アルキメデス の 大戦 感想。 映画「アルキメデスの大戦」ネタバレあり感想解説と評価 黒板の数式が本当に正しいか実証!見積計算ツールも作ってみた!

映画『アルキメデスの大戦』ネタバレあり感想・レビュー!結末を知りながら見る頭脳戦は果たして面白いのか?

アルキメデス の 大戦 感想

2020年6月8日発売の週刊ヤングマガジン2020年28号で、『アルキメデスの大戦』第220話が掲載されました。 『アルキメデスの大戦』第220話は、東條の演説が議場を席巻します。 戦艦「大和」売却による利益で日本の未来を豊かにしましょうと訴える櫂。 それに対して東條は本当の豊かさとは金で買うものではないと断言。 健全な精神あっての豊かさだと主張した結果、評議員の大半が東條寄りとなってしまいます。 物や仕組みが先であると考える櫂には、東條らの考えがどうしても理解できません。 221話 >>• アルキメデスの大戦220話のあらすじネタバレ 櫂は戦艦「大和」を売却し、その利益を使って未来の日本を豊かにしましょうと訴えました。 政府側はその話に興味を持ち、概ね賛成の意向を表していましたが東條がそれに待ったをかけます。 ここぞとばかりに東條が熱弁。 そもそも日本人の根本となすべきは崇高なる心であって経済的豊かさではないと断言。 さらに戦艦は陛下よりお預かりした伝家の宝刀。 ならばそれを敵国に売るなどはまさに反逆行為であり、言語道断。 櫂に同調し、米国との合意を認めるならば我らも反逆者。 腹を切って陛下と国民に詫びるほかはない。 各々はその覚悟があるのかと政府側に詰め寄りました。 政府側の実質的リーダーである近衛は、自分の考えがどうであれ、その場の空気で強いほうに流れる日和見主義なところがありました。 東條の圧に呑まれた近衛は意見を翻し、陛下の御心に背くとあらば大和売却案を容認しかねると発言。 東條はまるで進行役のように次に海軍側、陸軍側と意見を求めました。 陸軍大臣・畑は最初から合意案が潰れることを願っていたので当然 売却案を拒否。 海軍大臣・吉田も山本同様の意見であったのでもちろん拒否。 焦った櫂は一度は容認しかけた政府側に今一度考え直して欲しいと訴えます。 陛下の御心と近衛はいったが、米国と戦争になると本当に陛下に報告ができますかと。 横で聞いていた東條は、陛下とてご理解くださると一喝。 理由はたとえ戦争になったとしても、日本は必ず勝利するからだと。 櫂は東條に勝利の根拠を求めますが、そんなものはいらんと一蹴されてしまいます。 日本人は精神力で敵を倒すのだと凄む東條。 過去にあった外敵との戦いも不屈の精神で戦い、神風を吹かせ、神に守られ勝利してきたのだと言い放ちます。 櫂は東條の精神論、神頼みに猛然と反論。 現代の戦争は科学技術と物量の激突であり、精神力はあくまで付帯的条件に過ぎないと断言。 戦争とは究極の危機管理であり、勝利をもたらすのは精神力ではなく、仕組みと制度が決め手となると訴えます。 これには山本が反論。 仕組みも制度も人の気概と覚悟によってこそ機能するものであり、人の意思がなければ役に立たない。 人は心で動き、心のない者に人は賛同しないと櫂に告げました。 そして櫂個人に対し、何でも理屈で解決しようとするが、正論だけでは通用しないこともあると諭します。 しかし櫂にとって原理原則に基づいた合理的根拠こそが全て。 合理的説明のつかない考えには納得ができません。 その時、すっかり場の空気に呑まれた近衛が口を開き、ポツリと呟きます。 世の中、原理原則だけでは動かないものでもある。 国民全員が教養があるわけではないし、大衆を理解させるのは難しい。 国民を動かすには心を掴むことが大事であると。 この呟きで頼みの政府側の評議員全員が東條の意見に賛成を表明。 櫂の理屈一辺倒が裏目に出てしまったのです。 それは、時折見せる櫂の人の感情を無視する言動がこの結果を招いてしまったともいえました。 評議員全員が大和売却案を拒否したかにみえた議場でしたが、ただ一人、意志を明らかにしていない人物が。 それは海軍の嶋田でした。 山本らに同意を求められた嶋田でしたがこれを拒否し、なんと大和を売っても良いのではないかと話し始めたのです… アルキメデスの大戦220話の感想と考察 報告会議が始まってから、やけに櫂が山本らの感情に鈍感すぎだったのは今回のためのフリでした。 サブタイトルに作者自らが「櫂の弱点」と付けただけあって、今回は櫂のちょっと冷酷とも取れる部分を明確に炙り出していました。 ただ、櫂は決して冷酷なのではなく、フォローする言葉が足りないだけなのです。 これまで理詰めで損得を説明し、人を動かしてきた櫂でしたが、どちらかというと周りが櫂の気持ちを推し量って動くことが多かった気がします。 櫂は何一つ間違ったことは言っていませんが、自分を尺度に他人に語る傾向があります。 時と場合、人によって話し方、説明の仕方を考慮すべきだったのかもしれません。 にしても、何でも反対の東條はともかく、山本が売却に反対する根拠がちっぽけな精神論によるものなのが残念でなりません。 そしてラストに大和売却に同意した嶋田ですが… ただ単に、自身の出世を睨んでの発言ような気がします。 山本と同意見ではこの先、山本の上に立つことは出来ないと考えたのではないでしょうか。 山本を出世争いから追い落とす好機と考え、櫂に同調する道に懸けたのかもしれません。 櫂としては、売却の意味を理解していないかもしれない嶋田を味方につけても本心からは喜べないでしょう。 背に腹は代えられないと考えるのか、弱りに目に祟り目だと考えるのか、次回が楽しみです。 221話 >>.

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映画『アルキメデスの大戦』ネタバレ感想と解説レビュー。巨大戦艦の建造と戦争を天才数学者は阻止できたのか⁈

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アルキメデスの大戦 感想・レビュー 23件 あるきめですのたいせん• レビュー• 総合評価 4. 61点、「アルキメデスの大戦」を見た方の感想・レビュー情報です。 投稿はから受け付けております。 菅田将暉さんの評価が高いが菅田さんやったら普通でしょう。 柄本佑さんもよかった。 ラストの田中泯さんは鳥肌もんです。 鶴瓶師匠はどれ観ても一緒の演技やなあ。 大和ファンとしては不満な作品です。 [クリックで本文表示] 大和に使用する鉄の総量の予測をどうやって算出したか?という相手側が当然思うであろう突っ込みが全くないことが不自然。 予算を低く示すことで他国を出し抜く、敵を欺くにはまず味方からという、稚拙な考えが不自然過ぎる。 そんなもんちゃんと上層部で話あっとけ!建造案の段階で後々公表する予算を決定する必要ねぇだろ! P. 当時の様子・戦艦をCGで再現するなどの映像が見どころ。 風変わりな菅田将暉、はまり役ですね。 ずっと黒い軍服だったあと ラストの白い軍服もコントラストがきいててよかったです。 劇場版ならではのクオリティの高い快作でした。 この分野では斬新な切り口と視点で脚本、演出、俳優陣も秀逸。 とりわけ物語終盤での予想だにしない結末への展開は圧巻でフィクションとは言え観る者を唸らせる逆説的持論は説得力もあり面白い。 ラストで全てが覆させられ、映画の醍醐味を満喫出来る一本です。 ココ最近で、1番の映画でした。 [クリックで本文表示] 実によかった。 アメリカとの戦争に反対の櫂直は、戦艦建造を止めるために奮闘するも、最後には思わぬ落とし穴が待っていて…。 後半に行くにつれて物語が面白く、鳥肌が立つ内容になっている。 やはり菅田将暉をはじめとした俳優陣が素晴らしいのだろう。 戦争シーンもほぼなく、戦争映画が嫌いな方でも大丈夫な内容となっているので、是非一度見て頂けたらと思う。 予告が流れているうちにホットゆず茶とから揚げで腹ごしらえです。 この映画はまさにどハマりでした。 菅田将暉君をはじめ全ての出演者の方々の演技に圧巻です。 菅田くんと柄本佑さんとのやりとりまさに魅入りました。 鶴瓶さんの大里社長絶賛です。 そしてこの映画の世界観をさらに奮い立たせる佐藤直紀さんの音楽に吸い込まれました。 思い出すと泣けてきます。 この映画に出逢え最高の夏でした。 ありがとう P. 素晴らしい映画でした。 最後の最後まで飽きず、また展開に驚きと納得の連続でした。 とても良かったです。 スケールが素晴らしい!配役もピッタリでした。 どんな力をもっても、戦争を止めることが出来ない時代、冷静さを欠いているのは、すでに戦争に負ける証ですね。 戦争のない時代に生まれて、幸せです。 これからも平和な日本で、あり続けてほしいです。 数年ぶりに映画館に足を運んだ父も、感心していました。 すでに観賞すること9回。 明日10回目を観て、静かに間近に迫る公開終了の日を迎えます。 上手い映画というのはこのようなものをいうのだなということ。 日本映画を見直しました。 櫂少佐と田中少尉との物語。 ぜひとも続編をお願いしたいです。 菅田将暉さんの白熱した演技が絶妙で、他の役者さんとのやりとりも素晴らしい。 今の若い世代に是非とも見せて、戦争ぬ対する正しい意識を植え付けたいものである。 教育映画として、後世に語り継いても良いのではないか!!絶対推奨の作品である。 敗戦、大和の撃沈をどう捉え、希望的思考へと変換できるか? 戦闘機は日本がまずリードしていたし、原子力の発明者は日本人と言われている。 負けて、見えてくる日本底力。 [クリックで本文表示] 実話なのかと思うほどリアルで入り込みました! 菅田くんの演技も流石で、文字を書きながらのセリフは見入ってしまいました。 最後まで楽しんで観れました! P. そして、菅田将暉と柄本佑のコンビ愛にウルウル。 山本五十六の舘ひろしさんも、かっこよかったー! これぞエンターテインメント、素晴らしい映画でした。 おすすめの映画です! P. 戦争映画は嫌いなので、入り込めない世界観だろうとおもっていたけど、見いってしまいました。 その当時の日本人のいい部分をうまく描写してるとおもいました。 戦争時代の日本人に対して悪い印象しかなかったから、海外の人にもみてもらいたいと思った作品でした。 戦争について肯定していない映画でよかったとおもいました。 [クリックで本文表示] とても良かった。 今のところ今年の邦画では一番といってもいい。 大和の建造に反対する主人公だが、結局は大和は完成し日本は敗戦した。 そのあたりをうまく描いていたように思う。 ストーリー終盤での主人公の葛藤は、敗戦の上に成り立つ平和と繁栄を享受している我々に対する強烈なメッセージと感じた P. なんと言っても浜辺美波さんが可愛いですね。 癒されます。 年に一度くらししか映画館に行きませんが、もう一度観たいと思う映画でした。 [クリックで本文表示] 映画館は結構空いていたが、見て良かったと思える映画だった。 戦争映画とはいえ、戦うシーンは最初のところだけで(少しグロいところがあるかも…)その他はなかった。 菅田将暉の演技はやはり圧巻だった。 柄本佑や舘ひろしなど豪華な俳優が出演していて見ごたえがある。 [クリックで本文表示] 面白い映画でした。 オープニングの大和が沈没するシーン、出だしからリアルで迫力満点で引き込まれる映像でした!菅田将暉さんはいい役者さんですね。 今まで観た映画では分かりませんでしたか、あらためて素晴らしいと思いました。 紅一点の浜辺美波さんは久々の正統派の美人さんで美しい!柄本祐さんと田中泯さんも存在感があり、演技は最高でした! P. 2回見てしまった。 何といっても主演の菅田将暉。 やはり、上手い。 74年以上前の出来事をちゃんと勉強して理解して、演技をしたのがよく分かり感心した。 浜辺美波も上手で、本当に令嬢に見えてきて美しい。 最後の大会議は勿論、柄本佑と菅田将暉のバディも見どころだと思う。 田中泯、舘ひろしの演技は圧巻。 そして、何よりVFXの戦艦大和。 冒頭のシーンが最後には、日本の未来の希望に見えてきた。 これは間違いなく、映画史に残る一本。

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映画『アルキメデスの大戦』あらすじネタバレと評価。菅田将暉が演じた天才数学者の苦悩

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数学天才の櫂(かい)は新戦艦の建造費見積もりの謎を暴こうとするが…。 開戦と終戦を導いた者とは?魔法の方程式? ネタバレ感想『アルキメデスの大戦』考察や評価レビュー この先は ネタバレありの感想考察です。 他の映画はも参考にしてください。 実話ベースですが櫂のモデルはいないようです。 まだ連載中だし長編なので、映画用オリジナル脚本です。 監督・脚本の山崎貴(たかし)は特撮やVFXディレクター等で関わり、映画・TVドラマなどで多くの監督作も生み出しています。 私も『ALWAYS』シリーズ、『』『海賊とよばれた男』等、複数作を観ていますが 『アルキメデスの大戦』は脚本も飛び抜けて良いので代表作になる気がします。 主演の櫂直の菅田将暉は犬のような瞳の愛らしさ等で人気のイケメン俳優ですが、天才の変人を違和感なく演じてて、難しい専門用語も滑舌よく聞き取りやすい発声なのはさすがです。 ほぼ紅一点の鏡子の 浜辺美波は、着る服がどれも似合ってかわいくてまさに昭和初期の令嬢です。 歴史では主役級の山本五十六を舘ひろしが演じてて、海軍内ではカリスマもあり知能も高いはずですが、櫂が現れると凡人を自覚して、持てる権限で櫂をサポートする立場に回る姿勢が、若手俳優へバトンタッチする現実と重なります。 平山中将の田中泯は、中盤まではつかみどころがなく無口なのでただの老害に見えるが、実は秘めた才能は櫂をも超えるかもしれないという成熟した大天才を見事に演じています。 同じ天才でも菅田将暉より、 重厚な天才像を見せてくれます。 他にも、國村隼、橋爪功、笑福亭鶴瓶など、クセある俳優陣が「凡人」として脇を固めているおかげで、 菅田将暉や田中泯の「天才」ぶりが際立って見える作りになっています。 戦争映画ではない?冒頭バトルも数学の一部 予告編では戦艦大和と航空機群との戦闘シーンをアピールしてますが、今回の 『アルキメデスの大戦』は戦争映画ではありません。 バトルシーンも冒頭の数分間のみなので、アクション映画を期待した人はがっかりするかも。 ただ、冒頭の戦艦大和のバトルと撃沈シーンは、今の邦画の実写やCGレベルでは最高水準だと感じます。 これを1時間分作れるなら世界でウケる映画もできるだろうけど、残念ながら日本では予算や技術者人員が全く足りないのでしょう。 冒頭で巨大戦艦ヤマトが米軍の航空機隊に敗北する流れは、 山本五十六の「仮定」=「戦艦を主戦力とする大艦巨砲主義は終わり、航空機が主力となる時代がくる」を証明しています。 数学の証明問題でいう「結論」を先に示したのです。 映画『アルキメデスの大戦』は本編全体をとおして、この証明問題を説いていく物語です。 数学における証明とは「仮定」から「結論」に導くので、 冒頭の戦闘は「ただの大和撃沈ではなく、山本五十六の仮定を証明した美しい結論」なのです。 冒頭シーンでは、米軍が墜落機を脱出した兵士を海から救う場面も映し出されます。 これは 「1兵士の命さえ大切にする米軍」と「特攻隊などで1兵士の命を軽く考える日本軍」との対比です。 この違いによっても勝敗は決していたのでしょう。 開戦と終戦のきっかけを作った者は?実話? 数学の証明問題のように「結論」を先に書くと「 戦争を始めるきっかけの1つを作った者と、戦争終結のきっかけの1つを作った者は同一人物、櫂直(菅田将暉。 かいただし)です」。 もちろん実話ではなくフィクション(創作物語)です。 櫂直は、当初は山本五十六から「空母より安い巨大戦艦の建造費の見積もり」を依頼されます。 山本の表(おもて)の目的は「近い将来、戦艦ではなく航空機が主戦力の時代がくるから空母を建造したい」のです。 しかしラスト近くの永野中将(國村隼)との会話で明らかになる、 山本の裏(真)の目的は「ハワイ真珠湾を奇襲攻撃するために、空母と航空機隊を準備したい」のです。 開戦はもう避けられないので、アメリカ艦隊の主力と航空戦力の多くを事前に破壊し、開戦直後を有利に進めるためです。 櫂直の図面によって平山の巨大戦艦に重大な欠陥が見つかり「空母建造が決定」されますが、皮肉にも「 戦争を止めようとした櫂直こそが、開戦のきっかけの1つを作ることになった」のです。 終戦の最大要因は「広島、長崎への原爆」ですが「負け方を知らない」日本人はその後も命を犠牲にゲリラ戦を行ったかもしれません。 平山中将(田中泯)はそれを避けるため「精神のより所をなくして、国民に敗北を気づかせよう」とします。 すなわち「 日本の象徴たる『大和(やまと)』という名の美しい巨大戦艦を建造し、それが撃沈されると国民の戦意喪失により無駄な犠牲者を減らせる」という策謀を練った平山と、自ら設計した戦艦を建造したい欲求にまけた櫂直が手を組んだのです。 日本国民の精神の拠り所の「天皇」は生きてたので「大和撃沈により勝利をあきらめた」とはなりませんが、敵の爆撃機を阻止する手段がなくなった事は、当時の政治家や軍将校が一番よくわかっていたため、 櫂直が終戦を早めたことになります。 魔法の方程式の導き方とは? 櫂直が終盤に示した 「鉄の総使用量だけわかれば、建造費の見積額を試算可能にする方程式」はまさに魔法の数式です。 あそこまで正確に当てることは不可能でしょうけど、複雑系を1つの未知数にしぼったのは映画的にもわかりやすいです。 大切なのはその「過程」です。 新戦艦だけでなく旧艦の建造データすら見せてもらえない櫂直は、さすがに詰んだと思いました。 ところが櫂直はあきらめず、まず戦艦「長門」に乗船し軍規違反で図面の数字を写し、巻き尺で船内を採寸します。 「測りたくならないとは変わり者だな」と言われた田中正二郎(柄本佑)も、結局は歩幅で協力します。 櫂直は次に新戦艦の予測図面を描きます。 長門の図面を記憶しててサイズを新戦艦のに置き換えたのですが、天才にしかできない技です。 単純に長門の採寸を数倍しただけでなく、実際の戦艦設計時のように「通常時や台風時の波の影響」「流体力学」なども考慮します。 この 「表面上だけでなく本質的な設計」がラストで「建造の決まった新戦艦に待ったをかける」のに役立ちます。 魔法の方程式を導けたのは、大阪の民間造船会社の社長の大里清(笑福亭鶴瓶)と 所蔵データと「タイムリミット」のおかげです。 人件費や材料費から正確に試算しようとしたけど、 突然期限が早められ正攻法をあきらめた瞬間「集中力」がMAXに高まり神がかったアイデアをひらめいたのです。 iPhoneなど世界を便利にしてる発明品の多くは「限定された環境でのひらめきが元」という説を聞いたことがあり、それを映像化した作品もよく見かけます。 短い時間なので事象をシンプルにとらえ「鉄の総使用量」のみに目をつけたのです。 この「仮定」は見事に的中し、駆逐艦、潜水艦など建造物によっての相関関係から他の未知数を解いていきます。 やがて どんな海軍の建造物でも「鉄の総使用量」のみから「建造費」を見積もれる方程式を導き出したのです。 鏡子(浜辺美波)と田中(柄本佑)と菅田将暉が、東京へ戻る夜行列車内で徹夜で計算したのは「新戦艦の鉄の総使用量」です。 会議中に田中が計算してたのは「鉄の総使用量を方程式のXに代入して求めた、新戦艦の建造費」です。 ラストの軍事会議以降のドンデン返しとは? 軍事会議が始まった時点では、櫂直らは新戦艦の鉄の総使用量の予測値を計算できていません。 山本五十六や永野中将が時間稼ぎするが、建造費の安い平山案で決着しそうです。 その時、櫂は黒板に「魔法の方程式」を書いて説明し始めます。 それをデタラメだと主張する嶋田・平山陣営ですが、実際の駆逐艦などの鉄使用量から建造費を導き出して見せ納得させます。 その 時間かせぎが功を奏して、田中は平山案の新戦艦の建造費を算出し終わり、試算の倍近い額だと判明します。 これで山本五十六陣営の勝利かと思いきや、平山中将は「 新戦艦の建造費は諸外国に知られると、警戒されもっと強力な軍艦や兵器を造られるため『低額に偽装』した」と明かします。 造船所の裏取引を指摘した櫂もこの深慮に感服します。 これで今度は平山案に決定しますが、櫂直は新戦艦の図面と自分のを見比べて「 新戦艦には、年2回程度くる巨大台風の高波に耐えられない欠陥がある」ことに気づき指摘します。 そうして「航空母艦の建造が決定」となります。 軍事会議での二点どんでん返しでは終わらず、山本五十六の本音を永野中将が引き出して、歴史を知る私達は驚愕することになります。 山本は「今後は航空機が主戦力になる」という主張で、空母建造を進言したのですが別の理由が判明します。 開戦前にハワイ真珠湾を奇襲攻撃し、敵の主力航空機とその発着基地を破壊するために、巨大空母が必要だったのです。 結局「戦争を止めるため」に難題を説いた 櫂直は間接的に「ハワイ真珠湾の奇襲攻撃に手を貸した」ことになります。 それでどんでん返しは終わらず、しばらく後に平山は櫂の図面をもとに「新巨大戦艦の大和(やまと)」の20分の1スケールを製作し、櫂を建造チームにスカウトします。 櫂は迷うが「自ら産んだ戦艦を完成させたい欲求」に負けて了承します。 平山は櫂と同様に「日本は戦争でアメリカに勝てない。 物量差が圧倒的に違いすぎるから」と指摘し「新戦艦大和は、戦争に勝つためではなく、 負け方を知らない日本人により日本国が滅亡するのを防ぐため」に建造したいと語ります。 つまり日本の 象徴的名称の「大和」が撃沈されることにより「日本沈没」を仮想体験させ現実を直視させて、無駄な徹底抗戦をやめさせようと考えたのです。 でもわざと負ける戦艦を造ったわけではなく「戦艦では勝てない時代が到来」してたので必然的だったのです。 『アルキメデスの大戦』どんでん返し一覧• 平山側が、軍事会議の日程を早める• 櫂の数式で、空母に決まりかける• 平山の費用偽装理由で、戦艦に決まりかける• 櫂の戦艦欠陥指摘で、空母建造が決定• 山本五十六の空母活用法が、明らかに• 平山と櫂が、日本のために大和を建造 『アルキメデスの大戦』私の評価と総括 観るまでは正直よくある小規模な戦争映画かと思ってましたが、実際は「 日本の滅亡や存続をかけた、天才vs天才の頭脳戦」だけでなく、 法廷ミステリー要素、昭和初期の(変わった形の)恋愛要素、スポ根要素などもいい感じで混ざってます。 菅田将暉の変人ぶり天才ぶり、柄本佑のツンデレから仲間第一号になる過程、浜辺美波のはいからさん風令嬢ぶり、田中泯のつかみどころのないもう1人の大天才ぶり、舘ひろしの軍人の本性、その他の凡人の方々など役者陣も素晴らしいです。 冒頭のバトルアクションでつかみはOKで、その後は櫂が図面を描き上げるまでは長門乗船をのぞくとエンタメ性が低くなり退屈に感じる人もいるかも知れません。 が、 櫂の天才ぶりや、振り回される田中の成長を笑いも混じえて楽しませてくれます。 ほぼ紅一点の浜辺美波との恋愛要素ロマンスにほっこりできるし、ラストの軍事会議は予想もしてなかった、どんでん返しの連続で興奮すると同時に、 史実を知る者として涙が止まらなかったです。 こじつけだけど良い解釈だと思います。 期待値ハードルが低かったことや、私自身「数字大好き人間」であることで、ややひいき目ですが『アルキメデスの大戦』は2019年公開の邦画実写ではベスト候補作です。 同じく空母を扱った『』もテーマは全く違うけど好きです。 どちらも戦争映画と呼ぶには戦闘が少ないけど、ぜひ一度は観るのをおすすめした映画です! 他の映画はも参考にしてください。 『アルキメデスの大戦』含む映画ランキングや映画賞•

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