幻魔 大戦。 CR幻魔大戦(西陣)パチンコ図鑑:777(スリーセブン)

「幻魔大戦」シリーズの魅力を全編ネタバレ解説!名作漫画は今でも面白い!

幻魔 大戦

「幻魔大戦」とは、『8マン』や「ウルフガイ」シリーズで有名な作家・平井和正と『サイボーグ009』や「仮面ライダー」シリーズで有名な漫画家・石ノ森章太郎の合同作品。 異能の力に目覚めた少年少女が、宇宙の破壊を企む謎の生命体・幻魔と戦うという、SFものです。 小説家の平井と漫画家の石ノ森の共同作品ということで、漫画版と小説版がそれぞれ存在。 それぞれ違ったストーリーを描いていますが、パラレルワールドとしてエピソードを繋げています。 連載開始は1967年で、「週刊少年マガジン」にて掲載。 地球が滅亡を迎えるかのような絶望的なストーリーに、驚いた読者も多かったはずです。 やがて1971年に『新幻魔大戦』として再び連載が開始され、1979年には平井が小説『真幻魔大戦』の連載を始めます。 1970年代はユリ・ゲラー来日に伴い、空前の超能力ブーム。 さらに1973年には小松左京のSF小説『日本沈没』、五島勉の『ノストラダムスの大予言』が出版されたため、終末論が注目されるようになっていた時代です。 本作のストーリーは終末論的な不安を掻き立てる内容で、超能力者を主人公としているので、この時代の流れとともに絶大な人気を得るようになりました。 1980年代になるとオカルトやSFがブームになり、本作はアニメ映画化されました。 監督は『銀河鉄道999』で有名なりんたろう、キャラクターデザインは『AKIRA』で有名な大友克洋です。 大友は石ノ森の同郷で同高校という縁もあり、彼の作品から多大な影響を受けていました。 なかでも本シリーズは、大ヒット作品『AKIRA』の元となっている作品でもあるのです。 本作のストーリーは、アメリカンコミックスでいうところの『X-MEN』に近い内容ですが(この作品にも時間移動やパラレルワールドなどのネタがあります)基本、人間対人間である『X-MEN』に対し、本作は幻魔という謎の生命体との戦いを描いています。 そして、最大の特徴は、なんといっても超能力合戦。 主人公たちが超能力で天変地異を起こして戦う描写は、迫力満点です。 また小説版では幻魔だけでなく、宇宙のエネルギー生命体と交信する描写があり、未知なる存在との交流というのも1つの見所となっています。 そんな本作は大友以外にも、多くの作家に影響を与えた作品であると上記しました。 そんななかで1990年代にヒットした、七月鏡一が原案、皆川亮二が漫画を担当した、異能を持った少年少女が主人公のSF漫画『ARMS』も忘れてはいけません。 この作品では、主人公は半ば強引に戦いに巻き込まれて、力を覚醒させてしまうという場面があります。 これは『幻魔大戦』の主人公・東丈がベガと強引に戦わされて、自分の力を覚醒させるのがルーツになっていると思われます。 七月は平井に大きな影響を受け、『ARMS』以外でも、自身の作品に彼の作品のオマージュを入れているそうです。 さらに七月は、本シリーズの最新作『幻魔大戦 Rebirth』の脚本も手掛けています。 東丈(あずま じょう) シリーズの多くで主人公を務めています。 元々は普通の高校生でしたが、超能力に目覚めて、仲間たちとともに幻魔との戦いに赴きます。 高校生だったころは姉・三千子、弟・卓とともに東京で平穏な生活を送っていました。 小柄な体躯ながら努力家で、勉強も、部活の野球も懸命に頑張っていましたが双方ともに報われません。 文部両道の卓へ対するコンプレックスから、鬱屈した日々を送ります。 そのためか、超能力に目覚めた当初は、力に酔いしれるような一面がありました。 しかし、プリンセス・ルーナやベガ、サンボたちと接するうちに、いつしか戦士としての自覚を持つようになっていくのです。 使用する主な超能力はサイコキネシスで(念力)、潜在力はメンバーでもっとも優れています。 プリンセス・ルーナ トランシルヴァニア王国の王女で、生まれながらに予知やテレパシーが使用できます。 そのためか、恐ろしい悪夢にうなされることも。 地球に落下した異星のサイボーグ戦士ベガと、彼女が乗っていた旅客機がぶつかったために、旅客機が墜落してしまいます。 その時、異星人の戦士フロイによって助けられ、意識を宇宙に飛ばされて幻魔の存在を認識。 彼らと戦う決心をします。 その後はベガとともに超能力者を探し始めますが、わがままでヒステリックな性格のために、丈やサンボとしばしば衝突。 しかし後に戦士としての自覚に目覚めて、一同の司令塔の役割を果たすようになりました。 使用する超能力は、強力なテレパシー。 予知や透視能力も持っています。 ベガ 地球に来る前にフロイとともに幻魔と戦っていた、異星のサイボーグ戦士。 大柄な体躯で、全身に武器を内蔵しています。 冷静沈着な性格で、生粋の軍人体質であるため、時に冷徹な判断を下すことも。 しかし幻魔との戦いによって、恋人のアリエータを失ってしまったために、物語当初は戦いを拒否していました。 しかしルーナに叱責され、再び幻魔と戦う決心をします。 未熟な地球人の心に手を焼きますが、それでも熟練の戦士として、仲間たちを導いていくのです。 サンボ ニューヨークに住む黒人の少年。 超能力を使って、幼いながらにギャングのボスとして君臨していました。 人種差別的な問題から、当初は白人のルーナを嫌って、幻魔との戦いでは自分だけ逃げてしまいます。 しかし戦士の自覚に目覚めて、後に和解。 ヤンチャな性格ながら、根は素直で仲間思い。 その結果、丈とは兄弟のような間柄になりました。 使用する超能力はテレポートで、他にもテレパシーを使うことができます。 シリーズによっては、ソニー・リンクスとも呼ばれます。 フロイ ベガの戦友で、犬のような姿をしています。 元は頭部のみが犬の異星人でした。 テレパシーでルーナに使命とメッセージを伝え、101匹の子犬の姿をした息子たちを地球に送って、丈たちを支援していきます。 レオナード・タイガー 元は、超能力を研究していた科学者。 興奮すると体に虎のような模様が出てきますが、これはSF小説『虎よ虎よ』が元ではないかと思われます。 強力な超能力に目覚め、丈達と接触をはかりますが、傲慢で利己的な性格であるため、一同とは衝突し、特に丈とは険悪な関係に。 結果、丈達と反目し、彼らの妨害工作をおこなって幻魔に地球を売り渡すという、恥知らずなことまでやってのけます。 もともと小心者なのか、丈の潜在能力を恐れていたよう。 しかし最終的には、幻魔の奴隷にまでに成り下がってしまいます。 催眠能力や四次元移動、そして虎そのものに変身する能力を持っています。 シリーズによっては、レオナード・タイガーマンという名前です。 シグ 幻魔の司令官で、自称・戦争芸術家。 強大な力を持ち、紳士的な言動の目立つキャラクター。 卑劣な手段を使う他の幻魔とは違い、強敵との真っ向勝負を好みます。 ヨーロッパの小国トランシルヴァニア王国の王女であるプリンセス・ルーナは、予知や催眠術などの不思議な力を持っていました。 そんな彼女が、アメリカ旅行のために旅客機乗っているとき、旅客機が突如墜落してしまいます。 海に投げ出された彼女は、フロイと名乗る謎の存在から言葉をかけられます。 そして彼女の精神は彼の力によって、はるか彼方の宇宙へと飛ばされ、そこで幻魔と呼ばれる存在と、奴らと戦って散った異星人たちの宇宙船の残骸を見たのでした。 彼女はフロイにより、超能力を使える貴重な人間として幻魔と戦う戦士に選ばれました。 そしてフロイの戦友で、彼の力によって地球へテレポートされたサイボーグ戦士ベガを参謀とし、彼女たちと同じ超能力者を集める旅に出るのです。 作者である石ノ森は、代表作『サイボーグ009』で異能の力を持つ者でチームを組んで、強大な敵と戦う物語を描きました。 メンバーの大半がサイボーグでしたが、実はメンバーの1人で、赤ん坊の001だけが超能力者。 この点を鑑みると、石ノ森が以前から超能力者に注目していたということがわかります。 『幻魔大戦』の超能力者同士の戦いは、現在の能力者ものやバトル漫画の原型といってもよいのではないでしょうか。 その描写は、雷や高熱をはじめ、自然現象の操作によって天変地異を起こすなど迫力のあるものから、平面の世界に行くという4次元的なものまで、実にさまざま。 アクションでは、後半の溶岩流で、巨大な火竜の幻魔と戦う場面が特に迫力があります。 もう1つの見所は、東丈やプリンセス・ルーナの思春期特有の不安定な精神と、力への渇望に関するドラマです。 戦う少年少女というと、正義感の強い少年だったり、優しい少女だったりするパターンが多いのですが、本作は十代の少年のリアルな人間描写が魅力的。 丈やルーナに感情移入をして、彼らと同じように力を渇望した読者も多かったのではないのでしょうか。 特に丈の文武両道の弟に対するコンプレックスと、物事がうまくいかずに周囲への鬱屈した思い抱いている様子は、大友克洋の『AKIRA』に出てくる超能力に目覚めた少年・鉄雄のルーツともいうべきキャラクターです。 また、SF作品の影響も多く見られます。 石ノ森章太郎に限らず、漫画家は映画や小説をよく拝読して、作品を生み出す原動力としているので、何かしらにルーツが見え隠れしているものです。 たとえば冒頭、ルーナの乗る旅客機が流星によって墜落してしまうのは、東宝の特撮映画『三大怪獣 地球最大の決戦』のヒロインである、サルノ王女の乗る旅客機が墜落する場面と似ています。 この後も、サルノ王女は金星人の霊に体を乗っ取られて、予知の力を身につけるという場面があり、これは本作のルーナが、飛行機事故の際、フロイと精神感応をして超能力を覚醒させる場面と似ているのです。 謎の生命体である幻魔は、体を変形させて人間に化けたり動物になったりしますが、これは『遊星よりの物体X』の原作『影が行く』の変身する怪物がモデルではないかと思われます。 そういった影響を受けた・与えた作品は何か、というのを考えながら読んでみるのも、楽しみの1つといえるかもしれません。 『新幻魔大戦』あらすじ 前作の『幻魔大戦』が、宇宙をはじめ地球の各地を巡るといった内容で、空間的に壮大な物語となっていますが、本作は時間を巡る物語となっています。 千波が暮らしていた1990年代後半は、本作の発表された1980年代からすると、近未来に該当する時代でです。 本作は未来から過去へとタイムワープして時間改変をおこなう、タイムスリップもの。 そして主人公が丈から千波へ交代。 これは本作が『幻魔大戦』のパラレルワールドを描いており、幻魔との戦いがおこなわれなかったエピソードであることを意味しています。 ストーリーは、千波が超能力を持つ人間を生み出すために過去へ飛ぶというものでありますが、彼女はそこで東丈と関係した人物と出会うことになります。 他のSF作品のタイムスリップものとは違い、タイムマシンを使うのではなく、時間移動の能力者の精神に心を宿らせてタイムスリップするというのは、本作ならではの発想です。 そんな本作の1番の見所は、女性陣のキャラクター性です。 主人公・千波はいかにもな気の強い現代っ子であるのに、お蝶の精神と融合して「お時」という女性になると、穏やかかつ気丈な女性になってしまうのが面白い点。 また、ベアトリス王女の母親こそ、前作に登場したプリンセス・ルーナなのですが、ルーナが我が儘でナイーブであるのに対し、ベアトリス王女は気品があって誇り高い性格。 この母娘2人のキャラクターの性格の違いも面白いところです。 超能力描写では、お時が超能力を発動させると、周囲に蝶が飛び交うなど斬新な演出がほどこされています。 後に紹介する『幻魔大戦』(リュウ版)では、さらに斬新な描写へと進化するので、こちらも注目してみたいところです。 ちなみに、お時は『真幻魔大戦』にも登場するので、ぜひチェックしてみてください。 『真幻魔大戦』あらすじ 本作は、平井和正の書いた小説版で、最初のマガジン版の『幻魔大戦』が起こらなったパターンのパラレルワールドを描いています。 丈は大人として登場し、小説家になっています。 黒人の少年・サンボの名前がサニー・リンクスに変わっていたり、次元の異なる世界ということでキャラクターがいろいろと改変されているのです。 プリンセス・ルーナは超能力を弱めるために酒におぼれてしまい、早くに亡くなってしまいます。 そんな彼女の妹・リアが登場しますが、ルーナは彼女に宿って、霊体として登場。 そして漫画では犬の姿だった歴戦の戦士・フロイは、宇宙エネルギーで構成された生命体となっています。 ちなみにリアは、ルーナに輪をかけたわがままな性格。 対してルーナは、霊体になっているものの誇り高い性格になっています。 ルーナの境遇でわかる通り、『幻魔大戦』では超能力というとてつもない力に酔って、好き勝手なことをする者が出てくる一方、彼女のように繊細な感受性を持ったがために、神経をすり減らしてしまい、酒で弱めようとしてアルコール中毒になってしまう場合もあり、超能力が必ずしもありがたいものではない、ということを暗示しているようです。 つまり本作は、力と心を巡るドラマでもあるのです。 またリア王女がフロイの思念によって、ベガの過去を知る貴重なエピソードもありますが、ここで描かれるキャラクターの細かい背景や内面は、小説ならではの面白さといえるでしょう。 また『新幻魔大戦』で繋がりのあるキャラクターがいるので、そちらの方を照らし合わせて読んでみるというのも、本作の楽しみ方の1つではないかと思われます。 『幻魔大戦』(リュウ版)あらすじ 最初の『幻魔大戦』の続きのような作品が、『幻魔大戦(リュウ版)』です。 幻魔が支配する世界で、人間の文明が原始時代のような暮らしにまで後退し、幻魔の手下である獣人が、人間を家畜のように管理しています。 荒廃した悪夢のような未来を描くディストピアものになっていますが、動物が人間を管理しているこの設定は『猿の惑星』と似ています(実際ヒト族を管理しているのは、猿そっくりのエン族という種族)。 物語はマ族(幻魔)の血を引く子供として生まれた双子ルーフとジンが主人公で、貴種流離譚(きしゅりゅうりたん:若き英雄的存在の人物が、試練を乗り越えて立派に成長するもの)的な話の構造です。 お互い正反対の境遇でありながら、ルーフはマ族から、ジンはヒト族から迫害されるという、似たような運命を背負うのです。 この双子がいかなる運命をたどり、どうやって出会っていくのかが本作の見所でもあります。 また幻想絵画のような未来の地球の描写が素晴らしく、SFというよりは退廃的なムードのファンタジー作品の場面に見えます。 超能力バトルも見所で、「幻魔大戦」シリーズでは1番迫力があるといえるかもしれません。 たとえば第2巻。 ルーフが海辺で出会った、老人の姿をしたマ族と対峙した際の場面では、老人の体が炎になって燃え上がり、火の玉となってルーフに突撃します。 それに対してルーフは、超能力を使って火の玉を防御。 その際、体から稲妻を発して、巨大な光で周囲を包みこみます。 そして竜巻や津波を起こして、マ族を倒すのです。 その光景は幻想的で、大変美しいものでした。 精神的なパワーの戦いを絵画的に、そして漫画的に描写しているわけです。 小説では平井テイスト、漫画は石ノ森テイストでそれぞれ違っているのが魅力でもある本作。 石ノ森版は幻想的かつ正統派のSFもの、平井版はオカルトよりの内容です。 この違いを楽しむのも、1つの楽しみ方ではないでしょうか。

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幻魔大戦 : 作品情報

幻魔 大戦

詳細は「」を参照 東丈(あずま じょう) 高校生。 出来のいい弟・卓に対するコンプレックスなどから鬱屈した日々を送っていたが、ルーナとベガにより強力な超能力に目覚める。 当初は力の強大さに酔いしれていたが、やがて自身の使命に覚醒、幻魔との戦いに身を投じる。 使用できる超能力は当初はと微弱なだけだったが、終盤では高温の熱エネルギーを発する「ノヴァ」、周囲の熱エネルギーを自らの体に取り込む「絶対零度」の超能力も獲得した。 ルーナ 小国トランシルヴァニア王家の王女。 プリンセス=ルーナ、ルーナ姫などと呼ばれる。 1948年生まれ。 強力なテレパシー、予知能力、透視能力、催眠能力の持ち主。 旅客機で飛行中に幻魔に抹殺されかかるがフロイに救われ、自身の使命に覚醒する。 当初は育ちゆえにワガママで的なところがあり、丈やサンボと反目することもあったが、やがて真の慈愛に目覚めていく。 『』でも呼び名はルーナ。 それ以外の幻魔大戦シリーズではルナと呼ばれる。 ベガ 異星の戦士。 過去の幻魔との戦闘に敗れて屈辱の眠りについていたが、ルーナのテレパシーにより覚醒、地球で再び幻魔との戦いに挑む。 全身に武器を内蔵している。 アリエータという恋人がいた。 東ミチ子(あずま みちこ) 丈の姉。 丈を母親代わりに育ててきた。 彼女も強力なエスパーであり、幻魔に殺された後もとして丈を見守る。 他の幻魔大戦シリーズでは、三千子と呼ばれる。 サンボ に住む黒人少年。 やテレパシー能力を持ち、幼いながらギャングのボスとして君臨していた。 幻魔に襲われて一度は逃げ出したが、戦士の誇りに目覚めて参戦する。 他の幻魔大戦シリーズでは、ソニー・リンクスと呼ばれる。 フロイ ベガの戦友で、犬のような姿をした。 テレパシーでルーナを覚醒させ、さらに子犬の姿の101匹の息子達を地球に送って丈達を助けた。 自らも幻魔との戦いのため地球に降り立つ。 他の幻魔大戦シリーズでは、宇宙意識体の呼び名。 レオナード・タイガー 通称ドク・タイガー。 興奮すると虎の姿になるの持ち主。 催眠、サイコキネシス、テレポート、四次元空間移動などの強力な能力に目覚め丈達に接触するが、身勝手かつ利己的で平気で人種差別を行い、獲得した超能力を自分の欲望に使うような性格から、早期に丈達と反目した。 丈達の超能力者軍団のリーダーになれないと知るや、丈達を人類の反逆者に仕立て上げるなどの妨害や嫌がらせを行ったり、地球を幻魔に売り渡そうとしたりしていたが、最後は幻魔の奴隷にまで落ちぶれた。 他の幻魔大戦シリーズでは、レオナード・タイガーマンと呼ばれる。 トランシルバニアの超能力者達 プリンセス・ルーナが連れてきたトランシルバニアに住む超能力者達。 凄まじい生命力の持ち主達で、体をバラバラにされても体の破片に土をかけるだけで再生できる。 ナオミ エスパーの少女で、丈と同じくサイコキネシスの能力を持つ。 シグの攻撃で石化した丈をサイコキネシス・マッサージで元に戻すなど、幼い少女とは思えないほど知識が豊か。 実は幻魔のスパイで、丈に心を許したため裏切り者としてシグに瞬殺される。 サメディ エスパー狩りを命じられ地球に現れた下級幻魔の一人。 ニューヨークで警察署長のオライリーにしてサンボを捕らえ、巨大なエネルギー・ボールと化して街をパニックに陥れるが、丈やベガの活躍により敗北。 その後周囲の人間達を引き寄せて融合させるという残虐行為を行って逃走し、後に東三千子を襲い絶命させるが、合体したゾンビーと共に三千子の能力により相打ちとなる。 他の幻魔大戦シリーズでは、ザメディと呼ばれる。 ゾンビー サメディの相棒。 三千子を襲うが、超能力に目覚めた彼女の逆襲に遭う。 他の幻魔大戦シリーズでは、ザンビと呼ばれる。 シグ 幻魔の地球侵攻の司令官。 文明滅亡の悲壮美を好む芸術家を名乗る。 丈を追い『幻魔大戦deepトルテック』に再登場する。 幻魔大王 大宇宙の破壊者。 暗黒界の支配者。

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幻魔大戦 Rebirth

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幻魔大戦 第1巻 幻魔宇宙 パリからニューヨークへ向かうジェット旅客機の機内に、素晴らしい美女が座っていた。 トランシルヴァニア国の王女ルナ姫である。 彼女は、未来透視の優秀な才能を持つ 神秘家 ミスティックだった。 精神を集中して予知夢の世界に入った彼女の意識を、突然、強烈な衝撃が襲った。 彼女の 膝 ひざの上の水晶球が 炸裂 さくれつし、そのかけらが機内に飛散した。 彼女は、この旅客機がまもなく爆発する事実を知ってしまったのだ。 その力は、星の一つや二つ、一瞬のうちに消滅させてしまうほどの 物凄 ものすごさである。 そして今、幻魔の 尖兵 せんぺいが早くも地球に侵入していた。 幻魔軍団には、いかなる近代兵器も 全 まったく用をなさない。 彼らに対抗し得るのは 超能力者 エスパーだけであった。 地球防衛のため、自らも偉大なエスパーであるトランシルヴァニア国の王女ルナ姫は、宇宙戦士ベガと共に世界中から有能なエスパーを探し集めていた。 そして、その中に日本の高校生 東 あずま丈 じょうがいた……。 宇宙の邪悪な存在に敢然と立ち向かう正義のエスパー戦隊の活躍を描く、壮大な宇宙ドラマ第二弾! 幻魔大戦 第3巻 最初の戦闘 「あっ!」 丈 じょうの唇から激しい 驚 きょう愕 がくの叫び声が 迸 ほとばしった。 彼にはもはや、狭い自室のたたずまいは見えず、 閃光 せんこうと銃声のさ中で 猛 たけり狂ったハーレムの群衆が、シネラマのスクリーンを見るような迫力で眼前に迫ってくる。 その時、女の鋭い悲鳴が丈の超常感覚を呼び覚した。 ルナ姫がテレパシーで救いを求めているのだ。 丈 じょうは微動だにせず、これを頭上で受けた。 丈の 額 ひたいに筋を引いて鮮血が流れる。 田崎は、素手の相手を撲殺した恐れに 戦 おののいた。 その時、「それで気がすんだのか?」と丈が平然といった。 高校二年の超常能力者、 東 あずま丈の周辺に変化が生じた。 なぜか、彼の 周 まわりに人が群がり始めたのだ。 丈は、これを全人類的な愛の結束にまで高め、幻魔の侵略に対抗しよう考えていた。 だがその時、強力な邪魔者が現われた。 好評の「幻魔大戦」シリーズ第4弾! 幻魔大戦 第5巻 巡り逢い 高校生超能力者 東丈 あずまじょうは、ごく短期間のうちに見違えるような人間的成長を 遂 とげた。 彼が 主催 しゅさいする研究会「GENKEN」は 瞬 またたく間にその規模を拡大し、今や校外にまで支部ができていた。 だが全宇宙的な 脅威 きょうい幻魔の地球侵攻を真に理解する者は少なく、組織の巨大化に伴う利権を 狙 ねらう劣悪な大人の会員が多い。 この傾向を苦々しく思っていた丈は、新支部結成の幹部会席上で、遂に怒りを 顕 あらわにした。 すると信じられないような現象が起きた。 全開になった窓から真冬の寒冷が 容赦 ようしゃなく吹き込んでいるにもかかわらず、室内が燃えるような暑さにおおわれたのだ! 圧倒的好評を博すシリーズ第5弾! 幻魔大戦 第6巻 悪霊教団 理路整然と言い返す 丈 じょうに、父 龍 りゅう介 すけの怒りが爆発した。 彼は、卓上の厚手のウィスキー・グラスを 掴 つかむや否や、丈の顔めがけて思い切り投げつけた。 丈の 額 ひたいが割れた、と思った瞬間、さりげなく伸びた丈の手が寸前でグラスを 捉 とらえ、一滴もこぼさずに卓の上に戻していた! ようやく落ち着いた父から聞いた話は 驚 きょう嘆 たんすべきものであった。 戦火のどさくさに生まれた丈は、今の父の本当の子かどうかわからない。 そして幼時には、庭の 石燈籠 いしどうろうを飛ばしたり、大きな蛇や狼の化物を呼び出して遊んでいたというものだった……。 明らかにされた丈の出生の秘密。 いよいよ佳境に入ったシリーズ第6弾! 幻魔大戦 第7巻 浄化の時代 幻魔に 憑依 ひょういされた 江田 えだ四 し朗 ろうの行為はあまりにも卑劣だった。 まがまがしい祭壇の上に、純心な女子高校生 久保 くぼ陽 よう子 こが気を失い、全裸で横たえられている。 肌は 蒼白 あおじろく、いたましい姿だった。 彼女に何か危害を加えられたことは明白である。 「何をしたの?」 突き上げる不安に、 三千子 みちこは鋭く詰問した。 だが、四朗は嘲笑を浮かべ、うそぶいている。 三千子は怒りに熱くなった。 すると、三千子の全身から 凄 すさまじい火炎が放射され、四朗の顔面が熱で溶解し始めた。 そして中から、異形のものの無気味な素顔が……。 妖 あやしい力を身につけ、丈の活動を徹底的に妨害する幻魔の手先江田四朗。 敢然とこれに対決する丈と姉の三千子の活躍を描いた、シリーズ第7弾! 幻魔大戦 第8巻 集結の時 講演会の成功により、「GENKEN」事務所に素晴らしい人材が加入してきた。 現役の秘書で 遠感能力者 テレパシストの 杉村 すぎむら由紀 ゆきである。 さすがプロだけに由紀の仕事ぶりは鮮やかで、山積する業務をテキパキと処理していった。 だがその頃、恐るべき幻魔の魔手が、 丈 じょうのアシスタント 郁 いく江 えを襲っていた。 まだ十代の彼女が子宮 癌 がんという 業 ごう病 びょうに取り 憑 つかれたのは、明らかに幻魔の 仕業 しわざである。 見破った丈は、由紀と、 市 いち江 えの弟 明 あき雄 おの 遠感 テレパシーを借りて、邪悪な病魔の摘出に全エネルギーを注ぎ込んだ! エスカレートする幻魔の攻撃。 強力な超能力者を味方に得て正義の戦いを 挑 いどむ丈の活躍は? シリーズ第8弾! 幻魔大戦 第9巻 青い暗黒 「手を 掴 つかまえているんだ。 何が起きても放すなよ」 郁 いく江 えと 杉村 すぎむら由紀 ゆきは 丈 じょうの左右の手をそれぞれしっかり掴んだ。 丈の手から生体エネルギーが二人の体に流れ込み、精気が充満してくる。 午前二時、突如、ぶんと不快な 唸 うなりが部屋中を 震 ふるわせた。 荒々しい邪悪な波動が体当りしてきたのだ。 しかし丈の築いた力場はびくともしない。 やがて青黒い 鱗 うろこを持った恐竜のような顔が闇の中に浮かび始めた。 焦りと憎悪でその目が真赤に燃え上がっている。 だがそれも束の間、恐竜の 醜 しゅう貌 ぼうが一変し、別な顔が現れた。 そしてその顔を見た瞬間、丈は思わず息を飲んだ……。 凶悪な幻魔の手から郁江を救おうとする丈たちに危機が! シリーズ第9弾。 幻魔大戦 第10巻 超能力戦争 「 郁江 いくえが病院からいなくなりました」電話の向こうで気の抜けたような 呟 つぶやきが聞こえる。 郁江の父親からだった。 幻魔の仕業ではという不安が 三千子 みちこの心を覆った。 弟の 丈 じょうには連絡がつかない。 三千子は出来るだけ冷静に相手をなだめ、電話を切った。 もし、丈が報復のため、その巨大な超能力を行使したら……? 幻魔と力と力の対決になれば、丈は圧倒的な勝利を得るだろう。 だが、幻魔の目的は暴力的な低次元の闘いに丈を引きずり込み、丈の信用をがた落ちさせることにある。 三千子は肝の冷えるような恐ろしさを味わった。 大好評のシリーズ第10弾! 幻魔大戦 第11巻 闇の波動 広大な宇宙で数百億年もの間、 延々 えんえんと続いている超大規模な戦闘。 だが戦況は幻魔の圧倒的優位に展開し、銀河系宇宙も戦いの渦中に巻き込まれていった。 そして今、地球が幻魔の侵攻にさらされている! いかなる近代兵器も通用しない幻魔の 唯 ただ一つ対抗しうる手段は、超常能力の結集であった。 短期間に信じ難い人格的成長を遂げた丈の魅力に 惹 ひかれて多くの人が集まり、組織は急速な発展をみた。 だが、巨大化していく組織の運営の難しさや、親衛隊である有力会員を襲う幻魔の卑劣な妨害工作に、丈の苦悩は深まるばかりであった。 幻魔のために 癌 がんを 患 わずらった親友 井 い沢 ざわ郁 いく江 えを 奇 き跡 せき的に救った直後、丈はかねてから執筆していた幻魔大戦の原稿の出版が決定した。 ますます白熱する幻魔との闘い。 大好評のうちに迎えたシリーズ第11弾! 幻魔大戦 第12巻 大変動への道 幻魔 江田 えだ四 し朗 ろうに軟禁されて悪の洗脳を受け、今や、その手先に成り下がっているはずの 久保 くぼ陽 よう子 こが戻ってきた。 GENKENの新年講演会場に姿を現わしたのだ。 彼女は、幻魔のスパイとして送り込まれたのだろうか? 丈 じょうと 井 い沢 ざわ郁 いく江 えは、まったく抵抗なく陽子を受け入れたが、過去の事情を知っている古い会員たちは動揺した。 とりわけ、丈の秘書杉村由紀は、なぜか激しい胸騒ぎを覚えるのだった……。 愚かなあやまちを繰り返し、滅亡への一途を 辿 たどる人類に警告する、好評のシリーズ第12弾! 幻魔大戦 第13巻 魔王の誕生 GENKEN事務所に屈強な四人の男が入ってきた。 鋭い目付きや黒背広の彼らは一目でヤクザとわかる。 ひときわ貫禄のある男が、会長の 丈 じょうに会いたいと申し出た。 以前、 郁 いく江 え 高鳥 たかとりに痛めつけられた手下のことで因縁をつけに来たのだ。 男は、素直に応じなければ会の 醜聞 スキャンダルにして外部に流すと 脅 おどし始めた。 受付の女性たちは 怯 おびえ切って満足に応待できない。 その時、執務室から郁江が出てきた。 彼女は、その場の様子を一瞬のうちに察知すると、「先生には後で説明するわ」と言い残し、外に待機する彼らの車に平然と乗り込んだ……。 組織の存亡に 関 かかわる危機を丈はどう乗り切るのか? 好評のシリーズ第13弾! 幻魔大戦 第14巻 幻魔との接触 郁 いく江 えは指定された通り、コイン式望遠鏡で景色を 眺 ながめ始めた。 「何か面白いものが見えますか?」 突然、背後で声がした。 幻魔が現われたのだ。 幻魔は、振り返ろうとする郁江を制して望遠鏡を正面のビルの屋上へ向けさせた。 あっ、という声が郁江の 喉 のどから 漏 もれた。 幻魔担当係の郁江が 丈 じょうの名代で接触を試みたのだが……。 じわじわと忍び寄る幻魔の魔手。 週末は近い。 東 あずま丈は切迫した人類の危機を救えるか? シリーズ第14弾! 幻魔大戦 第15巻 幻魔の標的 GENKEN箱根セミナーの二日目は、初日とは異る 昂 たかぶりの中に明けた。 雰囲気はがらりと変り、 苛 いら立 だたしい不快な緊張感が 横溢 おういつしている。 東 あずま丈 じょうが渡米の準備で夜のうちに帰京し、セミナーが丈抜きで行われるなどという 噂 うわさがもっともらしく人々の間に浸透していた。 さらに、金髪美女や黒ん坊の幽霊を見たという会員もかなりいて、全体に浮き足立っている。 セミナーどころではなかった。 だが、この混乱を見事に静めた者がいる。 井 い沢 ざわ郁 いく江 えだった。 彼女は、巧みな話術で聴衆を自在に操り、人々を完全に魅了してしまった……。 忍び寄る恐るべき幻魔。 会の中心的人物にも魔の手が迫る。 大好評のシリーズ第15弾! 幻魔大戦 第16巻 光の記憶 主宰の 東 あずま丈 じょうが不在のまま継続されたGENKEN箱根セミナーも、いよいよ大詰を迎えていた。 だが、 井 い沢 ざわ郁 いく江 えの独断専行に、一部の会員たちから強い反発が出てきた。 まず、秘書室の年長者 夏本 なつもと幸 ゆき代 よが、会長の丈が留守の間は何事も幹部会員の合議制で決めるべきだと郁江を非難した。 これに対し郁江は、自分が丈から会の運営を内々に任されたことを知らせた。 ショックを受けた幸代は、血相を変えて部屋を飛び出していった。 その時、入れ違いに入ってきた無名塾の 田 た崎 ざきと 白水 しらうず美 み晴 はるが、恐るべき情報を持ち込んできた……。 幻魔に打ち勝つ唯一の手段、光のネットワークは完成できるのだろうか? 大好評のシリーズ第16弾! 幻魔大戦 第17巻 光のネットワーク いよいよ明日は、 丈 じょうの 名 みょう代 だいでアメリカへ行かなければならない。 丈の秘書を解任され、後釜には 郁 いく江 えが選ばれた事実に、 杉村 すぎむら由紀 ゆきは落胆していた。 自分に落度があったとはどうしても思えない。 こみ上げてくる虚しさに、由紀は 無性 むしょうに酒が飲みたくなった。 そして、衝動的に赤坂のホテルへ足を向けると、たて続けにグラスを空けた。 だが、泥酔し、疲れ果ててマンションの部屋に戻ってきた彼女は、恐るべき事態に遭遇した。 残 ざん虐 ぎゃく極まりない、あの暴力団 塚 つか田 だ組の幹部 矢 や頭 とうが待ち伏せしていたのだ……。 〈山々は主の前に揺れ動き、丘々は溶け去る。 その日が訪れるのは必ず、おごり高ぶった 不 ふ遜 そんな人類、道義的に腐敗しきった人間たちに対する神の怒りが頂点に達した時だ。 幻魔大戦 第19巻 暗黒の奇蹟 自ら身を投げ出して 隷 れい従 じゅうを誓う 河村 かわむら蓉 よう子 こを見下ろしていた 高鳥慶輔 たかとりけいすけの 身 み裡 うちに、力強い誇りと 昂 たかぶりが湧き上がってきた。 高鳥は真剣に世界の帝王たることを欲した。 全ての人間を足許に 跪 ひざまずかせたいと望んだ。 その時突然、体が炎を発したように熱くなった。 やがて、彼の体内から何かが急速に 喉 のどへせり上がってきた。 両手で喉を 掴 つかみながら、高鳥は驚いて見上げる蓉子の前にバラバラと異物を吐き出した。 それはパチンコ球ほどのサイズの 黄金 きん色に輝く円球だった……。 主宰 東 あずま丈 じょうを欠くGENKENの前に新たな脅威が! 大好評のシリーズ第19弾。 幻魔大戦 第20巻 光芒の宇宙 井 い沢 ざわ郁 いく江 え主導の形で運営されるGENKENは、次第に全体のまとまりに欠け始めた。 郁江の親衛隊ができ、会の内外に対し、横暴な行動をとるようになった。 また、郁江自身も、 東 あずま丈 じょうからあとを託された重責と焦りのためか、持前の軽妙さが影をひそめ、エキセントリックな面が目立つようになった。 郁江の立場を理解しながらも、無名塾のメンバーを中心に、会のあり方に対する批判が出始めた。 そうしたさ中丈の姉三千子が警察から呼び出しを受けた……。 揺れ動くGENKEN。 光のネットワークは果して完成するのだろうか? 読者待望の第一期完結篇。

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