雪女のジレンマ。 【最新話】虚構推理 4話 感想 雪女と昌幸[※ネタバレあり]

虚構推理(12) (月刊少年マガジンコミックス)

雪女のジレンマ

本巻の見所は、九郎の秘密についてです。 11歳の時に人魚の肉を喰らい不死となった九郎は、自分の身体を囮に戦います。 格闘経験のない彼は鉄骨を振り回す相手にやられてしまいますが、不死の力を使って即座に復活。 そして彼のなかに宿るもうひとつの怪異・くだんの力を使うのです。 これも、肉を喰らったことによって身についたものでした。 くだんの力は未来を予言する能力です。 ただ予言といっても、決められた未来が見えるのではありません。 起こりうる可能性のある近い未来が見え、その選択肢の中から選ぶことができるという能力なのです。 ユニークな能力であり、今後のポイントともなるものなので、注目していきたい設定です。 人魚の不死と、くだんの未来視。 2つの能力を駆使して戦う九郎。 このバトルの行方はどうなるのでしょうか。 本巻の見所は、七瀬かりん事件の真相と次の犠牲者が出てしまう展開です。 鋼人七瀬の元の人間である七瀬かりんの死亡の原因ですが、岩永は警察でも見つけられなかった真相を、岩永だからできるある方法で解明します。 それは死亡現場を見ていた、第三者の幽霊からの証言。 工事現場で事故死した自縛霊は、鉄骨が不運にも鉄骨がかりんに倒れこんできた瞬間を目撃していました。 その証言から事故であるという真相に結びつき、鋼人七瀬を倒すための虚構の推理を作り上げることになるのです。 また、これまで人に危害を加えつつも殺人を犯していなかった鋼人七瀬ですが、本巻のラストではついに人を殺してしまいます。 それによってさらに力をつけてしまう彼女をどうやって倒すのか。 いよいよ、戦いが本格化していきます。 『虚構推理』4巻の見所をネタバレ紹介! 本巻の見所は、解決法の提示です。 六花はくだんの能力を使い、鋼人七瀬の噂が盛り上がる未来を選択し続けました。 その結果、ただの事故死だったかりんについての根も葉もない噂が怪物として具現化したのでした。 まさに、人々の妄想・噂が作り出してしまった怪物というわけなのです。 こうしたなかで、事態はタイミングを逃すと大量虐殺さえ起きてしまうという段階にまできていました。 岩永たちはそれを防ぐため、大人数が納得する、偽の噂の真相や嘘の犯人をでっち上げることを思いつきます。 事件に関する解答をいくつも用意し、鋼人七瀬の噂は嘘だと人々に納得させることが重要だと考えた岩永は、4つの解決策を用意して、鋼人七瀬の退治に向かうのです。 彼らはどんな方法で、この事態を乗り切るのでしょうか。 ますます加速する展開から目が離せません。 『虚構推理』5巻の見所をネタバレ紹介! そこで一行は、かりんの悲運を語った物語を仕立て上げました。 彼女は自殺したかのように見えるものの、それは父親が彼女をはめた罠であったというもの。 彼女は死後の世界でその真相を知り、怒りに駆られ、事件の真相を知ってもらいたいがために亡霊となって現れた、という案です。 オカルトなとんでもない暴論ですが、嘘の塊である鋼人七瀬を倒すための嘘として、また一般大衆が興味を持つ話題として有効と思われる解決策の1つでした。 これは六花により跳ね除けられますが、さらなる案を提示する事で、彼女を追い詰めていきます。 その案とは一体どのようなものなのでしょうか? ミステリーの謎解きを聞いているような、はたまた怪談を聞いているような、不思議な内容となっています。 読みごたえのある、第5巻です。 『虚構推理』6巻の見所をネタバレ紹介! 鋼人七瀬編も、ついに解決編に突入。 この巻では前巻の内容に続く3案、4案を用いることで、鋼人七瀬を退治することに成功します。 かりんの姉・初実は、マスコミに妹の悪評を流していました。 そこから程なくして、妹は不審死を遂げます。 その事実を利用したのが、第3者がかりんの亡霊を装っているという案。 しかし、この案は六花によって棄却されてしまうのです。 そして、第4案。 ここで、かなり思い切った案を提案します。 それは、鋼人七瀬はかりん本人である、というものでした。 現場で見つかった死体は別人のもので、彼女は未だ死んでおらず、鋼人七瀬まとめサイトを作って亡霊を作り出した、という内容です。 ここで重要なのは、鋼人七瀬は嘘の存在であり、なおかつ、かりんが寺田刑事を殺した犯人である、という事。 これにより、一般大衆に鋼人七瀬という怪物は存在しないという話を広め、倒す事に成功したのでした。 1巻から続いた鋼人七瀬事件は終わり、7巻以降は短編集となります。 「喫茶店のカレー」「大蛇の夜も眠れぬ悩み事」「うなぎ屋の会話の真実」、の3本のうち、「大蛇の夜も眠れぬ悩み事」のエピソードを簡単にご紹介します。 水神様でもある大蛇は、最近夜も眠れぬほどの悩みを抱えており、それを岩永に解決してほしいと依頼してきました。 その悩み事は、大蛇の棲む沼に捨てられた他殺死体について。 事件としては死亡した男性についても、殺害した女性の名前も、動機もわかっており、ほぼ解決している状況。 しかし大蛇は、女性の「うまく見つけてくれるといいのだけれど」という意味深な独り言を聞いていました。 山奥に死体を遺棄しにきたにも関わらず、見つけてほしいと願う女性の不安定な行動の意図を知りたいというのでした。 岩永の高校時代が描かれる「岩永琴子は高校生だった」はもちろん面白いのですが、9巻の見所は、何と言っても、「ギロチン三四郎」というエピソードではないでしょうか。 世間では「ギロチン殺人事件」が話題になっていました。 それは骨董品や芸術品を収集している宮井川という男が義理の弟を口論のはずみで殺してしまい、そのあとに「本当に人間の首を切り落とせるのか試してみたかった」という理由で首を切断したと自供しているものでした。 しかしそこには真の犯人がいたのです。 そしてその物語を解き明かすと、似た価値観や感性を持つ友人たちの関係性が見えてきます。 恐ろしい事件であるにも関わらず、心が動かされる不思議なエピソード。 解決策も岩永らしく、心がすっとなる結末です。

次の

虚構推理(12) (月刊少年マガジンコミックス)

雪女のジレンマ

雪女と蟹を食うとは 本の詳細 タイトル:雪女と蟹を食う 作者:Gino0808 ぎのぜろはちぜろはち 先生 Twitter: 掲載誌:ヤングマガジン 公式サイトにて一話試し読み可能です あらすじ 蝉のうるさい夏の日に、 自殺を決意した男。 ロープを前に最後の最後で踏み切れず、夜が更けてしまいます。 ふとテレビを見ていると流れていたのは食レポ番組。 北海道の味覚、蟹の特集。 残金4万円でデリヘルを利用するか悩んでいた男は 蟹を食べたことがないということで北海道に 蟹を食べに行くことを 決意します。 図書館で北海道いきの情報を調べる主人公は 清楚系文学美女に出会います。 そして、恵まれた美貌や環境にあるであろう彼女の幸福を妬み、 帰りがけに 死んでいく蝉を見て襲うことを決意。 Gino0808「雪女と蟹を食う」1巻21ページ しかし襲ってみると…。 とんとん拍子に進み、 自分から体を差し出してくる始末。 さらには談笑の果てに得体のしれない人妻と共に蟹を食べにいくことになってしまうのでした。 感想 ネタバレ含む 1巻の感想 第一話は非常に文学的な切り口で、蝉をきっかけに不満が爆発し 社会という枠から飛び出すということがとてもうまく表現されていました。 1回くらい鳴いてやろうかはしびれますね。 そこが非常に面白いなと感じて購入をしました。 また、テーマの蟹を食べるですが、 一話では食欲、性欲と人間の三大欲求が描かれており、 死の間際で性欲に食欲が勝りさらにそれが蟹というのは 重大なテーマにおける抜け感となってていいです。 1巻の全体としてはこのペースで行けるのかな~という感じでした。 主人公の男にとっての死とは 主人公はロープを結び準備をしているところで踏みとどまりました。 頻繁に死を口にしますが、最後のところを越えている人ではありませんでした。 本気度が果たしてどのぐらいなんだろう?という感じ。 一話で人妻 雪枝彩女を襲ってしまったことにより 犯罪者となっているので ここで死へのスイッチ 退路を断った は 入ったはずだったのですが 共に行動するうちにそのスイッチが入ったままで塞がれて行ってしまう。 すでに犯罪者 決意をしたうえでの犯罪 なので死なないといけないのに。 死にたくなくなる。 というジレンマを抱えていくことになります。 犯罪者と人妻は 北海道までただ蟹を食いに行く ここがどう描かれいくのか楽しみですね。 作中で主人公は名前がはっきりしません。 俺であり、犯罪者であり、北さん 偽名 なんですよね。 この辺もなんかありそうな気がしちゃうけど、 読者に自分をイメージさせるためかな。 ヒロイン雪枝彩女 ゆきえだあやめ テーマは雪女ですので、雪女に重ねるような描写が時折描かれています。 得体の知れなさが魅力の人物です。 1巻でわかるのは 人妻 旦那さんはモノ書き 年齢は 三十歳を越えている。 肌は柔らかく豊満。 裕福な家の妻でありお金はある程度自由にできる。 運転は得意。 ヤンマガとしてもヒロイン年齢が人妻30歳って珍しいですよね。 Gino0808「雪女と蟹を食う」1巻58ページ 作中においては、 常に主人公を手玉にとり上回っています。 情けないぐらい感情豊かに悶え、震える主人公に比べて 感情は かなり希薄。 作中でも言葉の節々から思いとは別の言葉を出せるような、 異邦人的な人物と感じ取れるようになっています。 見えてこないのは同行をした目的。 「私も食べたいです、蟹」 ここで使われた蟹も、同行するためだけであり、 本気で食べたいわけじゃないと思われます。 主人公にとっての蟹は 死ぬためのきっかけ、決意のための蟹でした。 彩女にとっては ついていくための理由の蟹 彩女の欲望とは 気になるのは ついていきたい理由は? 夫婦仲は良好そうです。 急に離れなければならない理由はないはずです。 Gino0808「雪女と蟹を食う」1巻66ページ 彩女にとっても欲望があり、それを達成するために同行をしている と考えます。 主人公に襲われた際には、 床が痛いからとベッドに誘導をしています。 また、行為の最中は主導権を握る描写もあります。 そして運転は彩女が行い、金銭の管理も彩女が行っています。 当初、主人公に身勝手に巻き込まれた女はすでに 蟹を食べに行くという目的すら乗っ取っています。 うーんヤバイ人だ! じゃあここまでして操っている理由、欲望は何か。 夫婦仲は良好、 旦那も恐らくコントロールしている。 また金銭を用いて、他者との交渉も素早く達成。 これはもう仮説ですが、 物書きをしているのは 彩女自身でネタ詰まりから 突如迷い込んできたこのイベントを歓迎している。 観光旅行は現地取材…。 簡単すぎるかな。 なぜ車で移動をするのか 後々語られるかもしれないのですが、違和感のポイント。 大阪から北海道まで車でいくと1587キロもあり、 凄まじい長旅になります。 本当のプロの人でも1日では難しいでしょうし 卒業旅行とかでしか選択しなそうなルートですね。 移動距離は8時間ぐらいは運転したのかな。 そりゃ肩も凝りますね。 前述のとおり、運転は彩女 警察署にでも突入されたらどうするのやら。 そもそもレンタルで外車のまして左ハンドルって気軽にできるんですかね。 かなり特殊な気がするけれども、 普段から左ハンドルの車に乗り慣れていてという描写のためかな。 何故雪女とされるのか いわゆる雪女のエピソードを軽く読んでみたのですが そんなに悪い妖怪じゃないように感じました。 またぎを凍らせて殺してしまう、 けれども好きになったり子供のためならば身を引く。 情のある妖怪として描かれることが多いように感じます。 そこだけみるとちょっと彩女の雪女は違和感はあります。 現状はもっと得体の知れないものだと思うのですよね。 まとめ 自殺という重いテーマを扱った一話に比べ、 話を重ねていくごとに主人公が人間味、葛藤をしすぎて 最初の話のイメージとは変わってきたように感じます。 死ぬのは凄く大きな決意なので、 彼は本来はそんなことができないような小市民に過ぎない ということなのかもしれません。 一方で彩女は一話よりもさらに謎めいています。 思い通りにならないときは爪を噛むなど もしも、主人公が彩女の思い通りではない決断を下した時 彼女はどうするのか? 懸念は、世界が狭いところかな~。 二人の掛け合いで作られているのと キャラクターの参入余地が低い 、 北上するにしてもすでに栃木なんですよね。 福島いって、仙台いって、盛岡でおそばたべて…。 フィールドも限られてますよね。 あまり長旅になっても雰囲気が崩れてしまいそうですし、 小さな世界の掛け合いで終わるのが一番魅力的かもしれないです。 現代にありそうでない、 そんな空気感が素敵な作品でした。

次の

虚構推理 12 月刊マガジンKC : 片瀬茶柴

雪女のジレンマ

【こちらの2シリーズを収録!】 ・岩永琴子と同じミステリ研に所属していた風間玲奈は、琴子がかつて挑んだ奇妙なダイイングメッセージについて語り出す。 新章「雪女のジレンマ」始動!! Posted by ブクログ 2020年03月19日 12巻の「死者の不確かな伝言」では六花が再び登場。 琴子と同じミステリ研にいた風間玲奈は田舎道で出会った六花に、当時持ち込まれた問題について語る。 「化け物なら人の言葉もしゃべれそうですし」と言ってる風間に、目の前の人物がまさにそうだぞ!ってツッコんでしまった。 今回はダイイングメッセージがテーマ。 ミス テリでは確かに定番とも言える証拠や仕掛けではあるけれど、書いた本人はそれを説明する前に死んじゃうわけで、なんとも不確かなものなんだなと。 真実よりも現在における最善の結果を導くための解釈を与えるところは、琴子らしくもありこの作品らしいよね。 続いての「雪女のジレンマ」は、アリバイがあったのにその証人が雪女だったため、警察にそれを主張できない昌幸をめぐる事件の物語。 昌幸と雪女のかけ合いや情の芽生え方が丁寧に描かれていてよかった。 雪女の俗っぽいけど見識もある感じが好き。 怪異であるからこそ、彼を雪山で助けることもできたし、彼を警察から助けることもできないとはなんとも切ない。 こちらもダイイングメッセージを扱った事件。 真実も気になるけれど、人と怪異の繋がりを絡めた上でどう裁定を下すのかが気になるね。 あと、琴子は怪異にさらわれて作られた知恵の神なんだよね。 六花が作り出そうとしているのもまた神だとするならば、それは何にとっての神となるのか。 六花の目的と今後の対決も早く見たいね。 Posted by ブクログ 2020年03月18日 この巻には2つの事件が収録されていて、どちらも被害者が遺したダイイングメッセージが事件の鍵として示されている まず小さめな事件でダイイングメッセージについて教授して、ダイイングメッセージが事件を左右する長編を描いたのかなと思ったら…… まさかのうっかりだったようで。 奇跡のようなネタ被りですか 29 話で描かれるのははっきりと犯人が自白していながらも、別人を指しているとしか思えないダイイングメッセージが遺されていた為に迷惑を被る人物についての話 ダイイングメッセージといえば、犯人を示す証拠としか考えていなかったから、この話で示されるような解釈は意外な驚きが有ったなぁ ただし、本作は虚構推理。 琴子は依頼人の困り事を解決するために一つの解決策を授け、それが実際に功を奏したわけだけど、琴子の推理が正しかった保証なんて何処にもないんだよねぇ ここで琴子が最優先してるのって困り事の解決ではなく幽霊から目を逸らさせることなんだよね。 幽霊なんて居ないと一貫して否定、それどころか中村沢が流した噂だと示唆して問題の根幹が中村沢にあるかのように話を誘導している 結果、中村沢に換言をしたことで問題解決がされたという認識がされ、同時期に消えた幽霊に関しては「ちょうどよく消えた」程度しか認識されない 琴子は知恵の神に相応しい動きをしているね 30話、31話で描かれるのは異種族恋愛譚と評したくなるような話 人間不信になった男とときおり人里に降りてくる雪女。 そんな二人が意気投合して様々な食事に舌鼓を打つ様子は微笑ましい だからこそ、突然訪れる殺人事件の一報は二人の日常を壊してしまうし、犯人と疑われる昌幸を救うはずのアリバイを唯一提示できる雪女が妖であるために証明しようがないというのは哀しく思える アリバイ証明が出来れば昌幸を示しているかのようなダイイングメッセージなんて関係なく犯人ではないと証明できるというのに…… 今回の事件は雪女が関わっていると表明しない限りは普通の事件として扱われそうなタイプに思えるけど、ここに虚構が入り込む隙はあるのだろうか? 困窮した二人のもとに現れた知恵の神琴子。 彼女は昌幸と雪女を救えるのだろうか? ていうか、琴子の様子だとまたしても九郎に置いてけぼりにされた感じですかね 笑• ネタバレ 購入済み 雪女編 波動防壁 2020年03月30日 最初は岩永の高校時代、ミステリー研究部仲間?が六花と出会い、当時のエピソードを語る短編。 ダイイングメッセージを題材にした話、ダイイングメッセージはミステリー好きからしても、証拠なり得るのか?と言う疑問があるテーマ。 そして、このダイイングメッセージは本巻では途中までになる「雪女のジレンマ」でも取り扱わ れている。 証拠と言い切れないダイイングメッセージと、アリバイの証人が証人とならない雪女という二重の不条理で容疑者が追い込まれる。 九郎先輩、ほぼ出番なし。 かねがね思っていたのだが、この作品はゲストキャラの女の子が可愛い。 雪女に至っては過去最強レベルの可愛さであろう。

次の