コロナ イブプロフェン系。 新型コロナに罹ったらイブプロフェンは飲まない方が良いのか(忽那賢志)

【新型コロナウイルス】WHO「イブプロフェン服用避けて」風邪とコロナの区別は?|日刊ゲンダイDIGITAL

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フランスのヴェラン保健大臣がツイッターで「新型コロナウイルス感染症に罹ったらイブプロフェンなどの薬を飲まないように」という趣旨の発言をしました。 抗炎症薬(イブプロフェン、コルチゾンなど)を服用することは、感染を悪化させる要因になる可能性があります。 発熱がある場合は、パラセタモールを服用してください。 すでに抗炎症薬を使用している場合、または疑わしい場合は、医師に相談してください。 という発言です。 コルチゾンというのは、いわゆるステロイドと呼ばれるものであり、解熱効果はありますが免疫抑制作用があり感染症を悪化させる危険があるため、感染症と分かっている状態では確かに一部の例外を除いて使用することは推奨されません。 イブプロフェンは非ステロイド系消炎鎮痛薬(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs;NSAIDs)と呼ばれるもので解熱効果があります。 例えばロキソニン(ロキソプロフェン)、ブルフェン(イブプロフェン)など感染症などの熱が出る病気のときにはよく処方される薬剤であり、ロキソプロフェンは2011年からはロキソニンSという商品名で市販薬が発売開始されています。 熱で病院を受診した際にも、ロキソニンやブルフェンなどのNSAIDsを処方されることは多いかと思います。 これらNSAIDsは新型コロナウイルス感染症の際に使用しない方が良いのでしょうか? 熱を下げるメリットは? そもそも薬で熱を下げることによるメリットはなんでしょうか? 熱を下げることによって、当然ですが発熱そのものによるだるさが取れますし、発熱に付随する頭痛、関節痛、筋肉痛といった症状も緩和されます。 ですので、例えば心不全などの慢性疾患のある患者さんでは代謝を抑え心不全の悪化を防ぐ意味で解熱薬を使用することは有用であると考えられます。 どうやって熱を下げるのが良いのか? 熱を下げる方法は大きく分けて2つあります。 1つは外部から体を冷やすこと(クーリング)です。 代表的なのは薬局などでも売っている、おでこに貼って冷やすタイプのシートです。 病院では血流の多い首や太ももの付け根に氷などを当てて冷やすことが多いです。 もう1つは解熱薬を使用することです。 主にアセトアミノフェン、NSAIDsの2種類が使用されます。 NSAIDsは先ほどご紹介したとおり、ロキソニンやブルフェンなどです。 アセトアミノフェンは商品名で言うとタイレノールAやバファリンルナJなどであり、ヴェラン保健大臣が推したパラセタモールもアセトアミノフェンです。 谷崎 隆太郎 エビデンスに基づいた解熱鎮痛薬の使い方 週刊医学界新聞 第3348号を改変 これらの薬は飲んでから1~2時間後に解熱効果が出てきて、4~6時間後には効果がなくなります。 かと言ってずっと飲み続けたり多く飲みすぎたりすると副作用が出やすくなります。 NSAIDsでは消化性潰瘍、腎障害などの副作用が多く、アセトアミノフェンでは肝機能障害がみられることがあります。 解熱薬は用法用量を守って使用するようにしましょう。 イブプロフェンは新型コロナウイルスを細胞に侵入しやすくする? では新型コロナウイルス感染症に罹ったときにNSAIDsを使用すると何か問題があるのでしょうか? 結論としては「現時点では分からない」としか言えません。 新型コロナウイルス感染症に対してNSAIDsの影響を検討した研究は現時点では報告されていません。 SARS(重症急性呼吸器症候群)を起こすSARS-CoVや、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は肺や腎臓などの上皮細胞に発現しているアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)を介して標的細胞に結合し侵入することが分かっています。 ヴェラン保健大臣はこの仮説から「イブプロフェンなどのNSAIDsを避けるべき」と発言したものと思われます。 しかし、これは実際に確かめられたわけではありませんので、今後の検証結果を待たなければなりません。 重症感染症にNSAIDsを使うと死亡率が高くなる しかし、感染症全般に関するNSAIDsの使用についてはすでに否定的な報告が多くあります。 新型コロナウイルス感染症ではありませんが、インフルエンザや敗血症(感染症により生命を脅かす臓器障害が引き起こされる状態)の際にはNSAIDsは使用しない方が良いかもしれません。 動物実験ではすでにインフルエンザに対して解熱剤を使用した方が使用しない場合と比較して1. 34倍死亡率が高かったとする報告があり()、ヒトに対する影響についても現在臨床研究が行われており、結果が待たれるところです()。 また敗血症の患者に解熱薬を使用した場合に死亡率が高くなったというヒトでの報告もあります()。 なお、この研究ではクーリングによる解熱は死亡率を悪化させなかったとのことです。 別の研究ではアセトアミノフェンの使用は重症感染症が疑われる患者への使用で特に経過に影響を与えなかったというものもあります()。 ということで、新型コロナウイルスに特化したエビデンスは今のところなく仮説のみですが、感染症全般で考えれば確かにNSAIDsには有害な報告が多いと言えます。 ロキソプロフェンなどのNSAIDsは薬局などで手に入りやすい薬剤ですが、安易に飲むと副作用の方が問題になることがあります。 熱の原因が感染症と分かっている場合には、自己判断で飲まないようにしましょう。

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新型コロナ、発熱時に抗炎症薬「イブプロフェン」はNG?感染拡大を招く?WHOも混乱

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「Getty Images」より 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、WHO(世界保健機関)が3月11日に「パンデミック」と宣言し、世界は不安と恐怖に包まれている。 3月14日、フランスの厚生大臣オリヴィエ・ヴェラン氏が、「 イブプロフェン」などの抗炎症薬の服用によって、かえって感染を拡大させる恐れがあるとTwitterで警告した。 さらにWHOのクリスチャン・リンドマイアー報道官は、「当面は、自己投薬するならイブプロフェンではなくパラセタモール(アセトアミノフェン)の服用を勧める。 これは重要なことだ」と述べた。 しかし18日には一転、WHOはTwitterの公式アカウントを更新し、新型コロナウイルスに感染している疑いがある場合にイブプロフェンを服用することについて「控えることを求める勧告はしない」と書き込んだ。 果たして真実はどちらか? 公表されている日本における新型コロナウイルス感染者の治療報告を読むと、解熱剤には「アセトアミノフェン」を使用している例があり、感染時の発熱に医師が「NSAIDs」と呼ばれる非ステロイド性抗炎症薬を選択しない傾向にあるようにも取れる。 これまでも筆者は本連載において、イブプロフェンやロキソニンなどNSAIDsの危険性を取り上げてきた。 アセトアミノフェンとNSAIDsとの違いは、「抗炎症作用」の有無にある。 NSAIDsは、炎症反応が起きると「プロスタグランジン」という物質の働きを阻害することで抗炎症作用や解熱作用を発揮する。 さらに、動物実験においてNSAIDsによって炎症性サイトカインが増加することが報告されている。 炎症性サイトカインが過剰につくられると、免疫細胞が暴走してウイルスなど外敵だけでなく健常な細胞や組織まで攻撃するようになり、免疫異常を起こす。 ミチワクリニック院長の佐久間一穂医師はこう話す。 「インフルエンザ感染患者に対してNSAIDsを使用すると、インフルエンザ脳炎や脳症の発症リスクを高めている可能性があるため、使用禁忌になっています。 そのことと関連があるのかもしれません」 インフルエンザ脳症は、発熱後1~2日で神経症状が進行し痙攣、意識障害、異常行動などの神経症状が見られ、最悪の場合は死に至る。 原因ははっきりと解明されていないが、全身症状の悪化や血管系のダメージ、過剰な免疫反応などによるものと考えられる。 佐久間医師が話すように、NSAIDsの服用により発症リスクが高まるため、インフルエンザ脳症が疑われるときにNSAIDsは推奨されない。 新型コロナウイルスでも同様のことが起こる可能性はゼロではないだろうが、あくまで推測の域を出ない。 世界五大医学雑誌のひとつであるでは、「イブプロフェンなどの抗炎症薬は体内のACE2(アンジオテンシン変換酵素2)を増やし、これが新型コロナウイルスの感染を促進して症状を悪化させるのではないか」という仮説を発表している 新型コロナウイルスは肺や腎臓などの上皮細胞のACE2(アンジオテンシン変換酵素2)を受容体として結合し侵入することがわかっている。 ACE2が増えると新型コロナウイルスの感染が進み、重症化の可能性も高まるとの仮説も成り立つのかもしれない。 仮説とはいえ、新型コロナウイルスの感染が拡大する今、原因がハッキリしない発熱があった場合、自己判断でのNSAIDsは避けるべきなのかもしれない。 しかし、アセトアミノフェンも100%安全とは言い切れず、肝障害等の副作用の恐れもあるため、適正な使用を心がけてほしい。 (文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト) 吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト 1969年12月25日福島県生まれ。 1992年東北薬科大学卒業。 薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。

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インフル・新型コロナに解熱鎮痛剤は大丈夫?

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副作用に違いはある? ロキソプロフェンとイブプロフェンは同じ系統のお薬ですので、副作用に大きな違いはありません。 一番よく起こりうる副作用はやはり胃腸障害です。 プロスタグランジンは痛みや発熱の原因となるやっかいな存在ですが、いくつか種類があり、中には胃粘膜を保護する役割を果たしているものもあります。 ロキソプロフェン、イブプロフェンは、胃の保護に貢献しているプロスタグランジンの生成も抑制してしまうため、副作用として胃の痛みや不快感を起こすことがあります。 3.ロキソプロフェンとイブプロフェンを含む市販薬にはどんな種類があるの? 3-1. ロキソプロフェンを含む市販薬 ・「ロキソニンS」 (12錠 メーカー小売希望価格:税抜648円) 配合成分はロキソプロフェンのみで、眠くなる成分が入っていないので非常に使い勝手の良い製品です。 のどの痛みをともなうカゼに特におすすめの製品です。 こちらも眠くなる成分は入っていません。 ・「バファリンEX」 (10錠 メーカー小売希望価格:税抜598円) 「ロキソプロフェン」に加え、胃を守る成分である「乾燥水酸化アルミニウムゲル」を配合し、胃への負担をさらに軽減しています。 胃の弱い方に特におすすめの製品です。 眠くなる成分も入っていないので仕事中などでも安心です。 3-2. 眠気が気にならなければ頭痛などに特におすすめの製品です。 ・「エルペインコーワ」 (12錠 メーカー小売希望価格:税抜980円) 日本で唯一の生理痛に特化した鎮痛剤です。 (2019年9月時点) 鎮痛成分「イブプロフェン」に加え、子宮や腸管の過度な収縮を抑える「ブチルスコポラミン」を配合することで、つらい生理痛に優れた効果を発揮します。 有効成分がすでに溶けている液体inカプセルという特殊な剤形のため素早く溶けてよく効きます。 眠くなる成分も入っていません。 眠くなると困る方で、とにかくすぐにつらい痛みを抑えたい方に特におすすめの製品です。 ご自身の体に合うと感じる方を使用すると良いでしょう。 生理痛には子宮の過度な収縮を抑える成分も配合されている「 エルペインコーワ」が特におすすめです。 頭痛には頭の重い感じをスッキリさせてくれる成分である「無水カフェイン」が配合されている「 イブA錠」、「 ノーシンピュア」などが特におすすめです。 ご自身に合っていると感じるものを選べば問題ないでしょう。 4-2. 特に胃が弱い方にはロキソプロフェンにさらに胃を保護する成分が配合されている「 ロキソニンSプラス」、「 バファリンEX」などがおすすめです。 この「 アリルイソプロピルアセチル尿素」は鎮痛効果を高めるために、鎮静を目的として配合されていますが、もともと睡眠薬として使われているものであるため当然眠気が現れてしまいます。 15歳未満のお子様には、「 アセトアミノフェン」という鎮痛成分が配合されている製品を選びましょう。 15歳未満のお子様が服用できる市販の鎮痛剤には、「 小児用バファリン」、「 小中学生用ノーシンピュア」などがあります。 5.市販の痛み止めを飲んでも効かないときは? 残念なことに鎮痛剤の服用はとりあえず痛みを抑える対症療法でしかありません。 根本的に疾患を治療することはできないのです。 痛みを抑える目的であれば、市販の痛み止めでも十分な効果が得られます。 市販薬を服用しても痛みが改善しない場合や長期間痛みが続く場合は、何か別の重大な疾病が隠れている可能性も考えられます。 しばらく痛み止めを服用しても効果が感じられない場合は早めの受診を強くお勧めします。 6.まとめ ロキソプロフェンとイブプロフェンは市販の鎮痛薬によく配合されている解熱・鎮痛・抗炎症成分です。 効果にそれほど大きな違いはありませんが、ロキソプロフェンの方が胃に優しい成分です。 イブプロフェンは入手のしやすさで勝っており、ロキソプロフェン製剤は薬剤師がいる薬局やドラッグストアでしか販売できませんが、イブプロフェン製剤は薬剤師がいない店舗でも入手できます。 また、市販されている鎮痛剤には単剤の製品だけでなく、鎮痛補助成分が配合されたものもあります。 優れた効果を発揮しますが、眠気が現れる場合があるので注意が必要です。 最後に、鎮痛剤の服用はあくまでも対症療法であることも忘れないでください。 服用しても痛みが改善しない場合や、長期間痛みが続く場合は迷わず医療機関で受診しましょう。 <参考文献> ・ ・ ・ ・ ・.

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