを脳が処理して、奥行きを認識するからなんだ。 3Dテレビってのはこの仕組みを利用してて、この裸眼で見れる3Dテレビはインテグラルイメージング方式って呼ばれるタイプだね。 説明が難しいんだけど……ガラスの上に水滴みたいな形状のレンズを並べてレンチキュラーシートの背後に液晶パネルを配置してるんだ」 スラスラと説明する中島だが、悠が辛うじて理解出来たのは、人間は両目の認識の違いから立体的に物が見えると言う事だけであった。 それ以外では、レンチキュラーシートって、なに?程度の感想しか持てなかった。 「つーか、お前の安いってのは、どのくらいなんだ?」 「花村のコネで安くしてよ。 そしたら、ここで買うから」 「そーゆーのは無理だって……」 中島達とは反対側でテレビを物色していた千枝と陽介がこちらに来た。 千枝達に目を向け、悠へと戻すと悠はテレビの画面へと手を伸ばしている。 「どうしたの?」 「あ……いや、その……」 少しだけ困ったような顔の悠に、中島も苦笑する。 「大丈夫だよ。 ほら、テレビに触れたって何も……」 テレビに触れようとしていた悠か、悠につられた中島か、どちらが早かったのかは解らないが、二人が触れたテレビの画面が、まるで水のように波紋を広げて揺れた。 多少、警戒していた悠と違い、中島は完全に油断していた。 触れたテレビに引きずり込まれる状況に、一切の対応が出来なかったのだ。 「……えっ、あ……うわっ!」 バランスを崩し中島は、一気に腰まで引きずり込まれる。 挙げ句、中島に腕を掴まれた悠もバランスを崩して肩口までテレビに吸い込まれた。 「そう言えば鳴神、おまえんちのテレビ……て、おい!」 陽介が中島達の状況に気がついた。 「テレビに刺さってない?」 「おー、さすが最新型。 どんな新機能?」 二人の会話の間にも、中島と悠はテレビに吸いこまれている。 そのような状況を目の当たりにして、千枝も陽介も軽くパニックを起こした。 「マジだ……ホントに刺さってる。 すげーよ、どんなイリュージョンだよ!」 「タネは! 仕掛けは! どういう仕組みっ!? 」 「って、そんな事言ってる場合じゃねーよ! 客、客が来るって!」 「つか、すげぇー!! 」 完全にパニック状態の千枝と陽介。 それでも何とかしようと、千枝と陽介はテレビに吸いこまれつつある二人に駆け寄る。 「って、ちょ! まっ!」 助けるはずが、ぶつかり合い、バランスを崩して中島達をテレビに押し込んでしまい、自分達もテレビに吸い込まれる結果となった。 「ぐぇ!」 カエルが押し潰されたような声で、小さく悲鳴を上げたのは陽介だ。 「なんなの、いったい?」 周囲を見渡しながら、呟いたのは千枝。 「……スタジオ?」 何本もの鉄柱と天井から垂れ下がる照明が、中島にスタジオを連想させたのだ。 辺りに自分達以外の人影が無いのを確認して、小さく息を吐く。 「……誰もいない、か。 テレビの中が、スタジオってのも皮肉が効いてるよね」 「そ、そう言えば、ここってテレビの中なんだよね」 中島の言葉に、千枝が非日常的な状況に置かれている事を理解して、怯えた声を出す。 「テレビの中になんでこんなのがあんの! なにかのアトラクション!」 「んなワケねーだろ! つか、どーする?」 千枝の言葉に、ツッコむ陽介。 入り口から元の場所に帰る事が出来れば簡単なのだが、生憎と中島達が入ってきた入り口は、手の届きそうにもない上空にあった。 「取り敢えず、何か無いか探してみるのがいいかも」 周囲を見回していた悠が、落ち着いた声で提案する。 異常な事態にも冷静さを失わない悠の態度は、陽介と千枝を安心させたらしい。 「そうだな、とにかくここから出る事を考えねーと。 霧で周りが良く見えねーけど、行けそうなとこから行ってみようぜ」 陽介の提案に、悠も頷く。 4人がいるホールのような場所からは、左右に橋がかかっている。 どちらに進もうか、悠、陽介、千枝が顔を見合わせて、中島がいない事にようやく気がついた。 「あ、あれ……あ、朱美!」 「な、中島さんは……!」 「うん?呼んだ?」 中島は端の方で、縁から下を覗き込んでいた。 その姿を確認して、中島を除く三人が安堵の息を吐いた。 「ちょっ、もう……朱美! なにやってんの!? 」 「うん? いや、下の方が見えないかなって思ったんだけど……かなり深いね、全然みえない」 見る事を諦めた中島は身を乗り出していた縁から離れて、三人に合流した。 右か、左か。 四人は顔を見合わせる。 「左」 中島が先陣を切って、左に進む。 悠と陽介がそれに続く最後に千枝が追ってきた。 それからしばらくは一本道が続き、その間に何か起こるでも無く、四人は無言で歩き続けた。 「……待って、ドアだ」 突き当たりには、奇妙な渦巻き模様のドアがあった。 黒地に、黄色の渦を巻いたドアだ。 「見るからに怪しいわね」 「入るぞ」 「え、そんな、何の躊躇いもなく!」 陽介の言葉に、千枝が顔をひきつらせる。 「進めそうなとこ、ここしかねーだろ」 「……そうだけどさ」 他の三人がドアを開けて中に入るのを見て、千枝もそれに渋々続く。 「なんだ? 部屋……か?」 女性の部屋のように、中島には見えた。 部屋の隅には観葉植物があり、窓からは夕焼けのような赤い光が差し込んでいる。 それだけならば、或いは変哲の無い部屋であったのかも知れない。 壁には一面にびっしりと、着物を着た女性の写真が顔だけを破られた状態で貼られている。 部屋の中央には椅子と、天井から吊り下げられた縄で作られた輪。 「ポスターに、写真……写ってるのは誰だろうね?」 壁に貼られた写真の一枚を剥がして、ひっくり返す中島。 裏に恨み言が書いてある訳でも無く、中島は再び写真を表に向けた。 「見覚えはあるんだけどね……?」 中島の言葉に悠も写真を覗き込むが、彼にも解らないようで首を捻っていた。 陽介は写真よりも、椅子と縄の方が気になったようだ。 「この椅子とロープ……あからさまに、アレだよな」 怖いものみたさもあったのか、部屋を物色していた三人に、千枝が声を張り上げた。 「戻ろうよ!」 千枝の声に、三人は動きを止める。 千枝は真っ青な表情をしていた。 「戻ろうよ……気分悪くなってきた。 さっきのトコに戻って、違う道を探してみようよ! 私……こんな場所にいたくない!」 中島は部屋をもう一度、見回す。 この部屋には、来た道以外に別な場所へと繋がるドアは見当たらない。 「戻ろう」 「……そうだな。 なんか、この空気っつか分かんねーけど、気持ち悪くなってきたぜ」 これ以上、不安定な千枝の精神に負担をかけるのも良くないと、戻る事を決心した。 来た道を、同じだけの時間をかけて戻る。 「千枝……泣き顔も可愛いよ」 「泣いてねーよ、S島」 千枝を元気づけようと、励ましにもならない励ましをしながら、中島は携帯電話のディスプレイを確かめた。 携帯電話を使って助けを呼ぶ事は出来そうにない。 ハンドヘルドコンピューターがあれば、と中島は思う。 現状をどうにか出来るかもしれないのに、と思うのだ。 「何かいる?」 携帯電話から目を離すと、橋の終わりと中島達が最初にいたホールが見えた。 そのホールの中央に、明らかに人では無い何かがいるのが、中島には見えた。 「何か? 何かって何!」 千枝が一歩後退る。 「……なんだろう? デフォルメされたクマの着ぐるみ?」 頭と足が極端に小さく、胴体が極端に長いドラえもん体型の着ぐるみ。 そのように中島には見えた。 「おい、里中……おまえ行けよ、お得意のカンフーでさ」 「おま、ここは俺に任せろとか言う場面じゃない?」 一番後ろに下がる陽介と、部屋は怖がってた割に謎の相手にはやる気を見せる千枝。 男気の無さを見せ付ける陽介にツッコミながらも、戦闘態勢に入る。 「……ハッ!」 短く息を吐き出し、勢いよく突っ込んでの跳び蹴り。 「グェーッ」 跳び蹴りを顔面に受けた謎の着ぐるみが、叫び声を上げて倒れた。 「なんなんだ、こいつ……」 陽介が洩らした言葉は、この場所にいる全員の気持ちを代弁したものでもあった。 「……き、君らこそ誰クマ?」 「……こいつ……喋るぞ」 悠、千枝、陽介が警戒して僅かに距離を取るが、中島は問題無いのでは無いかと思っていた。 「……起こして」 体型から考えれば、そうなるだろう。 自分で起き上がれない謎の生命体が、彼らに起こしてくれるよう頼んできた。 害は無さそうだと判断した中島と、悠が二人掛かりでクマを起こす。 「えーと、ここは? 君は誰?」 謎の生命体へ、悠が質問を投げる。 「クマはクマだクマ。 ここに一人で住んでるクマ。 ここはクマがずっと住んでるところで、名前なんて無いクマ」 クマと名乗った生命体にも、ここがどこかは解らないようだ。 「キミ達は早くもアッチに帰るクマ」 「だから! こっちもそうしてえんだっつーの!」 「最近、誰かがココに人を放り込むから、クマは迷惑してるクマよ!」 「ちょっと、なんなワケ? いきなり出て来て人を放り込むとか!」 陽介と千枝、クマが口論を始める。 しかし、それよりも中島にはクマの発言に目を細めた。 (誰かが人を放り込んだ……ここに?) 何故、クマが誰かが放り込まれたのか理解出来るのかも疑問だし、本当に誰かが人を放り込んでいるのなら…… 「中島さん、どう思う?」 「どっち? クマ? 放り込んだ誰か?」 「両方かな」 「クマが理解出来るのは、或いは此処にずっといた……と言うか、此処で産まれたのかな?その結果として、感覚的に解るのかも知れない。 でも、誰かが人を此処に放り込むのは、なんなんだろう? ちょっと理由が思い付かないかな?」 この場所に人を放り込む事により生じるメリット、デメリットが中島には見えてこない。 悠もそうなのだろう。 腰に手を当てて、難しい顔をしている。 「だから、クマが外に出すっつってんの! ムッキー!! 」 いつの間にやら、クマが中島達を外に出してくれる流れになっていたらしい。 それはそれで嬉しいが、謎が残ってしまうのが中島には気掛かりであった。 「おわっ!」 クマが足で地面を二度叩くと、いきなり何もなかった空間にテレビが現れた。 「おおー、テレビ! これに入れば、帰れるってワケか」 行きもだが、帰りもテレビなのだから、マヨナカテレビとはやはりテレビで無ければいけないのだろう。 例えば、パソコンのモニターや携帯電話の画面では、何らかの条件を満たせないのか。 「朱美?」 気がつくと千枝の顔が間近にあった。 「……大丈夫?」 「大丈夫、問題ないよ……帰ろうか」 心配そうな表情の千枝に短くソレだけを告げて、中島はテレビの画面に触れた。 気がつけば、中島達はジュネスの家電品売り場にいた。 無事に帰ってこられたらしい。 ジュネスの放送が、山菜のタイムサービスを行う旨を告げている。 「もうそんな時間かよ」 タイムサービスを告げる放送を聞いた陽介の発言だ。 体感としては、そこまで時間が経ったようには思えなかったが、マヨナカテレビの中とココでは時間の流れが違うのだろうか。 或いは、非常事態であったが為に体感する時間が狂っていたのかも知れない。 携帯電話を見た時に、時間を確認しておかなかった事を、中島は少しだけ悔やんだ。 「あ……あれ」 悠が何かを見つけたようで、小さく声を上げた。 残る三人で悠の視線を追う。 そこには、演歌歌手の柊みすずのポスターが貼られていた。 「ああ、あそこにあった写真……柊みすずのか」 柊みすずは先日、バラバラで発見された山野アナが不倫していた元秘書議員の妻である。 「さっきの気味悪い部屋。 山野アナが死んだ件となんか関係あるのかな?」 千枝の言葉に応えられる者はいない。 この場所には。 「やめやめ! やめようぜ、この話! つか今日のこと、まとめて忘れることにするね! 俺は!」 「そうだね……」 「うん」 強がる陽介の言葉に、千枝も悠も同意して……それから、一言も話す事も無く、それぞれの帰路に着いた。 先の二人同様、全身の血を抜かれて…… RESET: SEI CLC XCE CLD X16 M8 LDX 1FFFH TXS STZ NMITIME LDA BLANKING STA INIDSP BJSR A. NAKAJIMA "EL ELOHIM ELOHO ELOHIM SEBAOTH" "ELION EIECH ADIER EIECH ADONAI" "JAH SADAI TETRAGRAMMATON SADAI" "AGIOS O THEOS ISCHIROS ATHANATON" "AGLA AMEN" 「……なあ、お前ら……昨日、マヨナカテレビ見たか?」 学校に登校してきた陽介の第一声が、これであった。 考え方によっては、随分と不謹慎な発言だ。 実際に千枝は目を細めて陽介に突っかかった。 「あのさ……人が死んでるのに、何を言ってるの?」 「わかってるよ、聞いてくれ!! 」 「解ったから、少し声を落としてくれない?」 声を張り上げる陽介に、中島は声を小さくするように頼んだ。 周囲に迷惑だからである。 「昨日のマヨナカテレビにも、やっぱり小西先輩が映ってたんだ。 先輩は、苦しそうにもがいてた。 それで……それでそのまま、画面から消えちまったんだ」 昨日のマヨナカテレビに小西先輩が映っていた事実。 中島は山野アナが発見される前日に、隣のクラスの稲葉政男が山野アナが俺の運命の人だと騒いでいたのを思い出した。 山野アナもバラバラで発見される前にマヨナカテレビに映っていた。 偶然なのか、そうでは無いのか……中島には解らないが、偶然とは考えにくいと判断した。 「先輩と山野アナ、似たような状態で見つかっただろ? お前、この前、山野アナが俺の運命の人だって騒いでた奴がいたって言ってたよな?」 「なによ、それ? 何が言いたいの?」 「どうしても繋がってるようにしか思えないんだよ。 なあ、俺はおかしな事を言ってるって思うか?」 中島は考える。 被害者の三人全員がマヨナカテレビに映っていたと仮定して、三人は何故マヨナカテレビの中に入り込んだのか。 偶然、マヨナカテレビを見た際にテレビ画面に触れてしまったのか。 或いは、クマの言ったように誰かが被害者の三人を引きずり込んだのか。 引きずり込んだとして、それによって生じるメリットとデメリット。 一つだけ思い付くのは、マヨナカテレビの中であるならば他者に見られる心配は無い。 或いは、それが一番のメリットかも知れないが、逃げられた際のデメリットはどうなるのだろう。 「俺、どうしてもあっちの世界に行って、確かめたいんだ! 先輩に関係する場所があったかも知れない。 なんで先輩が死ななきゃならなかったのか、知っときたいんだよ!」 陽介の声で思考に沈んでいた意識が、浮上する。 「俺、お前達の事、ジュネスで待ってるからさ」 陽介は真剣な表情で一方的に告げて、去っていた。 マヨナカテレビの中に行くには、悠か中島が一緒にいる必要がある。 悠はどうするかは解らないが、中島は行く事を決意していた。 「……しかし、これは典型的なパターンかも知れないね」 好奇心は猫をも殺す。 手にゴルフクラブを持ち、腰には命綱にするのであろうロープを巻いている。 「来てくれたのか!」 笑顔を見せる陽介。 多分、この場所に警察がいたら問答無用で捕まるんだろうなと、中島は感想として思った。 「バカを止めに来たの」 千枝の発言に、中島は驚く。 千枝と悠はマヨナカテレビには行かない決心をしたのか。 陽介と二人でマヨナカテレビに突入する事に、正直、かなり不安を覚えてしまう中島。 「あんたの言ってるようなことが仮にマジだったりしたら、あんたの身にも何が起きるか分からないんだよ。 向こうで何があっても、知らないんだからね」 「僕は行くけどね」 話の腰を折るようで千枝には悪いが、先に意思表明をしておく。 陽介の嬉しそうな表情とは反対に、千枝の目が吊り上がった。 「……中島さん」 「朱美! ダメだからね!」 バックからハンドヘルドコンピューターを取り出し、中島お手製の器具を取り付ける。 「大丈夫だよ、一度行って帰ってこれたんだからね。 此処から入れば、あのクマに逢える公算も高い」 一度帰ってきたからと言って、もう一度帰ってこれる保証はどこにも無い。 そんな事は中島も理解していたが、千枝を安心させる為にそれを口にしたのだ。 「……里中、お前はこっちに残ってコイツを持っててくれ。 向こうには俺たちで行く」 陽介はロープの端を千枝に渡す。 映画や漫画のお約束通りならば、無駄になりそうな気もするがどうだろう。 「鳴神くんも、二人になんとか言ってやってよ」 「お前も放っておくことなんて出来ないよな」 陽介と千枝の二人から決断を迫られる悠。 いや、決断を強いられているんだ! 「……解ったよ。 陽介だけじゃ中島さんも不安だろうからね、俺も行くよ」 中島にとって、これは嬉しい参入であった。 陽介は中島と悠に、ゴルフクラブを渡す。 「ああ、バカだ! こいつらバカだ! 朱美はともかく、鳴神くんがそんな人だとは思わなかったよ」 「千枝ちゃん? 朱美はともかくって、それはどぉーゆぅ意味なのかなぁ!」 逃げようとする千枝の頬を摘み、伸ばす。 手触りの良さが、心地良い。 「よし!行こうぜ!! 里中、怪しい奴に見えるかもだけど、留守番よろしく」 言いたく無かったので言わなかったけど、間違い無く陽介の方が怪しかったと中島は思う。 千枝の頬を離して、テレビに向き合うと悠は既にマヨナカテレビへと入っていた。 続いて、陽介がマヨナカテレビに。 最後に中島がマヨナカテレビへと手を伸ばした。 「戻ってきてよ、絶対に!! 」 不安な表情の千枝に、中島は。 「I'll be back」 渾身のドヤ顔と、サムズアップで答えた。 「キ、キミたち……なんでまた来たクマ」 目を丸くするクマに、陽介が答える。 「ちょっと、真実をつかみにね」 陽介の発言を聞いていなかったのか、聞く気は無かったのか、クマが三人を指差す。 「わかったクマ! 犯人はキミたちだクマ」 こうのたまった。 取り敢えず、中島はクマの事は陽介と悠に任せてハンドヘルドコンピューターの電源を入れる。 家で実験した時には使えたが、マヨナカテレビで使える保証は無かった。 ハンドヘルドコンピューターのディスプレイに光が灯り、中島はキーを叩く。 数秒後、ディスプレイに表示された結果に安堵の息を吐く。 (と、言う事はこっちの世界でも電波自体は使えるのか……それなら特定の電波を発する機械と、それを拾う機能を携帯電話に後付けすれば、携帯電話が使えるようになるかな?) 厳密にはもっと細かい調整は必要だし、携帯電話が使えると言っても仲間内の中だけでの事だ。 当然ながら外からの電波も届かなければ、届ける方法も無い以上は外と連絡を取る事は出来ない。 しかし、仲間内だけでも連絡が取れるようになるメリットは大きいと中島は考えていた。 「キミたちはここに入れる! 誰かから放り込まれた感じもしない! だから、キミたちが犯人クマァァア!」 ドヤ顔で言うクマを無視して、中島はハンドヘルドコンピューターを閉じて上着のポケットに仕舞う。 半分以上がポケットから出ていて、多少不格好なのは気になるが仕方無い。 中島は空いた両手で、改めてゴルフクラブを握る。 (えーと、どうやるんだっけ……? 確か、持つ手はリラックスしてあまり力を入れないように握る。 それで、脇を締めてコンパクトに振る。 振る時は振り抜くんじゃなくて、対象に当たる場所に置くような感覚で振るんだよね、確か。 あ、軸足は固定して反対の腰を回転させて振る……こんな感じかな?) 「……な、中島……さん」 「うん! なに?」 悠に呼び掛けられた中島は、素振りを止めて悠達へ顔を向ける。 悠、陽介、クマの三人が何か怖いものでも見たような表情で、中島を凝視していた。 「……中島さん、何を……してるの?」 「犯人に遭遇した時の事を考えて、素振りだけど?」 犯人がどのような人物かは分からないが、人をバラバラにするような相手だ。 刃物くらいは持っている可能性は高いだろうと、中島は推測していた。 「……そうなんだ」 「……そーか」 「……そうかクマ」 なんだか微妙な表情の三人に、中島は首を傾げた。 「……や、やっぱり犯人はキミたちクマ!」 言い切るクマに中島は、ゆっくりとゴルフクラブを構えた。 「もしも僕達が犯人だったら、このゴルフクラブでクマをボッコンボッコンにしてるよ?」 静かに言い切る中島に、クマが怯えて悠の後ろに隠れた。 過剰に怯えられて、中島の口から溜め息が漏れた。 「中島さんの言う通りだよ。 でも、俺達はキミをボコボコにしない。 キミも俺達に危害を加えてこない。 だから信用できる……それじゃ、駄目かな?」 悠の説得にクマは、 「そっか」 いとも簡単に納得した。 中島はそれで良かったが、陽介は不満だったらしい。 「俺の時と態度が違うじゃねぇかよ!本当に納得したのかよ」 「まだ疑いは晴れてないけど、二人はクマの事を起こしてくれたクマ。 信じて良いクマよ」 初めてあった時の事に、クマは恩義を感じていたようだ。 「その代わり、言ってる通りに犯人を捜し出して欲しいクマ。 クマは……ただ、前みたいに静かに暮らしたい……だけ……クマ」 悲しそうな表情のクマに、三人は顔を見合わせる。 「……もし、言ってる事が本当じゃなかったら……ココから出してあげないよ!」 一転、明るい表情のクマに陽介も余裕の笑みを返す。 「……こいつ。 へっ、でも前の俺達とは一味違うぜ! 今回はちゃあんと命綱を……あれ?」 命綱をドヤ顔で手繰り寄せる陽介。 しかし、その命綱は中島の予想通り、お約束の仲間入りを果たしていた。 「くっそ! 言われなくても、犯人くらいちょちょいっと見付けてやるからよっ! きちんとこっから、俺達を出して貰うかんな!! 」 クマは涼しい顔で、陽介の言葉を聞き流していた。 そんな中で、悠が口を開く。 「一つ聞いてもいいかな? あの番組……マヨナカテレビって、ここのスタジオで撮影されてたりする?」 悠の疑問は、中島も考えなかった訳でも無い。 が、違うであろうと結論を出していた。 この場所は山野アナが、マヨナカテレビに入った事で生まれた場所のはずだ。 もちろん元型となった場所か或いは光景があるのだろうが、それは関係無い。 何故ならば、山野アナが来る前にバラバラ死体で見つかったOLもマヨナカテレビに映っていたはずだからだ。 山野アナ、小西先輩だけならばこの場所で撮影されたとも考えられるが、山野アナが来る前……つまり、山野アナによってこの場所が出来上がる前に、マヨナカテレビに映った人がいる以上、この場所はたまたまスタジオであっただけで、あのマヨナカテレビの映像そのものとは関係無いはずだ。 山野アナがマヨナカテレビに入ってきた結果によって、生まれた場所があるとする根拠は、当然ながら柊みすずの写真やポスターの部屋の存在があったからだ。 あの部屋は、山野アナの深層意識が作り出した部屋なのだろう。 なら、表層意識が作り出した場所がある筈だ。 それがこのスタジオなのでは無いだろうか。 ただ、この推察はマヨナカテレビと、先の三件のバラバラ事件が関与している事が前提となっている。 もしかしたら中島の知らない事実があり、間違った推察となっている可能性も少なくは無い。 全てを判断するには、中島達に与えられた判断材料が少なすぎた。 「バングミ?サツエイ?」 クマには、そもそも番組も撮影も理解出来なかったようだが。 「ココは元々こういう世界クマ。 誰かが何かを撮影するとか、そんなのは無いクマ……そうだ! 前に放り込まれた人が消えた場所に案内するから、ついてくるクマ」 「いいか、俺らの世界じゃ人が死んでんだよ! こっちみたく、霧が出るたびに死体が上がってる」 陽介の発言に、中島は首を傾げた。 バラバラ死体が出た日に、霧なんて出ていた記憶は無い。 事件の前後に限らず、霧が出ていた事なんて無かったはずだ。 (……あれ、こっちみたく?) 中島は周囲を見渡す。 霧なんて見えない。 理屈は解らないが、中島にはそもそも霧が見えないのだろう。 (……うん? と言う事は、死体が出ている時の霧とマヨナカテレビで陽介が見てる霧ってのは、同一の物って事なのかな?) 当然ながら、自然現象として起きる霧は中島にも見えている。 マヨナカテレビと、バラバラ死体が見つかった日に出る霧だけが見えないのだから、この二つは同一なのだろう。 ただ、この二つの符合が何を意味するのかは中島には解らない。 「……ほら、中島もコレをかけるクマ」 クマが中島に眼鏡を差し出してきた。 思考に没頭していて、話を聞いていなかった中島は悠に助けを求める視線を送った。 「あ、それをかけると霧が見えなくなるんだ。 中島さんもかけた方が良いよ」 便利な物がある物だ、中島はそう思う。 しかし、中島には最初から霧が見えていない。 そんな状態で眼鏡をかけたら、どうなるのだろう。 「……っ!」 度の合ってない眼鏡をかけた時のように、ぼやけた視界に脳が処理仕切れず体が揺れた。 直ぐに眼鏡を外して、クマに返す。 「ごめん。 ちょっと度が合ってないみたいだ」 「えっ! そうクマか! それは悪いことをしたクマ」 大袈裟に驚き、落ち込むクマ。 中島としては無くても問題は無いのだが、言っても仕方が無い。 と、前に見たのと同じで黒字に黄色の渦巻き模様のドアが見えてきた。 前回と同じならば、此処を潜ると別な場所に繋がっているのだろう。 クマが先導してドアを開ける。 次いで、中島がドアの向こうへと足を踏み入れた。 「……これは?」 そこは中島の見慣れた商店街であった。 いや、中島の見慣れた商店街を元型にした赤い石造りの海であった。 商店街全体が、様々な赤石によって閉鎖されている。 商店街を封鎖する石は小さい物でも中島の身長の三倍はあり、とてもではないが商店街の外を覗く事さえも出来そうにない。 「……なるほど」 要するに小西先輩は商店街を閉鎖された場所と捉えていたのだろうと、中島はこの商店街から推測した。 何故、赤い石なのかは解らないが、或いは小西先輩自身にも理解出来ない意識の中に何かがあったのかも知れない。 全体的に見慣れた商店街でありながら、迫るような赤石の配置は歪な不快感を人に与えるように出来ていた。 「……なんじゃ、こりゃああああ!」 「……っ!」 お約束の陽介の反応に、僅かに不快感を露わにする悠。 「さてと……」 中島はハンドヘルドコンピューターを開く。 画面には中島を示す青い点と、悠と陽介にクマを示す赤い点が点滅していた。 画面には常に丸い波形が流れており、中島達が通ってきた道を中心にしてある程度の地形が表示されている。 その中で赤い線のチェックポイントがついていた、その部分が先ほど中島達が通ったドアを表していた。 「……中島さん?これ、なに?」 いつの間にやら、後ろからハンドヘルドコンピューターのモニターを覗き込んでいた悠が、中島に尋ねる。 「うん? これ? んー……詳しい説明は省くけど、ここに外付けの機械が付いてるでしょ? 此処から、一定の間隔で電波を飛ばしてるんだ。 その飛ばした電波から帰ってくる反応を元にして、僕達が通った場所から近い距離の場所を自動的にマッピングしてるんだよ」 悠は感心したように頷いている。 「最近は便利な物が売ってるんだね」 「んー? 少なくとも、ジュネスには売ってなかったね。 これは僕が作ったから」 オートマッピングの動作が正常に続いているのを確認して、中島は再びハンドヘルドコンピューターをポケットに戻した。 「……最近、ここみたいなおかしな場所が出現しだしたクマ。 ただ言える事は、今ココにいるものにとって、ココは紛れもない現実クマ」 「現実? よくわかんねーな。 けど、ここが商店街と場所が変わってねーなら、この先は……」 コニシ酒屋。 三人目の被害者、小西先輩の実家が営む酒屋さん。 最近はジュネスにおされ、客足も遠のいていると噂されている。 そして、このコニシ酒屋のドアも渦巻き模様のドアであった。 この先の部屋が中島の推測通りならば、小西先輩の深層意識が作り出した部屋となる。 (……陽介の顔がグチャグチャに切り刻まれた写真とかあったりしたら、どうしよう?) 先の山野アナの部屋を思い出し、嫌な想像をしてしまう中島。 「……ここで、小西先輩が……!」 陽介が苛立った様子でドアに触れる。 ドアがまるで水のように波打ち、波紋が走った。 「……ま、待つクマ! やっぱり襲ってくるクマよ!」 焦ったようなクマの様子に、陽介も様子のおかしいドアから離れる。 「い、いるって……何がだよ」 陽介の問い掛けに、クマは短く答えた。 「悪魔」 コニシ酒屋のドアの波紋が、徐々に早く強くなっていく。 明らかに危険を感じさせる物だが、クマの方を向いている陽介は気付いていないようであった。 何かが臨界点を超えたかのように波紋が止まり、ドア全体が軟体のようにグニャグニャと動き始めた。 「花村っ!」 悠が声を張り上げながら動き、中島も声を出しはしなかったが動いた。 二人で陽介の襟首を掴むと、後ろに倒れる程の勢いで強引に陽介をドアの近くから引き離した。 「ってぇ! なにすんだよ!? 」 抗議の声を上げたのに僅かに遅れて、陽介の頭上を何かが掠めて通り過ぎた。 「……な、なんだ?」 陽介が頭上を通り過ぎた何かへと、倒れたままの姿勢で視線を向けた。 そこには異形の存在がいた。 全身に赤いスカーフを巻いた白のパンツスーツの、指のサイズしかない少女。 おかっぱ頭のカッパのような生物。 全身が青く、空洞のような目と鼻しかない生き物。 後半二つは、フォルムだけは人間だが、明らかに人間では無い化け物だ。 (……な、なにアレ! 悪魔? 悪魔……え、は? アレが小西先輩を殺した? と言うか、悪魔なんて……違う。 もしかして、僕達も狙われてる?) 軽いパニック状態に陥った中島の頭の中で、要領を得ない思考がグルグルと回っていた。 「ピクシーにオバリオン、ポルターガイストだクマ」 クマの叫び声。 ピクシーは何となく解ったが、オバリオンとポルターガイストはどちらがそうなのかは、中島には解らない。 「花村、中島さん! 逃げよう!!」 悠の声で我に返る。 全身のバネを使って、中島も陽介も体を起こした。 「あー、逃がさないよ!ジオ」 ピクシーが指で中島をさす。 その指先から小さく放電が起こり、次には電撃が中島に向けて飛んできた。 ギリギリで体を横にずらして電撃から逃れる。 その電撃は中島の制服を掠めて、後ろにあった人の二倍近い大きさの赤石を吹き飛ばした。 「……うそ」 どう楽観的にみても人間が直撃を受けたら即死する破壊力に、中島は笑いたくなった。 人間とは非現実的すぎる恐怖を目の当たりにすると、自己防衛の為に笑いが出てくると言うが、その意味を初めて中島は実感した。 そこで、初めて中島は自分が地面に倒れていた事に気が付いた。 先ほどの電撃が赤石を吹き飛ばした時の衝撃で倒れたのだろう。 自覚した途端に全身が痛み、視界がぼやけた。 そのぼやけた視界の中に、制服から落ちたらしいハンドヘルドコンピューターが映った。 (……体……痛い、死ぬ? 死んで……しまう? 痛い、苦しい……苦しいのは……怖い……から……痛い、怖い……死にたくない…………悪魔……殺され……プログラム……使えないかな……) ぼやけた視界と、雑多で上手く焦点を合わせてくれない思考の中で、中島は少しだけ体を引きずってハンドヘルドコンピューターに触れた。 幸い、ハンドヘルドコンピューターは故障はしていない。 中島は震える指でキーボードを叩く。 悪魔召喚プログラムの実行。 ハンドヘルドコンピューターの画面に凄まじい量の……とても目では追いきれない程の速さと量でデータが読み込まれては実行される。 画面には複数のウィンドウが開き、複雑な図形や数式、言語が画面に刹那と表示されては消えていく。 プログラムの中で、悪魔召喚の儀式をエミュレートして実行しているのだ。 画面上にテトラグラムマトンが表示される。 (……なにも……起きない……? 失敗? ……なん、で……? ……プログラムに、使った……やり方が……間違って……た?) 散り散りになった思考の中で、中島は再度悪魔召喚プログラムを実行した。 瞬時に悪魔召喚プログラムが実行されたが、やはり何も起きない。 「なんだ、人間……もう終わり?」 ピクシーの声。 中島はもう一度だけ、悪魔召喚プログラムを実行しようとプログラムを起動させた。 「それじゃー、トドメさしちゃうよー」 間延びした声に、中島は足元まで這い上がってきた死への恐怖に、 「……っ!!!」 ハンドヘルドコンピューターのキーを叩いた。 三度目の悪魔召喚プログラムの実行。 ハンドヘルドコンピューター内で、悪魔召喚の儀式がエミュレートされる。 その間にも、ピクシーは中島に指先を向けて先ほどの電撃を放とうとしていた。 指先からは、放電が始まっている。 「ジオ!」 ピクシーの声と、悪魔召喚プログラムの実行が完了して、画面上にテトラグラムマトンが表示されたのは同時の事だった。 ピクシーの指先から走った電撃に向かって、ハンドヘルドコンピューターから光の塊が飛び出した。 光の塊は電撃を弾いて地面に落ち、徐々に輪郭を現していく。 全体的に青い毛並みの中に、所々に白の混じった四足歩行のソレは狼のようだと、中島に思わせた。 しかし、体の半分近くは黒色の機械のような物に覆われている。 「……な、なによ! コイツ~」 怯えながらも、間延びしたピクシーの声。 そんなピクシーを意にもしていないのか、狼のような悪魔は中島へと視線を向ける。 「……我を呼んだのはお前か? 我は魔獣ケルベロス……今後ともヨロシク」 ケルベロスと名乗った悪魔はそう言って、中島からピクシーと青い人型の悪魔へと向き直る。 中島はまだ痛みの引かない体を、強引に地面に立たせた。 「ケルベロス……だったよね? やれる?」 中島の問いにケルベロスは目を細めて笑った……ように見えた。 「任せろ」 ケルベロスのその言葉を信じる事にした。 ゆっくりと息を吐いて、体の様子を確認する。 制服の端が焦げ、所々が擦り切れてはいたが、骨折はしていない。 非現実的な状況と、体の痛みでパニック状態だったのだろう。 「う~、やっちゃうよぉー! ジオ!」 ピクシーが電撃を放ち、青い人型の悪魔がケルベロスへと突っ込む。 「アギラオン!」 電撃を機械で覆われた尻尾で弾き、青い人型の悪魔とピクシーへと向けて、ケルベロスが口を大きく開く。 直後、バスケットボールほどのサイズはありそうな火球がケルベロスの口から放たれ、ちょうど青い人型の悪魔とピクシーを結ぶ中央地点の地面で爆発を起こした。 爆発の直撃を受けた青い人型の悪魔が断末魔の悲鳴を上げながら消え、ピクシーは火球に対して上空に飛んだ為か直撃は受けなかったものの、爆発の余波を受けて地面に落下。 「あいたたた~」 目を回しながらも体を起こそうとした所で、ケルベロスの前足に踏み潰された。 「むぎゃっ! な、なにするのよ、馬鹿犬っ! これ、お気に入りの服なんだからね! 離しなさいよ!」 踏まれたピクシーは悲鳴を上げた後、ケルベロスに有らん限りの罵声を浴びせている。 が、ケルベロスはどこ吹く風といった様子で中島に向き直った。 「……これで満足か、主よ」 「うん……と言うか、ここまで凄いと思ってなかったから驚いたよ」 中島の言葉に、ケルベロスは満足そうに頷いている。 そのケルベロスの足元では、捕らえられたピクシーが何かを喚いていた。 「中島さん! 大丈夫!」 陽介の中島を呼ぶ声が聞こえた。 そちらを向くと、悠と陽介がこちらに向かって走ってきている。 見た様子では、二人とも怪我は無さそうであったので中島も安堵の息を吐いた。 (……そういえば、もう一体のカッパみたいな奴はどうしたんだろう) 周りを見回しても、姿が見当たらない。 と、悠と陽介は緊張した表情で中島を見ていた。 いや、正確には中島の足元のケルベロスを、だ。 「中島さん! 直ぐにソイツから離れて!」 叫ぶやいなや、悠の手元に青白いカードが光の粒を散らしながら現れた。 「……ペルソナ使いか」 それを見たケルベロスは、確かにそう言った。 中島はと言えば急な展開に頭がついていかず、反応が出来ない。 悠を囲むように円形に青白い炎が吹き出し、その背中に2mは高さのあるだろう人型のヴィジョンが現れた。 「いけ、イザナギ!」 「……ムウッ!」 そこでようやく、中島も状況に追いついた。 悠とケルベロスの間に体を割り込ませる。 「ま、待って!」 イザナギの振り下ろした矛の切っ先が目の前に止まり、嫌な汗が中島の背中に落ちた。 「……コイツは大丈夫なんだ。 味方だから」 「み、味方って……なんなんだよ、そいつ」 「詳しくは後で話すよ、それより……」 中島は何かを喚いているピクシーの羽を掴み、顔の前まで持ってきた。 「……お前だよなァ~……どうしてくれようか」 「な、なによ! 私は食べても美味しく無いわよ!! 」 「……まあ、確かに美味しそうには見えないけどな」 ピクシーにどう思われたのかは知らないが、どうも中島の表情はピクシーを怯えさせるには充分な物だったようだ。 自分でも意地の悪い表情を自覚はしていたので、成功と言えば成功なのかも知れないのだけれど。 「……一つだけ、質問に正直に話してくれたら、助けてやっても良いよ」 「ほんと!」 中島の言葉に、ピクシーの表情が明るくなる。 「ほんと……昨日、此処に小西先輩が来ただろ?」 「コニシセンパイ?」 ピクシーがキョトンとした表情を見せる。 中島も、それで固有名詞を出しても通じないと気付いた。 「えーっと、そうだな……緩いウェーブの髪の、僕と同じ服を着た女性。 分かる?」 「あー、あの人! うん、見たよ!」 中島の説明でピクシーにも通じたらしい。 陽介の表情に緊張が走る。 「その人を殺したのは、お前達か?」 中島の問い掛けに、悠の表情にも緊張が見えた。 しかし、ピクシーはそんな周囲の状況など気にしていないのだろう。 「違うよ~」 間延びした声でピクシーが答えた。 「んなワケねぇーだろっ! じゃあ、誰が小西先輩を殺したんだよ!! 」 「落ち着け、陽介」 激昂して詰め寄る陽介の肩を掴んで悠が止める。 ピクシーが嘘を付いている可能性と、他に犯人がいる可能性はどちらが高いのかを中島は考えながら、次の言葉を口にした。 「もう一つ、質問を追加するぞ? 昨日の女の人を殺したのが誰か、解るか?」 「あ~、それはね……」 ピクシーが問い掛けに答えようとした時、どこからかエコーのかかった声が聞こえてきた。 誰の声かは中島には解らないが、聞き覚えのある声だ。 『ジュネスなんて潰れればいいのに……』 突然の声に陽介は絶句する。 『ジュネスのせいで……』 『そう言えば、小西さんちの早紀ちゃんがジュネスでバイトしてるんですって』 『まあ……お家が大変だって時に……ねぇ』 『ジュネスのせいでこのところ売上も良くないって言うし』 『娘さんがジュネスで働いてるなんて、ご主人も苦労するわねぇ』 『困った子よねぇ……』 『お前が近所からどういわれているか、知らない訳じゃないだろ!代々続いたこの店の長女として、恥ずかしくないのか!』 「なんだよ、これ……」 コニシ酒屋から響く声の内容にショックを覚えたのか、陽介は掠れた声を出した。 ふらふらとコニシ酒屋の中に足を踏み入れる。 悠はそんな陽介の後ろに付いていた。 陽介の事は悠に任せて、中島はコニシ酒屋の内部に見渡す。 現実のコニシ酒屋と見た目での変化は、特には中島には感じられない。 コニシ酒屋の壁一面に呪詛が書いてあったり、妙な写真が貼ってある訳でも無い。 「バイト……楽しそうだったし、俺にはこんな……一言も……こんなのが……こんなのが、ホントに先輩の現実だってのかよ!」 悠が陽介の肩を叩く。 誰だって実家の問題は口にはしたくないものだし、陽介に一言も無かったとしても仕方の無い事だろうと中島は思う。 酒屋の内部……多分、居間として使っている部屋だろう。 居間の中央のテーブルには、幾つかの写真が置かれていた。 遂に来たか……と、思ってしまう中島。 「これ……前にバイト仲間で撮った写真じゃんか……先輩、こんとき全然乗り気じゃなかったのにな」 陽介はその中の一枚を手に取る。 見覚えがあるらしい。 陽介の背中から、その写真を覗き込む。 ジュネスで働いている皆で撮った写真だろう。 陽介の隣に写った小西先輩は、幸せそうに写っていた。 予想とは違い、幸せそうな風景の写真だ。 『……ずっと……ずっと言えなかった……』 エコーのかかった声。 今度のは小西先輩の声だ。 『本当の気持ち、伝えたい……私……ずっと花ちゃんのこと……』 エコーのかかった小西先輩の声に、陽介が顔を赤らめる。 残念だが、陽介の期待している内容では無いのだろうと想像しながらも、中島は考える。 (……なんで花村君なんだろう?) ここが小西先輩の世界であり、深層心理ならば陽介よりももっと別な誰かが出てきても良さそうなものである。 例えば、それこそ先ほど小西先輩へと怒鳴り散らしていた小西先輩の父親でも良い訳だ。 そうでない理由はなんなのだろうか、中島は考える。 『花ちゃんのこと……ウザイと思ってた』 「…………え?」 小西先輩の声に、陽介が笑顔のままで固まる。 『仲良くしてたの、店長の息子だから都合いいってだけだったのに……勘違いして、盛り上がって……ほんと、ウザイ』 『ジュネスなんてどうだっていい……あんなののせいで潰れそうなウチの店も!怒鳴る親も! 好き勝手言う近所の人も……!』 陽介の持つ写真に、中央から切れ目が入る。 『全部……全部! 全部、無くなればいい!! 』 写真が切れ、陽介の手から離れて散り散りになった。 陽介は目を見開いて絶句しているが、中島は冷静に思考する事が出来た。 陽介と違い小西先輩から直接言われた訳では無いのが、理由だろう。 (要点は一つなんだよな……自分を取り巻く環境への不満) その不満を極端に表現したものが、今の小西先輩の声では無いだろうかと、中島は推測する。 今の声の気持ちも、陽介を可愛がるのも、どちらも小西先輩の中にはあったのだろうと、中島は思う。 「う……ウソだ……こんなの……小西先輩は……先輩は……! 先輩は……そんな人じゃないだろ!! 」 陽介が叫び、テーブルに腕を叩き付けた。 『悲しいなぁ』 そんな陽介に、後ろから声がかけられる。 陽介自身とまったく同じ声。 『可哀想だなぁ、俺……でも、何もかもウザイと思ってるのは、自分の方だっつーの! あははははは……!』 そこには、陽介自身とまったく同じ姿をした陽介自身がいた。 気が付けば、悠は全体を青で統一された部屋にいた。 部屋にはピアノの音と、オペラ歌手を思わせる女性の歌声が響いており、中央には長い鼻と白髪の怪人が椅子に腰掛け、その傍らには青い服と金髪の清楚なイメージを持たせる美女。 隅には目を布で閉じたピアノ弾きと、盲目の歌姫の姿があった。 「ようこそ……我がベルベットルームへ。 私はイゴール……お初にお目にかかります」 イゴールと名乗ったのは、部屋の中央の怪人であった。 「ここは契約を果たされた方のみが訪れる部屋……今、貴方の運命は節目にあり、もしこのまま謎が解かれねば、未来は閉ざされてしまうやもしれません。 私の役目は客人がそうならぬよう、手助けをさせていただく事でございます。 それでは、少々失礼します」 イゴールが悠へと手を伸ばす。 咄嗟の事に動けない悠を余所に、イゴールの手は悠の体の中へ抵抗も無く入り込む。 悠の体からイゴールの手が引き抜かれた時、そこには青白く輝く一枚のカードがあった。 カードの裏面には、テトラグラムマトンが描かれている。 「……おやおや、これは面白いカードをお持ちのようだ。 アルカナの0、自由あるいは可能性の象徴ですな」 イゴールから、隣の美女へとカードが渡される。 「願わくば……貴方が何事にも、惑わされず前に進めるように」 美女はカードを、悠へと渡した。 意識が現実へと戻る。 目の前には、全身が緑のおかっぱ頭の悪魔。 手元には、青白く輝くカード。 「なっんだああっ!? 」 陽介の叫び声が遠くに聞こえる。 「…………ぺ……ル……ソ……ナ」 カードを握り潰す。 深く暗い水の底から、浮かび上がり、全身を満たしていく。 悠を囲むように青白い炎が吹き上がり、力が具現化した。 2mはあろうかと言う全長に、裾の長い学生服を思わせる服装。 手には自身と同サイズの長大な矛を持っている。 誰かから聞いた訳でも無いのに、悠にはヴィジョンの名前が理解出来ていた。 イザナギ。 日本神話に記された男神。 イザナギは悠の目の前に迫るおかっぱ頭の悪魔の前に立ちふさがると、手に持った矛でおかっぱ頭の悪魔を一刀両断した。 『我は汝……汝は我……。 我は汝の心の海より出でしもの。 力を貸そうぞ……』 悠の中にイザナギの声が響いた。 突然現れたもう一人の陽介。 見た目も声も陽介と変わらない。 唯一、違うのは後ろから現れた陽介の瞳は金色をしていた。 『いつまで媚びへつらって、良いヤツ面して生きてんだよ。 商店街もジュネスも全部ウゼーんだろ! そもそも……今の退屈な生活……田舎暮らしがウゼーんだよな!? 』 「な、何言ってんだ……?お、俺は……俺はそんな事は思ってない!」 焦ったように、もう一人の陽介へと怒鳴り返す陽介。 先ほど小西先輩の声で陽介を狙ったのはこの為だったのかと、中島は納得する。 陽介は明らかに動揺している。 強引にでも止めるべきなのかも知れないが、何が引き金なのか解らない中島には止めようが無い。 慎重に両者を見守るしかないと中島は判断した。 『何、焦ってんだよ! 俺には全部お見通しなんだぜ? なんせ俺は……お前なんだからな! ここに来たのも、お前は単にワクワクしてたんだ! 小西先輩の為なんてのは、ただの口実さ! 大好きな先輩が死んだって言うのにな」 もう一人の陽介の言葉に、陽介は絶句している。 「さっきのセンセイみたいな力を感じるクマ」 もう一人の陽介を、そう評するクマ。 センセイと言うのは、悠の事だろうと中島は当たりをつける。 クマの言葉が正しいならば、もう一人の陽介は先ほどの悠が出したヴィジョンと同一の存在か、或いはそれに等しい存在という事になる。 「違う!! お前はなんなんだ! 誰なんだよ!? 」 『違わないさ!! 俺はお前だって、何度も言わせんなよ』 「ふざけんなっ! お前は……お前なんか……俺じゃない!! 」 『いいぜぇ、もっとだ……もっと言いな!』 陽介と、もう一人の陽介の言い争いは続いている。 その様子に中島は違和感を感じる。 もう一人の陽介は、陽介から自分とは違う存在だと否定されたがっているように見えた。 「花村君、ちょっと落ち着い……」 声をかけて中島が止めるより先に、 「おまえなんて……お前なんて、俺じゃない!!!」 陽介が言う方が早かった。 もう一人の陽介は、陽介の言葉に不敵な笑みを浮かべる。 『ああ、そうさ。 もう……俺は俺だ! お前なんかじゃない! 俺は俺の好きなようにする……だから、ここも! この商店街も! ジュネスも! お前らも! 全部ぶっこわしてやんよぉぉおー!』 もう一人の陽介の体から、霧のように黒い光に包まれ始める。 「凄いエネルギーだクマ! 待避! 待避クマー!」 「逃げるぞ……陽介!」 クマが殿を務め、悠が茫然とする陽介の背中を押して外に待避する。 「だいじょうぶかなぁ~」 「……さてな」 その頃、コニシ酒屋の外では店舗の周囲を警戒していたケルベロスと、その頭に乗っかるピクシーが呑気な会話を繰り広げていた。 そこへ陽介を連れた悠、中島、クマがコニシ酒屋から飛び出して来たのだ。 「あ、きたきた……どうしたの~」 ピクシーが相変わらずの間延びした声で中島に問い掛ける。 中島はと言えばそんなピクシーに、 「いや、ちょっと不味い事に……って、お前、まだいたのか?」 目を丸くして、逆に問い掛ける。 その言葉は心外だったようで、ピクシーは頬を膨らませた。 「ひっどーい! 私だってもう仲魔なんだからね~」 何時の間にかそうなったのかは、中島には見当もつかないが、ケルベロスと何かあったのかも知れない。 ケルベロスが何か言おうとしたのだろう、口を開いた時に爆発が起きた。 コニシ酒屋の店舗が跡形も無く吹き飛ぶ。 パラパラと、その残骸が空から降り注いだ。 吹き飛ばされたコニシ酒屋から、ゆっくりと人影が現れる。 『はっはっはっは。 私の名は魔王ロキ! 此処まで来たことを後悔させてやる!』 全身が青く輝いた筋肉質な体つきと、腰まである銀髪の悪魔。 それが魔王ロキと名乗った悪魔だ。 「ピクシー? 小西先輩を殺したのは、アイツと考えていいんだよな?」 中島の問いに、ピクシーは首を傾げたものの、 「う~ん、似てるけど少し違う!」 すぐに答えた。 少し違うのは多分、陽介から生じたのか、小西先輩から生じたかの違いだろう。 「ケルベロス! さっきのアギラオンってヤツ!」 「解った」 中島の指示に簡潔に答えたケルベロスが、すぐさま先ほどの火球をロキに放つ。 直撃を受けたロキの体が炎に包まれる。 しかし、ロキは不敵な笑みを浮かべたまま微動だにしない。 『この程度か……ならば、次はこちらからいくぞ! ザンダイン!』 衝撃波のような不可視の風が中島達のすぐ横を吹き抜ける。 背後の店舗が、綺麗に横に真っ二つに斬られて倒壊した。 「……くそっ……頼む、イザナギッ!」 ロキの放った不可視の斬撃に対して、悠が驚きに目の色を変えてイザナギを喚ぶ。 イザナギは一直線にロキへと突進し、その手に持った長大な矛を振り下ろす。 全身を焼かれながらも、余裕の笑みを崩さないロキは、イザナギの斬撃を左腕で軽く受け止めた。 「……くっ!」 悠が僅かに、表情を苦しそうに歪める。 イザナギが振り下ろした矛を引き、今度は横凪ぎに振るう。 これも、ロキに左腕で受け止められた。 が、イザナギの斬撃を受け止めたロキの左脇腹に、すかさずケルベロスが全力で体当たりを仕掛けた。 「……ふん」 しかし、ケルベロスの体はロキに触れてもいないのに吹き飛ばされ、近くにあった電柱の一つと衝突した。 あまりの衝撃に電柱が崩れる。 「……花村君! なんとかならない!! 」 完全にこちらが圧されている状況を打開できないかと、地面にへたり込んでいる陽介に声を張り上げる。 陽介からの反応は無い。 そう言えばピクシーはどうしたのかと周囲を見回してみれば、ピクシーはケルベロスの頭の上にいた。 「ディア」 ピクシーの指先が光り、傷だらけだったケルベロスの体から傷が消えていく。 少しは時間を稼げそうだが、それ以上の事でも無い。 呆けている陽介には期待出来ない。 残ったのはクマだけだ。 「クマ! なんとかならないのか!」 「無理クマ」 即答であった。 中島にしても、その答えは予想の範疇ではあったが。 「俺と先輩って似てたのかも知れないな……だから……惹かれたりしたのかな……」 「はあ! 何をいきなり言い出してるんだ、お前は!」 突然の陽介の告白に、中島は苛立った声で返した。 遠くの店舗が、不可視の斬撃で吹き飛ばされる。 状況は悪化する一方だ。 「先輩も……こんな風に自分に殺されたりしたのかな……あわよくば、鳴神みてーにヒーローみたくなれんじゃねーのかって、思ってたのにな……」 落ち込む陽介。 中島としては、陽介のヒーローになりたいとの願望に文句をつける気は無い。 ただ、反省会は現在進行形で起きている危機を脱してからにして欲しかった。 「……やっぱ、俺……先輩の事なんて……なんにも考えて無かったのかもな……」 「……花村」 「え」 いつの間にか来たのか、陽介の目の前に悠が立っていた。 「歯ぁ食いしばれ!」 陽介の頬に、悠の拳が唸りを上げて突き刺さった。 鈍い音が中島にも聞こえた程だ。 「おまえ、このままアイツに殺されるつもりか! そうしたかったのか! そうなって欲しかったのか!! 」 仁王立ちで陽介に吼える悠。 そんな悠を、陽介が目を見開いて見つめている。 「このまま、アイツにやられるつもりなら……俺がお前を倒してやる」 陽介に言い放った悠は、そのままロキへと向き直り睨みつける。 「かっこよかったよ、鳴神君」 悠の背中を叩いて、中島もロキへと視線を向けなおす。 「余裕だね、中島さん……もしかして、起死回生の作戦でも思い付いた?」 「作戦ね、とっておきのヤツがあるよ。 その前に一つ聞きたいんだけど、イザナギと鳴神君って、ダメージがリンクしてるんじゃない?」 悠が驚いた表情で、中島を見る。 それが答えになった。 「それじゃ、とっておきの作戦を伝えるよ。 やるべき事は一つしか無い簡単な作戦だけどね……ロキの隙を見つけて、体力が切れるまで全速力で逃げる!簡単じゃない?」 問題は一つ、どうやってロキの隙をつくかだ。 遠くで爆発の音が聞こえる。 「……ケルベロス、ピクシー! ロキは直接叩かなくて良い! 距離を取りながら戦うんだ」 仲魔に指示を出して、中島自身もロキから距離を取りながら何時でも逃げられるように注意を払う。 イザナギも距離を取り、アンダースローで電撃を飛ばす。 「……ふん」 左手で電撃を弾き飛ばしたロキに、イザナギが滑るように突進して矛で突きだす。 鉄と鉄がぶつかる音が響き、ロキとの力比べに負けたイザナギの体が赤石の一つを吹き飛ばす。 同時にイザナギの手から離れた矛が、中島へと回転しながら飛んだ。 「……え?」 簡単に自分の体を切り裂くだろう矛に対して、中島は動く事が出来ない。 中島の認識する世界の中で、矛が驚くくらいにゆっくりと自分へと飛んでくるのに、体は意思に反して少しも動いてはくれなかった。 「……っあああぁあああ!」 隣から絶叫と共に、特撮ヒーローとダンサーを足して2つで割ったようなヴィジョンが矛を弾く。 弾かれた矛は澄んだ音を立てて上空を舞って、地面に突き刺さった。 「……は、な……むら君?」 絶叫の主は陽介だ。 「……なんか、みっともねーとこ見せちまったけど……強くなりてぇ、じゃなくてなれるんだよな……」 陽介は吹っ切れたのか、穏やかな笑みを浮かべていた。 「自分の心次第で、いくらだって強くなれんじゃねーかってな!」 陽介がヴィジョンと共に、ロキへと突っ込んでいく。 悠はどうしたのかと、中島は辺りを見回す。 どこかを打ったのか、地面に手を付いた悠は苦しげに顔を歪めながらも立ち上がる。 それに呼応するかのように、イザナギも崩れた赤石の山の中から立ち上がるが、そのヴィジョンには僅かにヒビが入っていた。 「……?」 イザナギと視線が合った気がして、中島は目を細める。 微かに震えるイザナギの指が、地面に突き刺さった矛を差したように中島には見えた。 「……このっ!」 中島は地面に突き刺さった矛に手をかけ、引き抜こうと力を込める。 矛は中島の身長の二倍近い大きさだ。 持ち上げる事は難しい。 これを使っての戦闘なんてのは不可能だ。 「中島さん、早く逃げて!? 」 悠の焦った声を無視して、中島は矛を引き抜こうと力を込める。 実のところ、中島は悠以上に焦っていた。 自分の行動には、何の根拠も無いと理解していたからだ。 イザナギが本当に自分を見ていたのか、本当に矛を指差したのか、それら全てが正しかったとしても自分の取った行動が正しいものなのかの確証が、中島には無い。 それでも中島は矛を引き抜こうと、全身に力を込めた。 僅かにだが、矛が動く。 中島が思ったよりも、深くは突き刺さってはいないらしい。 あと少し動かす事が出来れば、矛を抜く事が出来る。 「中島さんっ!」 悠が駆け寄ってくる。 「……あと、少し……」 引き抜こうとする手に、悠の手が重なる。 悠と、中島の視線が重なった。 「……これを抜けばいいんだねっ!? 」 悠と二人がかりで力を込める。 突然、抵抗が無くなり悠と中島は後ろに転がった。 矛が抜けたのだ。 「……っつ!」 「中島さん、だいじょう……ぶ?」 悠は中島の手元を見て、固まっている。 中島も悠の視線を追って、左手を見た。 そこには先ほどまで中島が握っていた矛は影も形も無く、両刃の剣があった。 見た目は西洋の剣と言った感じだが、刀身から赤々と炎が噴き上がっている。 「……な、中島……さん?」 悠は絶句している。 中島も悠と同じ気持ちだ。 この世界に来てから、何度驚かされたのか解らない。 「そ、そう言えば、イザナギはっ!」 矛が中島の持つ剣に変わったのなら、イザナギはどうなったのか。 気になった中島と悠が見ると、イザナギはいつの間にか先ほどまでと変わらない矛を構えていた。 「中島さん、その……それ」 「ヒノカグツチ」 「……え?」 何故だか、中島自身にも解らないが、この剣の名前が中島には理解出来た。 いや、これは剣じゃない。 剣の形をしてはいるが、これは……。 「鳴神君、援護して」 「……え?」 「僕が、やる」 ヒノカグツチを構える。 ケルベロスの吐く炎に再度焼かれたロキだが、効いている様子は無い。 ピクシーの電撃も、陽介の出したヴィジョンの攻撃も、ロキには通じていそうに無かった。 一度、大きく息を吸って吐いてロキを睨みつける。 「やぁああああああああああ!!!」 中島は出せる声の限りで叫んで、ヒノカグツチを大きく振りかぶりながら、ロキへとただ一直線に走った。 中島に気付いたロキが、光を放つ。 光がすぐ横の赤石に当たり、爆発を起こして中島の体に擦り傷が出来る。 「なにやってるのよ、バカ~! ディア」 即座にピクシーがディアを唱えて、中島の傷を癒やす。 次々とロキが光を放ち、中島に直撃はしなかったものの、少しずつ中島を傷つけていく。 「ディア、ディア、ディア! ディアディアディアディアディア!」 しかし、間断無く唱えられるピクシーのディアは、中島にダメージを残さない。 『……小娘がっ……! 死ぬがいい、ザンダイン!』 ロキが見えない斬撃を飛ばそうと、力を込める。 そこへ、ロキと中島の間にイザナギが割り込む。 イザナギが構えた矛に、中島が足を乗せたのと同時にイザナギが矛を振り上げてロキへと中島の体を放り投げた。 空中へと放り投げられた中島は、勢いを殺さないように体勢を整え、ロキへとヒノカグツチを振り下ろす。 ロキは余裕のまま両手をかざして、中島の攻撃を止めようとした。 逃げるには、もう遅すぎる。 ロキの両手を切り裂いたヒノカグツチが、そのままの勢いでロキを頭から切り裂いていく。 『……ば、バカなっ』 驚愕の表情を残して、ロキの肉体がヒノカグツチの炎に焼かれて消えていく。 後には、ロキがいた事など何も残さなかった。 「……おわった、のか?」 陽介が地面にへたり込む。 悠も目を閉じて、肩で息をしていた。 「……?」 いつの間にか、ヒノカグツチは無くなっていた。 周囲を見回すが、どこにも無い。 「……ヨースケ」 クマがヨースケに近寄る。 その声は暗い。 「あれは元々ヨースケの中にいたものが元になってるクマ。 ヨースケが受け入れなかったら、また同じ事が起きるかも知れないクマ」 クマの言葉に陽介は立ち上がり天井を見上げる。 「わかってるよ、わかってるけどよ……自分と向き合うって、ホントに難しいんだな。 みっともねーし、自分でもどうしようもなくて……認めたくなかったんだ。 でも、そういうのもひっくるめて俺ってことなんだな」 静かに言う陽介。 苦しいのか、後悔もしているのか、その表情には痛みが伴っている。 それでも、悠と中島を見る目には力があった。 だから、大丈夫なのだろうと中島は信じた。 「なあ……犯人、絶対見つけよーぜ。 放っといたら、この先誰か犠牲になっちまうかも知んねーだろ? 俺らなら、また誰かが放り込まれても、なんとか出来るかもしれねーし……それに、お前達となら……犯人を見つけてこの事件を解決できそうな気がするんだ」 中島としても、自分の住む街に殺人犯が潜んでいるのでは、気が気でない。 まして、人をテレビに入れてる殺人犯など警察に捕まえられるはずもない。 「……クマとも約束したしね」 陽介に返した中島の答えに、クマが驚く。 「……約束、守ってくれるのクマ」 「なに言ってんだよ、この世界を元通りにするんだろ? そうじゃなきゃ、俺たちをここから出さねーって、お前が言ったんだぜ」 「あ~ズルい~! 私も仲魔だよ~」 ケルベロスの頭に乗っていたピクシーが、中島に主張する。 「……はいはい、ちゃーんと仲魔だよ」 「せーいがこもってない~」 「……コンゴトモヨロシク」 中島とピクシーの会話に、ケルベロスは気怠げに欠伸をしていた。 「……か、がえっでぎだぁ」 マヨナカテレビからの帰還を果たした中島達を待っていたのは、涙目の千枝だった。 鼻声になっている。 相当不安だったのだろう。 「あ、里中? うっわ、顔ぐちゃぐちゃじゃん! 俺らも人のことは言えねーけどな」 軽快に笑う陽介の顔に、千枝がロープを投げつける。 「うっわ、なにすんだ!」 「……心配したんだから、ロープも切れちゃうし、どうしていいか分かんないし!」 「……千枝、ごめん」 千枝は涙目で、三人を睨んで吠えた。 「……スッゲー心配したんだから! あーもう、スッゲー腹立つ!」 そんな千枝を三人は黙って見ていた。 「だから、花村っ! 一発殴らせろ!」 「なんで俺限定なのっ!」 陽介は顔を庇いながら、身を縮こまらせる。 「……陽介、何か……あった?」 千枝は何か感じたのか、陽介の表情を見てそう言った。 陽介も少し驚き、それから笑った。 「……まあな、色々あったけど……今日はゆっくり眠れそうなんだ」 穏やかに笑う陽介に、千枝も安心したのか笑う。 悠も中島も、笑顔で陽介を見る。 陽介は照れくさそうに頭をかきながら、ゆっくりと手を振った。 「もー今日はヘトヘトだし、俺、帰るわ。 じゃ、また明日な」 「バイバイ」 「またな」 「……また明日」 明日も会う約束を兼ねた別れの言葉を口にして、四人はそれぞれの家路についた。 ヒノカグツチとは、火之迦具土あるいは火之迦倶槌と書く。 伊邪那岐神と伊邪那美神の間に産まれた火の神だ。 産まれた時に伊邪那美神の体を焼き、死に至らしめた事から父である伊邪那岐神の怒りを買い、十握剣で首を跳ねられたと神話には記されている。 その死体からは多くの神が誕生したとも。 また防火、鎮火、鍛治の神でもある。 余談だが十握剣とは柄の部分が十束(束は長さの単位で、拳1つ分の幅)の長さを持つ剣といった意味で、剣の固有名詞ではなく、長剣の一般名詞のようだ。 極端な話、ヒノカグツチも十握剣と言えなくも無いのだ。 ちなみに伊邪那岐神が火之迦具土を斬り殺した十握剣の固有名詞は、天之尾羽張剣である。 「イザナギのペルソナから、ヒノカグツチが産まれた……か」 特におかしい点は無いのだが、何か中島には引っかかった。 雨雲を睨むように空を見上げて、思考に没頭するが答えは出そうに無い。 中島は思考を切り替える。 (イザナギと言えば、日本神話の主要な男神で……確か天照大神、月夜見尊、素戔嗚尊を産んだ神だったかな? 天之御中主神を筆頭とする造化三神に次ぐ神の一柱か) 結構な大物だ。 あれがもう一つの自分だと言うのだから、鳴神悠とは大した人物なのだろう。 (花村のペルソナはジライヤって言ってたかな? ジライヤって、自来也の事かな? なんだっけ……確か、歌舞伎の登場人物だったかな? 感和亭鬼武の自来也物語の忍者?) 陽介のペルソナは、忍者と言うよりは特撮に出てくるヒーローに近い気もしたが、要するに陽介はジライヤを義賊=ヒーローと認識したのだろう。

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