クローズ 就労。 クローズで働くとは?4つのメリットとデメリットを精神保健福祉士が解説

オープン就労とクローズ就労の違いやメリットを徹底比較|ニューロワークス

クローズ 就労

「発達障害者である」と公言していないため、「障害者」である前提で接されることがありません。 障害についてさまざまなイメージを持った人がいますが、「障害者に対する偏見」を自分に抱かれることはありませんでした。 そして、クローズ就労で何が保たれるかというと、待遇です。 給料は周りの社員と変わらず、ボーナス 賞与 ももらえる環境でした。 これは、大変いい経験になったと思います。 マルチタスク、長期スケジュール立て、日程調整、空間認知の苦手さが影響してしまう作業、ミスが許されない作業をするなどADHDである自分にとって困難なことをどれだけ自分の力のみでカバーできるかを、知ることができました。 そのうえで自分なりの工夫をしてきました。 具体的にどのような作業工夫をしていたかを、少し記してみます。 雑誌編集の仕事をしていたのですが、誌面レイアウトを見ながら、絵や文章の位置組み替えを印刷会社に指示出しする作業がありました。 周りの人は、「位置組み換えをしたら、こんな風に見栄えが変化するだろう」と頭の中で想像出来ますが、自分にはどうしても出来ない。 空間認知力が弱い発達障害の特性を持っているからです。 そのため、誌面をコピーして変更該当箇所を毎回切り取り、パズルみたいにいちいち当て込みました。 時間がかかりましたが、なんとかその作業をこなしました。 余談ですが、自分にとって使いやすい特殊なファイル、進捗管理が苦手な自分にとって最も使いやすいスケジュール帳、など「苦手を補うために」文房具を選ぶ力が身についた気がします。 それは、クローズ就労をして生き残るために必死だったからこそできたことだと個人的には思っています。 クローズ就労のデメリット 一方で、クローズ就労のデメリットとして、発達障害の特性を自己努力でカバーできなかったときに、「単なる甘え」として見られてしまうことです。 そして「なぜこの失敗をしてしまうのか」について、発達障害の特性・理由をもとに説明できないので、周りに納得してもらえないということがありました。 それは自分自身にとっても、相手にとっても良く無いことだったと感じます。 指摘に対し「次は気を付けます」と言ったところで、またミスをするので真剣に取り組んでいないと思われる。 また、皆苦労しながらもなんとかやっているので「この仕事は出来ません」という言葉も通用しない。 これにより、発達障害当事者である自分と、周りの社員との溝が出来てしまいました。 最大のデメリットとしては、発達障害を開示していないがために、周りに頼らず一人で我慢と努力を積み重ねる方法を取り「体を壊してしまった」ことです。 そして鬱になってしまいました。 セミオープン就労のメリット 「セミオープン」 部署内だけに特性を開示 にした経験も書きます。 メリットとしては、「勤務中に耳栓を使う」ことへの許可、指示を一つずつ出すなどの工夫をしてもらうなど、部署内で工夫してもらえたことです。 他の部署の社員には、今までと変わらない態度で接してもらえることも安心でした。 セミオープン就労のデメリット オープン就労のデメリットとして、もともと「障害者枠」として会社が対応していないが為に、「今更障害だと言われても…」という部署内の空気を感じました。 自分自身の仕事を調整してもらった分、同じ部署の先輩方へのしわ寄せが大きくなることが影響しました。 また、もともと「発達障害者」に仕事を与えることを想定していないのだから、例え「障害により難しいことがある」という理由があろうとも、今更、自分自身に与える仕事量や期待のハードルを大幅に下げる訳にはいかなかったということも感じました。 オープン就労のメリット その後離職をして、オープン就労をして感じたことを記します。 メリットは、「発達障害への理解がある」という安心感により、心や体の硬直具合が、変わるということです。 大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に身も心も緩んだ気がしました。 「発達障害を隠さなくていい」「バレたらどうしようという不安がない」「一人で抱え込まなくてよい」これは何にも代えがたい安心感だと思います。 また、「一つの仕事に集中させてもらえる」環境により、満足度が上がりました。 オープン就労により、「仕事量」は減ったものの集中できるため「質の高い仕事」ができていることを自負しています。 オープン就労のデメリット オープン就労のデメリットとしては給料が下がったことです。 やはり、発達障害があることを言ってから入社するので、待遇の差は致し方ないことです。 今もオープン就労ですが自分のペースで仕事ができています。 無理をしすぎていないから、持久力が上がった、走り続けられる、そんなふうに感じます。 自分自身の個人的な経験をもとに、クローズ、セミオープン、オープン就労、それぞれにメリット、デメリットを書かせていただきましたが、発達障害の皆さまがご自分に合った働き方ができることを願っています。 [参考記事].

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診断された「障害」を伏せたまま入社、会社に事前告知する義務はあったのか?

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誰がいつどのようにしてなるのかも分からない障害。 生まれた時から障害を持っている人もいれば高齢となり、病気などによって障害を患ってしまう方もいらっしゃいます。 障害のある方は様々な場面に生きていく辛さを感じることもあり、障害によって社会参加が難しくなる場合も少なくありません。 そのような方は生活保護や給付金によって生活している方もいるかと思います。 しかし、中には働きたいのにうまく就職先が決まらないという方や障害があるのにどのように働けばいいのか分からないという方もいるかとは思います。 大まかに障害者の就労を分類すると、障害を企業に公表して障害者として働くオープン就労と障害を公表せずに一般の方と同じように働くクローズ就労とに分かれます。 個人的には、障害のある方にはオープン就労をおススメしています。 関連記事: オープン就労・クローズ就労にはそれぞれメリットデメリットがあるのですが、クローズ就労のメリットである給料が高いということや求人数の数というのは、オープン就労のやり方によってはクローズ就労だけのメリットではなくなります。 その、オープン就労のやり方とは『障害者の転職支援サービス』を利用することです。 障害者の転職支援サービスのエージェントについては、『』を参考にしてください。 そして、最もおすすめのエージェントは『』というエージェントです。 その他の、おすすめエージェントは障害別にまとめていますので参考にしてください。 Table of Contents• クローズ就労のメリットやデメリットは?必要な条件は? クローズ就労って何?? そもそも、クローズ就労とは何なのでしょうか? 上記で軽く説明をしていますが、 クローズ就労とは就職のときに企業側に障害がありますということを伝えずに入職し、一般の方と同様に働くことです。 就職活動の際の面接においても積極的に自分から障害の公表などもしないということです。 しかしながら、注意点として一つ。 もし面接の際に病歴などを問われた場合は素直に答えることをおすすめします。 最悪解雇ということになりかねませんのでお気をつけください。 クローズ就労のメリット 上記の説明でクローズ就労というものがどのようなものかというのは、なんとなく分かったかと思います。 ということで、さっそく本題に入りますが、障害を公表せずに障害を隠し通して就職をする理由というのは何なのでしょうか? のちに説明しますが、クローズでの就労には大きなデメリットもあり難しいものでもあります。 クローズ就労のほうが給料がいい クローズ就労は先述したように、一般の方と同じように働くので給料は一般の方と同じ分支払われるということです。 ちなみに、障害者雇用枠の平均年収と健常者の平均年収は以下の通りです。 なぜ、障害者雇用枠のほうが平均年収が低いのかを考えるとまず一つは、企業側が障害のことを配慮して雇わなければならないという、健常者にはない労力が必要なことから給料の低さにつながっていると考えられます。 しかし、 障害者の就労の求人を以下の就職エージェントの求人等で見てみると、大手企業等も存在し、給料も一般就労と大差ない求人も多く見られます。 このことからも、能力によっては給料は高くなるということが分かりますし、この平均年収の中に福祉的就労も含まれているのであれば、平均年収は100万ほどの差はないのではないかと考えられます。 しかしながら、障害者雇用枠での就職のほうが給料が低くなることは事実であり、そのことを理由にクローズ就労を行う方も多いようです。 クローズ就労は周囲に気を遣わせない。 健常者と変わらず接してもらえる 人によっては、障害のことについてあまり触れてほしくないという方や、特別扱いされたくないという方もいらっしゃいます。 オープン就労のメリットとしては、障害のことを理解してもらい配慮してもらえることにありますが、人によっては配慮なんて必要ない。 という方もいるかと思います。 そんな方はクローズ就労を行うことで一般就労の方と同じように扱われたいという希望をかなえる方もいらっしゃいます。 クローズ就労の方が就職活動の際に受かりやすくなる 実際、法令によって障害を理由として不採用とすることは禁止されております。 しかし、就職活動の仕方によってはやはり、クローズ就労はオープン就労よりも採用されにくくなるようです。 しかし、現在は障害者雇用促進法の改定など、国の取り組みもあり徐々に障害者の就労は進んできております。 さらに、就労移行支援事業者や就職エージェントのサービスを利用することによって障害者枠での就労も簡単になるのでこれは大きなメリットとは言いずらい面もあります。 クローズ就労のデメリット ここまでは、クローズ就労のメリットについて記載していきました。 給与の面~心理的な面までクローズ就労にはメリットがあることが分かったかと思います。 しかし、甘い話には裏があるものでクローズ就労にもやはりデメリットや気を付けなければならないことが存在し、デメリットが就労に関して大きな影響をもたらしてしまう場合もあります。 そのため、以下のようなデメリットを理解した上でメリットを考慮することをおすすめします。 クローズ就労では障害に対する配慮がない 先ほど、メリットとして一般就労と同様に扱ってもらえる。 ということを記載しましたが、逆にこれはデメリットともなりえます。 例えば、精神障害で調子の悪い日に作業ペースが遅くなったり、仕事が進まない日があったとします。 オープンでの就労の場合は、上司にその旨を説明することによって休憩を取らせてもらえたり、作業ペースが遅くても理解していただくことができます。 しかし、クローズ就労となると、上司は障害があるとは知らないわけですから作業ペースが遅い場合や仕事を継続することが不可能となった場合にさぼっていると思われてしまう可能性も十分に考えられます。 さらに、服薬の時間の確保なども困難になるため、症状が安定していない場合のクローズでの就労はかなり困難なものとなります。 クローズ就労の職場定着率は低い クローズ就労に関してはデータとしても就労の定着が難しいということが明らかになっています。 職業リハビリテーションや障害者就労の目的としてよく言われることは 障害者就労は就職することがゴールではなく、就職し、その職場に定着することがゴールなのです。 定着率を上げるにはエージェントの利用が必要となります。 エージェントによっては定着率が90%を超えるエージェントも存在するのです。 実は、クローズ就労では、オープンでの就労と比較して職場への定着率が低いといわれています。 その背景としては前述したように、障害への配慮が受けることが困難なため、周囲への相談ができないことや、障害による人間関係の悪化などが考えられます。 やはり、職場への定着のためには障害を理解してもらうことが近道となるようです。 クローズ就労して障害が後に発覚した場合最悪解雇も!? クローズ就労では障害を隠しての就労となります。 入職してから、もしも体調の不良などによって障害のことが企業にばれた場合最悪クビになってしまうこともあります。 障害者だから解雇ということはできませんが、「不実記載」「不実申告」を指摘され採用取り消しとなる場合がありますので注意が必要となります。 クローズ就労のメリットデメリットまとめ 今回は、クローズ就労のメリットやデメリットを中心に解説しました。 クローズ就労の最も大きなメリットはやはり給料の面かと思います。 しかし、給料が高いからといって就職しても継続して働くことができなければ、それはメリットでなくなります。 そして、結果的には障害者雇用枠での就労を行い、障害に配慮してもらったほうが長く働くことができ、稼ぐことができたということも十分にあり得ます。 ですので、クローズ就労を検討している方に関しましてはまず、自分に障害に対する配慮が必要ないのかということや症状がどのくらい安定しているのかということをしっかりと考慮しつつ検討を行うようにしてください。 就労移行支援などでもまずは能力の評価を行うことから始まります。 もし、現在就労することに少しでも不安を抱える状況であればまずは就労移行支援事業所などのサービスを利用して、自身の能力を高めることをおすすめします。 さらに、就労移行支援事業所ではオープンでの就労についてやクローズでの就労に関する相談にも乗ってくれますので、1人で抱え込まずに必要なサービスを受けることをおすすめします。 障害者雇用での求人では断トツで私は、オープン就労をおススメします。 というのも、現在障害者の就労というのも見直されてきており、サービスも充実してきています。 給料もハイクラスの求人を探せば、一般求人以上の年収を得ることも可能です。 『』でも年収一千万の求人が存在するなど高給与が多い印象を受けます。 そのことを考えると障害を周囲に認識していただいて働きやすい環境で無理をせずに働くことが生涯働く中では重要なこととなります。 エージェントの利用は無料ですのでまずは気になるところに登録してみてください。 障害者におすすめエージェント 1位: 企業規模業界トップ!外資系企業に強く給料アップを目指します。 首都圏には精神保健福祉士配属で精神障害にも強いエージェント。 (全国で利用可能) 詳しくは>> 2位: 障害者の転職支援に特化しており、身体障害・精神障害・発達障害などに特化した支援サービスも実施している専門性が高いエージェント。 (全国で利用可能) 詳しくは>> 3位: 首都圏の方向けのエージェントですが、首都圏の求人数としては多く内定率や定着率もトップクラス。 首都圏の方におすすめのエージェント。 詳しくは>> 4位: 業界内でも大手の部類に入るエージェント。 実際にdodaチャレンジで働いている方の多くは障害のある方であり障害に対する知識も業界トップクラスのエージェントです。 (全国で利用可能) 詳しくは>> 5位: 求人数はほかのエージェントに劣るものの、そのほとんどは非公開の求人であり、ほかでは見ることのできないレアな求人が多数存在するエージェントです 詳しくは>>.

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クローズ就労のメリット、デメリット、就職先の選び方を徹底解説!

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「就職前に障害を診断されている人間が、クローズで入った後にカミングアウトしたら会社になんか言われるんやろか」。 障害者の就業をめぐる投稿が、ツイッター上で議論となった。 投稿者は「(障害を)オープンで行きたいけど、そうすると就職が難しい」と考え、障害の事実をクローズ(伏せた)したまま就業したいと希望しているが、会社にバレた場合、不利益な取り扱いされるのではないかと不安に感じているようだ。 実際、内定後、入社研修中に障害をカミングアウトしたところ、入社辞退に追い込まれたという体験談をツイートする人もいた。 障害があることを隠して就職することは、法的に問題があるのか。 労働問題に詳しいに聞いた。 応募者に自発的に障害などについて告知する義務があるとなれば、障害などの事実を告知しなかったことを理由に解雇できる可能性が出てくることになります」 波多野弁護士はこのように指摘する。 応募者にそうした告知義務はあるのだろうか。 「裁判例では、採用面接に当たり、信義則上の義務として、告知すれば採用されないことが予測される事項について、自発的に告知する法的義務まではないとされています。 「採用する側は調査の自由がありますが、応募者の人格的尊厳やプライバシーなどの観点から、この自由は制約を受けます。 学術的には、調査の事項について質問や調査ができるのは、応募者の職業上の能力や技能、従業員の適格性に関連した事項に限定されるべきという指摘があります。 また、障害者雇用促進法の趣旨・目的は、事業主は、労働者の募集および採用について、障害者に対して、障害者でない者と均等な期間を与えなければならないなどといった点にあります。 こうした観点からすると、職業上の能力や技能などに影響がないような障害であるなら、そもそも、その調査や質問自体が許されないということもありうるでしょう」 波多野弁護士はこのように指摘していた。

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