グレタ スピーチ。 グレタ・トゥーンベリ氏 スピーチ全訳 How dare you!

グレタ・トゥーンベリ氏 スピーチ全訳 How dare you!

グレタ スピーチ

気候変動。 大人たちが子供の将来に危機をもたらしていること。 世界のCO2排出量をあと10年で半分にすべきこと。 牛肉の生産が大きな環境負荷をもたらすこと。 日本の石炭火力発電の新設が世界から批判されていること。 これまで一部の関心がある人たちの話題でしかなかったこれらのことが、今週、一気に日本全国の「お茶の間」に届いたことに、筆者は興奮を隠せない。 9月23日にニューヨークで行われた国連の気候行動サミットは、小泉環境大臣効果により、日本のメディアから例外的な注目を浴びた。 そして、日本のお茶の間に映し出されたのは、16歳のスウェーデン人少女のだった。 ほとんどの日本人にとって目の前に唐突に現れたこの少女、グレタ・トゥーンベリさんに対して、共感と反感の両面から、多くの反響が寄せられている。 今回初めてグレタさんを知った多くの人たちに対して、筆者が知ってほしいと思うことを5点述べたい。 1.本人の意思で行動を始めた グレタさんを見て、親や左翼の活動家に操られていると思う人がいるようだが、筆者が知る限り、それは違う。 彼女が去年の8月に、学校を休んで議会前での座り込みを一人で始めたとき、両親は心配して止めたそうだ。 飛行機に乗らず、肉を食べないことを決めたのも彼女自身だ。 両親は結果的にそれに付き合うことになり、オペラ歌手である母親は、海外での公演活動を休止することになった。 彼女の「ストライキ」が世界に広まり始めるとき、影響力のある環境メディアの起業家。 しかし、レンツホグがグレタさんの名前を使って資金集めをしていることを知ると、彼女はレンツホグと縁を切った。 現在、これだけ有名になったグレタさんが、多くの大人から支援やアドバイスを受けていることは想像に難くない。 しかし、大人の影響を受けることのリスクに対して彼女が敏感であろうことも、この例から、想像に難くないのだ。 2.感じ方、表現の仕方が、「ふつう」と少し違う グレタさんは、ことを自ら公表している。 ものの感じ方や表現の仕方が、「ふつう」の人と少し違うのだ。 筆者はこのことを知って、ネットを調べているうちに、「」という言葉に出会った。 彼女がふつうと違うのは、いわゆる「障がい」というよりも、「脳の多様性」だとみることができる。 筆者は次のように解釈している。 我々のように「ふつう」の脳の持ち主(ニューロ・ティピカル)は、地球の危機の話を聞いて、そのときはとても心配になったとしても、日常生活を送るうちに気をまぎらすことができる。 おそらく人間の脳はそのように進化してきたのではないか。 人がみな抽象的な危機を心配し続けていたら、社会が成り立たなくなるからだ。 しかし、グレタさんは違う。 彼女には地球の危機を心配し続けることができる「才能」がある。 11歳のときに彼女は地球環境について心配するあまり、2か月もの間、ほとんど会話も食事もできなかったそうだ。 社会の中に、このような特別な脳を持った人が少数いて、ふつうの脳を持つ大多数の人たちに対して危機に際して警告を発することは、人類種の進化の過程で遺伝的な多様性として埋め込まれた、ではないかと筆者には思えるのである。 (ただし、筆者はこの分野にはまったくの素人なので、ぜひ専門の方に教えて頂きたい) 3.特定政策ではなく、科学者の声を聞くことを訴えている グレタさんが具体的にどういう対策を求めているかわからないという人がいるようだが、そんなのは当たり前だ。 彼女はまだ16歳なのだから、問題解決の処方箋を彼女に求めるのは無理筋である。 その代わりに彼女が主張しているのは、科学者の声を聞くことだ。 とりわけ、昨年10月に発表された、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のは彼女の持っていた危機感と共鳴した。 加えて、彼女がニューヨークのスピーチで強調したのは、気温上昇がある臨界点を超えると、フィードバックの連鎖反応が起きて、人間がどんなに対策をしても、についてだ。 ただし、この点について、今回の彼女のスピーチは誤解を招くと筆者には思われたので、補足しておきたい。 筆者の理解する限り、「1. しかし、「最悪の場合」それが1. それに、彼女がスピーチで指摘したように、あと10年で世界のCO2排出量を半減できたとしても、気温上昇を「1. 「五分五分の賭け」に彼女が安心できないことは、極めてよく理解できる。 このようにみて、グレタさんの主張する危機感は、だといえるだろう。 日本の科学者コミュニティーとしても、9月19日に、日本学術会議の会長談話として、同様な趣旨のを発信している。 なお、「そもそも気候変動は本当に人間活動のせいなの?」という方もまだいらっしゃると思うので、ややをご一読頂きたい。 4.個人の変化だけでなく社会システムの変化を求めている グレタさんが飛行機に乗らず、肉を食べないことから、他人にもそれを要求していると思う人がいたら、それは違う。 彼女は、個人の変化だけでなく、社会システムの変化が大事だと。 人々に「我慢」や「不便」を強いることは、彼女が特に求めていることではないと思われる。 飛行機に乗らないことなどは、彼女自身のこだわりの面が強いと想像される。 もちろん、気候の危機を認識するならば、グレタさんほど徹底しなくても、飛行機には必要最小限しか乗らない、肉はほどほどに食べる、くらいの意識の変化は個々人にあってしかるべきだろう。 筆者の解釈になるが、たとえば、飛行機がすべてやで飛ぶようになれば(そしてそれらの燃料をCO2を出さずに作るならば)、人々は気兼ねなく必要な飛行機旅行をすることができる。 あるいは技術によって、実際に移動せずとも海外に「居る」のと同じ感覚を味わえるようになるかもしれない。 肉にしても、、みんなが食べるようになれば、安く、おいしく改良されていくだろう。 「技術でなんとかなる」という楽観論をグレタさんが喜ぶはずはないが、筆者の考えでは、彼女が求める社会システムの変化のための行動には、こうしたイノベーションを含めたや、それを促進するための制度整備や投資を急速に進めることが含まれると思う。 5.大人に怒っているが、大人を憎んではいない(たぶん、まだ) ニューヨークでのグレタさんのスピーチが怒りに満ちていたことに、面食らった方も多いだろう。 実は、筆者もその一人だ。 今回初めてグレタさんを知った人は、ぜひ、以前のスピーチも見てみてほしい。 たとえばこれ。 これまでの彼女のスピーチは、冷静で、淡々としており、そのトーンから繰り出される辛辣な表現が胸に刺さる、というのが筆者の印象だった。 しかし、今回のスピーチは違った。 用意した原稿にも、話し方にも、怒りがむき出しだった。 今回のスピーチが違った理由は筆者にはわからない。 しかし、、気になる表現があった。 「もしあなたたちが状況を理解していながら行動を起こしていないのであれば、それはあなたたちが邪悪な人間ということになる。 私はそれを信じたくはない」という意味のくだりだ。 グレタさんはこれまで、人々が行動を起こさないのは、危機が訪れていることを理解していないからだろう、と言っていた。 だから、若者の学校ストライキで意識を喚起し、人々が目を覚ます、つまり、危機を本当に危機として理解することを求めていたのだ。 そして、人々が目を覚ませば行動(つまり、本当に気候変動を止めるための対策)が起きると考えていた。 しかし、今回、彼女の中に、この考え方に対する疑念が生じたのではないか。 サミットに集まっている首脳たちは、「理解しているのに行動していない人たち」、つまり、若者の未来を奪いながら、そのことをはっきりと自覚して平気でいる「邪悪な」人たちではないか、という疑念だ。 この疑念が確信に変わるとき、グレタさんの大人への怒りは、大人への憎しみに変わるのかもしれない。 彼女は現時点ではまだ「そう信じたくはない」と言っている。 筆者には、彼女が疑念と確信の間を揺れているようにみえた。 これが、今回のグレタさんの怒りと関係しているように筆者には思えてならない。 ** 以上が、グレタさんについて筆者が知っていることや、考えてきたことだ。 グレタさんや、彼女と共に立ち上がった世界中の若者たちは、大人が上から目線で褒めたり貶したりしていい対象であるようには、筆者には思えない。 筆者は、今後も彼らを尊敬し、見守り、機会があれば支援し、操らず、邪魔をせず、そして彼らと共に考え、共に行動したい。

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グレタ・トゥーンベリさん|国際連合サミットでのスピーチ和訳全文と気候変動の動向

グレタ スピーチ

グレタさんのスピーチ全文 全てが間違っています。 本来なら私は海の向こう側で、学校にいるべきなのです。 それなのにまだ、あなたたちは私たちの元に来ている。 若者に希望を見出そうと。 よく、そんなことができますね。 あなたたちは実体のないことばで、私の夢を、私の子ども時代を奪ったのです。 それでも、私は幸運な者の1人です。 人々は苦しんでいます。 人々は死んでいます。 生態系全体が崩壊しています。 私たちは、まさに大量絶滅の始まりにさしかかっているのです。 そしてあなたたちが語り合うのは、お金や、途絶えることのない経済成長のおとぎ話だけ。 よく、そんなことができますね。 30年以上前から、科学がもたらす答えはとても明確でした。 よく、見ないふりをし続けて、ここで「十分やっている」と言えますね。 必要とされる政策や解決策の目処すら立っていないのに。 あなたたちは言います。 私たちの声は聞こえている、緊急性を理解していると。 しかし、どんなに私が悲しくても、怒っていても、それを信じたくはないのです。 もしあなたたちが本当に事態を把握していながら行動に移さないのであれば、それは邪悪でしかありません。 だから、私は信じません。 今後10年で(温室効果ガスの)放出を半分に減らす案がありますが、それでも気温が1. 人間の手中にはおさまらないような、決して後戻りのできない連鎖反応が起きるリスクがあります。 しかしこの数字には含まれていないことがあります。 「ティッピング・ポイント」(氷床や熱帯雨林の現象など、地球の気候を構成する要素に急激な変化が生じる転換点)や、「フィードバック効果」の連鎖(温暖化によって生じる現象が新たな温暖化を引き起こすこと)、有害大気汚染に隠されたさらなる温暖化、「気候正義」や「気候の公平性」の問題(少数の国・人々がエネルギーを大量消費して温暖化を進める一方で、多くの貧しい国・人々がその被害を被っており、その不公平さを正すべきだという考え)についてなどです。 加えてこの数字は、私たちや私たちの子どもの世代が、何千億トンもの二酸化炭素を空気中から吸収してくれるだろうという予測に頼っています。 その技術は存在すらしていません。 その結果と生きていくのは、私たちなのですから。 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が出した最高値を見ても、地球全体の気温上昇を1. とすると、2018年1月1日に遡っても、世界が放出できる二酸化炭素量はあと420ギガトンです。 今日ではその値があと350ギガトンまで減っています。 それなのによく、この問題が解決できるかのようなふりができますね。 変わりばえのないやり方で、技術に頼って。 今の放出レベルでは、8年半以内に二酸化炭素の許容放出量を超えてしまいます。 この値に沿った解決策や計画は、未だ提示されていません。 なぜなら、この値はあなたたちには不快すぎるからです。 現状をありのままに伝えられるだけ、あなたたちは成熟していないのです。 あなたたちは、私たちを失望させています。 しかし、若者たちはその裏切りに気づきつつあります。 未来の世代の目は、全てあなたたちに向けられているのです。 それでもなお私たちを裏切る選択をするのであれば、言わせてください。 「私たちは決してあなたたちを許しません」。 今、ここで、線を引きます。 世界は目を覚まし始めています。 変化も訪れ始めています。 たとえあなたたちが気に入ろうと、なかろうと。 グレタさんの主張は極端。 グレタさんの主張はこのまま温暖化が進めば生態系が崩れ多くの生物が絶滅してしまう。 大人たちはお金、経済の話しかしないじゃない! 今の科学でどうにかなるの!? 二酸化炭素の許容量は8年半以内に許容量を超えてしまう。 グレタさんのスピーチでは各国の科学力がなくて温暖化が防げないという意見のようだけど実際は温暖化してるけど 温暖化で8年後、どうにかなるのは思えない そもそも100年単位で見て0. 主義主張が極端で不安を煽る。 という話なのですが実際のところ温暖化が進んで平均的な気温がどれだけ上昇したかというと 日本では1898年以降か100年で1. こちらの を参考にしました。 つまり温暖化!と叫んでいるけど言うほど温暖化していない。 気温の上昇グラフにしても緩やかな値 果たして8年後には二酸化炭素の許容量を超えて排出されるのでしょうか? グラフを見ても急激な気温の変化は無さそう。 ちなみに設定している排出量は2050年人口一人当たり温室効果ガス排出[許容]量(二酸化炭素換算)2トンだそうです。 実は二酸化炭素は温暖化の原因ではない? 温暖化は温室効果ガスが太陽の光が地面に届いたのを反射したものを吸収してしまうせいで熱が逃げず気温が上がってしまうという説なのですが 実験の結果やCo2温暖化は嘘だという人の解説を見ると原因は別のところにある気がします。 参考資料はこちら。 を参考にしています。 温室効果ガスには水分も含まれています。 湿度0%の砂漠では温室効果ガスである水分が殆どないため気温の変化が大きい。 co2が増えたとして果たして温暖化がものすごい勢いで気温上昇するのでしょうか? 実験動画を見てもらえば分かりますが二酸化炭素100%の状態で気温の上昇率は0. しかも、そこで気温が安定し始めた。 赤外線の吸収と放出の釣り合いが取れた状態になったからですね。 化学の進歩を感じていないというよりも? 何よりもグレタさんは化学の進歩を感じていないようです。 しかし、彼女の倍、生きている kesuikemayakuは科学の発展をひしひしと感じています。 子供の頃、汚い川だと思っていたけど今はきれいになっている事は日本では普通にある事。 車にしたって排ガスの排出量はどんどん減っている。 化学は着実に進歩しているのですがそれを感じ取るには教養が必要。 学校をストライキしている女の子に化学が分かるのかという疑問があります。 グレタ・トゥンベリさんの経歴 ツイッターのツイートで紹介されていましたが• 8歳で温暖化に興味を持ち• 11歳で不安からウツ病になる。 12歳の時、ヴィーガンになる。 12歳で飛行機に乗るのを止める。 15歳で学校スト• 16歳でヨットに乗り大西洋を渡り国連に行く 明らかに親の行動がおかしい。 8歳の子供に温暖化の話をした。 話をしたというか温暖化で地球と人類がヤバいみたいな話を四六時中していたのでは? と勘ぐってしまいます。 そして11歳でうつになるというのはかなり、ストレスフルな環境にいたという事です。 12歳でヴィーガンになるというのも実はおかしな話で両親の協力がなければ食事のコントロールは出来ないからです。 私、ヴィーガンになる!と宣言してもお母さんが「夕飯はハンバーグよ〜」ってなるから普通は出来ない。 親が協力している。 15歳で学校に行かなくなる。 15歳になり学校に行かなくなる、これは明らかに外界との接点を絶って洗脳が開始されるステップです。 学校に行けばいろいろな大人に出会い、いろいろな同級生の意見を聞く事ができます。 15歳になれば自分で調べる事もできるし、みんな何かしらの専門知識を雑学として知っているものです。 学校に行かないというのは多様な意見から隔離するという事。 16歳でヨットに乗り国連まで行く この背景には両親と組織的なバックアップがないと不可能 グレタ・トゥンベリさんは親から虐待を受けているのではないでしょうか? これは根拠のない私見ですが うつ病になるほど、親から温暖化の話をされた。 成長期にヴィーガン食を食べるのはタンパク質の摂取が疎かになりそうです。 タンパク質が足りないと成長に影響が出るしタンパク質を食べる事で分泌されるセロトニンなどの脳内物質も足りなくなる。 ヴィーガンは栄養不足になりやすいから精神にも影響が出る。 非常に環境ではないだろうか? グレタさんの両親、家族はどんな人? グレタさんの母親はオペラ歌手で女優のマレーナ・アーンマンさん 父親は作家で俳優、プロデューサーも務めるスヴァンテ・トゥンベルクさん 非常に裕福な家庭の子ですねグレタさん。 祖父もスウェーデンの俳優でオロフ・トゥンベルクさん。 一族の祖先にノーベル賞受賞したスヴァンテ・アレニウスさんがいるそうです。 妹もいるそうです。 ベアタさんという名前だそうです。 芸能界って言うのはどの国も左翼的というか活動家と親和性が高い気がします。 感情的なのに中身はない 正直な話、グレタさんの話には問いかけがない どうしたらいいの? 私は改善のためにこうしたらいいと思う。 みたいなポジティブさが全くない。 ただ、感情に訴えるスピーチ。 これを大人が喋っても相手にされないレベルです。 具体的なデータの提示もなく感情的に未来は暗いとか言われてもピンとこない。 しかも、調べたらそこまで温暖化していない。 アメリカのトランプ大統領を見かけた時にすごい形相で睨んでいたと報道される グレタさんですが、自分の中から絞り出せる知恵はないんだろうと思う。 彼女の経歴を見ると親が関わっているのは明らかです。 というのもグレタさんに資金力があるとは思えない。 そしてお金を集める活動をしたのかインターネットで調べても情報はない。 まとめ 北欧版ゆたぼんと揶揄されるグレタさんですが 親に洗脳されているのではないだろうか? 彼女自身、アスペルガーらしいのですが、そういうどうでもいい情報とは別に 一人の少女を不安にさせ、うつ病に追い込み社会から隔離した大人に憤りを感じます。 幼少の頃から親の過激な思想、極端な思考を真に受けているとしか考えられない。 グレタさんの主張が正しいとしたらこれから右肩上がりで温暖化どころではなく二次関数のグラフみたいに温暖化が進む事になる。 それは正しいとは言えない。 実際の実験データを見るに二酸化炭素は熱を吸収しやすいけど大気の成分からしたら圧倒的に少数派 しかも100%二酸化炭素の状態でも気温がめちゃくちゃ高くなるわけじゃない。 二酸化炭素の増加による温暖化というのは調べれば調べるほどあり得ないと感じます。 グレタさんに関しては グレタさん本人よりもグレタさんの支援者というか黒幕がいると思った方がいいくらいです。 どうやらバックについている団体が中華系なんじゃという話もちらほら。

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グレタ・トゥーンベリとは?生い立ち、経歴、怒りのスピーチ全文を徹底紹介!【環境活動家】

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気候変動。 大人たちが子供の将来に危機をもたらしていること。 世界のCO2排出量をあと10年で半分にすべきこと。 牛肉の生産が大きな環境負荷をもたらすこと。 日本の石炭火力発電の新設が世界から批判されていること。 これまで一部の関心がある人たちの話題でしかなかったこれらのことが、今週、一気に日本全国の「お茶の間」に届いたことに、筆者は興奮を隠せない。 9月23日にニューヨークで行われた国連の気候行動サミットは、小泉環境大臣効果により、日本のメディアから例外的な注目を浴びた。 そして、日本のお茶の間に映し出されたのは、16歳のスウェーデン人少女のだった。 ほとんどの日本人にとって目の前に唐突に現れたこの少女、グレタ・トゥーンベリさんに対して、共感と反感の両面から、多くの反響が寄せられている。 今回初めてグレタさんを知った多くの人たちに対して、筆者が知ってほしいと思うことを5点述べたい。 1.本人の意思で行動を始めた グレタさんを見て、親や左翼の活動家に操られていると思う人がいるようだが、筆者が知る限り、それは違う。 彼女が去年の8月に、学校を休んで議会前での座り込みを一人で始めたとき、両親は心配して止めたそうだ。 飛行機に乗らず、肉を食べないことを決めたのも彼女自身だ。 両親は結果的にそれに付き合うことになり、オペラ歌手である母親は、海外での公演活動を休止することになった。 彼女の「ストライキ」が世界に広まり始めるとき、影響力のある環境メディアの起業家。 しかし、レンツホグがグレタさんの名前を使って資金集めをしていることを知ると、彼女はレンツホグと縁を切った。 現在、これだけ有名になったグレタさんが、多くの大人から支援やアドバイスを受けていることは想像に難くない。 しかし、大人の影響を受けることのリスクに対して彼女が敏感であろうことも、この例から、想像に難くないのだ。 2.感じ方、表現の仕方が、「ふつう」と少し違う グレタさんは、ことを自ら公表している。 ものの感じ方や表現の仕方が、「ふつう」の人と少し違うのだ。 筆者はこのことを知って、ネットを調べているうちに、「」という言葉に出会った。 彼女がふつうと違うのは、いわゆる「障がい」というよりも、「脳の多様性」だとみることができる。 筆者は次のように解釈している。 我々のように「ふつう」の脳の持ち主(ニューロ・ティピカル)は、地球の危機の話を聞いて、そのときはとても心配になったとしても、日常生活を送るうちに気をまぎらすことができる。 おそらく人間の脳はそのように進化してきたのではないか。 人がみな抽象的な危機を心配し続けていたら、社会が成り立たなくなるからだ。 しかし、グレタさんは違う。 彼女には地球の危機を心配し続けることができる「才能」がある。 11歳のときに彼女は地球環境について心配するあまり、2か月もの間、ほとんど会話も食事もできなかったそうだ。 社会の中に、このような特別な脳を持った人が少数いて、ふつうの脳を持つ大多数の人たちに対して危機に際して警告を発することは、人類種の進化の過程で遺伝的な多様性として埋め込まれた、ではないかと筆者には思えるのである。 (ただし、筆者はこの分野にはまったくの素人なので、ぜひ専門の方に教えて頂きたい) 3.特定政策ではなく、科学者の声を聞くことを訴えている グレタさんが具体的にどういう対策を求めているかわからないという人がいるようだが、そんなのは当たり前だ。 彼女はまだ16歳なのだから、問題解決の処方箋を彼女に求めるのは無理筋である。 その代わりに彼女が主張しているのは、科学者の声を聞くことだ。 とりわけ、昨年10月に発表された、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のは彼女の持っていた危機感と共鳴した。 加えて、彼女がニューヨークのスピーチで強調したのは、気温上昇がある臨界点を超えると、フィードバックの連鎖反応が起きて、人間がどんなに対策をしても、についてだ。 ただし、この点について、今回の彼女のスピーチは誤解を招くと筆者には思われたので、補足しておきたい。 筆者の理解する限り、「1. しかし、「最悪の場合」それが1. それに、彼女がスピーチで指摘したように、あと10年で世界のCO2排出量を半減できたとしても、気温上昇を「1. 「五分五分の賭け」に彼女が安心できないことは、極めてよく理解できる。 このようにみて、グレタさんの主張する危機感は、だといえるだろう。 日本の科学者コミュニティーとしても、9月19日に、日本学術会議の会長談話として、同様な趣旨のを発信している。 なお、「そもそも気候変動は本当に人間活動のせいなの?」という方もまだいらっしゃると思うので、ややをご一読頂きたい。 4.個人の変化だけでなく社会システムの変化を求めている グレタさんが飛行機に乗らず、肉を食べないことから、他人にもそれを要求していると思う人がいたら、それは違う。 彼女は、個人の変化だけでなく、社会システムの変化が大事だと。 人々に「我慢」や「不便」を強いることは、彼女が特に求めていることではないと思われる。 飛行機に乗らないことなどは、彼女自身のこだわりの面が強いと想像される。 もちろん、気候の危機を認識するならば、グレタさんほど徹底しなくても、飛行機には必要最小限しか乗らない、肉はほどほどに食べる、くらいの意識の変化は個々人にあってしかるべきだろう。 筆者の解釈になるが、たとえば、飛行機がすべてやで飛ぶようになれば(そしてそれらの燃料をCO2を出さずに作るならば)、人々は気兼ねなく必要な飛行機旅行をすることができる。 あるいは技術によって、実際に移動せずとも海外に「居る」のと同じ感覚を味わえるようになるかもしれない。 肉にしても、、みんなが食べるようになれば、安く、おいしく改良されていくだろう。 「技術でなんとかなる」という楽観論をグレタさんが喜ぶはずはないが、筆者の考えでは、彼女が求める社会システムの変化のための行動には、こうしたイノベーションを含めたや、それを促進するための制度整備や投資を急速に進めることが含まれると思う。 5.大人に怒っているが、大人を憎んではいない(たぶん、まだ) ニューヨークでのグレタさんのスピーチが怒りに満ちていたことに、面食らった方も多いだろう。 実は、筆者もその一人だ。 今回初めてグレタさんを知った人は、ぜひ、以前のスピーチも見てみてほしい。 たとえばこれ。 これまでの彼女のスピーチは、冷静で、淡々としており、そのトーンから繰り出される辛辣な表現が胸に刺さる、というのが筆者の印象だった。 しかし、今回のスピーチは違った。 用意した原稿にも、話し方にも、怒りがむき出しだった。 今回のスピーチが違った理由は筆者にはわからない。 しかし、、気になる表現があった。 「もしあなたたちが状況を理解していながら行動を起こしていないのであれば、それはあなたたちが邪悪な人間ということになる。 私はそれを信じたくはない」という意味のくだりだ。 グレタさんはこれまで、人々が行動を起こさないのは、危機が訪れていることを理解していないからだろう、と言っていた。 だから、若者の学校ストライキで意識を喚起し、人々が目を覚ます、つまり、危機を本当に危機として理解することを求めていたのだ。 そして、人々が目を覚ませば行動(つまり、本当に気候変動を止めるための対策)が起きると考えていた。 しかし、今回、彼女の中に、この考え方に対する疑念が生じたのではないか。 サミットに集まっている首脳たちは、「理解しているのに行動していない人たち」、つまり、若者の未来を奪いながら、そのことをはっきりと自覚して平気でいる「邪悪な」人たちではないか、という疑念だ。 この疑念が確信に変わるとき、グレタさんの大人への怒りは、大人への憎しみに変わるのかもしれない。 彼女は現時点ではまだ「そう信じたくはない」と言っている。 筆者には、彼女が疑念と確信の間を揺れているようにみえた。 これが、今回のグレタさんの怒りと関係しているように筆者には思えてならない。 ** 以上が、グレタさんについて筆者が知っていることや、考えてきたことだ。 グレタさんや、彼女と共に立ち上がった世界中の若者たちは、大人が上から目線で褒めたり貶したりしていい対象であるようには、筆者には思えない。 筆者は、今後も彼らを尊敬し、見守り、機会があれば支援し、操らず、邪魔をせず、そして彼らと共に考え、共に行動したい。

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