白い巨塔 遺書。 白い巨塔

財前五郎の最後の遺書(手紙)はドラマ毎に全く違う?岡田版はどうなる?

白い巨塔 遺書

映画のストーリー 結末の記載を含むものもあります。 亜砂子が峯雄に初めて出会ったのは、かすかに夏の匂いのする五月、彼女の19回目の誕生日の夜だった。 雑誌のさし絵画家だと名のる峯雄の誕生日をやり直そうという、突然の提案で、二人は静まり返った真夜中の遊園地で、まるで子供のように遊びまわったこ……。 6月のある不快な梅雨の夜。 亜砂子は母親美加の経営するクラブに顔を出した。 母が中年男と踊りながら今夜の情事の打合せをしているのを聞いた亜砂子は、峯雄のアパートのダイヤルを回した。 「亜砂子よ、行っていい?」その後の数週間というものは、二人にとってめくるめくような愛の日々だった……。 真夏のある日。 峯雄は、車の前を横切ろうとした少年を助けようとして軽い怪我をした。 診察医は峯雄に、気になることがあるから精密検査を受けるようにと勧めた。 そして、検査の結果、峯雄の入院が決った……。 9月のある日、亜砂子は担当の土屋医師から、峯雄が白血病であることを知らされた。 「白血病って、死んじゃうんですか!はっきり言って下さい!」亜砂子は狂ったように医師につめよった。 「もし、不幸にも化学療法が効かなかった時、半年か一年の命です」医師の言葉が終るか終らないうちに、亜砂子はその場で気を失っていた。 亜砂子にとってつらい日々の始まりだった。 峯雄は多量の投薬によってか、しだいにやつれていったが、来年の油絵新人展に出品するのだ、とベッドの中でデッサンを始めた。 そんな姿を見るにつけ亜砂子の胸は今にも張りさけそうだった……。 その年の終りに、峯雄の状態がよいので、一週間の退院許可が出され、二人は雪の軽井沢へ出かけた。 雪の中をまるで子供のようにはしゃぎまわる峯雄を見て、亜砂子は自分の心に言い聞かせるのだった。 「彼が白血病だなんて誰が信じるだろう。 大丈夫、きっと治る」短い旅が終り、病院へ戻った峯雄の病状は悪化の一途をたどった。 だが、絵を描く事だけは止めず、亜砂子をモデルにした「白い少女」の完成は真近だった……。 4月になった。 もう峯雄は昏睡状態をくり返していた。 そんな時、彼の絵「白い少女」が特選になったとのニュースが入った。 病院での祝賀パーティの日、亜砂子と峯雄はささやかだが、素晴らしい結婚式を挙げた。 その晩、峯雄は亜砂子と並んで寝ながら、「ありがとう」と言うと、そのまま眠るように息をひきとった……。 亜砂子は、目もさめるような新緑の軽井沢をひとり静かに歩いていた。 峯雄の残した小さなかたみを抱きながら……。

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白い巨塔 (1978年のテレビドラマ)

白い巨塔 遺書

『Twitter』で3月30日に投稿された「いかりや長介さんが生前最後に送った志村けんさんへの手紙を思い出して泣いてる」とのツイートが9,000リツイート以上されており話題ですが、手紙の内容はデマです。 志村けんさんの訃報を受けて流れたデマ デマのツイートは新型コロナウイルスに感染し、3月29日夜に亡くなられた志村けんさんのニュースを見て投稿されたものと思われます。 ツイートはどこかのWebサイトのページをキャプチャしたもので、内容は次のとおり。 志村へ この手紙をもって 俺のコメディアンとしての 最後の仕事とする。 まず、 俺の芸能人生を解明するために、 DVDを買うようお願いしたい。 以下に、 コントについての愚見を述べる。 コントを考える際、 第一選択はあくまで 「笑いを取れば勝ち」 という考えは今も変わらない。 しかしながら、 現実には若手芸人の多くがそうであるように、 他人をバカにして笑いを取ったり、 素人にツッコミを入れるだけで 内輪受けに走っている事例が しばしば見受けられる。 その場合には、 企画段階から綿密な計算と準備が必要となるが、 残念ながら未だ満足のいく コントには至っていない。 これからのコントの復活は、 綿密な企画立案、 それとライブの復活にかかっている。 俺は、 志村がその一翼を担える 数少ない芸人であると信じている。 能力を持った者には、 それを正しく行使する責務がある。 志村には コントの発展に挑んでもらいたい。 遠くない未来に、 素人いじりや他人をこき下ろすコメディが この世からなくなることを信じている。 ひいては、 俺のネタを研究した後、 計算された笑いの一石として役立てて欲しい。 リーダーは活ける師なり。 なお、 最後に、 お笑い芸人でありながら、 多数の人を泣かせて旅立ったことを、 心より恥じる。 いかりや長介 出典:投稿された「最後の手紙」 この文章を読んで感動している人もいるようですが、残念ながらこれデマなんですよ。 『白い巨塔』の遺書のパロディ 上記の文章は、ドラマ『白い巨塔』の登場人物である財前五郎の遺書を改変したものです。 文章を見るかぎり、2003年に唐沢寿明主演で放送されたドラマ『白い巨塔』の最終回のエンディングで流れたものと思われます。 遺書の内容は次のとおり。 里見へ この手紙をもって、僕の医師としての最後の仕事とする。 まず、僕の病態を解明するために、大河内教授に病理解剖をお願いしたい。 以下に、癌治療についての愚見を述べる。 癌の根治を考える際、第一選択はあくまで手術であるという考えは今も変わらない。 しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、発見した時点で転移や播種(はしゅ)をきたした進行症例がしばしば見受けられる。 その場合には、抗癌剤を含む全身治療が必要となるが、残念ながら、いまだ満足のいく成果には至っていない。 これからの癌治療の飛躍は、手術以外の治療法の発展にかかっている。 僕は、君がその一翼を担える数少ない医師であると信じている。 能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。 君には癌治療の発展に挑んでもらいたい。 遠くない未来に、癌による死が、この世からなくなることを信じている。 ひいては、僕の屍を病理解剖の後、君の研究材料の一石として役立てて欲しい。 屍は生ける師なり。 なお、自ら癌治療の第一線にある者が早期発見できず、手術不能の癌で死すことを、心より恥じる。 財前五郎 出典:ドラマ『白い巨塔(2003)』より。 財前五郎の遺書 見比べてみれば、パロディであることは明らかです。 もともとは「財前コピペ」と呼ばれているもの ちなみにこの「いかりや長介が志村けんに送った最後の手紙」は、「財前コピペ」と呼ばれているもののひとつです。 「財前コピペ」とは財前五郎の遺書の内容を個人が勝手に改変したもので、が存在していたりもします。 要するにインターネットで昔のネタが消えることなく、志村けんさんが亡くなられたと報じられた今日、注目を浴びて復活したというのが今回の流れです。 デマのツイートを投稿した人も騙された人のひとりであるわけですが、送っていない内容の手紙を送ったと広めることは死者を冒涜する行為だと筆者は考えます。 内容に感動しようがしまいが、拡散するのはやめましょう。

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白い巨塔 (1978年のテレビドラマ)

白い巨塔 遺書

こんにちは。 ボククボです。 新型コロナウイルス流行で、ご自宅で過ごされる 時間も多くなっています。 こんな時は、おうちで昔の名作ドラマなど 視聴されるのはいかがでしょうか。 というわけで、 今回はボククボオススメの医療ドラマ 「白い巨塔」(主演:唐沢寿明) の紹介です。 白い巨塔は2003年のドラマですので、 2020年現在に見直してみると、 昔の常識がかわったんだな、、、 っていうところが多々あって面白いです。 今回は、あらすじの紹介というよりも、 医療事情の変化にスポットをあてて紹介します。 唐沢さんは今も若くて変わりませんがね。。。 どんな話? 白い巨塔ってのは、 大学病院(モデルは阪大)のことです。 主人公の財前五郎(唐沢寿明)の 教授選挙を中心に物語が描かれます。 教授選挙をめぐる師弟関係の崩壊、 ワイロ合戦、根回し、土下座など 出世競争物語としても見どころ十分ですし、 財前が引き起こす医療過誤による裁判の論点は、 当時の医療体制を痛烈に批判しています。 財前の妻と愛人との修羅場や 若手医師(伊藤英明)の政略結婚など 恋愛(?)要素もあり、退屈しません。 大学病院の権威は今も昔もあんまり変わりませんが、 医師は皆おとなしくなったんではないかと思います。 昔の医師は偉そうな人多いですしね。。。 カルテ改ざんシーン 財前が手術した患者が亡くなり、訴訟が起きた後 のシーンです。 病院に敏腕弁護士(及川光博)が訪れます。 「人間の記憶というものは、非常にあいまいなものです」 「なので、みなさんの記憶を整理する必要があります」 といって、カルテ改ざんを要求します。 (犯罪です) 当該シーンでは、紙カルテを修正液で書き直していますね。 当時は大学病院でも電子カルテが導入されていないところ もありましたので、このようなことは可能は可能でした。 (犯罪です) 現在は電子カルテなので、修正記録も含めて保存されています。 現在の研修医は、 「カルテをしっかりかけ。 書いてないと訴訟で負けるぞ。 カルテを書くことが君を守ることになる」 と指導されます。 財前への病状隠し 財前は、教授就任後、 切除不能の肺がんを患い、 死亡します。 いったん開胸手術をしたものの、切除できず 閉胸するのです。 試験開胸なんて、 その当時もめったになかったでしょうが、 その後の病状隠しは当時ならありえた話です。 現在ならご家族の希望で、 「本人には言わないでください。 」 なんてことは通用しません。 レントゲン画像の差し替えのシーンもありますが、 現在は全部電子端末ですからね。。。 患者さんからのお心づけ 財前が、患者さんから饅頭を受け取り 饅頭箱の中をくまなく探した後、 「なんだ、ただの饅頭か」 (金は隠してないのか。。。 ) というシーンがあります。 患者さんから、金品をいただくことは基本的に 禁止されています。 (公立病院では特に) ぶっちゃけると、今もまだあります。 大学病院の権威ある先生では多いでしょうし、 民間の有名外科医でもよくあると思います。 (手術が人気で半年待ちとかだったりしますし) ただし、昔はもっと緩かったなーと思います。 ある一定以上の年齢の方は、 「手術の時はお金を包むもの」 という認識だったような気がします。 財前の遺書 ドラマの最後に、財前の遺書が読み上げられます。 癌の根治を考える際、第一選択はあくまで手術であるという考えは今も変わらない。 しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、発見した時点で転移や播種をきたした進行症例がしばしば見受けられる。 その場合には、抗癌剤を含む全身治療が必要となるが、残念ながら、未だ満足のいく成果には至っていない。 これからの癌治療の飛躍は、手術以外の治療法の発展にかかっている。 このドラマが放送されていたのは2003年当時に、 手術以外でガンが根治しうるとは想像できませんでした。 財前スゲーな。 ちなみにこのドラマの11年後の2014年に、 「奇跡のガン治療薬」オプジーボが販売承認されています。 あと20年もすれば、人類はガンを征圧するでしょうか? 続いて、遺書の最後の部分です。 遠くない未来に、癌による死が、この世からなくなることを信じている。 まとめ 長くなるのでほんの一部しか、ご紹介していませんが、 このドラマは歴史に残る名作と思います。 医師として働き始めても ときどきDVDを引っ張り出して見たくなります。 セリフは結構覚えています。 まあ、ガンで死なないとか手術しない時代になったら このドラマは賞味期限切れでしょうけどね。

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