近鉄 ひのとり 路線。 近鉄80000系電車

行きは「N700S」、帰りは「ひのとり」――近鉄特急の贅沢な「空間」を堪能した話

近鉄 ひのとり 路線

鳳凰を連想する優美なトレードマーク 「ひのとり」は6両編成8本、8両編成3本が順次投入される予定だ。 3月14日から名阪特急のうち5往復が「ひのとり」になる。 例えば、平日の近鉄名古屋発は午前7時、11時、午後1時、5時、7時、8時ちょうどだ。 名阪特急はこのほかの車両も合わせるとおおむね30分間隔で運行している。 乗車機会としても新幹線に匹敵する。 名古屋〜大阪間は東京〜新大阪間の乗客が多いため、運行本数が多くても指定席を取りにくい。 窓際など人気のある席の希望も叶いにくい。 しかし名古屋〜大阪専用の「ひのとり」なら指定席を獲得しやすいだろう。 また、大阪中心部の難波へのアクセスも考えると、新大阪駅〜なんば駅間は地下鉄御堂筋線で15分ほど要するから、新幹線と近鉄特急の所要時間差は縮まる。 さらにいうと、近鉄は2027年のリニア中央新幹線開業を見据えているだろう。 東京〜名古屋間をリニアに乗り、名古屋〜大阪間を東海道新幹線に乗り継ぐか「ひのとり」にするか。 速さの魅力でリニアを選んだビジネスパーソンは東海道新幹線に乗り換えそうだけど、観光客はリニア+「ひのとり」を選ぶかもしれない。 そう遠くない将来を見据えれば、近鉄は「名阪特急」よりも「ひのとり」のブランドを前に出したいだろう。 近鉄は大手民鉄で最も広大な路線網を持つ会社だ。 圧倒的な資本力を持つJR東海と、名古屋〜大阪間でライバル関係を持っているところが興味深い。 圧倒的な性能と座席数を持つ白い新幹線に、居住性と低価格で挑む赤い「火の鳥」。 アニメ『機動戦士ガンダム』になぞらえれば、地球連邦軍の白いガンダム対ジオン公国の赤い彗星ザクだ。 この関係は客観的に見て心が躍る。 リニア方面に注力するJR東海の間隙を「ひのとり」が突く。 関連記事• 長崎新幹線のフリーゲージトレイン(軌間可変列車)採用は消えたが、近鉄が開発に積極的な姿勢を見せている。 新幹線でなくても、この技術は役に立つ。 なぜかというと……• 佐賀県は新幹線の整備を求めていない。 佐賀県知事の発言は衝撃的だった。 費用対効果、事業費負担の問題がクローズアップされてきたが、これまでの経緯を振り返ると、佐賀県の主張にもうなずける。 協議をやり直し、合意の上で新幹線を建設してほしい。 「北斗星」の保存を目的としたクラウドファンディングに参加したが、現地を訪れて、車両の傷みが進んだ姿にガッカリした。 だが、今後に期待できる事業も動き出した。 車両保存はゴールではない。 維持補修作業のスタートだ。 将来を見据えたプロジェクトでないといけない。 小田急電鉄などが手掛ける自動運転バスの2回目の実証実験が行われた。 1年前の前回はがっかりしたが、今回は課題に対する現実的な解決策を提示してくれた。 大きなポイントは3つ。 「道路設備との連携」「遠隔操作」「車掌乗務」だ。 2020年を迎えたが、鉄道分野では19年から停滞したままの「宿題」が山積している。 リニア中央新幹線の静岡工区、長崎新幹線の佐賀県内区間、そして過去の災害で被害を受けた路線の復旧……。 20年はこれらの問題解決に向けた動きが進むことを期待したい。

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近鉄80000系「ひのとり」のパンフレット

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〜〜2020年3月14日「ひのとり」デビュー&ダイヤ改正ミニ情報〜〜 大阪〜奈良間や近畿・東海の主要都市の間、さらに大阪・京都・名古屋〜伊勢志摩、吉野などの観光地を結ぶ近畿日本鉄道の特急列車。 3月14日(土)には待望の新型名阪特急「ひのとり」がデビューする。 この新特急の誕生で注目を集める「近鉄特急」。 今回は「ひのとり」の紹介とともに、バリエーションを誇る特急車両を網羅し、「近鉄特急」の魅力に、じっくりと迫りたい。 ヘッドライトといい、大きな前面のガラス窓といい、豪華な座席といい、鮮烈な印象を醸し出す。 近畿日本鉄道(以下「近鉄」と略)の特急列車は「近鉄特急」の名で古くから親しまれてきた。 近畿・東海の方にとっておなじみの特急である。 とはいえほかの地域の方にとって、あまり良く知らないというのが現実ではないだろうか。 そこで今回は、鉄道好き観点から「近鉄特急」全般を見直していきたい。 「近鉄特急」とは近鉄が走らせる有料特急列車の総称のこと。 近鉄は私鉄日本一の路線の長さを誇るだけに、走る特急列車の本数、そして走る区間も多い(下記地図を参照)。 「名阪特急」以外は通称で、現在はこの呼び方をあまり使わないが紹介する上で分かりやすいのでここでは用いた 歴史は古い。 大阪と名古屋を結ぶ「名阪特急」は、終戦まもない1947年10月から運行を始めている。 戦後初の特急列車の復活だった。 当時、「座って行ける旅」という画期的な新聞見出しが告知され、話題となった。 昨今、鉄道各社が競って導入し始めた「ホームライナー特急」の考え方を半世紀以上も前に、取り入れていたわけである。 特急専用車両の開発にも力を注いできた。 1958(昭和33)年、名古屋線軌間拡幅に先立って生まれたのが10000系で、「ビスタカー」という愛称が付けられた。 2階建て車両を採用した初の特急車両だった。 10000系は試作車の意味合いが強かったが、その後の10100系「2代目ビスタカー」に技術が受け継がれ、丸みを帯びた正面の姿、中間車に2階建て車両が組み込まれ、名阪特急の看板車両として長年活躍した。 「ビスタカー」は2階建てという当時、最先端を行く画期的な構造をしていた。 その後も、登場する車両は時代を先取りするような特急が多い。 もちろんこの春に登場する「ひのとり」もそうした近鉄のDNAを受け継いでいる。 名阪特急は現在、大阪府、奈良県、三重県、愛知県の1府3県を走り、大阪難波駅〜近鉄名古屋駅間を結ぶ。 この名阪特急には2タイプの列車がある。 一方、途中の大和八木駅、名張駅、津駅、白子駅、近鉄四日市駅、桑名駅など、停車駅を多くした列車も走っている。 停車駅が少ない列車は大阪難波、近鉄名古屋の両駅を毎時0分に発車する(土・休日の16〜18時は、大阪難波駅発20分発、近鉄名古屋駅発25分発も同タイプ)。 対して途中駅に多く停まる列車は大阪難波駅、近鉄名古屋駅を毎時30分に発車する。 こうした発車時刻の分かりやすさも名阪特急の魅力となっている。 愛称はアーバンライナーplus(プラス)。 6両もしくは8両で走る。 デラックス車両1両を連結する 速達性を高めた列車には、デラックス車両を組み込んだアーバンライナー(plusとnextの2種類がある)が主に使われてきた。 現在、毎時30分発の列車にはアーバンライナーの他、汎用車両が使われている。 3月14日以降、「ひのとり」の導入により、名阪特急のほとんどが「ひのとり」&「アーバンライナー」になる予定だ。 大阪〜名古屋間は所要時間のみで比べると東海道新幹線ならば50分前後、近鉄特急が2時間〜2時間30分と太刀打ちできない。 特急料金込みの運賃は新幹線の新大阪駅〜名古屋駅間が6350円(通常期)に対して、近鉄特急が近鉄名古屋駅〜大阪難波駅間が4340円(「ひのとり」以外の利用料金)となる。 「近鉄特急」を使う利点は料金の安さ、快適さに加えて、大阪の繁華街にある駅に発着する、その利便性も大きい。 私鉄では最も車両の種類が多いのが近鉄特急で、そこが鉄道好きにとって、たまらない魅力となっている。 そこでここでは近鉄特急を網羅してみた。 「近鉄特急ミニ図鑑」として見ていただければ幸いである。 名阪特急や観光特急などを専門に走る車両以外は、汎用特急に分類されている。 一部の車両をのぞき、2〜4両編成で、利用者の増減に合わせてフレキシブルに対応できるところが近鉄特急の長所となっている。 さらにここ数年の間に、「近鉄特急」は塗装を大きく変更し、また車内および外装のリニューアル化を進めてきた。 23000系伊勢志摩ライナーは車体の色が赤と黄色の2タイプがあり、大阪・京都・名古屋と伊勢志摩をメインに結ぶ。 30000系ビスタEXは2階建て車両を連結している.

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近鉄新型特急、名称「ひのとり」に 大阪難波―名古屋:朝日新聞デジタル

近鉄 ひのとり 路線

試乗会に参加した「鉄道チャンネル」華やか部門の二人から 「ひのとり」がいかに素晴らしいかという話を聞き及んでいたのですが、このご時世、大阪や名古屋へ出向くわけにもいかず……そんな折に「N700S」取材で久々に新大阪を訪れたので、この機を逃すわけにはいかぬと思いたち「ひのとり」で帰ることにしたのです。 html 「ひのとり」ってどんな車両? 「ひのとり」は今年3月14日(土)にデビューした近鉄の新型特急車両。 大阪と名古屋をつなぐ名阪特急の新たな担い手として、2021年度末までに11編成72両が新造・投入される予定です。 大阪~名古屋間の移動に関しては東海道新幹線と近鉄の名阪特急が競合しており、速さの東海道新幹線に対し安くて快適な近鉄特急という構図になっています。 2020年はJR東海が「のぞみ12本ダイヤ」や「N700S」の投入で輸送品質の向上を図り、一方の近鉄は「ひのとり」で対抗するという流れでした。 料金や所要時間を具体的に比較してみましょう。 「ひかり」指定席なら6,470円、「のぞみ」指定席なら6,680円。 所要時間は「のぞみ」なら約50分。 一方の「ひのとり」は大阪難波~近鉄名古屋間を約2時間8分で移動。 従来の近鉄特急が4,340円、デラックスシートで4,860円であったことを考えると若干割高になりましたが、過去のリリースや乗車体験記を読むに座席や車内設備に相当力を入れていることが分かります。 もちろん大阪~名古屋間の移動なら新快速を乗り継いでいく手もありますし、高速バスなら更に安い。 名阪特急は名阪間における様々な移動手段の中でも、グレードの高い選択肢として位置付けられているとみて良いでしょう。 その実力のほどを拝見しようじゃないの……ということで「プレミアムシート」に乗ろうと思ったのですが、残念ながら当日の「窓側の席」は満席。 というわけで今回はレギュラーシートに乗ります。 「ひのとり」コーヒーは200円。 お湯は無料。 コーヒーの提供時間はおよそ40秒。 普段泥水のようなコーヒーしか飲まない味音痴なので「セブンイレブンのコーヒーとあんまり変わらなくない?」という印象を抱いてしまったのですが、普通に美味しいですし、車内で買えるコーヒーというのはそれだけで100円の差額を払う価値のあるもの。 記念に一杯買っていきましょう。 その対面にはICカードロッカーがあり、ICOCAやPASMOを持っていれば無料でロッカーが使うことも。 こういう設備があることは知識としては知っていたのですが、改めてこの贅沢なサービスを目の当たりにするとちょっと真顔になりますね。 治安の悪いインターネットの住民が見たら「福利厚生じゃん、こんなの……」と呟くレベル。 その感触が腰に残っている状態で座ればさすがに見劣りするんじゃないかな……と思いながら「ひのとり」レギュラーシートに腰を落ち着けたところ、あまりの快適さに一歩も移動したくなくなってしまいました。 リクライニングした瞬間がすごいんですよ、ひのとり。 座面の先端が浮く。 膝のあたりがほんの少し持ち上げられて快適な乗り心地になってる。 しかも全席バックシェルなので後ろの人を気にせずにリクライニング出来る。 もちろん「N700S」の座席も素晴らしいのですが、ひのとりのシートからは速度で劣り快適さに賭ける近鉄特急が座席の質で負けるわけにはいかない、というプライドが伝わってきます。 腰とかに。 もちろん、サービスは座席の質によってのみ決まるものではありませんが、レギュラーでこれならプレミアムシートはグランクラスを余裕で超えていくんじゃないのか?と期待が膨らみますね。 ちなみに座席の背面には傘などをかけられるフックも搭載。 これは「N700S」の普通車にも装備されていて、全席コンセント・Free Wi-Fiなどともに令和の標準装備みたいな感覚がありますね。 雨の日は傘の置き場に困ることもたびたびですが、このフックは柄を引っ掛けて固定するのに大変使いやすくて便利でした。 びっくりするほど揺れない。 ひのとりの静けさと揺れなさは「リクライニングチェアでくつろいでいると窓の外の画面が勝手に切り替わっていく」イメージです。 あまりの揺れなさに「電車に乗っている」ことを忘れてしまうほど。 もちろん、新幹線だって揺れる乗り物じゃありません。 記者が生まれる前の話ですが、東北新幹線の試運転では「タバコが立つ」と噂になったそうで。 長野新幹線や北陸新幹線では「コインが立つ」という話もあります(実際試したことはないのですが……)。 「N700S」だって揺れの大きい車両にはフルアクティブサスペンションを備えています。 それでも乗り比べてみると「『ひのとり』はいいぞ」になってしまう。 大阪難波から近鉄名古屋まで2時間ちょっと。 しかも料金は「のぞみ」で行くのとさほど変わりない。 もっと安い移動手段も充実している。 いずれは「ひのとり」プレミアムシートと「グランクラス」で乗り比べをしてみたいものです。 文/写真:一橋正浩.

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